ロックマンZXA Re:   作:イオ・りん

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襲撃された列車の行方は如何に?ボス戦もあります。お楽しみに!!


ロックマンZXA Re: File⑤

「随分な数だな」

 

危機迫る先頭車両に向かおうとするグレイとアッシュ。

前には複数のイレギュラーが待ち構えていた。

 

「この数を相手にしてたら時間がない・・・・・・何とか一気に仕留めたい所だけど・・・・・」

 

『ならいい方法があるぞ、バスターで何体かロックオンしてみろ!』

 

「わっ・・・・・分かった!」

 

モデルAの指示通り、グレイはバスターを複数のイレギュラーに標準を定めた。

 

『ソイツを一気にぶっ放すんだ!ホーミングショットだ』

 

「よし・・・・・・・行け!!」

 

グレイはバスターのトリガーを引いた。

標準を定めたイレギュラーにバスターが同時に放たれ、イレギュラーは破壊された。

 

『どうだ!コレならあっという間に奴らをとっちめられるぞ!』

 

「よし、先へ急ごう!!」

 

「なんだか分からないけど・・・・・上手くいきそうね」

 

そしてグレイとアッシュはイレギュラーと戦いながら先頭車両へ進んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして先頭車両まで辿り着いた。

グレイ達が目にしたのは先頭車両を護衛していたハンター達の倒れている姿だった。

 

「ちょっと、大丈夫!?」

 

アッシュが1人のハンターを起き上がらせた。

 

「っ・・・・・・アイツっ、ただのイレギュラーじゃない・・・・気をつけろ」

 

先頭車両はかなり破壊されていた。幸い動力炉は破壊されていなかった。

壁や床には”何か”で突き破られた跡があるのをグレイが発見した。

 

「コレは・・・・・・一体誰の仕業なんだ!」

 

「アオアオアオー!!」

 

グレイが振り返ると、車両の天井を突き破り、ガゼルとインディアンを思わせる赤いイレギュラーが飛び出してきた。

 

「モデルA、オマエ、オキテ破った。

ロックマン、選ばれし者、その少年、失敗作、チカラ貸す、よくない」

 

何だアイツは?他のイレギュラーとは違うぞ・・・・・・

それにしても、随分片言だな。モデルAの事を知っている様だけど・・・・・・・・・・

 

『掟も何も、オイラはお前の事なんか知らないっての!!』

 

モデルAは何も知らなそうだけど・・・・・・・一体何なんだ?

 

「アッシュ!その人達を安全な場所に!!」

 

「えぇ、そうさせてもらうわ」

 

アッシュは倒れたハンター達を担いで後方へ下がった。

 

「俺、イレギュラー、違う、オレ、モデルVのフォルスロイド、ディアバーン!

プロメテとパンドラ、オマエ、逃がした、でも、オレ、オマエ、逃がさない!

オレ、オキテ、従う、オレ、オマエ、蹴り砕く!!」

 

『来るぞ・・・・・グレイ!!』

 

「うっ・・・・・・うん!!」

 

ディアバーンは真っ先にグレイに向かって火の矢を3本放った。

 

「っ・・・・・・・!」

 

グレイは右に避けた。

 

「無駄だ、オレ、見逃さない!」

 

ディアバーンはグレイの頭上に飛び込み、右足の蹴りを繰り出した。

 

『グレイ!ひたすら撃つんだ!!」

 

「やってるよ!」

 

グレイがバスターをディアバーンの足に向かって撃が、ディアバーンの蹴りの勢いは止まらない。

 

『マズい・・・・・・・・・来るぞ!!』

 

「オリャー――――――――――――!!」

 

ディアバーンの蹴りが迫り、グレイはジャンプして回避した。

蹴りの直撃した壁は一撃で粉砕してしまった。

 

「何て威力だ、こんなの直撃したら・・・・・・・」

 

そう考えるとグレイの額から汗が流れる。

 

「オマエ、大した事、ナイ。

オレが、ここで止めを刺す」

 

奴のパワーは尋常じゃない。どうにかしてダメージを与えないと・・・・・・・・・・・

とにかくアイツの動きを止めるんだ。

 

「ホォ――――――――――――ン!!」

 

ディアバーンの頭部から、二枚のブーメランが飛び出してきて、グレイに迫りくる。

 

「このっ!!」

 

ブーメランを避けつつ、ディアバーンの鬣に向かってチャージバスターを放った。

 

「っ―――――!?」

 

バスターが直撃したディアバーン。鬣を抑えて膝から崩れた。

 

「効いてる・・・・・・?」

 

『どうやら、あの鬣がアイツの弱点の様だな、そうと決まればグレイ!!』

 

「あぁ!鬣を狙い続けるんだな」

 

立ち上がるディアバーンの背後にジャンプして回り込んだグレイ。

バスターの標準をディアバーンの鬣に集中させた。

 

「同じ手、2度も喰らわない。オレ、そこまで甘くない」

 

