いなとかびより   作:magnumheat

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今回から夏休みが始まると同時に、新たな人物の登場です。


夏休み、始まる。

今日から夏休み。北海道にいたころとはまた違った時間を過ごすことになる。交通が不十分なせいであまり頻繁に出掛けられないことには少し不満があるが、それは旭丘分校で作った友人達との時間で補える。

 

さて、今俺は朝早くからみんなで越谷宅近くの神社でラジオ体操をしている。まさか高校生になって朝早くからラジオ体操をするとは、まあ健康にはいいが。

それはいいとして、問題は俺達に、平日の朝はラジオ体操に行くよう話した宮内先生が来ていないことだ。想像はつくが、れんげいわく先生は休みの日は特にだらけているので、当然早起きなんかしないとのこと。だんだん先生が心配になってきた。

 

ラジオ体操を終えて、配られたカードにスタンプを押してもらう。ちなみにスタンプを押してくれているのは、夏海、小鞠、卓の母の越谷 雪子さんだ。なかなか面倒見のよさそうな人だ。ここに住んでるからか、まだまだ綺麗だな。初対面なので挨拶することに。

 

龍悟「はじめまして、神童 龍悟です。」

 

雪子「はじめまして、龍悟くん。子供たちから話は聞いてるわ。高校生だけあってしっかりした感じね。」

 

龍悟「いえ、それほどでも。」

 

雪子「そうだ、これから朝ごはんなんだけど、蛍ちゃんと龍悟くんもどう?」

 

蛍「いいんですか?」

 

雪子「是非来て!」

 

龍悟「それじゃ、お邪魔します。」

 

越谷宅で朝食をいただくことになった。

 

 

蛍「何かお手伝いできませんか?」

 

龍悟「俺も何か。」

 

夏海「いいから座ってて。」

 

小鞠「二人とも一応お客様なんだし。」

 

なんかわりぃな。俺と蛍は先に座って待つことに。

 

れんげ「ごはん持ってきたー!」

 

れんげがよそったごはんを持ってきた。しかし、蛍は普通の茶碗に山盛りで、俺にはなんと丼に山盛りだった。

 

れんげ「ほたるん大きいから多めによそったのん。」

 

蛍「うわぁ、よそったねー。」

 

れんげ「龍ごんは特大だから普通のお茶碗じゃ足りないのん。」

 

龍悟「よく盛ったな、こんなに。」

 

れんげ「もりもり食べてもっと大きくなってください!」

 

まあ俺は食いきれるけど、蛍は大丈夫か?

 

 

一同「いただきまーす。(なのん。)」

 

朝食に入る。目の前には豪華で栄養豊富な料理がたくさん並んでいた。どうせなら思いっきり食うか!

 

雪子「蛍ちゃん、龍悟くん、こっちには慣れた?」

 

蛍「こっちに来てから初めてなことが多くて楽しいです。」

 

龍悟「自然の豊かさは北海道に並びますね。」

 

雪子「それはよかったわ。夏海も蛍ちゃんや龍悟くんみたいにしっかりしてれば苦労しないんだけどねー。」

 

夏海「比べることないじゃん!」

 

こんな感じで楽しい朝食は初めてだ。これも田舎ならではなんだろうな。

 

 

朝食を終えると、みんなでれんげの家に向かった。宮内先生がそれぞれに宿題を配るらしいので取りに行くことになったのだ。

 

先生「うぃーっす。みんなおはよー。」

 

明らかに今起きた感じだな。ちなみに今は11時だ、遅っ。早速みんなに夏休みの宿題が渡された。5教科以外に自由研究と日記も課せられた。

 

先生「そうだ、れんげ、夏休みだからひかげが東京の高校から帰ってくるよ~。」

 

れんげ「ひか姉が?」

 

先生以外に姉がいたのか。高校生なら年は近いな。

 

すると、

 

「ただいまー。」

 

その声と共に部屋に入ってくる少女の姿が。目もとはれんげで髪色は先生に似てるな。スタイルは蛍に近い。

 

先生「噂をすれば、おかえりー。」

 

「ただいまー、姉ちゃん、れんげ。それにみんなもって、あれ、そこのお二人さんお初?」

 

蛍「はじめまして、一条 蛍です。小5です。」

 

龍悟「神童 龍悟です。高2です。」

 

ひかげ「あたしは宮内ひかげ。高1だよ。よろしく。」

 

龍悟「呼び方は龍悟でいいぜ、高校生同士なんだし。」

 

蛍「私も蛍でいいですよ。」

 

ひかげ「じゃあ、あたしもひかげでいいよ、蛍に龍悟さん。」

 

小鞠「ほたるん東京で、龍ごんは北海道の都会から来たよ。」

 

ひかげ「と、東京に北海道?どれくらいいたの?」

 

蛍「幼稚園から4月までいました。」

 

龍悟「同じく。」

 

ひかげ「へ、へー。じゃああたしよりも都会っ子だね。」

 

小鞠「ひか姉根っからの田舎っ子じゃん。」

 

先生「時々電話越しに都会風ぶっこいてたよねー。新幹線の話とかしてさ。」

 

ひかげ「うっ。」

 

れんげ「ほたるん、龍ごん、新幹線乗ったことあるん?」

 

龍悟「過去に東京に行った時に乗ったな。」

 

蛍「私はまだないけど。」

 

ひかげ「おやおや、蛍は新幹線にお乗りでない?」

 

どうやらひかげは新幹線に乗ったことをみんなに自慢したいみたいだ。何となくわかるけど。

 

蛍「私は飛行機で来たから。」

 

龍悟「俺も転校時は飛行機だ。」

 

すると、

 

れんげ・夏海・小鞠「ひ、飛行機!?」

 

小鞠「飛んだの!?飛んだの!?

 

夏海「なんでそんなこと黙ってた!?」

 

れんげ「こっちでゆっくり飛行機の話するのん!」

 

飛行機に大変興味がわいたようだ。それを見て俺は、いつかみんなで北海道や東京をまわりたくなった。飛行機の経験がないひかげはその場でしばらく固まってたらしい。

 

 

 

 

 




新たなメンバーひかげが登場です。龍悟とは高校生同士ということで意気投合するかもです。
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