バカなフラッグ好きとお嬢様   作:LALU

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誤字が減らない…

過去の話の全体的な誤字修正、話の細かい部分の修正をしました。

因みに、主人公の名前に振り仮名がなかった事にさっき気づいたの書いときます。

神峰光希(かみねこうき)君です覚えなくてもいいです。


第7話

 オルコットに滅茶苦茶怒られました、無人機が一夏を狙ってビームを発射する際、イグニッションブーストの加速をそのまま一夏を蹴り飛ばして、疑似GNドライブをフル稼働させて超簡易なGNフィールドのような物を形成したとこまでは記憶がある。

 

 そこから先は目が覚めたら、保健室のベッドの上だった。

 

 知らない天井だ、とかリアルで言うとか思わなかった。

 

 その声に反応して隣いたオルコットが声をかけてきた、話を聞いたら俺が倒れて保健室に来てからずっといてくれたらしい。

 

 滅茶苦茶に怒られたし、説教もされたけど、最後には。

 

 「無事でよかったですわ」

 

 て言われた。かなり心配してくれていたようだ。

 

 

 その後一夏や鈴も来てくれて、無事に無人機を倒した事を教えてもらった、俺以外特に目立った怪我はなかったらしい。

 

 その後、先生からの許可もおり俺は寮に戻る事が出来た、残った怪我としては腕に火傷が軽くある程度だったので数日もすれば完治するそうだ。

 

 いやぁしかし危なかったね、GNフィールドモドキを展開してなかったらもっと酷い怪我を負っていた可能性がある。

 

 といっても、2秒も持たずフィールドは消えた上に、部屋でISの状態を確認したらGNドライブは破損していた、修理したくても疑似GNドライブに関しては殆ど束さんが作ってくれたものなので、俺では修理しようがない。

 

 「せっかくのGNフラッグが…」

 

 「お困りのようだね!コー君!」

 

 「うわぁ!?」

 

 自身のISの状態を見てぼやいていたら、聞きなれた声が上からした、恐る恐る天上を見ると可愛らしいうさ耳を付けた天災が天井に足付けて立っていた。

 

 物理法則さん?お仕事どうしたの?

 

 「とう!」

 

 軽快な掛け声と共に、一回転を挟み見事な着地、そういう種目なら満点が出るほどその動きは美しかった。

 

 「久しぶりだね!コー君!」

 

 「…お久しぶりです、束さん」

 

 俺の目の前に立っている、天災、篠ノ之束、箒の実の姉であり、俺にフラッグを作ってくれた恩人でもある人だ。

 

 「おやおや?元気がないねぇコー君、もっと元気出していかないと、女の子にモテないぞ!」

 

 「元気があってモテるなら、俺を取り合って戦争が起きますよ。」

 

 「ハハハ、寝言は寝てから言いな!」

 

 そういいながら俺を思いっきり平手打ちしてくる束さん、余りの威力に体がその場で一回転して地面に叩きつけられた、超痛い、人間じゃねぇよ本当。

 

 「所でコー君!お困りのようだけど、どうしたんだい!」

 

 「絶賛ぶたれた所が痛くて動けないことですかね」

 

 「お困りのようだけど、どうしたんだい!」

 

 「いやだから」

 

 「お困りのようだけど、どうしたんだい!」

 

 RPGのNPCかあんたは!?どうやら束さんの求める回答をしなければ先に進まないらしい。

 

 束さんらしいといえばらしいが。

 

 「疑似GNドライブが壊れたんですよね、出力を出し過ぎて」

 

 「なんてこった!そいつは大変だ!そんなあなたにこれ!疑似GNドライブ弐型!従来よりも安定性に特化したこちらの商品今ならおまけでもう一つ付けちゃう!」

 

 「うわ~なんてお得なんだ~」

 

 意気揚々と多重にインターフェースを展開し、画面を見せてくる束さん、疑似GNドライブ弐型、見ている感じ、00後期に登場した疑似GNドライブのようだ。

 

 なぜ疑似なのかは簡単、純正のGNドライブは束さんですら再現できないから、理由を聞いた時、束さんにぶちぎれられた上にボッコボコにされたので、本人としても非常に不服なのだろう。

 

 「これ貰ってもいいんですか?」

 

