午前6時半。
side龍悟
龍悟「くーっ、いい朝だ!」
いつになく朝が清々しく感じる。それもそのはず、今日は待ちに待った文化祭の開催日なのだ。他の皆も恐らくこんな朝を迎えてるだろう。(若干名を除いて)
龍悟「さて、今日は7時半集合だから早く行くか。」
すぐにリビングで朝食を済ませ、服を着る。ちなみに今日は父も母も仕事が休みだ。
龍悟母「今日は楽しみにしてるわね、龍悟。」
龍悟「是非来てくれ、旭丘分校史上初の文化祭だからな。」
龍悟父「どうだ龍悟、前の学校とはまた違うか?」
龍悟「皆個性豊かでいい子ばかりだぜ。」
龍悟父「聞くところによると、お前かなりモテモテらしいな。さすがは俺の息子だ。」
龍悟「いや、どうだろうな。まあとりあえず、行ってきます!」
side夏海&小鞠
龍悟の予想通り、夏海はいつものごとく寝起きに苦戦していた。
小鞠「夏海!早く起きなさいってば!!」
夏海「う~ん、後5分寝かして~。」
小鞠「ちょっとでも早く行ったらゆっくり準備できるでしょうが!」
夏海「落ち着こうよ~、こまちゃ~ん」
小鞠「こまちゃん言うな!!」
言うなり小鞠は夏海の頬をベシベシ叩いた。
夏海「うわっ、いたたたたっ!わかった、わかった、かんべんしてちょ~。」
卓「・・・・。」
朝からこんな調子である、大丈夫だろうか。
side蛍
蛍「ん~っ、何とか起きられた。」
いつもより早い起床に蛍は多少不慣れさを感じていた。
蛍「今日は皆の家族がいっぱいくるから楽しみだな~。」
蛍も文化祭には両親を招待することにしているようだ。
蛍「先輩達案外早く来てたりするかも。早く行こうかな。」
朝食と身仕度を済ませ、学校に向かった。
蛍母「蛍ちゃん、今日はまた活き活きしてるわね。」
蛍父「そうだな。文化祭はやっぱり貴重だからな。」
蛍母「それにあの子、龍悟君が来てからまた明るくなったわね。そのうち彼に恋しちゃったりして。」
蛍父「何、蛍が恋!?こりゃあその龍悟君とやらに会ってみなければならないな。」
蛍母「お父さん、興奮しすぎよ。」
sideれんげ
れんげ「ふあ~、今日の朝はちょっぴり眠いのん。」
馴れない早朝起床でれんげは大あくびをしていた。
れんげ「でも今日は文化祭!早く皆で準備するのん!」
いつになく気合いを込めるれんげ。しかし、そんな真剣なれんげの傍らで先生は・・・
先生「すかー、すかー。」
確かめるまでもなく、爆睡していた。
れんげ「ねえねえ、早く起きるのん!」ユサユサ
体を揺するが、起きる気配がない。
れんげ「起きるのーん!!」
れんげは先生の布団にダイブした。
ドサッ
先生「ウェッ、れ、れんげ、おはよう。」
れんげ「早く行くのん!皆が待ってるのん!」
ドムッ、ドムッ、
先生「わかった、わかったからおりて~。」
れんげにトランポリン扱いされた先生は何とか起き上がり、朝食を用意し出掛ける準備をする。
そして、朝7時半・・・
龍悟「よう、皆よく間に合ったな。」
蛍「龍悟先輩、おはようございます。」
れんげ「にゃんぱす~。」
夏海「龍ごんおっはよー。」
小鞠「一番に来てるなんてさすがだね。」
卓「!!」(右手上げ)
先生「おはよ~。龍悟く~ん、さすがに眠いよ~。」
イベント本番なのに全然いつもと変わらねえな先生。
というかまずそのひどい寝癖をどうにかしろよ。少数ながらも客が来るんだから。
龍悟「とりあえず出し物の順番の最終チェックと、客席の用意だ。」
龍悟の言葉と同時に一同は教室へ向かう。一方、
side ひかげ・このみ・楓
ひかげ「そういや駄菓子屋、今日は店やんなくていいの?」
楓「いやあ、れんげがどうしても文化祭にきてほしいって。」
ひかげ「駄菓子屋も押しに負けちゃったか~。」
このみ「でもホントは二人とも龍悟に会いたいんじゃないの?」
ひかげ・楓「ギクッ」
このみ「(わかりやすいわね。)」
ひかげ「確かに、りゅ、龍悟さんはその、カッコいいけど。」
楓「ま、まさか、あたしより7つ下だぞ。そんな訳・・・。」
このみ「(気になってるんだ。あたしもそうだけど。ま、龍悟は今のところ恋愛に目覚めてないみたいだし、しばらく様子見かな。」
楓「そ、それより喫茶店楽しみだよな。」
ひかげ「若干名料理に向いてないやついるけどね。」
このみ「何か出し物もやるみたいだけど。」
催す側も客側もそれぞれわくわくしながら文化祭の開催時間をむかえるのであった。
何とか更新です。どんな展開になることやら。