アークナイツ.Sidestorys 鵬程万里   作:Thousand.Rex

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RE:member

――パチパチと、焼ける音がしていた

 

視界には、何も映らない。塞がれている、上から覆いかぶさっている何かによって

それは酷く重くて、ぴちゃぴちゃと液体を垂らして

それでいて、まるで私を護るように、隠すように乗っかっていた

 

――異臭が鼻につく、一瞬頭がぐらつくほどに重く、鈍い香りだった

 

ぬるい、それが最も正しい感想だったろう

私の上に乗る二つのそれが肉塊になって中途半端な時間が過ぎていた、完全に冷たくなるには条件が足りなかった

それもそうだ、こんなに熱く炙られているならば冷めるわけがない、炭になっていないだけマシだった

 

――あかい、赤い、酷く紅い景色だった

 

碌に周りの見えぬ状況でそれだけはわかった

本来黒に支配されるべき領域はほんの小さな隙間から流れ込んでくる熱気と揺らめく光に浸食されている

ゆらゆら、ゆらゆら…… アクセントと呼ぶには不気味で、同時に救いもない

 

――知らない誰かの声が聞こえた

 

足音よりも、それが先に耳に入った

何故だろう、今でもわからない。わかっているのはそのせいでこんな記憶を持っていることだ

そのまま寝ていれば、永劫幸せに居れただろうに

 

――知っている、誰かの鳴き声が聞こえた

 

幼子のように喚くでもなく、悲鳴を上げている訳でもない

何かを、誰かを心配するようにうなっていた

 

――その誰かの声が止まってしまった

 

違う、正確には遠くなったのだ、聞こえなくなるほどに

 

――どうして?

 

鼓動が早くなるのを感じたのを、覚えている

 

――どうして

 

小さな隙間から一所懸命に見ようとしたのを、覚えている

 

――つれていかないで

 

言葉の発し方など知らないのに叫ぼうとしたのを、覚えている

 

――いやだ、ひとりになりたくない

 

己の勝手な願望を始めて心に刻んだことを、覚えている

 

――ひとりぼっちは、こわいよ

 

力無く喚いたことを、覚えている

 

――こわい、こわいよ

 

そして、最後に

 

――あなたも、ひとりになるの

 

酷く身勝手な願いを

 

――わたしも、ひとりになるの

 

今も私を縛る呪いを

 

――いやだ、いやだ

 

深く、熱く

 

――こわいのは、いやだ

 

一生残るほど

 

――だから、みつける

 

ずっと、えずき続けるほど

 

――ぜったいに、みつけてみせる

 

焼き付けたことを、覚えている

 

 

…………………………

 

 

「――――ッ!!」

 

何かに突き動かされて目を覚ます

 

「セラフィムさん、大丈夫ですか?」

「……バイソン?」

 

目の前には、心配そうにこちらを見つめるフォルテの少年と

 

「おはよう、調子はどうかな?」

「……良好よ」

 

同じように座り込みこちらに声をかける青髪のサンクタ

 

「その割には、うなされていたけど」

「……気のせいよ」

 

依然出会った時のように、笑みを絶やさず話しかけてくる

 

視界情報を確認する、見える範囲は先ほどと変わらない

薄暗い路地裏で、どこか適当なとこに運び込んだのだろう

生臭い臭いが鼻を襲ってくる、横になってるせいで星空が良く見える

 

「悪いね、こんな所ぐらいしか隠れられなかったよ」

 

言われて周りを見渡す為に身を起こす

 

「キィ」

「…………」

 

起こして気づく、胸元に例の虫がくっ付いている

 

「……なんでこいつがいるの」

「なんだか心配そうに鳴いてたんだよ。ぶつかったことに罪悪感でもあったのさ」

「虫が?」

 

オレンジ色の、羽で飛んできたよくわからないナニカ

そいつは人の胸に引っ付いてじっと見つめてくる

 

「キィキィ」

「……離れてくれないかしら」

「キィ」

 

退けと言うと、何故か肩の方に移動してきた

何を考えているのかわからない

 

「懐かれてるね」

「どこが」

 

キチキチ言いながら勝手に落ち着いている、どうしてこうなった

 

