2022/09/15 実況部分と、ユウキ視点を少し増量しました。誤字脱字等ありましたらすみません。よろしくお願いします。
主要人物の過去が重いゲームはっじまっるよー!
前回キャラクリなどを終えたので今回さっそくプレイして行くゾ~。さっさと本編入りたいので重要なところ以外は設定で簡略化していきます。まぁまだ目の前が真っ暗なので目を覚ますことから始めます。オッハ~!!
なんで病院のベットの上なんですかねぇ~?そして右目がみえません。なんで?(半ギレ)
アッ!!(スタッカート)これはもしかすると……もしかするかもしれませんよ。勘のいい兄貴たちは気づいていると思いますが、これあの事故の後ですね。間違いない。右目が見えないのはたぶん火傷で包帯巻いてるからですねぇ。どうりでねぇ!(完全理解) おっとだれか病室に入ってきましたね。
「拓也君!!目を覚ましたのね。よかった……。」
……誰?(腑抜けた声)
え?ほんとに誰この人……。不法侵入ですよ不法侵入!(病院) あ、説明のウィンドウが出ましたね。え~、この人は三浦純子さん。タクヤさんのおばあちゃんですね。お盆に会う優しいおばあちゃん感が半端ないです。
このゲーム、初めて出会うキャラやアイテムには説明のウィンドウが表示されます。もう発見している場合でもこうやって目を凝らすと……先程のようにウィンドウが表示されます。べんり~(小並感)。さて、自分がどのくらい寝てたのか尋ねましょう。
「約一か月くらい眠ってたのよ……。本当にもう目を覚まさないのかと思っちゃったんだから。」
い、一か月!?うせやろ!?冗談はよしてくれ(タメ口)。そういやパッパとマッマはどうなったんですかねぇ?
「……。」
あっ(察し)。あーもうそんな泣きそうな顔しないで。俺は大丈夫だって安心しろよ~。
「ごめんなさい。本当に……何もできなくて。」
駄目みたいですね。ドウスッペ…、この状況は気まずい。あ、また入ってきましたね。お願いだ……この状況を変えてくれる人であってくれ。
「お兄ちゃん!!、お兄ちゃん起きたんだね。よかった……、うわぁぁぁん。」
やめてくれよ……(震え声)。お前は?お前は誰だよ(ヒゲクマ)。タクヤさんには妹はいなかったはず……僕のデータに無いぞぉ!?(データキャラやめろ) そういえばどっかでこの顔見たことありますねぇ!じゃけん説明読みましょうねぇ~。おいおいマジかよ。『紺野木綿季(ユウキ)』って……。お前病気じゃなかったのかよ。病気じゃなかったわ(自己解決)。なんか家族と姉だけが入院してるそうですね。ユウキ生存ルートですねこれは。やめろ(建前)ナイスゥ!(本音)。タクヤさんとの関係は従兄弟だそうです。お、結構家近いやん。遊びに行ってやるからなぁ?(ニチャァ)
「どうしたのお兄ちゃん、何かブツブツ呟いて。もしかして、まだどこか痛いところが?」
ないって言ってんダルルォ!!あーもうそんな潤んだ目で見ないで。ほんと、ほんとに大丈夫だから……。
「本当に本当?」
なんでこんな幼女に心配されなきゃならんのですか。恥ずかしくないのかよ?(現様)「心配してくれてありがとう」って言ったら満面の笑みを浮かべてくれました。カワイイ!!(BRLY)
院長先生も入ってきました。今更なんだけどなんでみんなノックしないで入ってくるの?ねぇなんで?(半ギレ) 俺のプライベートルームがなんか侵されてるよぉ。
「体調は大丈夫か」とか「痛みはないか」とかいろいろ聞かれましたが適当に全部「はい」で通しました。こちとらはやくこの閉鎖空間からでてストーリー進めたいんだよ!(ホモはせっかち) 経過観察であと一週間とか言い出しました。あったまきた……(冷静)。もう大丈夫だって!無理ぃ!?無理かわかんないだろ!
先生が折れてくれました。やったぜ。でも最低でもあと2日入院していけだそうです。しょうがねぇなぁ(GKU) ただ二人からは説教を食らいました。誰に向かって口聞いとんじゃいお前ら?(強気) あ、すいませんでした。反省しますから。おいユウキてめぇなんで手をわしゃわしゃしながら近づいてくるんだ。あ、やめ、やめろぉ!!
