バトルスピリッツ -刹那の煌めき-   作:謙虚なハペロット

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赫盟ホントに5話で完結できるのか、次回作に回すのか期待と不安が入交り遅くなったので初投稿です。


7.赤の天舞

『 噂の彼女がお前に逢いたがっている 』

 

 

 義姉さんから伝えられた情報。それは、私(てんし)を捜し、バトルをしたいというお相手のこと。

前に景さんから教えられた人物が、その当人が。

 

「…………」

 

 しかし、私の心は曇り空。

義姉さんを負かしたという相手、強い相手、私を求める強者。それだけで高鳴っていた鼓動が、今は冷え切った炭のよう。熱どころか冷蔵庫の脱臭すらできないくらい、水を濾過することもできないくらい沈んでいる。

 

 原因は“祖父”だ。

 

 

『 いつまでそんなモノに現を抜かしている 』

 

 

 “そんなモノ”。

 その一言に、私はキレ散らかしてしまった。

いつもの厭味、小言だと。やることはやっている。恥なるような事は何もしていないと流せる……ハズだった。

 

 

  †  †  †

 

 

「VR(あっち)に行ったとき、噂のF.L.Oに会ってな」

「まあ」

「で、手合わせして負けたんだよ」

「……そうですか」

「もう高ぶってんのか?」

「義姉さんを下したのなら興味も沸きます。で、どんな方なんです?」

「会えば解る」

「楽しみにしておきます」

 

 姉妹揃って夕暮れのテラスで嗜む紅茶は最高です。

 義姉さんに勝ったFLO(ふろ)さんと言うお方、交えるのが楽しみになってきました。

 

 ――この充実した現状に不満があるとすれば

 

「………」

「………」

「………」

 

 夕食なのに周囲のメイドさんや執事の方々から伝わる緊張感。そして重苦しすぎる雰囲気。

テーブルには私と義姉さん。お母様はお仕事で戻れず、今居るのは

 

「白玖」

「…はい」

 

 この世で一番苦手な人物、“祖父”だ。

嫌いな訳ではないのですが一歩手前まで来てしまっている感じです。

 

「最近授業を受けていないと聞いたが」

「いいえ受けています。1つ抜かしても影響無いよう授業単位も先生方の許可もあります」

「体裁が悪いと言っている」

「この程度で霞む名など棄ててしまえば楽でしょうね」

 

 ああ言えばこう言う……それは私もですが、これが顔合わせれば毎度あるから面倒なことこの上ない。

 

「御馳走様でした」

「まだ話は終わってないぞ」

「くだらないお話なら終わりましたでしょう。義姉さん、食器を片したら部屋に帰りましょ」

「ん」

 

 義姉さんも調度食べ終えたようだったのでメイドさん達に感謝をし部屋へ戻ることにする。これ以上言い合うのは精神衛生上良くな―――

 

 

「紙切れの手慰みに何を熱くなっている」

 

「っ! 白玖!!」

 

 ――気が付けば長テーブルを“蹴り倒して”いた。

存外私も我慢弱い女だったという事、と何処か他人事だが義姉さんにも祖父にも怪我は無い。辺りに食器やら何やら散乱したが、後で片付けるから無問題。

 

「………」

「………」

 

 やってしまったなどとは思わなかった。

口で負けた等とも思って無い。

ただ、全てのカードバトラーを愚弄する言葉を聞き流す事は出来ない。

 

「御祖父様です。今の言葉を取り消す事はしないでしょう、ですのでこれは二度目は無いという忠告です」

「身内に手を上げるのか?」

「例え身内だろうと、見下すような物言いは赦し難いものです」

「……やれやれ、誰に似たのか」

 

 盛大な溜息をつき、使用人の方々に食事の礼と騒ぎの謝罪をするとここを去り自室へ帰っていった。

 

「……」

「…まったく」

「ごめんなさい、義姉さん、皆さん」

 

 周囲に謝罪し、散乱し割れた食器を拾い片す。義姉さんも手伝ってくれる。が、メイドさん達に慌てて止められ全てやると言ってくれた。

だけどこれは私の不始末。食器類は私と義姉さんとメイド長さんが。床についた染みは他のメイドさんや執事さん達が即座に消し取ってくれた。

 

 

 諸々片付けが終わり、謝罪を済まして義姉さんと部屋へと戻る。

 

「はぁ……」

「依智さんに何て言い訳すんだ?」

「私の怒りが有頂天と」

「尻叩き決定だな」

「…バトスピ系の仕事があるのでこれで」

「おい。…早めに戻ってこいよ」

「切り替えてきます」

 

 お母様のお仕置きからは逃れられませんが気分転換にVRに逃げ込みます。……あれをそう簡単に切り替えられるかはわかりませんが。

 

 

  †  †  †

 

 

 ふらふらとフィールドをさ迷い、気付けば見晴らしの良い山の頂まで来てしまっていた。

 

「……はて?」

 

 開けた頂は町並みが一望でき、更に向こうには幻想の世界が広がっていた。

素晴らしい景色ですが、ここまでどうやって登山したのかまったく記憶にありません。

 

「『カードに携わる者、山を目指す』とは本当だったのですね」

 

 とにかく、心を落ち着かせるには良い場所です。ここで少々気持ちを切り替えることにします。手頃に座れる岩に腰を下ろし、軽く目を閉じ、小さく深呼吸。

 

「………」

 

 

 ―――足音。

 左の斜面から聞こえてくる。

ヒトの足音とは違う、4つ。

目を開けてそちら側に顔を向けた瞬間――。

 

 斜面から跳び出してきた巨大な影。

 

「っ!」

 

 シルエットは四足の馬。

 その馬の背には人影。

 

 

「はーいどうどーう!」

 

 

 突然現れた馬と人の正体、それは……

 

「……ん? あれ、お先さん?」

「……」

「お嬢さん、てか巫女さん? お一人?」

 

 見惚れる程華麗に馬の背から降り立つ女性。

赤いドレスにツバの広い、豪奢な赤の大輪の花を飾ったストローハットを被っていた。

 

「ていうかここまでどうやって来たの? スピリットと一緒じゃないと険しすぎてヤバいとこなのに」

「そう、なんですか?」

「そうだよー! うちのエグゼシードならヨユーだけどね〜。お隣しつれーい」

 

 こちらが何か言う前に座られてしまう。一人分の幅に二人じゃ狭いのにお互い腕も腰も接触する距離。物凄い距離感の詰め方がイビルオーラ並に強引ですね。

 

「あの…」

「なーんか辛いことでもあったん?」

「えっと」

「アバター越しだし今会ったばっかの他人だけどさ、何かこう、ポロッと愚痴るだけでも楽になるかもよ?」

「……」

「あ、エグゼシード邪魔?」

 

 私達の後ろに大人しく座っていたエグゼシードがびくりと反応します。

いえ、邪魔ではなく……。

 

 

 

 

 

 

「なーほどねー、ケンカかー」

「喧嘩という程、ではないかも知れません」

 

 いつの間にか経緯を話していました。まだ名前も聴いていないのに、どうしてでしょうか。

 

「難しいよねぇ、そういう、なんてーの? すれ違い?価値観の違い?」

「どうですかね…」

「んん〜〜…………よし!」

 

 何を思い立ったのか、勢いよく立ち上がりその場でくるりと綺麗に一回転すると――こちらに“デッキを向けた”。

 

「ターゲット!」

「っ!?」

 

 瞬間、こちらのデッキが虹色の光に包まれ相手のデッキと光が繋がる。

 

「何を…!」

「悩んだらバトル!これ即ちカードバトラーの真理!」

「はっ…!」

「ここは山のてっぺん、ここにはバトラー二人、そしてお嬢さんは悩んでる。ならやることは1つっしょ!」

 

 その言葉を聞いたとき、私に妖雷スパーク走る…!

 

「…っ、分かりました! このバトル、お受け致します!」

「そーこなくっちゃ! エグゼシード!」

 

 今まで退屈そうにしていたエグゼシードが素早く立ち上がり、嘶くとカードに姿を変え赤い女性の手元へと飛んで行く。そして華麗に掴むと流れるようにデッキへと挿入した。

 

「アタシとアタシの仲間達と一曲、付き合ってもらうよ!」

「喜んで!」

「ゲートオープン!」

「界放!!」

 

 

〔OPEN The GATE〕

〔カルミェン vs てんし〕

 

〔WHITE SIDE カルミェン〕

〔BLACK SIDE てんし〕

 

 

 バトルフィールドに降り立ったのは私が先。

黒い光の渦の内側から鮮やかな赤い炎が炸裂し、私(てんし)が現れます。そして炎が私の身に収束し鎧へと姿を変えました。

 

 そして白い光の渦が弾け紅の炎が舞い踊り、その中から現れたあのお方。赤いドレスに炎を纏わせ華麗にスカートの端を摘み大地にヒールの踵を打ち鳴らす。

煌びやかなドレスの一部に、両腕の赤いオペラグローブの手首にはアーマーが装着され、バトルスタイルになっています。

 

「はぁい。改めて、アタシは情熱のカルミェン。ヨロシク!」

「…私はてんし。宜しくお願いします」

「……てんし?」

「はい」

「………ああーー!アナタが!あー!マジカワイイー!」

「…はい?」

「くぅー!アタシが一番乗りーってかー?!」

 

 私の名を聞いた途端、はしゃぎだされました。何だかよく分かりませんが、私とバトルを嬉しく思われているよう、で?