グレイがディアバーンの鬣に向かってホーミングショットを撃つが、素早い動きで回避されてしまった。

 

『それはどうかな?』

 

「何・・・・・・?」

 

外れたホーミングショットはディアバーンの鬣を追いかける様に、急に曲がりだした。

 

「ぐぁっ!?」

 

ホーミングショットはディアバーンの鬣に直撃し、大きく後退する。

 

『今だ!正面ががら空きだぞ!!」

 

「よし・・・・・・・・・・」

 

グレイがディアバーンに近づきながらバスターにエネルギーを溜めこむ。

 

「ぐっ・・・・・・オレ、こんな奴に・・・・・・・・」

 

「これで終わりだ!!」

 

ディアバーンの胴体にバスターを突きつけ、チャージバスターを一気に放った――――――――――――

 

「っ・・・・・・・・・・・・!!」

 

チャージバスターはディアバーンの胴体を貫いた。

 

「オマエ・・・・・・裏切る・・・・・・か?

オレ達の未来・・・・・・・オレ達の・・・・・・・世界を!

うっ・・・・・うおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」

 

その言葉を最後にディアバーンは爆散した。

その残骸の中からエネルギーの塊の様な物が飛び出してきて、グレイの中に取り込まれる様にして入っていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「なんだ・・・・・・・コレは?」

 

「凄い爆発がしたけど・・・・・・・大丈夫?」

 

爆発を見たアッシュが様子を見に来た。

 

『丁度いい所に来たな。アッシュって言ったな。ちょっとコッチに!』

 

「なっ・・・・・何?」

 

モデルAに呼ばれ、アッシュがグレイの方に走った。

 

『へへっ・・・・・トランスオンって叫んでみな』

 

「なっ・・・・・何でよ?」

 

モデルAの言っていることに、アッシュは戸惑っていた。

 

『いいからいいから、今に分かるって』

 

「しょうがないわね・・・・・・・・トランスオン!!」

 

アッシュの叫びと共に、彼女の体が光に包まれる。

すると、アッシュの姿はさっき戦ったディアバーンの姿に変わっていた。

 

「なっ・・・・・・何コレ!?」

 

自分の姿が変わった事にアッシュは驚きを隠せなかった。

 

「コレは一体・・・・・・・・」

 

その光景にグレイも驚いていた。

 

「何よコレ!!声まで変になってるじゃないの!」

 

アッシュの声も、ディアバーンに変わっていた。

 

『面白いだろ?コレがオイラの能力、戦った相手の姿になれるトランスオンだ!!』

 

「それは分かったけど・・・・・・・・何でアッシュが?」

 

グレイは何故アッシュにトランスオンさせたかが気になっていた。

 

『あぁ、どうやらコイツもオイラの力が使えるみたいだな。つまり、お前ら2人共オイラを使えるって事だ』

 

「どうでもいいけど、コレどうすんのよ~!こんな姿のままでずっといるなんて嫌~!!」

 

ディアバーンとなったアッシュは自分の姿に涙しながら膝を付いた。

 

『まぁまぁ、戻れって念じたら戻れるから心配すんなって!』

 

モデルAは暢気に笑っていた。

 

「あっそう・・・・・戻れ戻れ・・・・・・・・戻った!!」

 

ディアバーンの姿から元に戻ったアッシュは感激のあまり飛び上がった。

 

『まっ、こういう事が出来るんだよ』

 

「コレがライブメタルの力・・・・・・お前が狙われている理由もコレにあるのか?」

 

グレイは尋ねた。

 

『さぁな、オイラだった分からないや、何で作られてたのかもな。

列車もこんな有様だし、これじゃぁ進めそうにないし、一旦キャンプに戻るか?』

 

「あぁ、でもその前に・・・・ケガをしてる人たちを助けないと」

 

グレイが列車から降りると、中で倒れているハンター達の姿を見つけた。

 

『別に放っておいてもいいだろ。さっさとキャンプに戻ろうぜ』

 

モデルAは他の人達には無関心だった。そこへアッシュが割って入った。

 

「アンタ、そんな事言ってると良い値で換金するわよ」

 

アッシュが脅すようにモデルAに言った。

 

「分かった!分かったってば!!っく・・・・・・・とんでもない奴らと出会っちまったぜ』

 

それからグレイ達はケガをしたハンター達の救助を行った。




今回はディバーン戦をお送りしました。弱点である鬣に重点を置き、そこが勝利のカギとなる様にしました。
本作ではグレイとアッシュ、両方がロックマンになれる設定です。
ただ、2人同時にロックマンになれるわけではありません。片方ロックマン、片方トランスオン、両方トランスオンと言う形で変身します。
ゲームでもトランスオンした際は声が変わるので、そこはゲーム通りです(笑)
ディアバーンの声にアッシュが泣き崩れていましたね。まぁ女の子の声が渋い声に変わったらそうなりますよ。
そして次回、遂にあの人達が登場します。一体誰でしょうね?
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