「どうだ、開きそうか?」
「もう少しだ・・・・・・・コレはまた、ガッチリとプロテクトが掛けられているな・・・・・・」
薄暗い人気のない研究施設に、2人の緑色の服に身を包んだ男が扉を開けようとしていた。
彼らはハンターと呼ばれ、イレギュラーが出没する遺跡、施設には過去の戦争時代に使われた技術、ロストテクノロジーが眠っており、それを探し求めるのがハンターだ。
「よし!開いたぞ」
扉を開き、男達は中へと入っていった。目ぼしい物は見つからず、辺りには人が入れそうなカプセルが4つが設置されていた。そのカプセルは突き破った様に割られていた。
「なんだここもハズレか?まいったな・・・・・・お宝があると思ってたんだけどな・・・・・」
「せっかく最高のお宝を見つけて、ハンターキャンプの奴らに自慢してやろうと思ってのにな~」
1人のハンターが溜息を吐きながら辺りを見回す。
「おい、見ろ・・・・・・・アレを!」
するともう1人のハンターが何かを見つけ、指さした。
「レプリロイドの少年?なんだってこんなカプセルに・・・・・」
奥にもう1つのカプセルを見つけた。その少年は短い銀髪の褐色肌に、マフラーの様な赤いコードでカプセルに繋がれ、何かの調整が施されようとしていた。
「どれどれ・・・・・」
1人のハンターがカプセルに触ろうとするのを、もう1人のハンターが止めた。
「オイ、むやみに触るな!!セキュリティに引っかかってメカニロイドがわんさか来るぞ!!」
しかし既に手遅れ、サイレンが鳴ると同時に、警備のメカニロイドが数体部屋に入って来た。
「ほら、言わんこっちゃない!!」
ハンターとメカニロイドの激しい銃撃戦が始まった。メカニロイドを1体1体撃ち倒すが、あまりにも数が多く、1人のハンターが胸を撃たれ、レプリロイドの少年の入ったカプセルに激突しながら倒れた。
その衝撃でカプセルが割れ、液体が中から零れはじめ、緊急事態発生のアラートが鳴り出し、液が下の方に沈んでいく。
そしてもう1人のハンターの断末魔と共に銃撃は止んだ・・・・・・・・・・・・・・・
少年の入ってたカプセルが開き、マフラーの様なコードが外れ、少年は地面に叩きつけられる様に倒れた。
「・・・・・・・・・」
少年は目を覚ますと辺りを見回す。目の前には倒れた2人のハンターと破壊されたメカニロイドの残骸があった。そして少年は頭を抱えた。
「コレは・・・・・何が起こったんだ?ここは・・・・・どこだ?僕は・・・・・誰だ?ダメだ・・・・・何も思い出せない」
少年は自分が誰なのかが思い出せずにいた。するとその背後から白いボディに赤い瞳、杖を持った少女が瞬間移動するかの様に現れた。
「きっ・・・・・君は!?」
「私は・・・・パンドラ、グレイ・・・・あなたを処分する」
パンドラは少年の事をグレイと呼んだ。
「グレイ・・・・?それが僕の名前なのか!処分って・・・・・いきなり何なんだ!!」
グレイは突然の事に戸惑っていた。そんなグレイに対し、パンドラは冷たい視線を送り、杖をグレイに突き付けた。
「あなたは私と同じ・・・・ロックマンの1人、でも目覚めが早すぎた。それにまだマインドコントロール・・・終わってない」
「ロックマン・・・・?マインドコントロールって・・・・・僕に一体何をしたんだ!」
グレイがパンドラに質問するが、彼女は無言で杖から電撃を放った。
「うぁっ!!」
電撃を喰らい、グレイはカプセルの近くに吹き飛ばされた。
「失敗作は・・・・処分する」
「こっ・・・・・この人の武器、まだ使える・・・・・うああああああ!!」
立ち上がったグレイ、倒れていた1人のハンターの銃を手にし、パンドラに向かって撃った。銃弾はパンドラの発生させた光の盾で防ぐが、その隙にグレイは反対側の扉から逃げ出した。
ハァ・・・・・ハァ失敗作?ロックマン・・・・・?冗談じゃない、何も知らずに殺されたたまるか!!
でも、まずはここから逃げないと・・・・・・・・
あれから僕は先へ進んだ、あちらこちらにメカニロイドがうじゃうじゃいたけど、持っていた武器を使って僕はメカニロイドを破壊しながら進んだ。
ここは不気味だ、何かよからぬ事をしているのは分かる。早くしないと・・・・・またあの女に狙われる!!
「窓・・・・・?外に・・・・・出られるのか?」
僕は窓の外を見つめた。あの空に浮かぶ黄色い丸い物はなんだ?そんな事気にしてる場合じゃない、早く外に出よう。
「ようやくだ・・・・・・っ!?」
「おっ、遅かったな、何かみつかった・・・・・・・・!?」
外に出るとそこには1人のハンターが待ち構えていた。グレイは警戒して男に銃を突きつける。
「お前も・・・・・アイツの仲間か!?」
「レプリロイド・・・・・・!?待ってくれ!何を言ってるのか分からないけど・・・・・俺はそっちの方にいる仲間を待ってるんだ!!」
この緑色の服・・・・・・さっきの人達と一緒だ。って事は・・・・・パンドラの仲間ではない・・・?
僕は一旦銃を下した。
「君・・・・・俺の仲間を見なかったか?」
「仲間・・・・・それって多分・・・・・・」
僕は自分に起こった事と男の仲間と思われる倒れてた人達の事を反した。それを聞いた男は頭を抱えていた。
「マジかよ・・・・・・悔やんでも仕方ないか・・・・・君も追われてるならハンターキャンプに来るといい、少しはマシになるだろう」
ハンターキャンプ?なんだか分からないけど・・・・・・ここにいるよりは安全か・・・・・・
とりあえず僕は男の後ろについていく事にした。
男の人が乗ってたであろう、小さい飛行船に乗ろうとした時、突然飛行船が爆発した。
「なっ・・・・・何だ!?」
グレイたちの前に現れたのは、土偶の顔をして、両手や体を宙に浮かせた巨大なメカニロイドだった。
「コイツ・・・・・来るな・・・・・来るなああああああああああ!!」
グレイ達が反撃するが、巨大なメカニロイドが右手で橋を破壊した。
そしてグレイ達は下の川に落ちていった。
「うあああああああああああああああああああああああああああああ!!」
グレイの目の前が真っ暗になった。
いよいよアドベント編のスタートです。
冒頭はグレイのパートから始まります。最初のボス、グレイド・ザ・ジャイアントとは戦わず、そのまま橋の下に落とされてしまった。果たしてどうなるか?
ゲーム本編だとハンターは2人しか出てませんでしたが、そこにもう1人追加させました。
次回、グレイに待ち受けるものは・・・・?お楽しみください!