脇、脇だけはほんとにダメだから。ちょっ、あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛...。
退院しますた。もう年上の人に生意気なこといいません。反省します。2日間のあいだ親族内なんやかんやあっていま純子さんの家に車で向かっているという状況です。あ、いま屋上で焼けそうな家見つけた。よく見るとなんかいますねぇ……。見なかったことにしよう。
着きました。ほぉここかぁ。ええやん。(敷地は)なんぼなん?14万(坪)!?うせやろ!? 嘘です(即答)。なんともない普通の一軒家です。なんか厳格そうな人が玄関にいます。やだ怖い……。とりあえず荷物持って家に入りましょう。お邪魔するわよ~(KNN)。
あの怖いじいさんはタクヤさんのおじいちゃんの三浦弦一郎です。葦名葦名言いそうな名前だなお前な。え~っと……、何やら武闘家で道場持ってるらしいです。ん?道場!?これはタクヤさんを幼少期から育てることができますねぇ!やったぜ(変態糞童貞)。
このゲームは本編前の鍛え方によってスタートの能力、ステータスが変動するゾ。例えば剣を使いたい場合はキリト君のように剣道の経験があるとカヤバンを倒せるくらい強くなれるゾ(なお倒せるとは言っていない模様)。
鍛える方法は、道場に入るもしくは自主的に練習するのどちらかになります。道場は色々な種類があり、剣道、弓道、柔道、空手などなど豊富にございます(TVショッピング風)。メリットは短時間で効率的ステータスを伸ばせることですね。デメリットはそのステータスが一つや二つと限られることです。
自主的に鍛える場合、まんべんなくステータスを割り振ることが可能です。何から何まで最強ってこともできます。まるで最近のなろう小説みたいだぁ……(小声)。デメリットは効率が悪いことです。やっぱ努力は必要なんやなって……。
どちらにしろ鍛えるのはメリットしかありません。でもそんなに鍛えることの出来るイベントが出ることはないからRTA兄貴たちは根気強く頑張って♡(33敗)。
では早速頼みに行きましょう。ちなみに弦一郎さんはジャパニーズカラテ(Google音声)の道場を持っているそうです。行こうとしたら逆に呼ばれました。居間で向かい合って座っています。正面から見るとほんと怖いですねぇ。正直チビりそうです。アーモレソ……。
「強くなりたいか?」
はい?
「強くなりたいかと聞いている。」
あー、たぶんここで(なりたく)ないです。って言うと鍛えられないことは疎かめっちゃ叱られるのでNG。もちろんここは強くなりたい以外選択肢はないよなぁ!?
「ふっ、そうか。そう言うと思ったわい。流石は儂の孫といったところかのぉ。」
なんでこっちの考えが見透かされてるんですか(KMR)。やっぱこの爺さんこえぇわ。明日から修行してやるから今日は休んでおけだそうです。ぬわぁぁぁぁぁぁん疲れたもぉぉぉぉぉぉん。では今回はここまで、次回から修行編スタートするゾ~。ちゃんちゃちゃちゃんちゃん!FOO⤴
「こんにちは!」
「あら、木綿季ちゃん。こんにちは。今日もお兄ちゃんに会いに来たの?」
「はい!」
「偉いわねぇ~。きっと拓也くんも喜んでると思うわよ。はい、これ面会用の名札。こっちの名簿にもちゃんと名前を書くのよ~。」
「はい、ありがとうございます。」
ボク、『紺野木綿季』は今日もお兄ちゃん、拓也君のお見舞いに病院に来ていた。1か月ぐらい前に起こった火災でお兄ちゃんは顔や体の一部に火傷を負ってしまい、この病院に入院している。
お医者さんによるとあの規模の火災でこのけがは奇跡に近いそうだ。しかし、いくら奇跡が起きても喜ぶものは少なかった。助かったお兄ちゃんを待つ家も家族ももう無いからだ。
お兄ちゃんの両親はあの火災で死亡、焼け崩れた瓦礫に押しつぶされて命を落としたそうだ。そしてその瞬間をお兄ちゃんは見ていたらしい。お兄ちゃんを救い出した消防士が言っていた。
火災原因は放火。ここ半年お兄ちゃんの家の付近ではボヤ騒ぎが多発していたらしく、犯人はそのボヤ騒ぎと同一人物だとされている。
両親を目の前で失ってしまったショックなのか救助中に意識を失ってから今まで目を覚ましていない。
「お兄ちゃん……。」
ボクがお兄ちゃんと出会ったのは数年前、ボクの両親、そしてお姉ちゃんが病気で入院しているため、ボクのお母さんの姉である、お兄ちゃんのお母さんの元によく預けられていた。
