(一万文字以下を長文と言って良いのか、微妙な所ではありますが)
またハジメ君が徐々に穏やか口調からチンピラっぽくなっていくのでご注意を。
与太話ですが、没になったバージョンだとハジメ君がここまで感情的にならず、某掲示板サイトのひ〇ゆきさんみたいになって早口言葉で論破してリリアーナ王女のメンタルがズタボロになるって展開を書いてました。(ハジメが「それって貴女の感想ですよね?」とか「何だろう、嘘つくのやめて貰っていいですか?」とか言うのが書いてて違和感あったので修正しました)
そっちでハジメ君レスバトラーになってハンターの本質を見失いかけたという…
「―――それで?話って何ですか?」
「………」
夕闇の街道でリリアーナに呼び止められたハジメは話を促した。
彼女は暫く目を伏せて、何度か深呼吸を繰り返した後、意を決して口を開く。
傍らに立つクゼリーが心配そうな表情で彼女を見守っている。
「使徒様の…事についてです」
(やっぱりかぁ…)
リリアーナの言葉に、ハジメは内心ゲェと嘔吐するような顔をする。
表面上は静かに「そうですか」とだけ答えて、心の中は台風のように荒ぶっていた。
聞きたくない!聞きたくない!そんな話!
あいつ等の名前一人だって耳に入れたくない!
(…な~んて…駄々を捏ねればどんなに楽か…)
ハジメはそう思わずにはいられなかった。
リリアーナはまた数秒の沈黙の後、顔を上げてこう聞いてきた。
「ハジメ様は、使徒様の現状をご存知でしょうか…?」
「―――園部から大体の事は聞いてますよ」
リリアーナはフューレンの夕食会で優花の事情はクゼリーから聞いていた。
言い方は悪いが、あれだけ意気揚々と世界を救う宣言したのに大迷宮での成果はゼロ。
それどころか騎士が死んで、クラスメイト達は遅すぎる理解をしたらしいとのこと。
この世界を救う=戦争をする=人を(生き物を)殺す=自分達も死ぬかもしれない。
それくらいの事は召喚された理由を聞いた時点でハジメはすぐに察しがついていた。
しかしイシュタル教皇の様子を見るに拒否する権利は存在しないと察し、あの時のハジメは考えも纏まらず、半ば強引に周りの声に合わせる形で神の使徒になってしまったのだが…
「雫さんと香織さんが、貴方の身を案じて探している事は?」
「―――それは初耳ですね、というか意外です。…てっきり俺が逃げ出した事でクラスメイト達の全員から、腰抜け腑抜けの臆病者くらい罵倒されるのは覚悟していたんですけど」
「っ、それは…その…」
(あっ、その反応は絶対に罵ってた奴いたんだな。……まぁ大体の予想はつくけど)
敢えてそいつらの名前も顔も思い浮べること自体が苛立つのでハジメは意識を逸らした。
しかし此処でいったん落ち着きを払った彼の頭に疑問符が浮かんだ。
八重樫と白崎が自分を探しているというのはどんな理由で?
