ゆうたと愉快な仲間たち   作:嫁はリオリイア

14 / 23
しばらくはこんな感じです。禁忌の件、忘れかけていましたww


第十三話 強者の中の強者の中の強者

艦内放送が終わった時には名匠はすでに部屋を後にしていた。

「仕事が早いわね。」手元のガンランスを見て呟く。彼は武器整備の達人、この程度なら1分もかからない。

白猫は部屋にある鏡を見て身だしなみを整えると甲板えと向かった。

 

甲板には人数分の椅子が並べられていて、すでに8割は座っているようだ。孔雀と梟と名匠の間の席が空いているので迷わずそこに座る。

「遅いじゃねぇか。」

梟が言う。

「悪かったわね。ワンピースにサンダルなんて子供の時以来だから。」

「確かに、白獅子はずっと仕事だったからね。こうして集まれるのも養成校以来って所かしら。」

「確かに、僕たちが集まるのは久しぶりですね。ハンター養成校から一緒だからお互いの素性は知ってますからお互いすぐに分かりましたけどね。」

孔雀と名匠も嬉しそうだ。

「ほんと、クラスでも問題児四天王の私達がまさかみんなでギルドナイト、しかも二つ名持ち四天王になるとはね。」

「確かにな。」

そう彼女らはギルドナイトでも上位の4人なのだ。四天王は他のギルドナイトの名前を知っていると言う点と定期的に召集され任務に4人で出る事が他のギルドナイトと大きく違う。普通は共同任務なんて一回きり、名前はおろか声すら覚えていない事も多い。

思い出話を続けていたい所だが、どうやら話が始まるようだ。

屈強な男…ではなくアイルーが壇上に上がっている。

「ボクが諸君を呼んだギルドナイト総司令にゃ、ボクはもう引退してるけどまだ腕は現役ニャ!」

「www」あちこちで笑い声が上がる。四天王と一部を除いて。

「あれは強者だぜ。」

「えぇ。」

「やばいわね。」

「僕の倍以上の実力者です。」

アイルーは突如笑っていた者全員に眠り投げナイフを当て、船から投げ捨てた。

そう、投げ捨てたのだ。しかも一瞬で。

「まぁナイフの効果は海面に落ちた衝撃で切れるでしょう。全くここまで落ちぶれた奴らがいるとはね。」目の色が明らかに変わったアイルーが言った。

アイルーが言った。

「全く猫を見た目で判断するとはよくないにゃ。ここに残った3分の1くらいの君たちになら仕事を任せられそうだにゃ。」

「仕事っててめぇ、俺の仲間をよくも!」

また1人大剣を持った男が斬りかかる。3人ほど彼に続く者もいた。

「大剣で対人戦とは、おバカですねぇ何人殺したか知りませんけどアイルーは小柄なんですよ?せめて太刀にしたら??」

大剣の男を蹴り飛ばし、空中に打ち上げた所へ襲って来たランサーのランスを片手で受け止めてそのままランサーごと円盤投げのように投げ飛ばす。空中で2人は激突し、海中へと姿を消した。ライトボウガンを担いだ女は散弾を装填するが、銃を奪われ顔面にゼロ距離で散弾を撃ち込まれる。弓を引き絞る男にはさっき倒した女を投げつけ海に落とす。

「あぁ、また人を傷つけちゃったにゃ。ごめんにゃ。」

アイルーの目の色が元に戻る。

「今回の任務は反王政勢力が凶暴化させたモンスターの狩猟ですにゃ!これがさっきの伝達事項にゃ。時間がかかってごめんにゃ。」

 

水平線の辺りから迫る影に気付いたギルドナイト達は武器を手にした。

「早速今回の任務ですにゃ、ボクは戦いは嫌いにゃので任せたにゃ。獰猛化ラギア4体の同時狩猟頑張るのにゃ。」

すると白猫が前に出た。

「この程度なら一人で行けるわ。アカムトルム辺りならキツイかもね。」そう言うと、ラギアクルス4体を数分で蹴散らした。そう数分でだ。戦闘描写など必要のないくらいの圧倒的勝利であった。

4体一斉の放電を全て見切り、竜撃砲を至近距離で当てて、一体の顔を消し炭にした。名匠の整備によって竜撃砲の火力が恐ろしく上昇しているのだ。引き換えに大きな反動が発生するが彼女には関係ない。反動で飛び上がると空中からガンランスを叩きつけ、フルバーストを当てる。攻撃をうけ怒ったラギアクルスの攻撃を交わすと、近くにあったバリスタに弾を込め、ゼロ距離で撃ち込む。素人なら失敗し殺されるであろう戦術を見事に決めていく。ゼロ距離でバリスタを顔に撃ち込まれ、失明したラギアクルスは船から落ち、全身を強打して力尽きた。そのまま船にぶつかり引き裂かれる。船の強度も恐ろしいが、本当に恐ろしいのは白猫、いや白獅子。残る2体も大きな肉塊に姿を変えられた。

「相変わらず恐ろしい女だぜ。対人戦も強えし。」

「僕の作った改造武器を使いこなす唯一の人間ですから。」

「世界最強の淑女ね。」

「そういえば昔彼女のお尻触ったハンターがいたにゃ、彼はどうなったんだにゃ?」

「ふぅ、雑魚だったわ。」白猫が戻ってきた。

「私の大好きなタマちゃんの方が強いわ。」

「流石にゃ、戦闘は彼女に任せるにゃ。」

「ダメよ、私疲れた。本気出すとエネルギー使いすぎるのよ。ラギアクルスは個人的に顔がムカつくからとっとと片付けたいだけ。」

驚きのあまり固まっていた他のギルドナイト達に微笑むと白猫は自分の客室に戻るとシャワーを浴びて裸のまんま寝てしまった。

彼女の部屋にお茶を持って行こうとした名匠を古傷を見せながら必死に梟が止めていたのは内緒である。




ラギアクルス推しのひとごめんなさい。
白猫は怒ると恐ろしく強いです。
梟は以前親切心から疲れてた彼女にお茶を持って行った所裸で寝ているのを見てしまい、フルボッコにされたとさ。
まさかの総司令アイルー、今回は情報量多すぎですねww
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。