 

「んっふふー!こりゃアタシちゃんツイてるぅー! あ、気にしないでバトルバトル!」

「はぁ…」

 

 

〔先攻....てんし〕

 

 

「ほらほらてんしちゃんが先攻だよ!」

「…では。スタートステップ」

<先攻てんし・第一ターン>

(リザーブ4(S))

(手札4→5)

 

「メインステップ。……マジック《リボルドロー》を使用。デッキの上、または下から2枚ドロー。下を選択。2枚引きます」

(手札5→4)

(リザーブ4(S)→0)

(トラッシュ0→4(S))

(手札4→6)

 

「へぇ、ボトムに送ってないのにいきなり下から引くんだ」

「こういう手もありかと」

「なるなる。…てことは次には5枚くらいバーッ!と引ける算段があるとお姉さん見抜いた!」

「さてどうでしょう」

 

 腰に手を当て名探偵よろしくピシリとこちらを指差す情熱のお方。実のところ的中しているので軽く流すくらいにしておきます。

 

「バーストを伏せターンを終了します」

(手札6→5)

{てんしバースト:なし→セット}

 

<後攻カルミェン・第二ターン>

「でわぁ、情熱の第二ターン!スタートステップ!」

(リザーブ4(S)→5(S))

(手札4→5)

 

「メイン! マジックの《エンペラードロー》をソウルコアを使って使用!」

(手札5→4)

(リザーブ5(S)→1)

(トラッシュ0→4(S))

 

「まず2枚ドローしてぇのー、使用コストにソウルコアを混ぜたからデッキトップから2枚オープン!」

(手札4→6)

●オープンされたカード

・《炎極天フレイムタイガー》(アルティメット)

・《庚獣竜ドラリオン》(スピリット、皇獣)

 

「ふむ。その内の<皇獣>スピリットを手札に加えて、違ったのは破棄!」

[庚獣竜ドラリオン 手札へ]

[炎極天フレイムタイガー トラッシュへ破棄]

(手札6→7)

 

「そんでバーストをセーッツ!してターンエンド!」

(手札7→6)

{カルミェンバースト:なし→セット}

 

<てんし・第三ターン>

「スタートステップ」

(リザーブ0→1)

(手札5→6)

(トラッシュ4(S)→0)

(リザーブ1→5(S))

 

「メインステップ」

 

 一挙手一投足が何かと華麗なカルミェン女史。本当に舞っているよう、火の粉が散らつき花を添えているようにも見えます。

 

「……」

 

 先程のカード、お会いした時に乗っていたエグゼシードから十中八九【皇獣】。これで<皇獣>じゃなければ素直に敗北を認めます。

なれば横に並べるのはよろしく無い。高い火力に焼かれて武竜だけにドラゴンステーキに料理されてしまいます。ネクサスもBP参照破壊のついで、おつまみ感覚で破壊してくるのでこれも下手に並べることはできない。そうなると―――。

 

「《イクサトカゲ》をレベル3、ソウルコアを持たせ召喚」

(手札6→5)

(リザーブ5(S)→0)

[イクサトカゲ コア5(S) レベル3 BP4000+6000=10000]

 

 赤のシンボルが弾け、現れたのは尻尾の先が槍のようになった赤い蜥蜴。蜥蜴にしては少々大きく、現実のコモドドラゴンくらいのサイズと言ってもいいでしょう。

 

「イクサトカゲはソウルコアを所持している間、自身のBPを6千上昇させます」

「おんやぁ、漫画で名前を誤植されちゃった“イワサトカゲ”ちゃんじゃないの。ん〜、破壊してくれって感じかな?」

「さて。ターンを終了します」

 

<カルミェン・第四ターン>

「情熱の第四ターン、スタートステップ!」

(リザーブ1→2)

(手札6→7)

(トラッシュ4(S)→0)

(リザーブ2→6(S))

 

「メインステップ! …にしても、悩みがプレイに滲んじゃってなぁい?」

「……そう見えますか?」

「そりゃあもう。うかうかしてたらアタシの子達が一瞬で蹴散らしちゃうよ?」

「上手くいきますか?」

「なら御覧あれ! 《コレオン》を2体召喚!」

(手札7→5)

(リザーブ6(S)→4)

[コレオン(1) コア1 レベル1 BP1000]

[コレオン(2) コア1 レベル1 BP1000]

 

 彼女がテーブルに叩き付けるよう召喚した2体の小さなマスコットのような人型の子虎。……この2体、来ますね。

 

「更にネクサス、《十二神皇の社》を配置!」

(手札5→4)

(リザーブ4(S)→3(S))

(トラッシュ0→1)

 

 赤の踊り子の背後に巨大な神社が姿を現します。左右の阿吽象は馬の姿、社の絞縄は深紅。

 

「そして!」

「っ」

「Iゲートより嘶き駆けるは異魔神ブレイヴ!

 来たる雄姿は《一角魔神》!」

(手札4→3)

(リザーブ3(S)→0)

(トラッシュ1→4(S))

[一角魔神 コア0 BP4000]

 

 実体を持たない光の槍が円状に並び輪を、ゲートを形成しました。その向こう側から馬の鳴き声が響き、勢いよく通り抜け飛び出したのは純白に赤いラインが入った鎧を纏う、炎の鬣と頭部の額に雄々しい一角を持った機械の白馬です。

降り立ったかと思えば、二本の後ろ脚で立ち上がり音を立て“変形”しはじめ、瞬く間に人型へと変わりました。な、何と言う格好良さ…!

 

「変形した…!?」

「メチャカックイイっしょ!」

「驚きました…」

 

 一角魔神をここで使っていないので、これには驚きを隠せません。

しかしコアを使い切ってまで喚び出したのが異魔神ブレイヴのみ? …いいえ、まだ来ますね。

 

「お待たせ本命!アタシの一番槍!

 コレオン2体の効果! 手札の<神皇>スピリットを召喚する際、そのコストを1つ下げる!2体いるためコストマイナス2!」

 

 先にいたコレオン達が声を上げ気合いを入れます。

 

「更に社の効果! 本来のコストが8以上のスピリットを召喚する際、コストを1つ下げる!これで合わせてコストマイナス3!」

[??? コスト8−3=5]

 

 コストを3軽くし、場には赤のシンボルは4つ。とくれば……!

 

「二十四方の七! 正午(しょうご)(さからい)

 天地疾駆せし紅蓮の神馬!

 お出でませ!《午の十二神皇エグゼシード》!!」

 

 赤のシンボルが弾け、炎が噴き出し荒れ狂う。四方八方へ暴れる炎が集まり大地へ隕石のように爆炎を巻き上げ、その中から現れた機械の一角馬。白い鎧に金と赤の装飾、四本の脚の蹄は剣のように鋭くなっています。

 

「神皇…!」

「ヤッホーエグゼシード!またヨロシクねー! コストと維持コストはコレオン達から拝借!」

(手札3→2)

[コレオン(1) コア1→0 消滅]

[コレオン(2) コア1→0 消滅]

(トラッシュ4(S)→5(S))

[午の十二神皇エグゼシード コア1 レベル1 BP15000]

 

 現れたエグゼシードに挨拶を交わし背に颯爽と跳び乗るカルミェンさん。軽く背を撫でると気合い十分と鳴き声を上げます。

 

「更に更にぃ!エグゼシードを一角魔神の左と接続!」

 

一角魔神

左合体 ↓

午の十二神皇エグゼシード(左合体)

[コスト:8+5=13]

[BP:15000+4000=19000]

[合体時:追加]

[シンボル:赤赤+赤=赤赤赤]

 

「行くよ鬼巫女ちゃ〜ん! アタックステップ! エグゼシード、合体アタック!」

「っ!」

 

 背に乗る主人を振り落とさないよう軽く身体を持ち上げ嘶くエグゼシード。瞬間大地を蹴り出し猛突進してきます。

 

「一角魔神、左の援護! アタシのデッキトップを3枚オープン!」

●オープンしたカード

・《煌刃皇セブンソードタイガー》(スピリット)

・《デルタバリア<RV>》(マジック)

・《庚獣ゴールデン・アクセル・タイガー》(スピリット)

 

「マジックカードはっけーん! エグゼシード、アレ!」

 

 オープンされた3枚のカードは大きく空中に表示されました。その1枚にエグゼシードが跳躍、通過します。残りの2枚は消え、通過した1枚がカルミェンさんの手札へと入りました。

 

「オープンした中のマジックカード1枚を手札に加えて残りは破棄!」

(手札2→3)

 

赤 ブレイヴ

《一角魔神》

コスト5 軽減赤2黄2 <異魔神・皇獣>

<0> Lv1 BP4000

<0> 合体 +4000

このブレイヴは疲労せず、スピリット状態のとき、アタックとブロックができない。

【右合体条件:コスト4以上】

【右合体時】『このスピリットのアタック時』

自分の手札にある赤のマジックカード1枚を、フラッシュタイミングでコストを支払わずに使用できる。

【左合体条件:コスト4以上】

【左合体時】『このスピリットのアタック時』

自分のデッキを上から3枚オープンできる。その中のマジックカード1枚を手札に加える。

残ったカードは破棄する。

 

 しっかりと防御マジックを引き込んきましたか…!

 

「エグゼシードはトリプルシンボル!」

「封印していなければどうということは…!ライフで受けます!」

 

 一角魔神の援護も受け炎を巻き上げこちらに突撃してくるエグゼシード。ライフが展開され、腕を交差させ防御の姿勢をとります。

瞬間豪風、暴風が真横を通過したような突風がこちらを襲います。イクサトカゲも吹き飛ばされまいと必死に地面にしがみついています。

 

「っ…、くうぅ…!」

(てんしライフ5→2)

(リザーブ0→3)

 

「当たってすらいないのに、風圧だけでこの威力…!」

「これはほんの挨拶代わりってことで」

「っ、ライフ減少によりバースト発動! 《エクスティンクションウォール》!」

{てんしバースト:セット→発動}

 

「発動時に減ったライフ分、ボイドからコアをライフに追加します!」

(てんしライフ2→5)

 

「あらら戻っちゃったか」

「追加コストは支払わず、このまま」

「ターンエンド。次は封印して5点吹き飛ばしちゃうよ?」

 

<てんし・第五ターン>

「スタートステップ」

(リザーブ3→4)

(手札5→6)

 

「メインステップ」

 

 一気にエグゼシードを出してきたのは予想外でした。このターンで何とかしなければ何も出来ずに蹂躙されてしまいます。その上もし《甲の使徒レーディア》や《壬馬トラケナー》など引かれてしまえば効果破壊もバウンスもできなくなってしまう…。ならば封印され、使えるコアが無い今が撃破する好機!