最初にお兄ちゃんに会ったときはとてもやんちゃな子だなという印象だった。些細なことでお父さんと取っ組み合いの喧嘩になるし、それですぐ二人ともお母さんにげんこつ貰って正座で説教されていた。
楽しそうな家族だなと思った。でもそれと同時にこの家族の中に入っていいのだろうとか、ボクの存在が迷惑になっていないだろうかと少しづつ思うようになっていった。だからボクは距離を置いた。
今のように、お兄ちゃんと呼ぶようになったのはある出来事が関係してくる。あの時の事は今でもはっきりと覚えている。
あの日ボクはあの家族の空気に馴染めなくて、いつものように一人で時間をつぶす為に近くの公園に向かっていた。しかし、その日は運が悪かった。いつも避けていた地元のいわゆるガキ大将と呼ばれる立場の人とそのグループに見つかってしまったからである。
「おいてめぇ最近ここに来た奴だろ?」
直接会うのは今回が初めてだが、関わるとろくなことにならないだろうと前々から思っていたのでボクは無視して通り過ぎようとした。
「おいおい、挨拶もなしかよ。礼儀ってもんを知らねぇなぁ。」
「俺たちを見下してんのか?あ?」
「俺うわさで聞いたんだけど、こいつの家族全員病院暮らしらしいぜw」
「マジで?だっせぇw」
「バカ」「アホ」なんて幼稚なもの以外にも様々な罵詈雑言を投げかけられたんだと思う。ボクに対する悪口には慣れていた。ここに来る前にも直接馬鹿にされたり、陰口を言われたりすることは多くあったからだ。でも、それでも……ボクの大切な家族だけは絶対に馬鹿にされたくはなかった。
「お?なんだ?黙り込んで。もしかしてキレた?w」
「あーあ、キレてやんの~ww」
「この程度でキレるとかw沸点低すぎんよ~w」
「マジでそれn……ガァッ!?」
ボクは1番近くに居たグループの一人に掴みかかり、顔を思いっきり殴った。周りから見ればそれはバカで愚かな行動かもしれない。一対多で多いほうに勝てるわけがないからだ。殴った拳もジンジンしてとても痛かった。でも、この時のボクは怒りで我を忘れていた。
「お前やりやがったなぁ!!」
「よくもぉ!!」
一人、二人、そして三人と仲間の仇を取るかのように襲い掛かってきた。
「ガハッ!!……ゲホッゴホッ!!」
やはり勝ち目がなかった。一人に右腕、もう一人に左腕を抑えられ、残った奴らが腹部や顔、至る所を殴ってきた。もはやリンチだった。このまま、ボクはどうなるんだろう……もしかして死んじゃうのかな。そんな考えが頭によぎった時だった。彼らの攻撃は急に途絶えた。
「おいてめぇら……。俺の家族に何てことしてやがる。」
「なんだお前は!!」
「なんだかんだと聞かれたら答えてあげるが世のなさけ……ってやらせんなバカ野郎!!」
「お前がかってにやっただけだろうが!」
突然聞こえた声の正体はボクが距離を置いていた彼であった。逆光でよく見えないが仁王立ちで立っている。なんでここに?別に助ける理由も無いはずなのに。
「何でここにいるのかって顔してやがるなぁ?まぁなんというか、つけてきたんだよ心配で。本当は母さんに言われて毎日つけてたけど……。」
「でも……でもボクは頼んでない!」
「頼まれなくても助けるのが家族ってもんだろうが。」
家族……。なんで仲が良くもない、最近知り合ったばかりの子に家族なんて言えるんだろう。
「カッコよく登場してどうした?ヒーローごっこのつもりなら家でパパとママに相手してもらいな。」
「お前一人が助けに来てもこの人数に勝てるかなぁ?」
「勝つぅ?何馬鹿なこと言ってんだ?」
「はぁ?お前何言ってんだ?」
「俺はこいつを!大切な家族を守りに来たんだよぉぉぉぉ!!」
そう言って彼はガキ大将たちに突っ込んでいった。殴られ、引っ掻かれ、傷つきながら立ち向かっていく彼を、ボクは黙って後ろで見ていることしかできなかった。ボクと同じ一対多の状況でも、彼は諦めることなく何度も立ち上がった。
どれぐらい時間が経っただろうか、彼を囲んでいた奴らは期待通りの結果にならなかったのか、「つまんな」「キモ」「面白くね~」と仰向けに倒れている彼に罵声を浴びせ帰っていった。彼もボクと同じようにリンチにされボコボコに負けてしまったのだ。でも……
「さぁ、帰ろうかユウキ!」
痣だらけで血だらけな彼は笑顔だった。なんで……、なんで仲良くないボクのために体を張って守ってくれんだ?なんでボクみたいな奴を家族ってはっきり言えるんだ?なんで?なんで?
