モンスターハンター・トータス   作:綴れば名無し

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 とりあえず書いてみたくなった、後の話の伏線的な何か。



幕間の物語 執務室のある物より、一部抜粋

[トータスの絶滅種・吸血鬼族と竜人族]

 

 それは遠い昔のトータスの話、まだ神が地上に姿を見せていた時代の話。

神代は数えきれない種族が世界中に住んでいました。何十、何百もの、様々な特徴を持つ命。

 

 しかし神の戯れか、歴史の必然か、長い長い歴史の中で多くの種族が死に絶えます。

今よりおよそ300年ほど昔、魔人に近く、人の姿をした美しく恐ろしい種族が滅びました。

 

 その種族の名前は”吸血鬼

()()()()()()()()()()()()を持って生まれることが歴史に記されています。

吸血という言葉の通り、彼らは他の種族の生き血を吸って生き永らえたと言われています。

 

 特筆すべきは他の種族を圧倒する魔法技術だったとも研究者は考察します。

魔人や魔物が持つ技能”魔力操作”を有する吸血鬼が300年前の記録に残されていました。

 

 吸血鬼族を魔人族と同一視する声もあり、研究者の間では意見が割れています。しかし選民思想や差別意識に囚われなかったとされる高貴な吸血鬼族を、本書では独立した種族として扱います。

 

 吸血鬼族の魔法技術は今の時代よりも更に先の文明へと生活水準を上げていたと研究者は考えています。当時の歴史的遺物を再現しようとしたところ、今の技術ではそれが叶いませんでした。

 

 研究を進めていく上で研究者たちが驚かされたのは、吸血鬼族と親交のある一族でした。

それは500年前、当時の”聖教教会”によって迫害された”竜人族”だったという事です。

 

 竜人族に関する考察は別冊に記載されていますが、500年前に迫害された流浪の民となった竜人族を受け入れたのは、当時最大の栄華を誇っていたとされる吸血鬼族です。

 

 両種族に共通している事は、魔力の保有量が人族とは比べ物にならない事。

姿形を変化させる力を有していながらも、人の姿で生活を送っていた事。

どちらの種族も誇り高く、美しい高潔な種族であったと歴史が物語っています。

 

 しかし時代の流れは残酷に、竜人族の歴史は500年前から十数年後に途切れました。

まだ今のトータスに生きているかもしれないと考える研究者もいますが、人に迫害された彼らが今の人を、今度は亜人を迫害している”王国”と”教会”を見て、再び姿を現すとは考えられません。

 

 無論、我々帝国も短い歴史の中で、亜人族を奴隷として扱った忌まわしい事実を否定出来ません。現在の皇帝が新たな改革に踏み出していなければ、どうなっていた事やら―――――――――(以下省略)

 

 

 吸血鬼族の伝承には、研究者たちが注目しているものがあります。

300年前、吸血鬼族は王制があったとされており、()()()()()()()()が先祖返りの力に目覚めて、十代という若さで女王の座に就いたという記録資料が残されていました。

その力というものが、多くの生き物が、人が望んで止まない”不老不死”

 

――――――吸血鬼族に関する歴史の研究は現在その幼き王女に関する考察で止まっている。

王女に関する就任以降の資料が発見される事はなく、それらしい歴史的遺物も見つかっていない。

研究が頓挫して、過去の研究者が捏造したものではないかという意見も出ていた。

 

消えた竜人族と、女王が君臨してから間もなく滅んだとされる吸血鬼族。

両種族が再びトータスに、空白の歴史を埋める編纂者達の為、我らが信奉する帝国と皇帝の前に姿を現して欲しいと心から願うばかりである。

 

編纂者:リカルド・ボット 他ヘルシャー帝国研究者、アンカジ公国歴史家

 

 

 

[ある人物の考察手帳]

 

 まだ建国して間もない帝国や公国、王国には知られていない歴史があるのだろう。

かつてトータスの文明は今のように不便極まりない生活を強いられないものだったらしい。

噂に聞く神の使徒―――――彼奴等が住んでいた世界にも引けを取らないものがあった。

 

 しかしそれらの歴史的建造物、過去の記録、何も残っていないというのは不思議だ。

この話をあらゆる国で、勤勉な歴史の使徒に聞いて回ったが、彼らの答えは同じ。

 

「そんな歴史はある筈がない」

「それだけの文明があって、何も残らないのはおかしい」

「狂気に染まり薄汚れた狩人の世迷い事だ」

 

 残念でならない。私は確かに王国と教会の信徒に負けない信仰心を持っていると自負しているが、決して狂気の領域に足を踏み入れたつもりはないのだが……。

 

 そもそも彼らは勘違いしている。

私は一度だって「()()()を信仰している」と口にしたことは無い。

 

……話を戻そう。知られていない空白の歴史の真相を探るべく、私は秘境を求め彷徨った。

奈落の底、大峡谷、火山、海底遺跡、神山、樹海、氷雪洞窟

―――――試練に挑むまでは至らず、私はそこに探し求めたものがないと悟った。

 

 そして気づいた……いや、正確には気づかされた。

()()()が与えてくださった叡智によって――――世界の真実を知ったのだ。

神の遊戯、反逆者ではなく解放者……おぉ、何と世界は悲劇に満ち溢れているのだろう。

空白の歴史を作ったのは神だけではない。それを知った時、私は興奮のし過ぎで絶頂した。

 

 人類未踏の領域とされる深海のような、謎に包まれた樹海のような、暗雲立ち込める天のような――――まるで枯れ落ちた命が冥府から甘い声で冷たく囁いているような言葉が耳に届いた。

 

 

運命を解き放つもの(ミラボレアス)

 

 

―――(後は読めない文字で殴り書きが延々と綴られている)―――

 





 うーんこの、ぼかしてもバレそうなルビを振る作者……
前半の話はそれっぽい感じに後々の原作キャラ登場に絡ませて、後半の話が関わってくるのは、ぶっちゃけかなり後半戦になるかも……?

感想、質問、ご指摘など待ってまーす!

初期で構成していたプロットより大幅に話数が増えてしまったので、本作を第一部として続編(2nd的な)を作り本作を完結させようか迷ってます。(それで投稿ペースが遅れる等はありません)

  • 続編にして
  • このまま話数増やしてもいいんじゃね?
  • 打ち切りはヤメロォ!
  • もっと周りの話補完して♡
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