 

「イクサトカゲのレベルを下げます」

[イクサトカゲ コア5(S)→1 レベル3→1 BP10000→1000]

(リザーブ4→8(S))

 

「次に《ドラマル》をレベル1で召喚し、バーストを伏せます!」

(手札6→5)

(リザーブ8(S)→7(S))

[ドラマル コア1 レベル1 BP1000]

(手札5→4)

{てんしバースト:なし→セット}

 

「そして《焔三忍 大手裏剣のイザヨイ》のアクセル発揮!」

(手札4→3)

(リザーブ7(S)→5(S))

(トラッシュ0→2)

 

「っ! うおっ!?」

「シンボルを2つ以上持つ相手スピリット、またはアルティメット1体を破壊します! 対象はエグゼシード!」

 

 エグゼシードの足元の影が突如四方に伸びたかと思えば、その影が形を変え片手に身の丈以上の巨大な手裏剣を構えた忍者が出現します。

自身が破壊されるのを察したのかエグゼシードがカルミェンを優しく振り落とさし、放たれた大手裏剣から逃れようと目にも留まらぬ速さでジグザグ走行で駆け抜けます。が、更に分身した手裏剣が包囲、蜂の巣にされ大爆発を起こしました。

 

「エグゼシード!! くっ、おのれきたないニンジャめぇ!」

「効果発揮後イザヨイは手元に置かれます。すかさずイザヨイを召喚!」

[午の十二神皇エグゼシード 破壊]

(カルミェンリザーブ0→1)

[焔三忍 大手裏剣のイザヨイ 手元へ→召喚]

(リザーブ5(S)→3(S))

(トラッシュ2→3)

[焔三忍 大手裏剣のイザヨイ コア1 レベル1 BP3000]

 

 召喚を宣言すると、私の影が伸び、影の中から赤のシンボルが現れ弾けます。弾けた破片が鮮やかな紅葉となって散り、音も立てず出現したのは白い装束を纏う忍の竜人。赤いマフラーをたなびかせ、背中には先程神の獣を屠った大手裏剣を背負っています。

 

「イザヨイの召喚時効果! 手札の<忍風>スピリットをコストを支払わず召喚します! 召喚するのは…!」

 

 イザヨイが目で追えない速度で印を結び、地面を力強く叩きます。

瞬間、一角魔神に無数の線が走り細切れにされ爆散。その正体は――

 

「《戦国忍者ソウルドラゴン・朧》! 召喚時効果によりBP1万以下の一角魔神を破壊! 破壊したことにより朧にボイドからコア2つを追加します!」

(てんし手札3→2)

(リザーブ3(S)→2(S))

[戦国忍者ソウルドラゴン・朧 コア1→3 レベル1→2 BP7000→10000]

 

 黒い忍装束に木枠の凧に似た翼を持つソウルドラゴン一族の忍の1体、朧。

 

「一角魔神も持ってくの…! ならさぁ…!!」

「っ!」

「その召喚時効果発揮後、バースト発動ッ!!」

{カルミェンバースト:セット→発動}

 

 相棒もやられ好き勝手やられた腹いせか片足を振り上げ思い切り地面を踏み抜きます。すると地面が砕け炎が噴出しました。

 

「一切へし斬り燃やし尽くせ!《戦国覇王ギュウモンジ》!!」

 

 その噴火の中心、カルミェンさんが踏み抜いた地面から朱色の甲冑を纏い、背中から人のような巨腕を生やした巨牛が大刀を携え爆炎と共に姿を現します。ギュウモンジ…、ソウルバーストではなく素のバーストで出てくるのを久々に見た気がします。

 

「バースト効果!合計BP2万まで相手スピリットを破壊する! 破壊するのは勿論、全部だぁぁッ!!!」

[イクサトカゲ BP1000 破壊]

[ドラマル BP1000 破壊]

[焔三忍 大手裏剣のイザヨイ BP3000 破壊]

[戦国忍者ソウルドラゴン・朧 BP10000 破壊]

(てんしリザーブ2(S)→8(S))

 

 カルミェンさんの咆哮に合わせギュウモンジも咆哮。巨体を持ち上げ、背部にある巨刀を振り上げ大地を踏み、巨刀を横薙ぎすると噴き上がった炎が津波のように押し寄せてきました。

 

「っ!?」

「好き勝手やってくれたニンジャ=サンにはお仕置きが必要だよねぇ!フイダマ・アンブッシュが許されるのは1回までって古事記にも書いてあるでしょ!!」

 

赤 スピリット

《戦国覇王ギュウモンジ》

コスト8 軽減赤4 <主君・皇獣>

<1> Lv1 BP7000

<3> Lv2 BP12000

<4> Lv3 BP15000

シンボル:赤

【Sバースト:相手の『このスピリット/ブレイヴの召喚時』発揮後】

BP合計20000まで相手のスピリットを好きなだけ破壊する。

この効果発揮後、このカードをコストを支払わずに召喚する。

Lv2・Lv3『このスピリットのアタック時』

BP15000以下の相手のスピリット1体を破壊する。

さらに、このスピリットに[ソウルコア]が置かれているとき、この効果でスピリットを破壊したら、相手のライフのコア1個をリザーブに置く。

 

 紅蓮の大津波が押し寄せた瞬間、朧とイザヨイが身を挺して私を逃がしてくれました。イザヨイは印を結び“次”を呼び出し炎に飲まれます…。

 

「イザヨイの、破壊時効果! 召喚時効果と同じく手札の<忍風>スピリットをコストを支払わず召喚出来ます!召喚するのは…!」

(てんし手札2→1)

 

 こちらのスピリット達を破壊してもなお収まらない炎がまた私を焼き尽くそうとしますが、手札のカードを翳した瞬間、迫り来る炎が突如意思を持ったかのように竜巻に変わり、竜を形作りました。そしてその炎の竜の口から飛び出してきたのは……ソウルドラゴン。

 

「《忍頭領ソウルドラゴン・焔影》ッ!!」

(リザーブ8(S)→0)

[忍頭領ソウルドラゴン・焔影 コア8(S) レベル3 BP14000]

 

「またソウルドラゴン!」

「ネクサス、《No.20 ロングフィールド》を配置し、アタックステップ!」

(てんし手札1→0)

[忍頭領ソウルドラゴン・焔影 コア8(S)→6(S)]

(トラッシュ3→5)

 

「焔影でアタック!レベル2からのアタック時効果で1枚引き、更に【無限焔】発揮! ギュウモンジを指定アタック!」

「ギュウモンジで強制ブロック!」

「<武竜>を持つ焔影がブロックされたため、ロングフィールドレベル1からの効果により1枚引きます!」

(てんし手札0→2)

 

 噴出した炎を利用し火竜の竜巻を巻き上げ、逆にカルミェンさんとギュウモンジを包囲します。

 

Attack!!

忍頭領ソウルドラゴン・焔影

BP14000

 vs

Defense!!

戦国覇王ギュウモンジ

BP7000

 

 ここからは小細工不要とばかりに構え真正面から戦国覇王に突撃。ギュウモンジも携える大刀を構え迎え撃つつもりです。

 

「ギュウモンジ!!」

「焔影!!」

 

 逆巻く火竜を携えた太刀に纏わせギュウモンジの大刀を越える炎の刀へと姿を変えます。

多少驚いたようにみえましたが構わず力任せに大刀を激突させました。しかしレベル3とレベル1。そのまま紅蓮に飲まれ大爆発を起こし破壊されました。……カルミェンさんは間一髪飛び退いたようです。

 

「【無限焔】の効果により、焔影のシンボル1つにつきそちらのライフを1つ破壊!更に回復!」

[忍頭領ソウルドラゴン・焔影 疲労→回復]

 

「っつぉ!?」

(カルミェンライフ5→4)

(リザーブ1→2)

 

「痛ぅ…、流石やるじゃない!噂通りメチャ強じゃん!」

「今のは先程焼け野原にしていただいた分、次はエグゼシードでライフ3つ持っていかれた分です! 焔影、二度目のアタック!」

「あっと! ライフで受ける!」

(てんし手札2→3)

(カルミェンライフ4→3)

(リザーブ2→3)

 

 爆炎の中から飛び出してきた焔影が返すとばかりに口から炎を吐きカルミェンさんのライフを砕きます。

 

「先程の挨拶への返礼は以上です。ターン終了」

「ひゃー、さっき精神がプレイに影響してるってのは撤回したほうがよさ気かなこりゃ」

 

 まだ残る火の粉を軽く掃うカルミェンさん。おっしゃられている通り、普段の私からだと少々受け気味プレイスタイルだとは思います。…お相手が【皇獣】というのも多少影響しているかも。

 

<カルミェン・第六ターン>

「情熱の第六ターン! スタートステップ!」

(リザーブ3→4)

(手札3→4)

(トラッシュ5(S)→0)

(リザーブ4→9(S))

 

「メイン。さてぇ、ひとついい?」

「はい」

 

 周囲にチラチラと残る火の粉を軽く払い、こちらに語りかけてきます。

 

「件のおじいさん、嫌い?」

「……」

「自分の大好きなものを見下されたんだよね、そりゃアタシだってキレる」

「……祖父のそういうところが嫌いです」

「ん。他人のアタシからあーだこーだ言うのもアレだけど、チャンスじゃん?」

「…チャンス?」

「そうチャンス。頭でっかち思考超装甲5色の頑固おじいさんに、自分をぶつけて度肝抜いてやれるじゃん」

「……難しい、かと」

「んー、難しく考えすぎじゃない?」

「?」

「今に見てろよクソジジイ!っとか」

「く…!?」

「言ってろくたばりぞこない!自分らのバトスピを紙屑呼ばわりしたこと後悔させてやっかんな!とかさ」

 

 余りにもとんでもない言い回しに思わず唖然。呆れたのでは決してなく、ただただ驚きました。自分には無い反骨心。反逆心とでも言うのでしょうか。

 

「まぁくたばりぞこないは言い過ぎたけど、それくらいの心持ちで行ってみればいいんじゃない?」

「な、なるほど」

「アタシら生粋のカードバトラー! 売られたバトルは正々堂々正面突破!ってね!」

 

 握りこぶしをグッと突き出し、太陽のような笑みをこちらに向けるカルミェンさん。……少し、心が晴れたような、光明が射したような気がします。

 

「正面突破……。ゴミと称されたMレアを拾いそれを使い返り討ちにされやはり拾ったカードは弱いと宣ったかの主人公の代名詞ですね」

「主人公とは」

「ありがとうございます。少し、気が晴れました」

「感謝されてたの? まぁ良かった良かった!」

 

 返礼にとこちらも拳を前に突き出します。

 

「ふふっ、ウチのダチ達と同じで意外と変わってるねぇてんしちゃん」

「そうですか?」

「そうそう。お節介ついでに、コイツで火ぃ点け治してあげんよ!

