アークナイツ.Sidestorys 鵬程万里   作:Thousand.Rex

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サヴラは12F、レブロバはスポットの人種です

12/8 修正しました


正しい誤想

    龍門市街噴水広場付近

 

 

そこでは小さな祭りが開かれていた、特別な行事をしているわけではない、今日は龍門が貿易のために足を止め

様々な物資を搬入している、それに合わせ龍門を一目見ようと外から人がやって来ている

それを稼ぎ時だと考えた商人が出店を開き、旅行客や親子連れを狙ってなにか買わせようとしている

そして彼らの予想通りなのだろう、子供が目を輝かせて屋台に飛びついていく

食べものだろうか、いや、ゆるキャラか何かのお面だろうか、もっと別のものかもしれない

買って買ってとせがまれて、しょうがないなと親が買ってあげている、その顔には笑顔があった

 

人ごみにあふれている、パッと見、何処にだれがいるのかなんてわからない

そんな中で、その場には似つかわしくない、神妙な面持ちで歩く三人組、先頭の男はニット帽をかぶっている

彼らは小言で何かを話し合っている

 

「ねえ、あれはどういうことなの?」

 

サヴラの男がニット帽に話しかける

 

「さあな、わかっているのは、BSWの奴らがいたことだけだ」

 

ニット帽がこたえる

 

「でもおかしいじゃねえか。ここは龍門で、近衛兵の奴らが警備しているはずだろ?」

 

予定と違うぜ、少し乱暴な口調でレブロバの男が話しかける

ここは龍門、本来なら龍門警察が警備にあたっているはず、なのに関係のないBSWがいた

それも、進行ルートに、偶然とは思えない

 

「そうだな、予定と違う。だが、だからと言って引くわけにはいかん」

 

そう、龍門のゲートはくぐったのだ、仲間たちが協力して検閲を潜らせてくれた

今、引き返すことはできない、自分たちは予定通り五日間、龍門に潜伏しなければならない

 

「俺たちはこれから、この都市に溶け込み、来るべき日のため、仲間たちに情報を送

らねばならない ここで、まごついている時間はない」

 

「そうだけど、もしばれてたら……」

 

サヴラが言う、彼はこの中では一番気が弱い、イレギュラーな事態が起きて不安なのだろう

 

「この人込みだ、多少怪しまれても堂々としておけば気のせいだと思うだろう」

 

「だがよぉ、もう気づかれてるんじゃねえか? あの女、こっち見てただろ」

 

「かもな」

 

確かに、あの二人組は自分たちに視線を送っていた、感づかれているかもしれない

 

「なら、それを想定した動きをすればいい。何度も話し合った計画だ、やり通す」

 

ニット帽は上着のポケットに触る、そこには硬い感触が

 

「そうかい、わかったよ」

 

「わかった、従う」

 

男たちの決意は固い、

すべては感染者のために

それが彼らの動く理由なのだ

たとえ、外道に手を染めようと

 

「ここで別れよう、明日また、この時間に」

 

三人はそれぞれ別の方を行き、人の波に流れていった

 

 

 

『やつらは何を?』

 

「三つに別れました、それぞれ別の方向に進んでいます」

 

『そうですか』

 

リスカムの連絡を受け、フェン、クルース、ビーグルの三人は男たちを追跡していた

 

「こちらも別れて動きますか」

 

『ええ、お願いします、尾行だけにとどめて、深追いしないように』

 

「了解しました」

 

当初の予定では囲んで一網打尽にするつもりだった、だが相手が散開した以上その手は使えない

リスカムに指示を仰ぎ、代替案が出てくる

 

「クルース、あなたはレブロバの人を。ビーグル、サヴラの人をおねがい」

 

「りょ~か~い」

 

「わ、わかった」

 

二人が返事を返す、自分はニット帽を担当する

 

『フランカ、あなたはクルースさんの方に、私はビーグルさんと合流します。メラン

サさんとカーディさんはフェンさんの応援を』

 

『わかったわ』

 

『了解です……』

 

『はーい、フェンちゃん待っててねー』

 

リスカムがそう指示をする、合流次第、個別に捕まえるつもりらしい

 

『あの、私は…………』

 

『わたしたちを忘れないでください!!』

 

『忘れていません』

 

ジェシカとバニラが声をあげる

 

『他の二人は正門前で待機を、ほかに仲間がいないとは限りません』

 

『合流はしなくていいんですか?』

 

『相手が外に逃げ出さないとは限りませんので、そこで見張ってください』

 

ジェシカ達を正門に待機させ、もしもの事に備えさせる

何かあれば彼女たちから連絡が来るだろう

相手は動き出している、急がなくてはいけない

 

『相手が武器を持っていないとは限りません。十分注意してください』

 

少し前にドクターから聞かされたことを思い出す

奴らの本隊は危険思想の持ち主だと言っていた

 

「了解しました、行動開始します」

 

三人はそれぞれ動き出す、気取られないようにしなくては

 

 

 

 

 

 

「…………むー」

 

少女は歩く

 

「…………んー?」

 

あてなく歩く

 

「ここどこ?」

 

少女は再び迷っていた

 

 

 

 

「あいつ、どこ行った?」

 

男がうめく、件の少女と合流できていないらしい

 

「やれやれ、お転婆娘め」

 

げんなりした顔でそう言い放つ

 

足を止め、周囲を見渡す

 

「まっ、一人の方が動きやすいか」

 

男はそう言い、また誰かを探す様に歩き始めた

 

 




他に比べて短めですが、話の展開上ここで切らざるを得ませんでした
こう短いと書き込むことがありませんね





      ケ   オ   ベ   の   ス   ケ   ベ





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