優花から言われた時は畑山先生に会って貰いたいからだと聞いた。
それは優花が先生と仲が良いから、落ち込んでいる理由がハジメにあるからだと察して、再会させることで先生の元気を取り戻そう~くらいには考えたのだろう。
会うのは拒否して安否確認だけ伝えるという形でそれは決着がついたのだが…
「俺に会って、何がしたいんですか、あいつ等は…」
「…すみません…そこまで具体的には…」
(聞いてない…か…。…いや、
二人が探している理由を探ることから、探してハジメに何を求めるかという考えを浮かべる。
すると出るわ出るわ、美少女の幼馴染を餌に釣られた
「はぁ……ぶっちゃけて言わせて貰いますけど、俺はあいつ等に会う気はありません」
「なっ…!?ど、どうして―――」
「あいつ等に会ったら伝えて下さい。どうして俺が会うのを拒んでいるか?メルド団長から聞かされた話を合わせて、俺がクラスメイト達にどんな扱いを受けて、どんな感情を抱いているのか常識的に。第三者視点で自分達の感情抜きにして考えろって。そうすりゃ会いたい~なんて言えないでしょうし…。特に俺が会いたくないって意思を強調して伝えて下さい」
結果的に自分の安否確認を畑山先生のみならず、クラスメイト達全員に教える結果になってしまうのだが、もうそれでいいかと、精神的疲労でハジメは自棄になっていた。
開いた口が塞がらないリリアーナに代わって、クゼリーが彼に話しかける。
「…そこまで頑なに会うのを拒む理由はいったい…?」
「申し訳ありませんが、答える義務はありません。つか俺、今のところ
ハンターが自然との調和を重んじるのに対し、聖教教会の教義は人間族以外の他の生き物を全て、耳障りの良い言葉で隠しているだけで、本質的には見下し、迫害しようとしているのだ。
上記の理由に加えてハジメが戦争参加には乗り気ではなかった事もあって、教会の遠回しな脅しに屈して神の使徒を担ぎ上げて好き勝手に操ろうとした王国に良い感情を抱くわけがない。
王国の王女とそのお付きの騎士を前に、ちょっと言い過ぎたかな~と内心反省するハジメ。
しかし曖昧な物言いで付け込まれるのだけは勘弁してほしいからと、彼は会話の短期決戦に持ち込み、こうして当たり障りのない範囲で丸く?収めようとした。
「話は終わりですよね?それじゃあ、俺はこれで――――――」
返答を待たず、早足で丘を上るハジメ。荷馬車のシルエットの近くで焚火の灯りが点いているのを目にして、そそくさと焚火の方へ向かう。
しかしリリアーナは何かまだ話したい事がある様子で「あっ…」と言葉を詰まらせながら、彼の背中を追いかける。クゼリーがそれを止めようとして―――
「やっ、おっかえり~ハジメ君……ってありゃ?後ろに王女様連れてどうしたのさ」
「連れてきた覚えはないんですけどね、勝手に付いてきたとしか…」
リンネは火の上に鍋を置いて、水と一口サイズに刻んだ野菜に香辛料と塩で味付けしたスープを鼻歌交じりにサクサク作っていた。
不機嫌そうなハジメの後ろでスカートの裾を握って俯いているリリアーナの暗い表情から何かあったと察して、リンネはやれやれと苦笑いを浮かべる。
「ハジメ君、前に見た時と同じような仏頂面になってるけど、王女様にそんな顔させちゃう程の何か嫌な事でもあったわけ~?」
「―――園部います?多分アイツのがこの件に関しては適任なんで―――」
「呼んだ南雲?」
荷台の後ろから寝具などを取り出していた優花がひょこっと顔を出す。
ティオとミュウが協力して寝床になる場所を整え、ノイントが寝具を持っていく。
全員の視線がハジメ、リリアーナ、クゼリーの順で集まる。
ティオは間一髪、荷台からフードを取り出して耳を隠していた。
「あっ……リリアーナ王女……」
「………」
「―――ミュウや、少し手伝ってもらいたい事があるのじゃが、付いて来てくれるかの?」
「なぁにティオお姉ちゃん?」
「ちと野暮用があっての。なぁにすぐに済むことじゃ…」
「……私も今は手が空いていますので、同行しましょう」
「うむ……という訳でじゃ、ハジメ。妾達はちと離れるぞ」
「あぁ…分かった」