 怒涛の赤、《紅き神馬エグゼシード・レッド》レベル2!!」

(カルミェン手札4→3)

(リザーブ9(S)→0)

(トラッシュ0→6)

[紅き神馬エグゼシード・レッド コア3(S) レベル2 BP15000]

 

 赤のシンボルを突き破るよう炎を巻き上げ現れたのはエグゼシード…とは違う神馬。エグゼシードは白馬の印象ですが、このエグゼシードは赤。額の一角は角というより剣に近い形をしています。

 

「エグゼシード・レッドはエグゼシードのご先祖さま。つまり元神皇!」

「先祖…!」

「次にバーストセットして、アタックステップ!」

(手札3→2)

{カルミェンバースト:なし→セット}

 

 テーブルにバーストをセットし、見事な跳躍でエグゼシード・レッドの背中へと乗りました。

 

「エグゼシード・レッド、アタック!」

「っ!」

「レベル1からのアタック時効果! エグゼシード・レッドのソウルコアをアタシのライフに、【封印】ッ!!」

[紅き神馬エグゼシード・レッド コア3(S)→2]

(カルミェンライフ3→封印→4[S])

 

 エグゼシード・レッドからソウルコアが飛び出し、背中にいるカルミェンの胸元へと直撃。その瞬間、カルミェンさんの衣服の端々から炎が噴き上がり、比喩ではなく本当に炎のドレスを纏う姿へと変わりました。

 

「凄い…」

「レベル2からのアタック時効果! エグゼシード・レッドのBPをプラス1万! 更に封印中の効果でソウルドラゴン・焔影を指定アタック!」

[紅き神馬エグゼシード・レッド BP15000+10000=25000]

 

「まだ見惚れるにゃまだ早いよ! 【封印】をキーにバースト発動!」

「っ!? 封印時バースト!?」

「輝く翼は王の証!《古の神皇 神鳥のガルダーラ》をバースト召喚!!」

{カルミェンバースト:セット→発動→召喚}

[紅き神馬エグゼシード・レッド コア2→1 レベル2→1]

[古の神皇 神鳥ガルダーラ コア1 レベル1 BP6000]

 伏せられていたバーストが弾かれるように跳び、竜巻を生み出し緑のシンボルと共に空へと飛び出し、砕ける音がした瞬間、鳥の鳴き声と共に空から荘厳な輝く神鳥が降り立ちます。

 

「ガルダーラの召喚時効果! 系統<神皇>か<十冠>を持つスピリットにボイドからコアを3つ追加する! 対象はエグゼシード・レッド!」

[紅き神馬エグゼシード・レッド コア1→4 レベル1→2]

 

「オォラァ!!とっつげきぃーッ!!」

 

 焔影に迫る最中天高く跳躍する神馬。

そのまま焔影を踏み潰さんと急降下してきますが、焔影は素早く退きます。しかし、神馬の両前脚が大地を砕くと2つの火柱が焔影を逃がすまいとぐるりと取り囲み、高く立ち上る炎の壁になりました。

 

Attack!!

紅き神馬エグゼシード・レッド

BP15000+10000=25000 →win!!

  vs

Defense!!

忍頭領ソウルドラゴン・焔影

BP14000 →Lose...

 

 真っ向から対峙する神馬と焔影。

先程のお返しとばかりに額の剣角に光と炎を纏わせ、先程焔影が見せた技と同じような巨大な炎の巨剣を作りだしました。

 

「同じ火を使う! アタシらも出来ないわきゃないんだなぁ!これがぁ!!」

 

 前身を持ち上げ嘶く神馬。

振り下ろされる炎剣に成す術なく飲み込まれてしまう焔影。……申し訳ありません、焔影。

――瞬間、叩き付けられた余波がこちらにも押し寄せ、私のライフを焼き飛ばしてきました。

 

「っ、焔影…!」

「バトル終了時! てんしちゃんのライフ1つをリザーブに飛ばして、1枚ドロー!」

[忍頭領ソウルドラゴン・焔影 破壊]

(てんしリザーブ0→6(S))

(ライフ5→4)

(リザーブ6(S)→7(S))

(カルミェン手札2→3)

 

赤 スピリット

《紅き神馬エグゼシード・レッド》

コスト8 軽減赤4 <神皇・皇獣>

<1> Lv1 BP10000

<2> Lv2 BP15000

<5> Lv3 BP20000

シンボル:赤赤

Lv1・Lv2・Lv3《封印》『このスピリットのアタック時』

このスピリットの[ソウルコア]を自分のライフに置ける。

《封印中》Lv1・Lv2・Lv3『このスピリットのアタック時』

相手のスピリット/アルティメット1体を指定してアタックできる。

ブロックされたバトルの終了時、相手のライフのコア1個を相手のリザーブに置き、自分はデッキから1枚ドローする。

Lv2・Lv3『このスピリットのアタック時』

このスピリットをBP+10000する。

 

「ターンエンド!」

「…私のソウルドラゴン達を2人を即捌くとは」

「そっちこそ。アタシのエグゼシードとギュウモンジを難なく捌いたクセに」

「………ふふっ」

「………ふふん」

 

 お互いが不敵に笑います。

そう、バトルスピリッツは楽しいのです。

この一瞬、この刹那が。

 

<てんし・第七ターン>

「スタートステップ」

(リザーブ7(S)→8(S))

(手札3→4)

(トラッシュ5→0)

(リザーブ8(S)→13(S))

 

「メインステップ。まずはネクサス《故郷の山に似た山》を配置」

(手札4→3)

(リザーブ13(S)→10(S))

(トラッシュ0→3)

 

「ほほぅ」

「続けて来たるは《剣武龍ムラマサ・ドラゴン》!!」

[剣武龍ムラマサ・ドラゴン コスト5−1=4]

(手札3→2)

(リザーブ10(S)→7(S))

[剣武龍ムラマサ・ドラゴン コア1 レベル1 BP4000]

(トラッシュ3→5)

 

 あちらこちらに火の手、炎が噴き上がる大地を砕き、赤のシンボルを斬り裂いて現れたのは額に太刀を戴く朱色の甲冑を纏う竜人。

 

「来たねムラマサ・ドラゴン! ………ソウルコアを乗せてない…?」

 

「更に召喚!

 練磨せし武の魂!《魂皆伝ブゲイシャー・ドラゴン》!!」

[魂皆伝ブゲイシャー・ドラゴン コスト7−1=6]

(手札2→1)

(リザーブ7(S)→4(S))

(トラッシュ5→7)

[魂皆伝ブゲイシャー・ドラゴン コア1 レベル1 BP5000]

 

「今度はブゲイシャー・ドラゴン!?」

「まだです! 紅蓮の起導士!

 《爆炎の起導士イザナ》!! ソウルコアをコストに使用し、参陣!!」

[爆炎の起導士イザナ コスト5−1=4]

(手札1→0)

(リザーブ4(S)→2)

(トラッシュ7→8(S))

[爆炎の起導士イザナ コア1 レベル1 BP4000]

 

 2つの赤のシンボルが現れ弾け、片方のシンボルから赤とは違う青い炎が逆巻き、ゆらりと、しかし大地を踏み締め姿を見せたのは豪奢な陣羽織と鎧、雄々しき銀の兜、揺らめく炎のような結髪。

ムラマサ・ドラゴンが戦国時代の荒武者ならば、ブゲイシャー・ドラゴンは次代の侍と言うのでしょうか。

更に続いて不思議な八卦陣が現れ、そこから神主のような白い狩衣に甲冑を着込んだ竜人が現れます。

 

「イザナの召喚時効果! 召喚コストにソウルコアを使用したため、【起導:赤】発揮! 私の赤のソウルバースト効果を持つバーストを即発動させます!」

「っ!? ムラマサ・ドラゴンにソウルコアを置かなかったのはこの為か…!」

赤 スピリット

《爆炎の起導士(きどうし)イザナ》

コスト5 軽減赤3 <起導者・武竜>

<1> Lv1 BP4000

<3> Lv2 BP6000

シンボル:赤

Lv1・Lv2【起導:赤】『このスピリットの召喚時』

召喚コストに[ソウルコア]を使用していたら、自分の赤のSバースト1つをただちに発動させる。

そのバースト発動後、自分はデッキから1枚ドローする。

Lv2『このスピリットのバトル時』

自分の手札にあるバースト効果を持つカード1枚をセットできる。

 

「ソウルバースト!!

 目醒めよ、邪滅の炎刃!