 「もちのロン!ぜひぜひ使ってやってくれたまえよ!それじゃあ、私はこれで退散するね!(つ∀-)オヤスミ!」

 

 「あ、ちょっと!束さん待って!まだ聞きたい事が…」

 

 俺が呼び止めようとしたら束さんは窓から飛び出して行ってしまった、嵐のような人だな本当に、いや、どちらかと言えば嵐そのものだなあの人は、束さんが去ったのを確認した後、置いていったデータ端末からGNドライブのインストールを開始する。

 

 若干怪しいが、貰えるものは貰っておく主義なので、これも遠慮なく使わせてもらおう。

 

 「お、インストール終わった、ってあれ?」

 

 インストールが終わったGNドライブのデータ量を見た時、束さんが来た時以上の困惑が襲ってきた。

 

 「何だこのデータ量、今の俺のフラッグじゃ拡張領域が足りないぞ?」

 

 驚いたのは膨大なデータ量だ、一応全ての武装を外せばつけれなくはないが、そうしてしまえば戦えなくなってしまう。

 

 前の疑似GNドライブはサーベルが入る分には空きがあったのに、一体何の機能が?

 

 思いつくのはTRANS-AM辺りだが、使ってみないと分からないか。

 

 

 「…悩んでてもしょうがないし、寝るか」

 

 取り敢えず、取り込んで何かエラーを吐いたわけでもないし、一先ず今日は寝る事にした。

 

 

 

 

 

 

 「大型量販店が近くにあって良かった、玩具コーナーにガンプラもあったし」

 

 日が変わって、本日はクラス対抗戦があった日の代休という事でお休みである。IS学園からほど近い大型の量販店に必要な物を買い出しにきつつ、こうやって玩具コーナーでガンプラの物色という訳だ。

 

 「何買おうかな、部屋にはフラッグが飾ってるが、対極にエクシアでも並べるか?それとも新作のガンプラを」

 

 「あら?神峰さんではありませんか、こんな所で何を?」

 

 「ん?オルコット?」

 

 ガンプラを物色していると、そこにオルコットが現れた、両腕には袋が下げられている。服装は普段のISの制服だが。

 

 「お前こそ、何でここに?」

 

 「私は、新しい服を身に来ましたの、淑女たるもの常に新しい物を持っていなくては」

 

 そう言うと彼女は胸を張って袋を見せてくる、大きさからみてかなりの量だった。

 

 「なるほどね、俺は生活に必要な物買いに来たんだよ、そんで今はガンプラを見てるんだ」

 

 そういいながら近場にあったエクシアの箱を持ってオルコットに見せる。

 

 「がん…ぷら?というのですの?これ?名前から察するにガンダムに関係致しますの?」

 

 そうか、オルコットにはSEEDは見せているが、それ以外のガンダムやグッズとかの話はしていなかったな。

 

 「そう、これはガンダムのプラモデル、通称ガンプラ、簡単に言えばガンダムの模型だ」

 

 「ガンダムの、プラモデル、これもガンダムですの?SEEDにこのような機体は出てきていませんが」

 

 そういうとオルコットは、俺が持っていたガンダムエクシアを指さす。

 

 「これは別作品のガンダムだよ、SEEDの機体もあるぞ、見に行くか?」

 

 「そうなのですか?それでは是非」

 

 そういって俺とオルコットと横並びになりながら玩具コーナーを歩く、辺りを見回しているとSEEDのガンプラが多く積まれている所を見つけた。

 

 「あったなここだ」

 

 「本当ですわ、ストライクにイージス、フリーダムもありますわ!」

 

 おお、ちょっとテンション上がってる、ガンプラでテンション上がってくれるとは、俺もガンダムを教えた甲斐があるな。

 

 「これは組み立てるとこのように、なるほど、神峰さん!これはどうやって作りますの!?」

 

 「落ち着けオルコット、組み立て方なら教えてやるから、欲しいなら買ってこい」

 

 どうやらガンプラが気に入ったようだ、パッケージにある組み立て完成図を見て購入を決意したのだろう、そうしますわ!といって意気揚々とフリーダムを持ってレジまで走っていった。

 

 あいつフリーダム好きだな、まぁフリーダムがアークエンジェルを助けるシーンはSEEDでも屈指の名作シーンだとは俺も思うが、自分の使うISと似てるってのあるのかね。

 