「なんで!!ボクをッ!!。」
「だから言ったろ?家族だからとうz「だからなんで!!家族って言っても本当の家族じゃないのに!!」お、おう……。」
彼は少し悩んだように頬を掻きながら話した。
「俺のお母さんとお前のお母さんは姉妹だろ?で俺たちは従兄弟。でもお前の家族はお前以外病院にいてあんまり会えない。だから家に預けてある。そうだろ?ドゥーユーアンダスタン?」
「そう……だよ。」
「だから、お前が家族に会えなくて寂しくならないように、本物の家族ように妹としてあなたが守りなさいって母さんから言われたんだ。母さんに歯向かうとやべぇからな……お前が困っているときは家族である俺が助けるは当然だろ?」
「バカ……。」
「え?」
「バカぁぁぁぁぁ……。」
「おいちょっ……なんで泣くんだよ。」
家族を馬鹿にされた悔しさ、素直になれなかった自分の愚かさ、傷だらけで守ってくれた彼と大切に思ってくれた彼の両親への感謝。色んな感情が浮かび、ぶつかり合い、混ざって頭の中がぐちゃぐちゃになっていった。今はそんな行き場のない思いを溢れて止まらない涙と共にひたすら彼にぶつけていた。
彼は何も言わずにボクが泣き止むまで頭を撫でてくれた。一度堪えようとした涙がまた溢れてしまい、それを隠そうと彼の胸に顔を押し付けてしまった。
ひとしきり泣いて、頭を整理したあと、ボクはあることを伝えようと口を開いた。
「あ……あの、君がボクを妹のように思ってくれるなら、そ……その、お……お兄ちゃんって呼んでもいい?」
彼は今まで見たことないような顔で驚いていた。掻いる頬がすこし赤くなった気がする。
「えー、まーうん。いいよ。」
「えー?なんでそんなに不満そうなの?」
「いや~その~、あ、やっぱ言うのやめるわ。」
「そこまで言っといてやめるのはないよ!気になるじゃん!」
「忘れてくれ。」
「ぐぬぬ……。喋らないならこっちにも手があるよ…。」
「ちょっ…、なんで抱き着くんだ。おい、や、やめ、やめろぉ!くすぐるな!あ、脇、脇だけは駄目だからぁぁぁぁぁ……。」
思い返してみるとお兄ちゃんの弱点が脇だってことに気づいたのはあの時だったかもしれない。
そういえば、あの時お兄ちゃんが不満そうだったのは本当は『兄貴』って呼んで欲しかったらしい。お兄ちゃんは兄貴って呼ばれるほど男前じゃないとボクは思うよ……。
「木綿季ちゃん!木綿季ちゃんは来ている?」
ボクがお兄ちゃんの病室に向かうために受付をしていた時、看護師さんがボクの名前を呼びながらこっちに走ってきた。いつもと様子が違う。声と雰囲気からなんとなくそう感じた。
「どうしたんですか?もしかしてお兄ちゃんの体調がどうかしたとか……。」
「君の……君のお兄さんの拓也君が目を覚ましたの!!」
え?という声が出る前に体が動いていた。気づいた時にはお兄ちゃんの部屋に向かって全力疾走していた。
「はっ…はっ…はっ…。」
息が切れそうだった。でもお兄ちゃんの顔を一目見たいと、お兄ちゃんと早く話したいという気持ちのほうが上だった。何度もつまづきそうになりながらも足は止めなかった。
「お兄ちゃん!!」
ボクの顔を見たお兄ちゃんはあの時のように驚いた顔をしていた。
ボクはそれが懐かしくて、そしてうれしくて思わず抱き着いて泣いてしまった。
お兄ちゃんの失ってしまったものはとても大きい。一生背負っていかなきゃいけない傷も負ってしまった。このまま一人で色々抱えて生きていくのは辛すぎる。
でも、今度はボクがお兄ちゃんを支えていくよ。あの時お兄ちゃんが言ったみたいに、ボクは家族で”妹”として。お兄ちゃんが嬉しいときはボクは一緒に喜んであげる。お兄ちゃんが寂しいときはボクが一緒についてあげる。だから……大丈夫だよお兄ちゃん。
本編より他キャラ視点のほうが文字数が多いってどういうことだってばよ……(火影)。
勢いに任せて書いたのでたぶん粗が出てるところがたくさんあると思います。今度からは気を付けたい。
なんかユウキがヤンデレっぽくなったけどまぁええか……。
痛覚MOD入れる?
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入れろ(半ギレ)
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(いら)ないです。