 《炎龍刀オニマル》!!」

{てんしバースト:セット→発動→召喚}

 

 荒れ狂う炎が1匹の火炎の龍となり大地を噛み砕き、その大地から真っ赤に燃える大太刀が姿を現します。

 

「炎龍刀のバースト効果、ムラマサ・ドラゴンを対象にBPを1万上昇!」

[剣武龍ムラマサ・ドラゴン BP4000+10000=14000]

 

「そしてムラマサ・ドラゴンへ直接合体!」

 

炎龍刀オニマル

  ↓ 合体

剣武龍ムラマサ・ドラゴン(合体)

[コスト:5+6=11]

[BP:14000+5000=19000]

[合体時:追加]

[シンボル:赤+赤=赤赤]

 

 轟々と燃え盛る炎の中から炎龍刀の柄をつかみ取り、大地から引き抜く。

 

「バースト発動後、1枚引きます!」

(てんし手札0→1)

 

「この状況から3体並べてくるなんて、ホントヤバいじゃんてんしちゃん…!」

「アタックステップに移行し開始時ブゲイシャー・ドラゴン、レベル1からの効果発揮! トラッシュにあるコアを私の<武竜>スピリット達に好きなように割り振り与えます!」

 

赤 スピリット

魂皆伝(ソウルマスター)ブゲイシャー・ドラゴン》

コスト7 軽減赤3 <武竜>

<1> Lv1 BP5000

<3> Lv2 BP10000

<5> Lv3 BP13000

シンボル:赤

Lv1・Lv2・Lv3『自分のアタックステップ開始時』

自分のトラッシュのコアを、系統:<武竜>を持つ自分のスピリットに好きなだけ置く。

この効果でこのスピリットにコアを置いたとき、相手のネクサス1つを破壊する。

Lv2・Lv3:フラッシュ『自分のアタックステップ』

1コスト支払うことで、BP6000以下の相手のスピリット1体を破壊する。

または、[ソウルコア]で1コスト支払うことで、BP12000以下の相手のスピリット1体を破壊する。

 

「ムラマサ・ドラゴンに6つ、ブゲイシャー・ドラゴンに2つコアを乗せます!」

(トラッシュ8(S)→0)

[剣武龍ムラマサ・ドラゴン(合体) コア1→7(S) レベル1→3 BP4000→8000+5000+10000=23000]

[魂皆伝ブゲイシャー・ドラゴン コア1→3 レベル1→2 BP13000]

 

「ブゲイシャー・ドラゴン自身にコアが乗ったためそちらのネクサス、社を破壊します!」

「ちぃっ!巫女さんが仏閣破壊すると洒落てんねぇ!」

[十二神皇の社 破壊]

 

「…ソウルコアをムラマサに戻した、けどバーストは伏せない。そこから導き出されるのは…!」

「ムラマサ・ドラゴン、剣刃合体アタック!!」

「来た!」

「ムラマサ・ドラゴンレベル2からのアタック時効果により、ガルダーラを指定アタック!」

「っ!? ガルダーラで強制ブロック!」

「ロングフィールドの効果により1枚引きます!」

(てんし手札1→2)

 

「フラッシュタイミング! ムラマサ・ドラゴンを対象に【煌臨】を宣言!!」

「ここで煌臨か!」

 

「煌臨、煌めきの龍! 《戦国龍ソウルドラゴン・煌》!!」

(手札2→1)

[剣武龍ムラマサ・ドラゴン(合体) コア7(S)→6]

(トラッシュ0→1(S))

[炎龍刀オニマル 引き継ぎ]

[戦国龍ソウルドラゴン・煌(合体) 煌臨 コア7 レベル3 BP12000+5000+10000=27000]

 

 剣武龍が炎龍刀を天へと掲げ、それを目印にするよう光の柱が剣武龍を包みます。黄金に姿を変え、それと同じくして光の空から周囲の炎よりも輝く龍が舞い降ります。

剣武龍は戦国龍に炎龍刀を託し、自身は戦国龍に重なるように一体となりました。

 

「4体目のソウルドラゴン…!」

「煌の煌臨時効果により、トラッシュのソウルコアを煌へ置きます! まだバトルは続いていますよ!」

(トラッシュ1(S)→0)

[戦国龍ソウルドラゴン・煌(合体) コア6→7(S)]

 

 白銀の甲冑、燃え盛る両翼に、戦国龍から受け継がれる十文字槍。片手に炎龍刀を構え、金翅鳥へと仕掛けます。

 

「っ、フラッシュ!マジック《エグゼフレイム》!」

「っ!」

「コイツは名前に“エグゼシード”を持つスピリットがアタシの場にいるときフル軽減したことにできる! エグゼシード・レッドがそれに合致するためフル軽減、よって2コストで使用! コストはエグゼシード・レッドから拝借!」

(カルミェン手札3→2)

[紅き神馬エグゼシード・レッド コア4→2 レベル2→1]

(トラッシュ6→8)

 

「合計BP1万5千まで相手のスピリット、アルティメットを破壊でき、ついでにそっちのネクサスも壊滅させられちゃう!」

「っ…、先程のドローで引いたのですね」

「BP1万のブゲイシャー・ドラゴンとイザナを対象に指定! 燃えちまいなァッ!!」

[魂皆伝ブゲイシャー・ドラゴン BP10000 破壊]

[爆炎の起導士イザナ BP4000 破壊]

(てんしリザーブ2→6)

[No.20 ロングフィールド 破壊]

[故郷の山に似た山 破壊]

 

赤 マジック

《エグゼフレイム》

コスト8 軽減赤6

カード名に「エグゼシード」を含む自分のスピリットがいる間、このマジックカードの軽減すべてを満たしたものとして扱う。

フラッシュ:

BP合計15000まで相手のスピリット/アルティメットを好きなだけ破壊し、相手のネクサスすべてを破壊する。

 

「バースト貼らなかったのは悪手じゃなぁいかなぁ?!」

「それはどうでしょうか。フラッシュタイミング!」

「ここで!? まさかまた煌臨…」

「マジック、《烈火槍神撃》!」

[戦国龍ソウルドラゴン・煌(合体) コア7(S)→5]

(トラッシュ0→2(S))

 

「にゃにぃ!?」

「対象はソウルドラゴン! このターン中BPを4千上昇させ、BP比べに勝利した際2枚引かせてもらいます!」

[戦国龍ソウルドラゴン・煌(合体) BP27000+4000=31000]

 

 携えた十文字槍に炎が宿り更なる力が戦国龍に与えられました。

天より飛来する金翅鳥を見据え負けじと炎の翼を羽ばたかせ飛翔。ガルダーラの羽ばたきにより発生した羽根と、意思を持ったように襲い来る紅い尾羽根を捌き、一瞬の隙を見逃さず懐へ飛び込み炎龍刀と十文字槍で左右の翼を斬り落とします。

最期のトドメとばかりに十文字槍を逆手に持ち金翅鳥の背中から貫き大地へと墜としました。

 

「ガルダーラ!? そこまでやる!?」

「お相手はその昔単身で敵地に乗り込み壊滅させた神鳥。やり過ぎでは無いと思います。神を墜とした報酬として2枚引かせていただきます。…それに、今の状況でレベル3のガルダーラは隅に置くには少々厄介です」

[古の神皇 神鳥のガルダーラ 破壊]

(カルミェンリザーブ0→1)

(てんし手札0→2)

 

緑 スピリット

《古の神皇 神鳥のガルダーラ》

コスト8 軽減緑4 <神皇・爪鳥>

<1> Lv1 BP6000

<3> Lv2 BP10000

<5> Lv3 BP12000

シンボル:緑

【Sバースト:自分か相手の《封印》後】

このカードをコストを支払わずに召喚する。

Lv1・Lv2・Lv3『このスピリットの召喚時』

ボイドからコア3個を、系統:<神皇>/<十冠>を持つ自分のスピリットに置くことができる。

《封印中》Lv3『このスピリットのアタック時』

バトル終了時、ターンに1回、相手のライフのコア1個を相手のリザーブに置くことで、このスピリットは回復する。

 

「バトル終了時、炎龍刀の合体時効果! ターン中に一度トラッシュのソウルコアを赤1色のみのスピリットに置くことで、系統<主君>を持つスピリット、則ちソウルドラゴン・煌を回復させます!」

(てんしトラッシュ2(S)→1)

[戦国龍ソウルドラゴン・煌 コア5→6(S) 疲労→回復]

 

「ソウルドラゴン、剣刃合体アタック! 煌臨中のアタック時効果により、エグゼシード・レッドを指定アタック!」

 

SwordBrave Attack!!

戦国龍ソウルドラゴン・煌+炎龍刀オニマル

BP12000+5000+10000+4000=31000

   VS

Defense!!

紅き神馬エグゼシード・レッド

BP10000

 

 金翅鳥を貫き大地に突き刺さった槍を引き抜き、次の首級を神に選ばれた紅馬に定めます。

炎龍刀を肩に乗せ一気に間を詰め、目にも留まらぬ突きを繰り出し神馬を貫いた、かと思えばそれば残像。。

レベル1でも神馬、ただではやられまいと斬撃を飛ばし突進してきます。

それならばと戦国龍は槍を地面に突き立て、炎龍刀を鞘にしまうような動作。腰溜めに居合の構えを取ります。

 

「フラッシュタイミング! マジック《ワイルドライド》を使用します!」

(てんし手札2→1)

(リザーブ6→3)

(トラッシュ1→4)

 

「ソウルドラゴンのBPを3千上昇! 更にBP比べに勝利したとき回復する効果を得ます!」

[戦国龍ソウルドラゴン・煌(合体) BP31000+3000=34000]

 

 分身体に惑わされず斬る……などまどろっこしい事はせず全て斬れば問題無し。神馬を超える神速の斬撃。無数の線に刻まれ神馬は爆発四散となります。

 

「神馬、討ち取ります!」

「そのデカい得物で居合とか何なんだよもー!」

「2枚引き、ソウルドラゴン回復!」

(てんし手札1→3)

[戦国龍ソウルドラゴン・煌(合体) 疲労→回復]

[紅き神馬エグゼシード・レッド 破壊]

(カルミェンリザーブ1→3)

 

「ソウルドラゴン、三度剣刃合体アタック!」

「ヤバヤバ…!」

「ソウルドラゴンはダブルシンボルです!」

「ライフで受ける!」

(カルミェンライフ4(S)→2(S))

(リザーブ3→5)

 

 神馬を斬った後返す太刀でカルミェンさんを斬りライフ2つを奪います。

 

「ぐはぁっ…!?

