ユアー地方 エピソード ジオメトリック   作:ハマユウ613

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第2話 猿面冠者の下克上

第2話 猿面冠者の下克上

 

【ファルームスタジアム】

 

とうとう、エキシビジョンマッチが始まった。

今回の対戦相手はセンゴクシティのジムリーダー

猿のあだ名を持つヒデヨシという青髪の女性である。

センゴクシティは和風チックな町で戦(という名のポケモンバトル)を好む。

根っからの戦闘民族だ。

 

:ハマユウ

やれやれ……表舞台は好きじゃないんですけどね……。

きっと退屈な試合になると思いますよ。

未来はもうすでに決まっているんですからね。

 

:ヒデヨシ

前回の戦では不覚をとった。

じゃが、儂はその程度では沈まんよ。

この世は下克上。真に強いものが上をとるのじゃ。

儂は悪タイプ、お主はエスパータイプ。わかるかね?

 

タイプ相性ではどう考えても不利って話だろう。

だからこそ前回は、勝てた。

だってこちらの手持ちはほとんどが悪タイプを等倍にできる。

そして弱点を突くことが出来たのだから。

 

:ハマユウ

そうですか、ではかわいそうな貴方に教えてあげますね?

未来は予定調和であるという事を。

私がただのエスパー使いではないことをね。

 

:ヒデヨシ

……いざ参る!

 

バトルスタンバイ

 

私はアマリリス(サーナイト)

相手はオーロンゲを繰り出した。

 

どうせ、壁貼りか電磁波だろう。

だったらスカーフトリックで縛り上げてやればいい。

こっちの後続はリコリス(エルレイド)にビート(ブリムオン)

悪タイプの技なんて大して痛くもない。

案の定光の壁を打つ相手を見て私はニヤついた

私が指を鳴らすと、アマリリスはトリックを仕掛けた

 

はずだった。

 

:ハマユウ

……外した?

 

:ヒデヨシ

ところで、お主。そのサーナイトの特性はなんじゃったかな?

 

:ハマユウ

トレース……。 っ!?

 

:ヒデヨシ

お主のサーナイトはトレースで、儂のオーロンゲの悪戯心をトレースした。

ここで一つ、悪タイプには、悪戯心の変化技は無効になるのじゃよ……。

カッカッカ! さぁ落ちよ! ソウルクラッシュ!!!!

 

Cの降下、こだわりスカーフの効果でトリックしか使えない状況

完全に不利な状態へと持ち込まれたのだ。

私はアマリリスを切ることにして、倒れた後にリコリスを繰り出す。

無抵抗のまま落とされるアマリリスを見て、私は動揺した。

が……巻き返しはできるはずだ。

それにこっちは物理型、Cが下がろうとさほど問題はないはず。

 

……そこから、オーロンゲとバンギラスを〆ていくも

度重なるダメージと砂嵐により、こちらも倒れていった。

よって、1VS1の状況となる。

 

一時はどうなるかと思ったが、私はエリートである以上敗北はあり得ない。

何より私の手持ちはほとんどが悪に弱点を付けるのだから。

 

私の相棒であるブリムオンにかかっている。

 

:ヒデヨシ

カッカッカ、ここまで食らいつくとは思わなかったが……

儂もな? ハマユウ殿の対策はばっちりなのじゃわ!

サーナイトにエルレイド……悪タイプメタが激しいが、それはこちらとて同じよ!

ゆけいドラピオン!!!!

 

:ハマユウ

……ま、まさか

このために用意してきたとでもいうの?

 

ドラピオン

毒悪複合で地面のみ弱点を有するポケモンだ。

エスパーはもちろん、格闘やフェアリーにも強く出れる。

 

:ヒデヨシ

どうやらお主は、慢心しておったのじゃろう?

今回もムーンフォースを脳死で打てば勝てると……。

勝負から学ぶのは儂とてそうじゃわ……かまけておっては、足元をすくわれるぞ?

……急所を狙え! クロスポイズンじゃ!!!

 

急所に当たった!!

効果は抜群だ!!!

 

その光景を見たとき思わず私は膝から崩れ落ちた。

そんな……未来が覆された?

 

:ヒデヨシ

儂の勝ちじゃな。

 

:ハマユウ

…………。

 

唖然茫然、失意の絶頂

この私が負ける? 街の発展まで完璧にこなしたエリートが?

 

:ヒデヨシ

カッカッカ、お主はまだ若い。これから幾度ない壁が待ってるじゃろうて。

……ジムチャレンジでの活躍、楽しみにしておるぞ

まぁ儂が全員倒してしまうから、お主は暇じゃろうけどな……!

 

本当、これで最強だの、鬼門だの……

甘いったらないな……。

 

地下生活が長かったから、世界の広さを知らなかったわけだ。

これから先、いろんな人間と戦って広さを知っていく。

私はそれについてこられるか?

 

:ハマユウ

……くだらないですよ。

ジムチャレンジなんて。

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