「こうしてみると可愛いじゃないか。人に馴れてるみたいだよ?」

「馴れてるなら、あんな騒ぎにならない」

 

頭に多少の痛みを覚えながら何があったのか思い出す

確かこのサンクタのアーツで虫の動きを止めて、その中の一匹が拘束が解けて

 

「キィキィ」

「……図太いわね」

 

それで、顔に当たったのだ

で、衝撃で倒れて、後頭部を強く打って

 

「情けない、どれぐらい気絶してたの」

「十分ぐらい、かな」

「あの、気持ち悪いとか、痛みが酷いとかありませんか?」

「無い、平気よ」

 

そのまま立ち上がろうとして

 

「まあまあ」

「……何よ」

 

サンクタに止められる

 

「平気なら、そんな顔はしてないよ」

「……顔?」

「ああ、なんならこんな事も、ここまで冷たくなることもない」

 

そう言って彼女は片方の手を上げてみせてくる

その手には誰かの手が握られている

彼女の手を強く握りしめているそれは、微かに震えている

その手の持ち主を追うとそれが自身の物だと理解した

 

「悪い夢でも見たのかい」

「そうね、夢ならきっと、幸せだった」

 

空いている手で頭を押さえる、同時に目元から液体が零れるのも確認する

 

「具合は平気ですか?」

「大丈夫よ、平気」

「でも…………」

「大丈夫だって、ゴミが入ったのよ」

 

適当に言い訳をして目元を擦る、大した量ではない

少し流れた程度、泣きわめいてはいない

 

心配してくるバイソンを振り払い、握っていた手を離して立ち上がる

 

「それで、あの虫たちは」

「見失ったみたいだよ」

「……結構、鼻は悪いのかしら」

「いや、良すぎて区別がつかなかったのかもしれない」

 

運び込まれたところの確認をする

わかったのはどこかの建物の間という事と

 

「汚い捨て方ね、業者が泣くわよ」

 

臭いのもとはこれだろう、乱雑に扱われた共用のゴミ箱が置いてあった

生ごみの日だったのか、破けた袋からは果物の皮や芯、何かの骨、しまいには誰かの吐しゃ物も混ざっている

夜更けだというのに残っているのは怠慢か、それとももう使われていないのか

だがおかげで逃げおおせるのには貢献してくれたらしい

 

「それで、アイツは?」

「アイツ、というと、彼の事かい?」

「ええ、今どうしているか、わかるかしら」

「流石にわからないね、事態すべてを把握してるわけじゃないよ、私は」

「そう、それならそれでいいわ」

 

少々予想外の事態ではあったがおそらくゲームは続いているだろう

彼は続けるといえば終わらせないと言った、なら、待っているかもしれない

 

「行くのかい?」

「行くわ、結果はどうあれ、終わらせなきゃいけないでしょ」

「意外だね、嫌がってる風だったのに」

「そうね、終わらせ方は納得いかない」

 

あの男の言う限り、これはあのクランタの生死を決めることで終わる

そして解答は、あの男の価値観で定められている

 

「答えは見つけたかい」

「……まだね」

 

その答えは見つかったか、正直、決めようはない

決めたくとも決めれない、随分難しい問題を出されたものだ

 

「…………」

 

腕を組み、顎に手をあて考える

そもそもこれは無理難題に近い、これは自分の為に人を殺せるかと問いているのだ

己の欲望の為に、人の願いを切れと言っているのだ

意地悪な話だ、選びようがないとわからないのか

 

「……アイツ、自分でも答えられるかわかってるのかしら」

 

いつまでたっても出てこない結論に嫌気がさし愚痴をこぼしてしまう

その嘆息を聞きつけたのだろう

 

「彼は、殺すね」

 

サンクタが、答えてくる

 

「……でしょうね、勝手な男よ」

「確かに勝手だ、だけど彼の中でも殺す殺さないの一線はしいてある」

「へえ、人殺しのはずじゃなかった?」

「そうだよ、それが彼の願いだからね」

「願い、ねぇ……」

 

ネストとは、代弁者

ある傭兵の、この世界への復讐を高々に謡う者

それは殺戮によってのみ成就されるという

であれば、殺すのは当然だろう

 