「エンドステップ。ワイルドライドを手札に戻し、ターンを終了します」

(てんし手札3→4)

 

<カルミェン・第八ターン>

「っ痛ぅ…。いやぁこいつぁ驚いた。噂に違わぬ強さにびっくらこいたよ。情熱の第八ターン!」

(リザーブ5→6)

(手札2→3)

(トラッシュ8→0)

(リザーブ6→14)

 

「メイン! さてはてどーしますかねこの状況。あっちを更地にしたと思ったらこっちがなってたっていうね」

「こちらも気が抜けませんよ」

「まぁ楽して勝てる訳無いもんねぇ」

「そちらの手札も割れてますよ?」

「んじゃ今引いた《フェイタルドロー》使わせてもらうね」

(手札3→2)

(リザーブ14→10)

(トラッシュ0→4)

 

「まず2枚ドロー。んでアタシのライフが2以下だから更に1枚ドロー!」

(手札2→5)

 

「よし!ネクサス《情熱サーキット》を配置させてもらおうか!」

(手札5→4)

(リザーブ10→6)

(トラッシュ4→8)

 

「バーストをセットしてターンエンド!」

(手札4→3)

{カルミェンバースト:なし→セット}

 

赤 マジック

《フェイタルドロー》

コスト4 軽減赤2

メイン:

自分はデッキから2枚ドローする。

自分のライフが2以下のとき、さらに自分はデッキから1枚ドローする。

フラッシュ:

このターンの間、スピリット/アルティメット1体をBP+2000する。

 

 一気に手札を補充、しかもドローマジックを2枚連続で使われ防御はデルタバリアを握り万全と言ったところ。ドローで更に防御マジックが入った可能性も否めないでしょう。

 更に私達の周囲が巨大なサーキット場へと姿を変えます。

 

「いよいよ大詰め。アタシらには相応しいステージっしょ」

 

<てんし・第九ターン>

「スタートステップ」

(リザーブ3→4)

(手札4→5)

(トラッシュ4→0)

(リザーブ4→8)

 

「メインステップ。マジック、《アドベントドロー》を使用します」

(手札4→3)

(リザーブ8→6)

(トラッシュ0→2)

 

「2枚引いたのち、デッキの上から3枚を公開します」

(手札3→5)

●オープンしたカード

・《ムシャドラコ》(スピリット)

・《剣豪龍サムライ・ドラゴン・天》(スピリット)

・《武龍魔神》(ブレイヴ)

「その中の《煌臨》を持つスピリットカードを手札に加えますが、該当するカードが無かったため全て破棄されます」

「武龍魔神も落ちた!ラッキー♪」

「では続けてマジック《陀武竜ドロー》を使用します」

「…あるぇ?」

(手札5→4)

(リザーブ6→4)

(トラッシュ2→4)

 

「2枚引いたのち、トラッシュに眠る<武竜>スピリット、《剣豪龍サムライ・ドラゴン・天》を手札に戻します」

(手札4→6→7)

 

「リザーブのコア全てをソウルドラゴンに乗せ、アタックステップへ移行します」

(リザーブ4→0)

[戦国龍ソウルドラゴン・煌(合体) コア5(S)→9]

 

「ソウルドラゴン、剣刃合体アタック!」

「まぁそうよな。フラッシュ! マジック《デルタバリア<RV>》!」

(カルミェン手札3→2)

(リザーブ6→2)

(トラッシュ8→12)

 

 カルミェンさんが手札から引き抜いたカードで逆三角形を大きく描きます。

するとそれぞれの点が光を放ち線で繋がり合い、それが巨大な盾となり戦国龍の一刀を阻みました。

 

「このターン中、コスト4以上のスピリット、アルティメットからのアタックと、そっちからの効果によるライフダメージじゃライフは0にならない! おいで!ソウルコアで受ける!」

「っ!」

(カルミェンライフ2[S]→1)

(リザーブ2→3(S))

 

 封印を解いた…? しかしデルタバリアの効果は適用済み。

 

「痛っってぇぇ…! このバトル終了時、ボイドからコア1つライフに置く! 封印中に使われたからライフ回復効果は適用される!」

(カルミェンライフ1→2)

 

白 マジック

《デルタバリア<RV>》

コスト4 軽減白2

トラッシュにあるこのカードは一切の効果を受けない。

フラッシュ:

このターンの間、相手の効果と、相手のコスト4以上のスピリット/アルティメットのアタックでは、自分のライフは0にならない。

《封印中》さらに相手のアタックステップ中なら、このバトル終了時、ボイドからコア1個を自分のライフに置く。

 

「相手によってライフが減少したため情熱サーキットの効果発揮! アタシのデッキトップを1枚オープン!」

●オープンしたカード

・《深紅の龍王ウロヴォリアス・スカーレット》(スピリット・赤・神皇)

 

「っ!?」

「ヒュー! オープンしたカードが、赤であり系統<神皇>を持つスピリットならばノーコストで参戦できる! 赤い辰は紫じゃなく赤! よってノーコスト召喚!」

(リザーブ3(S)→2)

[深紅の龍王ウロヴォリアス・スカーレット コア1 レベル1 BP12000]

 

「そして!ライフ減少により、バースト発動ッ!!」

{カルミェンバースト:セット→発動}

 

「神馬に宿りしは爆覇の魂!

 爆裂爆勝ち!《爆炎の覇神皇エグゼシード・バゼル》!!

 バースト召ッ喚!!」

{カルミェンバースト:発動→召喚}

(リザーブ2(S)→0)

[爆炎の覇神皇エグゼシード・バゼル コア2(S) レベル1 BP10000]

 

サーキットのピットスペースから燃え盛る火の玉らしきものがコースを走り出し、伏せられていたバーストカードが文字通り大爆発しそこから一体の馬が嘶きと共に飛び出してきます。

コースを走る光りが、神馬が降り立つ隣に急ブレーキを掛け大地を砕きながら姿を現しました。

 エグゼシードの特徴である一角は無くなり、バゼルが着る陣羽織と光る翼、胴体の左右に携えられた刀、尾は龍のように長くなっています。

 並び立つのは黒い躯に紅い線の走る巨大な龍。

 

「バゼル…! それにウロヴォリアスまで…」

「エグゼシードとバゼルがジョグレス進化した姿、紅い龍王に驚けぇ!」

「……ターンを終了します」

 

赤 ネクサス

《情熱サーキット》

コスト4 軽減赤2

<0> Lv1

<1> Lv2

シンボル:赤

Lv1・Lv2『相手のアタックステップ』

相手によって自分のライフが減ったとき、自分のデッキを上から1枚オープンできる。

そのカードが系統:<神皇>/<十冠>を持つ赤のスピリットカードのとき、コストを支払わずに召喚できる。

残ったカードは破棄する。

Lv2『自分のアタックステップ』

自分のスピリットがブロックされたとき、自分はデッキから1枚ドローする。

 

<カルミェン・第十ターン>

「情熱の第十ターン、スタートステップ!」

(リザーブ0→1)

(手札2→3)

(トラッシュ12→0)

(リザーブ1→13)

 

「メイン! エグゼシード・バゼル、ウロヴォリアスをレベル3、情熱サーキットをレベル2へ!」

(リザーブ13→4)

[爆炎の覇神皇エグゼシード・バゼル コア2(S)→6 レベル1→3 BP10000→20000]

[深紅の龍王ウロヴォリアス・スカーレット コア1→5 レベル1→3 BP10000→22000]

[情熱サーキット コア0→1 レベル1→2]

 

「ふっふっふ〜。煌臨すんのは、ソウルドラゴンだけじゃあないんよ!」

「――来る!」

「メインステップにエグゼシード・バゼルを対象に煌臨を宣言!!」

[爆炎の覇神皇エグゼシード・バゼル コア6(S)→5]

(トラッシュ0→1(S))

 

「神馬の魂、龍の始祖たる皇の魂を宿り交わり煌めく!

 煌臨突破!《龍神皇ジーク・エグゼシード》!!」

(手札3→2)

[爆炎の覇神皇エグゼシード・バゼル 煌臨元へ]

[龍神皇ジーク・エグゼシード コア5 レベル3 BP26000 煌臨元1]

 

 爆炎の神皇へと降り注ぐ光が龍へと形を変え、新たな赤い龍馬へ煌臨を果たします。

 

「メインステップでの煌臨…!」

 

赤 スピリット

《爆炎の覇神皇エグゼシード・バゼル》

コスト7 軽減赤3 <神皇・覇皇・皇獣>

<1> Lv1 BP10000

<3> Lv2 BP15000

<4> Lv3 BP20000

シンボル:赤

フラッシュ《煌臨:皇獣&コスト4以上》『お互いのアタックステップ』

自分の[ソウルコア]をトラッシュに置くことで、対象の自分のスピリットに手札から重ねる。

【バースト:自分のライフ減少後】

このカードをコストを支払わずに召喚する。または、《煌臨》で重ねる。

Lv2・Lv3『このスピリットのアタック時』

相手のスピリット/アルティメット1体を指定してアタックできる。

そうしたとき、ブロックされたバトルの終了時、相手のライフのコア2個を相手のリザーブに置ける。

さらに、自分のバースト1つをただちに発動できる。

 

「驚くのはコイツを見てからにしてちょうだい?

 彼方より轟くは万象照らす無限の炎!

 召喚、異魔神ブレイヴ《超・炎魔神》!!」

(手札2→1)

(リザーブ4→1)

(トラッシュ1(S)→4(S))

[超・炎魔神 コア0 レベル1 BP5000]

 

 カルミェンさんが天へと投げたカードから炎が走り、光そのものがIゲートとなりあちらの世界から紅蓮の機神を喚び招きます。

現れた機神は2つの黄金の輪を背負い、深紅の四肢、エグゼシードを模したような黄金の角の魔神。

 

「ここで、超・炎魔神…!」

「はっはァッ!! 召喚時効果でそちらさんのバーストを破棄!

{てんしバースト:セット→破棄=天火烈刀斬}

 

「超・炎魔神!龍神皇と龍王に接続(コネクト)だ!」

 

超・炎魔神

  左右↓合体

龍神皇ジーク・エグゼシード(合体)

[コスト:9+5=14]

[BP:26000+5000=31000]

[合体時:追加]

[シンボル:赤赤+赤=赤赤赤]

 

深紅の龍王ウロヴォリアス・スカーレット(合体)

[コスト:7+5=12]

[BP:22000+5000=27000]

[合体時:追加]

[シンボル:赤+赤=赤赤]

 

「アタックステップ!さぁクライマックスのお時間だ!」

「っ!」

「ジーク・エグゼシード、トラッシュのソウルコアを乗せてソウルドラゴンへ指定アタック! 超・炎魔神の援護によりBPプラス5千!」

「ソウルドラゴン、強制ブロック!」

「情熱サーキットレベル2からの効果、アタシのスピリットがブロックされたら1枚ドローする!」

[龍神皇ジーク・エグゼシード(合体) BPD31000+5000=36000]

(カルミェントラッシュ4(S)→3)

[龍神皇ジーク・エグゼシード(合体) コア5→6(S)]

(手札1→2)

 

「ジーク・エグゼシードのアタック時フラッシュ効果! 1ターンに一度、手札の<神皇>か<十冠>スピリットカード1枚を煌臨元に追加することで、相手のライフを2つ破壊して回復する!