ティオが察して、この場に一緒に居させるのはまずいと判断したミュウを抱えて、距離を置こうとする。ノイントもそれに続き、焚火の周りにはリンネ、ハジメ、優花、リリアーナ、クゼリーの五人が残る形になった。
何も答えようとしないリリアーナを横目に小さく息を吐いてハジメが口を開く。
「―――念のために確認を取っておきたいんだが、園部。白崎達が俺の事を探してるとか、お前が村に来るまでの間、そういう話は聞いてたか?」
「えっ…!?ううん、私は知らないわ。…大迷宮から戻ってすぐに奈々達を連れて先生のところにいったから…。―――何か、あったの?」
優花が驚いて暫くの思案顔の後、ハジメの不機嫌な顔を見て心配する。
アイテムポーチを腰のベルトから外し、老山龍砲を荷台の中に置きながらハジメは言う。
「あいつら、俺の事を血眼になって探してんだとさ。…まぁこれは根拠のねえ勘に過ぎねえんだが、天之河辺りが裏で糸引いてんじゃねえのかって嫌な考えが頭を過ぎってな。多分、ケツ捲って逃げた俺をとっ捕まえてから、弾劾裁判にでも掛けてボコる為にな。……チッ、こんなとこまで来て、過ぎた厄介ごとの続きなんざ……考えるだけで頭が痛ぇ」
「…ッ!雫さん達がそんな事をするなんて――――――」
「そうは思えないと?言い切れる根拠が何処にある?俺の考えも被害妄想に取りつかれた根拠のねえ勘だけどよ、そう思っちまうくらいあいつ等がろくでもない連中だって事を……王国の中じゃ一番視野が広そうなアンタなら、
ハジメの言葉はリリアーナの心に深く突き刺さった。
神の使徒から逃げ出したハジメを探す理由が、心配だからとかそういう理由ならクラスメイト達が全員協力する筈だ。しかし、あくまで探そうという気があるのは白崎と八重樫の二人だけ。
その理由が何なのか、ハジメは自分を誘い出す為の餌だと思っている。
クラスメイト達に彼がメルド団長に伝えた言葉の意味は理解して貰えなかった。
彼らが結果だけを見て判断したと仮定するなら、彼女らが探している理由にも納得がいく。
自分だけ助かろうとするクラスの
いかにも善人気取りの不平等を許さないご都合主義の勇者好みの展開だとハジメは呆れる。
彼らの側からすれば、性根の腐ったオタクを叩き直して善人にでもしてやろうという魂胆だろう。
内若干数名はそういう建前で、只ハジメを虐める口実が欲しいだけなのだろうが…
ハジメの言葉が行き過ぎた被害妄想であると、断言することも出来たかもしれない。
しかしリリアーナの脳裏に過ぎるのは、空っぽの棺の前で項垂れる騎士や兵士達の前で、無理に明るく振る舞おうとして口先だけの勝利を約束した勇者の姿。
心の傷を癒す為と王都で国の金を使い、好き勝手遊び呆ける使徒達もいた。
白崎と八重樫も、訓練に励む時間よりハジメを探す時間の方が多かった
メルド団長が復帰してからも、オルクス大迷宮に再挑戦する動きは無かった。
それが本当に世界を救う事に繋がるのか?その問いの答えは分かりきっていた。
けれど、そんな残酷な現実を直視したくなかったリリアーナの心に、大きな罅が入る。
黙って彼の話を聞いていた優花が困惑して口を挿む。
「…南雲…流石に…それは…考え過ぎなんじゃ―――」
「どうだろうな?俺もあいつ等の事を考えるだけでむかっ腹が立つくらいには酷い目に遭わされてきたしな。つっかえねえ
「…それは…!……うん…いた、けど…」
「殺されかけた!?そ、それはどういう―――」
「さてね、俺はもう王国に居た頃の自分の事なんて一秒だって思い出したくもないんで、一々俺の口からその事について喋る気はねえよ。アンタが直接本人達に会って聞いてみたらどうだ?―――まぁ、どいつもこいつも、俺を痛めつけることがお気に入りみたいだから、殺そうとしたなんて思ってても口に出さないんだろうけどよ」
話は終わりだと言わんばかりに、ハジメは焚火の前にどっかり座って口を閉ざす。
リリアーナは縋るように優花に目を向けるが、彼女は何も言えずに目を逸らした。
場の空気が、やや苛立つハジメの言葉もあって重くなりかけた…その時だった―――
「―――アチョォ!お姉さん特製・愛の鞭ぃ!」