 「さて俺も買っていくか、後オルコット用の道具も買って行こ」

 

 結局買うガンプラはオルコットと会ってからずっと持ってるエクシアにした、ニッパーなどの道具も揃えて俺もレジに向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 「さて、どうやって組み立てますの?」

 

 「取り敢えず箱開けろよ」

 

 机の上に置いたガンプラの箱を前にオルコットはうっきうきだ。早く教えろと顔が言ってきている。

 

 買い物を済ませて、IS学園まで帰ってきた俺たちは、取り敢えず各自の荷物を部屋にしまい、再度俺の部屋に集合という形になった。

 

 オルコットは待ちきれなかったのか、俺が片付けている途中にやってきて

 

 「入っていいですわよね!」

 

 と言いながら扉を開けてきた、俺の返事も待たずに、おい淑女の嗜みとかどこ行ったイギリス貴族。

 

 「箱の中に説明書とランナー、あー、パーツが入ってるだろ?まずそれが全部あるか確認しろ」

 

 「わかりましたわ」

 

 オルコットがランナーと説明書を睨めっこしながら確認している間に、俺は飲み物を出しておく、オルコットは紅茶が好きだというのでいつも午後の紅茶を常備している、淹れたてとか俺がめんどくさいし、本人も

 

 「日本の紅茶も美味しいですわね」

 

 とか言ってたから平気平気。

 

 「確認終わりましたわ」

 

 「OK、そしたら次に説明書の左からの順に…」

 

 こうして、急遽ガンプラ製作教室にを行うことになった、ブルーティアーズを動かせる辺り器用だとは思っていたが、一度言ったことをしっかりと理解し丁寧に組み立てていく、二度切りなどの細かな作業も問題はなかった。

 

 因みに、今回はニッパーだけで製作させている。初めから色んな道具を使わせてもいいけど、最初はこれくらい簡単でいいんだよ、綺麗に作るのもいいけど最初は楽しく組んでいかないとな。

 

 足を組み上げた辺りで俺も自分のエクシアを作り出して、時々オルコットが呼ぶのに対して反応するくらいになった。

 

 二人とも別段会話もなくでガンプラを組み上げていっているだけだが、特に気まずさも無く、ふと手を止めて時計を見ると気づけば夕食の時間が近づいていた。

 

 流石に学食なので、遅れるのはナンセンスである。

 

 オルコットの方を見ると、体と足、それと腕が組みあがっていた。

 

 「オルコット、もうすぐ夕食だぞ、切りのいい所で終われよ」

 

 「へ?もうそんな時間ですの?」

 

 オルコットは夢中になっていたのか、かなり時間が経っていたことに驚いている。

 

 「ああ、もうすぐ夕食の時間だからな、そこまで出来てるんだったら一度中断した方がいいだろう」

 

 「そうですわね、行きましょうか」

 

 ランナーやニッパーを箱にしまい、一緒に食堂に行く、この行動自体はオルコットとガンダムを見始めてから何度もしている事なので今更何か思う事はない、最初はちょっとドキドキしたけど、大体歩いている間はオルコットのガンダムの感想を聞いているので、特に意識する事がない。

 

 

 

 

 こうして飯を食い、普段なら解散なのだが、今回は違った、どうやらオルコットはフリーダムを早く完成させたいようだ、飯を食ってから風呂に入って俺の部屋に再度やってきた。

 

 「お邪魔しますわ!」

 

 「オルコットさん!?」

 

 オルコットの寝間着姿は始めてみる、柔らかそうでゆったりとした貴族って感じの寝間着であった、因みに、俺は「抱きしめたいな、ガンダム!」と書かれたTシャツに短パンだ、差が凄い今から着替えてもいいかな。

 

 「何ですの?私が来た事に問題が?」

 

 「いや、問題というか恥じらいというか、まぁいいや」

 

 俺が説明しようとしたらオルコットは寝間着が皴にならないように、これまた上品に座りフリーダムの制作しだした。

 

 こちらの言い分は聞く気がないと、そうですか。

 

 俺も諦めてエクシアの箱を取り出し制作に取り掛かった。

 

 

 

 

 こうして作業を続けて数時間、消灯1時間前

 