「……歪んだ人間ね、親の顔が見てみたい」

「聞いてみたらどうだい、会わせてくれって」

「嫌よ、どうせ子に似たろくでなしだわ」

 

あんなモノがどうやったら誕生するのか

そもそもどんな生い立ちなのか、想像はしたくない

人殺しに生きるなどと、碌な人生ではないのだろう

 

「それで、どうするんだい」

「……どうしようかしら」

 

これで時間があるならゆっくり考えられるのだが

だがこのゲームは明確な時間制限が付いてしまった、残された時間はもうない

チェンの言っていた半刻が一時間か三十分かはわからないがどちらにせよ猶予はない

その少ない時間に答えが出せるか、難しい

 

「これに意味があるのかしら」

 

そもそもゲームの意義すら理解はしてないのだ、ここまでして自分に答えさせようという理由もわからない

彼の思考がわからない、わかりたくもない

 

「……フフ」

「……何よ、そんなに人が悩んでいるのが面白い?」

 

答えのない問答に苛立ってしまい、つい、先ほどから笑っているサンクタに当たってしまう

 

「何、気を悪くしたなら許しておくれ、わざとじゃないのさ」

「…………」

 

彼女といい、ネストの面々といい

どうして彼と関わろうというのだろうか、彼は噂に違わぬ人物だ

殺戮の現場こそ見てはいない、だが言動から、人に銃口を向けた時のあの目から

けして温かな人物とは言えないというのに

 

「そもそもどうしてあんな奴に試されなきゃいけないのよ……」

 

いや、事の発端は自分だからとは言われたのだ

こうして騒ぎを始めたのは己が彼に要望を伝えたから

だがそれでも納得できない、人探しとはこうも重い案件だったか

 

「……苛つくわね、スッキリしない」

「……おや」

 

確かに条件こそ難しい内容だ、手掛かりも少ない

それでもこうして難題に試されるようなことではない

 

「……殴り飛ばしてやろうかしら」

「おやおや」

 

どうにも何かにつけて遊んでいる様にしか思えない

そうだとすれば、こんな茶番に付き合う道理はない

では抜け出せるか、無理だろう

そんな事をすれば先ほどのように脅してくる

 

「…………」

「おやおやおや」

 

八方塞がりもいい所だ、これではアクションを取りたくとも取れはしない

知恵熱が回っていくような錯覚に陥りつつなんとかできないかと思考を巡らせる

 

「……これが、もっと自由な選択肢ならよかったのに」

 

いっそ癇癪でも起こせればいいのだが、そんな希望を口にする

そして気づく

 

「……待って、そう、そうよ」

 

一種の天啓がやってくる

 

「これは別に、縛られている話ではない筈……」

「あの、セラフィムさん?」

「バイソン、お口にチャック」

「むぐぅ……」

 

独り言を呟きつつ降って湧いた一つの答えを固めにかかる

バイソンが変人を見るような目で見ているが気にしない、この独り言は思考整理には有用な手段なのだ、傍から見たら怪しい人だが

 

「……ええ、そう、何も試されているだけを強制されている訳じゃない」

「……フフフ」

「…………むー」

 

そうしてしばらく考え、ある答えを導き出す

 

それと同時に

 

「そこの、いいだろうか」

「え? あ、はい、何かしら」

 

誰かが声をかけてくる、声の主に目を向けると

 

「まったく、見当たらないと思ったらこんな所にいたのか」

「……どちら様、かしら?」

 

ウルサス人だろう、クマのような耳の女性が立っていた

すらっとした体系の、綺麗な女性

 

「…………」

「ストレイドが呼んでいる、一緒に来い」

「…………」

「……おい、聞いているのか」

「…………」

「……人の胸元を見て、楽しいか?」

「…………よしっ!」

「……何故、ガッツポーズを?」

「気にしないでいいよ、ジナイーダ」

「キィ」

 

勝っている、何処とは言わないが自分の方が微かにデカい

 

「まあ何に喜んだのかは知らないが、付いて来てもらっていいか」

「ああ、ごめんなさい。こんな優越感に包まれたのは久しくて」

「……なんの話だ?」

「気にしなくていいわ、それであなたは?」

 

少し遅れて何者かを確認する、いや、ストレイドの名を出している時点で予想はついているが

 