「あぃでっっっ!?」
今まで黙って話を聞いていたリンネが立ち上がり、焚火の脇を回ってハジメをチョップする。
気の抜けた軽い声とは裏腹に、頭が割れる様な痛みを食らって彼は涙目で蹲った。
プルプルと小刻みに体を震わせて、両手で頭を抑えながらリンネを睨む。
「な、何するんスかいきなりぃ……!」
「もぉ~っ!ハジメ君、食事前なのに空気を重苦しくさせたらダメでしょお~!お姉さんの愛と優しさが詰まった鞭で、君は暫くそこで反省してなさいっ、ていっ、ていっ、ていっ―――!」
「あだっ、ちょっ、っつぅ~……!!」
両手の防御をすり抜けて、隻腕のチョップがハジメの脳天を直撃する。
ハジメは少し怒っているが、そこにさっきのような重苦しい雰囲気はなかった。
リンネは彼の表情を見て「よし!」と言ってからリリアーナの方に向かって歩く。
「っ…」
「王女様、アタシはちょーっと部外者なんで黙って聞かせて貰ってたけど、貴女と貴女の言う使徒様?とハジメ君、なんか物凄くすれ違いというか、ガキっぽい喧嘩してるようにしか見えないのよね。んでこの後もう晩御飯の時間な訳よ、そんな時に一緒に鍋囲む相手が暗い顔してたら、アタシのスープマズくなっちゃうでしょ?ここはもう彼にも貴女にも腹を括って貰って、本音をぶちまけてこの場をさっさとお開きにした方がいいんじゃないの?」
「り、リンネさん何を勝手に―――「お黙り!先輩命令よ!」っぐ…!」
「……わ、私は……」
リンネのお陰で、重くなりかけた空気は緩和されつつあった。
しかしハジメとリリアーナが相対している限り、また重くなるだろう。
後は二人次第だとリンネは優花の方へ歩いていき、首根っこを掴む。
「ほれほれ優花ちゃん、ハジメ君が荷台に置いたアイテムポーチをアタシのところまで持ってきて!今夜のメイン食材が多分そこに入ってると思うから!話してる二人のお邪魔になる前にアタシ達もこの場を退散よーっ!」
「え、ちょ、リンネさん…わ、わ―――!?」
有無を言わさず荷台からアイテムポーチを取ってきた優花を連れて、それ以上は何も言わずにリンネはハジメ達からズンズンと離れていく。
ハジメは「相変わらず破天荒な人だ…」まだ痛む頭を抑えながら立ち上がる。
「―――ハァ、リンネさんの言ってることは正しい。…俺の個人的な問題で、一緒に旅する仲間に暗い顔見せて飯を食うところなんて見せたくねえ…」
「……それでは―――――」
「勘違いすんなよ?これはあくまで俺の独り言だ、質問はさせねえし、俺の主観で物を言う。全部喋り終えたら、俺からアンタに聞く事は何もない…言われた通りお開きだ…オーケー?」
「……はいっ」
「―――さっきから後ろで黙り込んでる騎士さん、あんたは?」
「それで構いません。王女の命に従うのが騎士の務めですので」
「そうかい…」
ハジメはゆっくりと視線を焚火へと移した。
パチパチと火花を散らして燃える火の中を見つめ、封じていた記憶を引き摺り出す。
それを思い出せば癒えた筈の体の傷が痛みを訴えるが、無視して彼は話をする。
かつての自分が過ごしてきた地獄のような日々の始まりから終わりを………
*
「―――おっ、こりゃ良いサシミウオね!ハジメ君、駆け出しの癖にやるわねえ…!」
「………」
丘を降りて何やらゴソゴソとやっているティオ達の所に合流したリンネと優花。
アイテムポーチから目的の魚だけ取り出して満足気にしているリンネの横で、彼女は丘の上から微かに聞こえるハジメの声に振り返って視線を送る。
「―――さて、と……おーいティオさん、ノイントちゃん、ミュウちゃーん!」
「はーいなの!」
「リンネ殿…話は終わっ…てはいないようじゃな」
「ハジメはまだ、リリアーナ王女と話を?」
「うん、そんな感じ~。…で、これはあくまで私の予想なんだけど…」
とリンネはティオとノイントを手招きして、何やらヒソヒソ伝えていた。
不意に優花はクイクイと袖を引っ張られて下を向くと、ミュウが目の前にいる。
「優花お姉ちゃん、どうしたの?」
「…ん、何でもないよ…ミュウ」
幼いミュウに、この話だけは絶対に聞かせられない。
