ゆうたと愉快な仲間たち   作:嫁はリオリイア

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おまたせ


第二十一話 保護

ゆうた達は酒場に珍しく約束の時間を守ってやって来た。

そこにはマスターでは無く全身甲冑のゴツいやつらとゴスロリ風の装備に小さなパラソルを持った女ハンターが居た。

「君たちを呼び出したのは例の件についてなんだが…」

「なんもわるいことしてないからかえる」

甲冑の奴らのリーダー格がなにかを言いかけるがゆうたによって遮られた。す

「ばいばい」ゆうたとSEFIROSUは帰ろうとするがゴスロリハンターが恐ろしいスピードでブロックする。

「エスカドラシリーズの実力は伊達じゃ無いのよ。」

「なにそれ、かいぞうくえのぼうぐ?」ゆうたはエスカドラシリーズなど知っている訳もなく間違った憧れの眼差しを向ける。

「はぁ。本当にこんな奴らが例の件を防ぐキーパーソンな訳?」

呆れた様子の女ハンターに対しリーダー格の隣に居た男が耳元で囁いた。

「このガキ共はどうもモンスターに懐かれるもんでよ。例の操られたセルレギオスが逃亡したのも拘束が解除されそうになってヤツらが慌てて移動させたって話だ。」

話を聞く気などないゆうた達に甲冑の奴らでも優しそうな男が言った。

「君たちはね、特別な体質みたいでさ。今までモンスターがクエスト中に逃げたり、仲良くなったりした事はあるかな?」

「うん、かおまっかおってともだちいるよ!!」

「そうか、僕達はね、王様の元で働いているんだけど、王様に意地悪する奴らをやっつけなきゃいけないんだ。手伝ってくれるかな?あ、はいはちみつ。」はちみつを人数分手渡してそう言った。

          「「「「うん」」」」

ゆうた達は声を揃えてそう言った。

「全く、お前のガキの扱いの上手さは大したもんだぜ。」

「本当だよな、ボス。」

「どうだ?すごいでしょ?」

「あいつらがチョロいだけよ。男ってホントバカね。」

ゆうた達は貰ったはちみつを大事そうに眺めており、そんなやりとりが行われている事になど気付く事は無い。

 

「んで、君たち。早速だけど僕達の仕事場まで来てくれるかな?勿論FUNTERとしての仕事はやって貰って結構だよ。」

「ふんたー?」ゆうたが純粋な目で彼に問いかけた。

「あ、なんでもない。言い間違えただけさ。あとあそこにいるのがボス。あの怖そうな女はカレン。ボスの隣にいるのがルークだ。」

「あなたは?」ゆうたは当然のように訊ねる。

「俺はライトニング。ライトさんとでも呼んでくれ。」

「ふーんらいとさんよろしく」

ゆうた達は言われるがままに彼らの飛行船に乗り込んで行った。

 

ゆうた達が飛行船に乗り込んだのを白猫と梟は目撃した。

「や、やべぇぞ?白猫さん。」

「分かってる。梟、一足遅かったみたいね。あと情報規制が緩和されたからって馴れ馴れしく名前呼ぶな!」ぷくっと頬を膨らませた白猫に対し梟は深刻な顔をして言った。

「ペイントボールはぶつけといた。黒猫さん特製の信号弾用のやつだ。すぐに追うぞ。」

梟はそう言うと近くにいたアイルーにマタタビを手渡し伝言を頼む。

「ギルマスに言っとけ、ゆうたらが偽者に拐われた。あんたらがのそのそ会議してる間にな!」

2人はアイルーの返事など聞かずに手近の気球に乗り込んで行った。

 

その頃ゆうた達は薄々とコイツら偽者だと気づき始めた。

王都に行くとさっき言われたのに方向がおかしい。ゆうたでもそれなりに地理は分かる。ゆうた達は許可されて持ち込んでいた大樽爆弾Gを見つけてある事を思いついた。

「ねぇHUNTERしんかんってやつぬいた?」

「ゆうたはばかだなぁ、ぬくわけないじやん。そういえばせんこうだまあるよ?」

「SEFIROSUがこやし玉もつてる」

「リバイだって眠り生肉もつてるくせに」

其々何かしらのアイテムを持ち込んでいたようだ。

「はいじゃっくやろ!」

 

 

白猫達が救出作戦を試みている間にゆうた達はハイジャックの準備を進めているのであった。




ライトニングさんとは関係ありません。ライトニングさん可愛いよね。
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