「只の傭兵だ、それ以外の何者でもない」

「まあ、そうよね。という事はネストの人?」

「……そうだな、返答に困る所だ」

「違うの?」

 

だが予想とは違う有耶無耶な答えが返ってきた、困るとはどういう事だろうか

 

「別に、完全にネストに与している訳ではないという事さ」

「そう、何か複雑な理由でもあるの?」

 

聞く必要はないがなんとなく聞いてしまう

目の前の女性は特別悩んだ風もなく

 

「決まっている、私は誰の味方でもないからだ」

「……味方?」

「ああ、ネストの奴らのような、碌でもない妄信に囚われる理由が私にない」

「妄信って、仲間じゃないの?」

「違う、同業者だ。それ以上の何かではない」

 

そんな事を言う、随分価値観の変わった人だ

 

「ならどうして彼の為に動いているの?」

 

だが彼女の言う通りならこうして自分を迎えに来る理由はあるのか

 

「何、奴には貸しがある」

「どんな?」

「大したことじゃない、お前には関係ない」

「そう……」

「ほら、無駄口はいいから早く来い」

「ああ、ごめんなさい。それじゃあ、えっと……」

 

話を切られる、あまり話したがらない人らしい

そのまま案内されるがままに行こうとして

 

「キィ」

「……こいつ、どうしよう」

「キィ?」

 

まるで長い事住み着いていたかのような体で人の肩で寛ぐ虫を見る

一瞬首をかしげているように見えたが気のせいだろう

 

「なんだ、気に入ったのか。変わった嗜好だな……」

「誤解しないで、こんなモノに愛嬌を感じるような変人ではないわよ」

「そうか、ならいいが」

 

話しながら女性がある物を取り出す

緑色のペイントボール、それを

 

「ほら、あっちに行け」

「キィ」

 

適当な壁に投げつける、弾けて中身が飛び出してくる

緑色のそれは、おそらくそういうことだろう、虫が肩から離れて着弾個所に飛んでいく

 

「手慣れてるのね」

「まあ、よくあることだからな。これでこいつらの暴走は何度目か……」

「そんなしょっちゅうあるの?」

「聞くな、思い出したくもない」

 

どうやらこの虫たちはネストの人達も手を焼いているらしい

なんてことのない感想を抱きながら後の二人の方を振り向く

 

「……あれ? あの二人は?」

 

だがそこには、誰もいなかった

最初から誰もいなかったように跡形もなく二人は消えていた

 

「あの二人ならさっさと消えたぞ」

 

ジナイーダは気づいていたらしい、気づいていて何も言わないのはそう言う性格のなのだろうか、冷たい印象を受けてしまう

そして、その一言を皮切りに会話が途切れてしまう。お互いに何も言わずに歩いていく

目的地はわからない、だが彼女は彼の元へと連れて行ってくれるはずだ

 

………………………………………

 

それから再び暗い夜道を歩き始める、ジナイーダと呼ばれた傭兵の後につきながら

先ほど走って回った道を辿りながら、時折表通りに出ながら、それでもすぐに裏に戻る

随分慌ただしい道のりだ、もしかして目的地への最短距離を進んでいるのだろうか

 

「ねえ」

「…………」

 

彼女に声を掛けてみる、返事はない

傭兵とはどいつもこうだ、極端に無口か極端にお調子者か。よくも世間を渡り歩けるものだ

やはり力だろうか、彼女にせよあの水没してた男にせよ傭兵の世界とは実力さえあれば生きていけるのだろうか

 

「……馬鹿らしい」

 

私自身の生き方と比べてしまった

毎日毎日日銭を稼ぐためにあちこちで仕事を探す自身と

毎日毎日その日を超えるために戦い続ける傭兵

同じようで、随分違う。あちらの方が気楽そうだ、あてのない人捜しを続ける愚か者よりもその手の繋がりを切ってしまった浅はかな者の方がまだ生きやすいに決まってる

 

生きて、いきやすい筈だ

 

先導されながら下らぬことに思考を巡らせる、無言の時間はいい、特別他を気にせずに物思いにふけっていられる。彼女もそうなのだろうか、相変わらずに何も話さず歩いている

 