そう思って優花は微笑を浮かべ、リハビリ中の手で彼女の頭を優しく撫でる。
嬉しそうに笑ったミュウに抱き着かれ、意識を切り替えようとした優花に―――
「それじゃ優花ちゃん…いってらっしゃーい」
「…??いってらっしゃいって……何処に?」
「やだもー、そんなのあそこに決まってるじゃなーい☆」
満面の笑みでチョイチョイと丘の上、焚火のある方を指差すリンネ。
あの場から優花を連れてきたのは彼女だというのに、一体どういうつもりか。
優花が訝しんでいると、ほんの僅かに真剣な顔でリンネは言った。
「―――貴女が抱えてる悩みも、彼の話を聞いたら解決の手助けになるんじゃないの?」
「っ!!」
昨晩の集会所の外で優花が泣いていたことを、リンネは知っていたのだ。
どうして泣いているのか、それもこれまでの旅で何となく事情を察していた。
彼女が年長者として口を出して解決出来る悩みでないことも、理解していた。
優半が無意識に彼を異性として意識しているからというのも理由の一つ。
元はと言えば優花の悩みは、ゲブルト村での気づきから端を発するものだ。
大人達に優しく諭されて、疲れた心は多少癒されている。
後はその心に巣食った悩みを、摘出する何かが必要だった。
ハジメの語る話に、その何かがある…リンネはそう考えていた。
そして彼女の後ろで、同じように話をこっそり聞きにいこうとしている二人。
ノイント、ティオもそれぞれ違う悩みを抱えている。
彼女達の悩みの解決にも、彼の話は良いきっかけになるだろう。
(本人にゃ、ちと恥ずかしい過去を聞かれて酷かもしれんけどねー)
だがリンネは此処で心を鬼、悪魔にして彼女達を盗み聞きに差し向ける。
ハジメの受けた特別任務の依頼主としてだけでなく、旅の道中を共に過ごしてきた愛弟子の弟子、可愛い後輩だからこそ…余計なお節介を焼くのだ。
(アタシじゃ助けにならないだろうし、彼女達ならきっと……)
「ねえねえお姉ちゃん達どうしたのー?」
「ん~?ちょっとお姉ちゃん達は用事があるみたいなのよね~。だからミュウちゃん、大変だとは思うけどお姉さんと一緒にお魚さん捌くの手伝ってくれるかしら?」
「えぇ~!ミュウお魚さん捌いたことないの…」
「だいじょーぶっ!お姉さんがぁ、ミュウちゃんの為にぃ、手取り♡足取り♡優しくレクチャ~♡してあげるから、ねっ?手伝って?お願い♡」
「ん~……了解なの!」
「よぉし、そうと決まれば善は急げ!近くの川まで走るぞミュウちゃん~!」
「はいなのーっ!」
キャッキャウフフと、シリアスな空気を一刀両断したリンネはアイテムポーチごとサシミウオを小脇に抱えて、ミュウを煽動して、離れたところに見える川まで二人で走っていった。
呆然とそれを見守っていた優花はノイント、ティオと顔を見合わせて、コクリと頷いて決意を新たに丘の上へと足音を殺して登っていくのだった……
やはり胸糞増し増しのシリアスをぶち壊せるのは、そういった経験を乗り越えてある程度は達観しているエロ親父ことリンネ姉貴だけだったよ……
久しぶりの幕間の回想になるかなぁ……というかこれが最後か?ハジメ君の幕間の回想は……それでプロローグに繋がる訳ですし。(回想シリーズは他キャラでも出番あるかもだけど)
感想、質問、ご指摘等お待ちしております。
初期で構成していたプロットより大幅に話数が増えてしまったので、本作を第一部として続編(2nd的な)を作り本作を完結させようか迷ってます。(それで投稿ペースが遅れる等はありません)
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続編にして
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このまま話数増やしてもいいんじゃね?
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打ち切りはヤメロォ!
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もっと周りの話補完して♡