ゆうたと愉快な仲間たち   作:嫁はリオリイア

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今回はゆうた達が激闘を繰り広げている間の出来事です。


第十二話 禁忌と陰謀

ハンターズギルド本部より全ギルドナイトへ告ぐ

この手紙の内容は決して漏洩してはならない。

 

今回の禁忌凶暴化事件における情報の伝達を行う。

以下要項

日時 火竜月15日 午前9時

集合場所 タンジア港

会合地 ギルド所有船内

服装 観光客の装いで来る事

所持予定の武器等はギルド本部宛に郵送せよ。

備考欄にCode82と記入すること。記入漏れの場合ギルド運送センターまで取りに行く事になるので注意すること。

 

「うふふっ、面白くなってきたわ。」

パジャマ姿の白猫は立ち上がると着替えを手に取り荷造りを始めた。

そして羽ペンを取り手紙を書き始めた。

 

黒猫へ

ゆうた達の特訓は任せたわ。ギルドの仕事よ。ゆうた達が帰ってきたら緊急クエに行ったとでも言っておいて。

 

まだ寝ている黒猫の枕元に手紙を置くといつの間にか庭に止まっていた気球に乗り込んだ。

気球に半日ほど乗り、ようやくタンジア港が見えてきた。ギルド専用の空港に着陸した。大急ぎでアイルーが寄ってくる。

「白獅子さんですね、荷物は船内にありますにゃ。こちらのスーツケースを持ってタンジア港 ウエストポート15番ゲートまで行くのにゃ。」

「了解。まさかトップがお出迎えとはね。」

「何か言ったにゃ?」

「いや、なんでもない。ボスに伝えておけ。ゆうた達の教育は順調だと。」

「分かりましたにゃ」

白猫はタンジア港の客船エリアへと向かい、15番ゲートにやってきた。豪華な客船が停泊している。よく船体を見るとあちこちに武装が隠れているが素人には気付かない代物だ。

「よく出来ているな。」そう呟くと船内へと入っていった。

アイルーに案内され、自分の客室に荷物を置くと甲板へとやって来た。

「よぉ、白獅子!この間の仕事以来だなぁ。」

ティガレックスのような雰囲気の男が話しかけてくる。

「そうね、梟。あと声が大きい。ここは同業者だけだからいいけど。」

「悪りぃ悪りぃ。」

「それにしても、今回の召集なんか怪しいわね。」

「あぁ、どうやら禁忌の暴走が反王政勢力の仕業らしいぜ。」

「クッ、だからこんなゴツい船なのね?」

「相変わらず可愛い顔して勘が鋭いぜ。」

「龍大戦の再来を狙ってるって所かしら。」

幼女のような女の子が言う。コードネームは孔雀。

「おっ、万年幼女!」

「は?梟最近調子乗りすぎ!」

喧嘩を始めた2人をよそに白猫は客室へと戻る。

「旧友達とも会えたし、武器の手入れでもするか。」

タマミツネのガンランスの砲撃機構の調整を行う。

銃口が少し溶けている

「竜撃砲使いすぎたかしら?」

「そこは問題ないよ、ガンランスの扱いが上手い証拠だ。下手な奴だと銃口だけでなく刀身も溶けている。」

端正な紳士が言う。

「名匠、よく来たわね。珍しいじゃない。孔雀もいたわよ。」

「えぇ、君のガンランスの整備は後でしておくよ。マカライトを少しくれ。」

「分かったわ。」

マカライトを出そうとした時、艦内放送が聞こえた。

「えー諸君。甲板に集合するように、話を始める。」

 

いつの間にか出港していた船はタンジア港が小さく見えるほど進んでいた。

 

 




次回もギルドナイト回です。
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