あちこちに漂わせていた視線をジナイーダの後姿に向ける、だが彼女はこちらの予想と違いこちらに目を向けていた。まさか見られているとは思わなかった、何か用件でもあるのだろうか

 

「どうかした?」

「別に」

 

そっけない返事が返ってくる、反応があったという事は意識がこちらに向けられている証拠だが

ジナイーダは冷たい返しの後にまた前を向く、それから少しするとまたこちらを向く

 

もう一度前を向く、三度こちらを見る

 

わかり易い、どうやらこちらに随分関心を持っているらしい、理由は知らないが

だが聞いても答えてはくれないだろう、ここは相手が動くのを待つだけが出来ることだろう

 

何度も送られてくる視線を耐えながら辛抱強く待ってみる、そして

 

「……なあ」

 

ついにあちらから声が掛けられる

 

「何かしら」

 

一瞬同じような事をやり返そうと思ったが私はそこまで器量の狭い女ではない

さっきの対応は寛大な心で水に流し話を聞いてみよう

 

「お前は…… 人を捜しているんだったな」

 

確認するように聞いてくる、それに首肯で返す

ストレイドから聞いたのか、もしくはネストの愉快な仲間達か

別に知っていることはどうでもいい、ただどうしてそれを聞いてきたのか、それが気になる

返答はした、次は何が来る

 

「何故捜してるんだ」

 

――難しい条件なんだろう? 目でそう訴えてきながら、何度も自問自答した質問をしてくる

答えるべき、だろうか。有耶無耶にしてもかまわないのだ、これは人に聞かせる話ではない

 

「そうね、何故かしら」

 

だけど、少し臆してしまった。彼女がなんとも心配そうに見てきたせいで、態度こそはそっけないが根は優しいのかもしれない。そうなるとここで嘘を吐くのも申し訳ない気分になった、少しは話しても、それで良心が痛まなくて済むならいいだろう

 

「大したことでは、本当に大したことじゃないのよ」

 

それに、少し親近感を覚える。なんでだろう

もしかして彼女にも、私と同じように…… いいや、わざわざ憶測を立てる意味もないか

とりあえずは彼女のわかりづらい誠実さに答えよう

 

「簡単な話よ、捜さなければいけないだけ」

 

「ただ、捜さなければいけないだけ」

 

「見つけなきゃいけない、見つけなければいけない」

 

「そうしなければならない理由がある」

 

「権利と義務が、私にはある」

 

 




もう、ギャグれる隙間がないゼ☆

AC用語解説

ジナイーダ

ACLRに登場するレイヴン、機体名はファシネイター
マルチエンディングのLRにおいて最も重要なキャラクターの一人
関わらないルートだととことん関わりはないが6つある内の2つに大きく関係する
そしてその内の一つで最後の鴉を決める死闘を繰り広げることになる
尚、彼女の名前には『ゼウスの末裔』という意味がある
そして前作、NXに出てきたランク1、ジノーヴィの名前は『ゼウス』を意味する

これ以上、言葉を重ねることに意味はないだろう


『お前か… やはりな… そんな気がしていた』

『私達の存在、それが何を意味するのか』

『これでわかる気がする』

『お前を倒し、最後の一人となった…』

『その時に!!』

絶望的な程のまな板であることでも知られている


レイヴンズ・ネスト

初代ACにおけるレイヴン達を統括し、管理し、依頼を斡旋する組織
基本的にはパーツの販売を仲介してくれたり情報提供をしてくれる
逆を言えばそれしかしない、レイヴン同士でいざこざが起きても対処はせずに自由にさせている
いつ設立されたか、誰が支配しているか、それすらも定かではない
それを知っているのは、9の数字を持つ悪魔とそれを操るレイヴンだけだろう

『これで満足か』

『秩序を、世界を破壊する。それがお前の望みなのか』

『我々は必要だった』

『だからこそ我々は生まれた』

『秩序無くして人は生きていけん、たとえそれが偽りであってもだ』

『生き抜くがよい、レイヴン』

『我等とお前、果たしてどちらが正しかったのか』

『お前には、それを知る権利と義務がある』




ウ○ぴょいと真ゲッターのOPを何度も交互に聞いてみよう




なんだか啓蒙を得れる気がする

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