 更にスカーレットレベル2の効果! アタシの<神皇>、<十冠>スピリットが減らした相手のライフはソウルコア以外、ボイドに行く!」

「なるほど…!」

「手札で腐ってた《庚獣竜ドラリオン》を煌臨元に追加! これでライフ2つ、いただきぃ!!」

(手札2→1)

[庚獣竜ドラリオン 煌臨元へ]

[龍神皇ジーク・エグゼシード 煌臨元1→2]

 

「う、くぅっ…!」

「ジーク・エグゼシード回復ぅ!」

(てんしライフ4→2 コア→ボイドへ)

[龍神皇ジーク・エグゼシード(合体) 疲労→回復]

 

赤 スピリット

《龍神皇ジーク・エグゼシード》

コスト9 軽減赤4 <神皇・皇獣・古竜>

<1> Lv1 BP16000

<3> Lv2 BP21000

<5> Lv3 BP26000

シンボル:赤赤

メイン《煌臨:皇獣&コスト6以上》『自分のメインステップ』

自分の[ソウルコア]をトラッシュに置くことで、対象の自分のスピリットに手札から重ねる。

Lv1・Lv2・Lv3『このスピリットのアタック時』

自分のトラッシュにある[ソウルコア]をこのスピリットに置き、相手のスピリット/アルティメット1体を指定してアタックできる。

Lv2・Lv3:フラッシュ『このスピリットのアタック時』

ターンに1回、自分の手札にある系統:<神皇>/<十冠>を持つカード1枚をこのスピリットの下に煌臨元カードとして追加することで、相手のライフのコア2個を相手のリザーブに置き、このスピリットは回復する。

 

赤 スピリット

《深紅の龍王ウロヴォリアス・スカーレット》

コスト7 軽減赤3紫3 <神皇・死竜>

<1> Lv1 BP12000

<2> Lv2 BP17000

<5> Lv3 BP22000

シンボル:赤

Lv1・Lv2・Lv3《封印》『このスピリットの召喚時』

自分のリザーブの[ソウルコア]を自分のライフに置ける。

《封印時》Lv1・Lv2・Lv3『自分のターン』

自分の各ステップの開始時、BP5000以下の相手のスピリット1体を破壊できる。

Lv2・Lv3『自分のアタックステップ』

系統:<神皇>/<十冠>を持つ自分のスピリットによって相手のライフが減るとき、相手のライフのソウルコア以外のコアはボイドに置かれる。

 

Brave Attack!!

龍神皇ジーク・エグゼシード+超・炎魔神

BP26000+5000+5000=36000

  VS

Defense!!

戦国龍ソウルドラゴン・煌+炎龍刀オニマル

BP14000+5000=19000

 

 今の手札なら……

 

「フラッシュタイミング! マジック《ディフェンスネビュラ》を使用!」

「おおっ!?」

「龍神皇を対象に指定! このターン中、龍神皇のレベルを1として扱います!」

(手札7→6)

[戦国龍ソウルドラゴン・煌(合体) コア9(S)→7(S)]

(トラッシュ4→6)

[龍神皇ジーク・エグゼシード(合体) レベル3→1 BP26000→16000+5000+500=26000]

 

 宙に描かれた金の五芒星が輝く鎖になり龍神皇を絡め取られ、力を抑え込まれた様子。しかし超・炎魔神の力を共有している分それでも負けじと突撃を止めません。

しかし、この一手で――

 

「甘ェんだなぁこれがぁッ!!」

「っ!?」

「フラッシュ! マジック《ボアアップ》!」

(カルミェン手札1→0)

(リザーブ1→0)

[龍神皇ジーク・エグゼシード(合体) コア6(S)→5]

[深紅の龍王ウロヴォリアス・スカーレット(合体) コア5→4 レベル3→2 BP22000→17000]

(トラッシュ3→6(S))

 

「このターン中アタシの<神皇>、<十冠>スピリットみんなを最高レベルとして扱っちゃうんだ!」

「あ、扱う効果の上書き…!?」

[龍神皇ジーク・エグゼシード(合体) レベル1→3 BP16000→26000+5000=31000]

[深紅の龍王ウロヴォリアス・スカーレット(合体) レベル2→3 BP17000→22000+5000=27000]

 

黄 マジック

《ディフェンスネビュラ》

コスト2 軽減黄2

【トリガーカウンター】

手札にあるこのマジックカードは、相手のUトリガーがヒットしたとき、ヒット効果発揮前に次の効果を使用できる。

■このバトルの間、バトルしている相手のアルティメット1体をBP−10000する。

フラッシュ:

このターンの間、相手のスピリット1体をLv1として扱う。

 

青 マジック

《ボアアップ》

コスト3 軽減青2

フラッシュ:

このターンの間、系統:<神皇>/<十冠>を持つ自分のスピリットすべてを、そのスピリットが持つ最高Lvとして扱う。

《封印時》さらに、このターンの間、系統:<爆蒼>を持つ自分のスピリットすべてに、

“【粉砕】『このスピリットのアタック時』相手のデッキを上から、このスピリットのLvと同じ枚数破棄する”

を与える。

 

 まさかあの1枚が同じレベル操作マジックだったとは予想だにしませんでした。これでは次の手を変えざるを得ません…。

縛り付ける金の鎖を引きちぎり、赤い炎を更に燃やし、青い炎に包まれ戦国龍に迫ります。

 

Brave Attack!!

龍神皇ジーク・エグゼシード+超・炎魔神

BP31000⇒Level Change!!⇒Lv3→1 BP16000+5000+5000=26000⇒Level Change!!⇒Lv1→3 BP16000→26000+5000+5000=36000 →win!!

  VS

Defense!!

戦国龍ソウルドラゴン・煌+炎龍刀オニマル

BP14000+5000=19000 →Lose...?

 

 神龍皇の突進を十文字槍と炎龍刀を交差させ受け止めますが力の差が違いすぎ、大地をえぐりながら背後後ろ後ろへと押しやられてしまいます。

 

「ソウルドラゴン…!」

「仕留めたァッ!!」

「フラッシュタイミング! マジック《アルターミラージュ》を使用します!」

「っ、また黄色マジック!?」

(てんし手札6→5)

[戦国龍ソウルドラゴン・煌(合体) コア7(S)→3 レベル3→2 BP12000→10000+5000=15000]

(トラッシュ6→10)

 

 受け止めている間でも身は青い炎に焼かれ、限界を迎えたとき十文字槍が折れ神龍皇に貫かれ爆発四散し…たかのように見えましたが、爆煙が墨で縁取られた水墨画のようなものに変わり、その煙から無傷の戦国龍が姿を現しました。

 

「このターン中、コスト3以上の私のスピリット達はBP比べに敗北したとき、回復状態で場に残ります!」

[戦国龍ソウルドラゴン・煌(合体) 破壊→回復状態で場に残る]

 

黄 マジック

《アルターミラージュ》

コスト4 軽減黄3

フラッシュ:

このターンの間、コスト3以上の自分のスピリットすべては、BPを比べ相手のスピリットに破壊されたとき、回復状態で自分のフィールドに残る。

この効果は『自分のターン』で使えない。

 

「なーる。だけどバトル終了時に【ダブルドライブ】発揮ィッ!! 超・炎魔神の左右に<神皇>スピリットが接続されている間、立て続けにもう一度だけアタックすることができる!!」

 

赤 ブレイヴ

《超・炎魔神》

コスト5 軽減赤3 <異魔神・機竜>

<0> Lv1 BP5000

<0> 合体 +5000

このブレイヴは、疲労せず、スピリット状態のとき、アタックとブロックができない。

Lv1『このブレイヴの召喚時』

相手のバースト1つを破棄する。

【左右合体条件:コスト4以上】

【左合体中/右合体中】『このスピリットのアタック時』

このスピリットをBP+5000する。

【ダブルドライブ】このブレイヴの左右に系統:<神皇>を持つスピリットが合体している間、バトル終了後、このスピリットは続けてもう1回だけアタックできる。

 

「ジーク・エグゼシード、もう一度合体アタック! アタック時効果でソウルコアを回収して、ソウルドラゴンへ指定アタック! そしてブロックされたから1枚ドロー!」

(カルミェントラッシュ6(S)→5)

[龍神皇ジーク・エグゼシード(合体) コア5→6(S)]

(手札0→1)

 

「残るってこたぁサンドバッグになるってことだぁッ!!」

 

 貫き駆け抜けた龍神皇が空を駆け、大きな軌道を描いて再度戦国龍へと激突してきます。今度こそはと激突と同時に斜めに直角に跳び、そのまま直角に地面へと戦国を叩き付け、口から灼熱の青いブレスを浴びせ掛け、両前脚を高く持ち上げ踏みつけ、戦国龍を爆散させました。

しかし先程と同じく、水墨画のような煙となり龍神皇の後方へと再び現れた戦国龍。回復状態で残りはしますが、流石に疲労が隠せないようです…。

 

「続けてスカーレット、合体アタック!」

「ソウルドラゴン、疲れているところ申し訳ありません。ブロックです!」

 

 深く赤い血のような燃え盛る翼を広げ飛翔する龍王へ戦国龍が立ちはだかります。

龍王は戦国龍と一度切り結びますが即座に離脱し、黒い稲妻が走る炎のブレスを浴びせ掛けました。その炎は外へは拡がらず、内へ内へと集束してゆき戦国龍を蝕みます。破壊される刹那、またも水墨画のような煙を巻き上げ炎から逃れ戦国龍が無傷で現れます。

 

「超・炎魔神の【ダブルドライブ】発揮! スカーレット、もう一度合体アタック!」

「ソウルドラゴン!」

「ブロックされかたらドロー!」

(手札3→4)

 

「守るねぇ。その分得させてもらってるけど、そんなにライフが大事かい?」

「龍王の効果で、私のライフは次の糧にならない。ならば、カード達の為にも、1つも無駄にはできません」

「なるほど…。ターンエンド」

 

<てんし・第十一ターン>

「スタートステップ!」

(リザーブ0→1)

(手札5→6)

(トラッシュ10→0)

(リザーブ1→11)

 

「メインステップ」

 

 この状況、残念ですが先程回収した(アマツ)では覆す事が難しい。煌でも厳しい。――なれば。

 

「《ハガネヴルム》をレベル1で召喚を召喚」

(手札6→5)

(リザーブ11→9)

(トラッシュ0→1)

[ハガネヴルム コア1 レベル1 BP3000]

 

「そして、ネクサス《炎武の紋》を配置します!」

(手札5→4)

(リザーブ9→8)

(トラッシュ1→2)

[炎武の紋 コア0 レベル1]

 

「今更小さいのを…?」

「カルミェンさん。このバトル、とても素晴らしい経験となりました」

「おやおや、もう勝利宣言?」

「このターンが終極の分かれ目。賭けといきます!」

「ふふん!来なよ!アタシらが最期まで躍ってやるさ!!」

 

「魂の龍、今こそ炎刃連ね勝利をこの手に!!