 「出来ましたわ!」

 

 「おー、おめでとう」

 

 そこには完成したフリーダムガンダムが鎮座していた。初めてにしては丁寧にゲート処理がされており、シールも皴なく貼られている、十分な出来栄えだ。

 

 「どうです?私の凄さを再認識しましたか?」

 

 「したした、飲み込みは早いし、初めてでこんだけ丁寧に作れてるのは凄いよオルコット」

 

 「そ、そうですか、そうでしょうとも!」

 

 自身のフリーダムを前に胸を張りドヤ顔をしているオルコット、寝間着だからかそんな姿も妙にかわいらしい、妹とかいたらこんな感じだったのかな。

 

 さて、オルコットも完成したし、俺も片付けるか。

 

 そう思って端材を捨てたり、ランナーを片付けたりしているとオルコットが睨んできた。

 

 「…何?」

 

 「何?ではありませんわ!私のフリーダムを見せたのですから貴方のガンプラも見せるべきでは?」

 

 「あーそういう事ね、はい」

 

 そういって、俺が作ったエクシアを机の上に出す。

 

 「…何ですのこれ、私のと違いすぎますわ」

 

 「そりゃ、こっちは生まれてからずっと作ってるし、色々と手を入れてるからな」

 

 といっても、墨入れとやすりがけだけで、今回はオルコットがいたから艶消しはしてないけど、墨入れするだけで見た目が引き締まるからな。

 

 「何ですの、何ですのそれ!ずるいですわよ!私にも教えてくださいませ!」

 

 「落ち着け、落ち着けって、教えるのはいいけどもう時間ないから、な?明日の放課後教えてやるって」

 

 時計を指差してそうは言っても、オルコットは不満気だ。頬を膨らませてプンプンしていらっしゃる。

 

 美人はどんな顔しても絵になるな、こういう所、容姿がいいとこういうのでも許されるの本当に…

 

 「仕方ありませんわね、後日必ず教えていただきますからね!おやすみなさい!」

 

 「お休みー」

 

 そう言うとフリーダムと空箱を持ってオルコットは出て行ってしまった。

 

 帰り際にちゃんと挨拶する当たり育ちの良さが出てる、怒っているのに妙に怒っている感じがしないあたりオルコットらしい。

 

 「明日の為にも用意して置かないとな」

 

 そうして直ぐに明日の放課後の用意をしだすあたり、俺はオルコットとの時間を楽しみにしてるんだなと今更ながら感じた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「まったく、あんなにも差が出来ているだなんて、神峰さんも人が悪いですわ」

 

 自室に戻った私は、初めて作ったガンプラであるフリーダムを見ながらそんな事を呟く。

 

 自分で見ても見事な出来だと思いました、慣れないニッパーを使い、彼に教わりながらパーツを切り離し組み立て、ずれないように綺麗にシールを貼り、時間をかけて作ったこのフリーダム、徐々に出来上がっていくのも、完成した時の喜びも今までにはない高揚感がありました。

 

 途中、ミスをしてしまっても彼が助けてくたり、何度も同じ事を聞いても嫌な顔せず教えてくれました。

 

 一夏さんにISの操縦を教えている時にも思いましたが、やはり彼は人に物事を教える事がとても上手ですわ、そんな彼と一緒にガンプラを作っている時間はとても楽しかった、こんな時間が続けばいいのにとすら思いましたわ。

 

 

 家にいた頃は、こんな風に誰かと何かをするなんて考えてもいませんでしたわ、彼と出会った時は最悪だとすら思いましたが、今では良い友人になれている、そんな現実が少しこそばゆかった。

 

 「そうですわ、今回のお礼にお弁当でも作って差し上げましょう。」

 

 それがいいですわ、彼はいつも学食で食べているのですから、そろそろ学食のメニューにも飽きているはず。

 

 お昼ご飯でも作って差し上げれば。私の凄さを再認識もする。お礼も兼ねたこの作戦。

 

 「完璧ですわ、そうと決まれば早く寝て明日に備えなくてわ」

 

 そう考え、フリーダムを自身のベッドの上に飾ると、セシリアはベッドに体を預け眠りにつくのであった。

 

 




セシリアってパジャマ姿どんなの何でしょうね。
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