 召喚!《戦国龍ソウルドラゴン》!!」

(手札4→3)

 

 私の周囲から噴き上がる竜の形を成した炎が空中に集い、赤のシンボルを形成します。

それが弾けると共に、真紅の鎧甲冑を纏う龍人。ソウルドラゴンが出現しました。煌、朧、焔影達ソウルドラゴンの元祖にして、私のキーカード。

 

「ここで素のソウルドラゴン!?」

「炎武の紋の効果により、系統<家臣>を持つハガネヴルムがいることで1つ少なくなります。よって最大軽減、2コストで召喚します!」

[戦国龍ソウルドラゴン コスト7−1=6]

(リザーブ8→5)

(トラッシュ2→4)

[戦国龍ソウルドラゴン コア1 レベル1 BP7000]

 

「…へん!レベル4にしたくてもコアが足りないよ!」

「私の武竜達を侮らないでいただきたい! 炎武の紋をレベル2へ!」

(リザーブ5→4)

[炎武の紋 コア0→1 レベル1→2]

 

「これにより、<家臣>スピリットと同じ色を持つ<主君>スピリットが持つ最高レベルとして扱います!」

「なん…!?」

「家臣ハガネヴルムは赤、主君ソウルドラゴンも赤。よってソウルドラゴン達はレベル3、4となります!」

[戦国龍ソウルドラゴン レベル1→4 BP7000→30000]

[戦国龍ソウルドラゴン・煌 レベル2→3 BP10000→12000+5000=17000]

 

赤 ネクサス

《炎武の紋》

コスト4 軽減赤3

<0> Lv1

<1> Lv2

シンボル:赤

Lv1・Lv2

系統:<家臣>を持つ自分のスピリット1体につき、自分の手札にある系統:<主君>を持つスピリットカードのコストを−1する。

Lv2

系統:<主君>を持つ自分のスピリットすべては、

系統:<家臣>を持つ自分の同じ色のスピリットがいる間、そのスピリットが持つ最高Lvとして扱う。

 

「煌の通常コア1つ、ソウルコア、炎龍刀オニマルを、ソウルドラゴンへと譲渡します!」

[戦国龍ソウルドラゴン・煌 コア3(S)→1]

[戦国龍ソウルドラゴン コア1→3(S)]

 

炎龍刀オニマル

  ↓合体

戦国龍ソウルドラゴン(合体)

[コスト:7+6=13]

[BP:30000+5000=35000]

[合体時:追加]

[シンボル:赤+赤=赤赤]

 

 煌めく戦国龍が、初代戦国龍へとソウルコアと炎龍刀を献上。炎龍刀の柄を力強く握り構えます。

 

「最後にリザーブのコア全てをソウルドラゴンに追加し、アタックステップ!」

(リザーブ4→0)

[戦国龍ソウルドラゴン コア3(S)→7(S)]

 

「ソウルドラゴン、剣刃合体アタック! ソウルドラゴンにあるソウルコアをトラッシュに置き、アタック時効果【連刃】発揮!!」

[戦国龍ソウルドラゴン コア7(S)→6]

(トラッシュ4→5(S))

 

「ここでハガネヴルム、レベル1からの効果発揮! 私のスピリットが【真・激突】または【連刃】を発揮するとき、疲労状態のスピリットを指定することができ、ブロック対象を選ぶことができます!」

「なっ…!?」

「神龍皇と龍王を指定し、煌が成し得なかった同時バトルを行います!」

 

SwordBrave Attack!!

戦国龍ソウルドラゴン+炎龍刀オニマル

BP30000+5000=35000

  VS

Defense!!

神龍皇ジーク・エグゼシード+超・炎魔神

深紅の龍王ウロヴォリアス・スカーレット+超・炎魔神

BP26000+5000=31000

BP17000+5000=22000

 

 迫る戦国龍に超・炎魔神が繋がる2体の神皇へ力を注ぎ、それを受けた2体も迎撃するために駆けだします。

龍神皇の突進を受け流し、龍王が単発ブレスを雨のように降らせますが、直撃するものだけを的確に切り払いものともしません。

 

「っ……」

「……」

 

 カルミェンさんが手札の1枚に手を掛けようとしますが、途中で躊躇います。

 

「BPを上げたとしても、コアを使えばレベルが下がってそもそも追い付けなくなる。それにあのワイルドライドと天と、最後の1枚…。ここまでか」

 

 連携を持って戦国龍を追い詰めて行く神龍皇と龍王。神龍皇へ反撃しようとすれば龍王が背後から焼き尽くそうと。龍王を迎撃しようとすればすかさず神龍皇が必殺の突撃を繰り出す隙の無さ。

その刹那、龍王の散弾を槍ではなく炎龍刀を投擲し龍王の態勢を崩させました。それを見た神龍皇が援護に回りますがそれを待ってたとばかりに、両手で槍を構えお互いが激突する瞬間、戦国龍が軽く両脚を浮かせ、なんと神龍皇にしがみ付いていたではありませんか。

 

「なぁ!? エグゼシードを捕まえたっての!?」

「御見事!」

 

 振り払おうと出鱈目に疾走する神龍皇に煌がやられた仕返しとばかりに横っ腹に十文字槍を突き刺し大事故大転倒し爆発しました。

更に爆煙から槍を構え龍王目掛け飛翔します。慌てて避けようとするところに先程投擲した炎龍刀がブーメランのように円を描いて戻ってきて龍王の背後から片翼を斬り裂きました。

戻ってきた炎龍刀を受け止め、片翼を失った龍王を大上段から交差させるよう×の字に切り捨て地上へと帰還します。

 

SwordBrave Attack!!

戦国龍ソウルドラゴン+炎龍刀オニマル

BP30000+5000=35000 →win!!

  VS

Defense!!

神龍皇ジーク・エグゼシード+超・炎魔神

深紅の龍王ウロヴォリアス・スカーレット+超・炎魔神

BP26000+5000=31000 →Lose...

BP17000+5000=22000 →Lose...

 

「エグゼシード、スカーレット…!」

 

「ソウルドラゴンレベル2からのアタック時効果! 【連刃】によりBP勝負に勝った相手の首級1つにつき、相手のライフ1つを頂戴します!!」

 

赤 スピリット

《戦国龍ソウルドラゴン》

コスト7 軽減赤4 <主君・武竜>

<1> Lv1 BP7000

<3> Lv2 BP10000

<4> Lv3 BP13000

<9> Lv4 BP30000

シンボル:赤

Lv1・Lv2・Lv3・Lv4『このスピリットの召喚時』

BP20000以下の相手のアルティメットすべてを破壊する。

Lv1・Lv2・Lv3・Lv4【連刃】『このスピリットのアタック時』

このスピリットの[ソウルコア]を自分のトラッシュに置くことで、相手のスピリット/アルティメットは、可能なら2体でブロックし、同時にバトルする。

Lv2・Lv3・Lv4『このスピリットのアタック時』

【連刃】でBPを比べ破壊した相手のスピリット1体につき、相手のライフのコア1個を相手のリザーブに置く。

 

「く……っはっはァッ!! 参った参った!どうやらエンディングを迎えたのはアタシの方だったか! いいぜ!アタシのライフ、持ってきな!!」

 

 カルミェンさんが両腕を左右に大きく広げ、受け止める体勢を取ると、ライフ2つが展開されました。

 

「貴女とのバトル。その美しき舞踏、私の心に炎を灯していただいたこと、誠に感謝いたします」

「元気出たみたいで何より。さぁ綺麗に仕上げてくんなよ!!」

「喜んで! ソウルドラゴン!!」

 

 武竜の誇りと共に全力全身全霊を持って、最後のライフ2つを十文字槍と炎龍刀で両断。決着と相成りました。

 

(カルミェンライフ2→0)

 

 

 

 

〔FINISH〕

 

〔GAME SET Winner てんし〕

 

 

 

―――――

 

―――

 

 

 

 

「対戦ありがとうございました。大変良いバトルでした」

「どもども。や~アタシのエグゼシード達じゃ敵わんかったか~」

「いいえ、私のソウルドラゴン達をここまで正面から破ってこられたのもありません。よろしければ…」

「モチィ♪ フレンドコード交換しましょ………ぅげあ!!?」

「っ!? ど、どうされました!?」

「た、ターゲットバトルで失ったポイント…70万……!?」

「………」

「こ、交換しようとおもってた特殊ホイル仕様のエグゼシード・ノヴァががが……!」




赤vs赤、皇獣vs武竜でした。皇獣お前殺意高すぎんだよバトルしろよクソが(疲労困憊)

皇獣のパワーがヤバすぎて調整に困難するわ、文字書き用携帯のバッテリーが落ちまくり何度も何度も書き直すハメになり気力を奪われるわでかなり長く間を空けてしまいました。



・カルミェン
 ???のアバター。月舘 朱音、F.L.Oの友人。フラメンコは(専門外)なので踊らない。
 【皇獣】をよく使い、フリーフィールドをスピリットの背に乗り駆け回っている姿が見かけられている。

・バトルポイント
 VR内通貨。貯めればカードの交換等ができる。



ミス等ありましたらお気軽にご指摘ください。
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