3D6 4/2/2(1/5/5)
3D6 3/5/6(4/6/3)
3D6 2/6/5(6/1/5)
3D6 2/4/3
3D6 5/6/5
2D6 奇数なら○○、偶数なら●●=11
全てが終わった時、この数字の意味を解説しようと思います。
あと作者が色々迷った挙句、トップバッターが最後にチラっと登場。
作業中にはブラッドボーンのbgm「隠し街ヤハグル」を聞いていました。
作者の狩人は未だに時計塔のマリア様が倒せませんorz
オルクス大迷宮の第一階層から第二十階層は、駆け出しの冒険者でも死の危険を感じずに突破出来る難易度と言われている。
神の使徒一行は以前突破した時と同じように各階層で立ち塞がる草食竜リノプロスや甲虫カンタロスといった魔物を数の暴力で倒していった。
殆どの魔物に魔法は効果がないと言われているが、例外はある。
草食竜や甲虫といった肉質が大して固くないもの、特殊な環境下で生きられる以上の特殊な生態を持っていない小型のモンスターは全属性の魔法が通用する数少ない相手だ。
ただ、闇属性の精神系に働きかける魔法はあまり効果がないのだが…
何はともあれ、使徒達は役目を果たすべく奥へ進む他なかった。
メルド団長は前線に出てばかりの勇者パーティーの後衛、鈴、恵理、香織の三人に疲労が見られた為、前に出ると言って聞かない光輝を無理やり説得して後方に下がらせる。
途中から永山パーティーが前に出て魔物と戦う事になった。
彼らは実力こそ以前とあまり変わっていないものの、オルクス大迷宮に再び足を踏み入れる事が決まった時点で、各々の役割をきちんと果たすべく陣形や戦術といったものを細かな状況の変化に応じて決めていた。
「重吾、下がれっ!」
「応ッ」
「大地の礎よ、我が下に集え!”
「奇跡の術、彼の者に力を与え給え!”
付与術師の吉野に身体強化と魔法強化を付与した土術師、健太郎が前に出る。
リノプロスの頭突きを拳で受け流していた重格闘家、重吾が返事をして後ろに跳ぶ。
すかさず治癒師の綾子が杖を翳して重吾の傷ついた体に治癒の魔法をかける。
「天の息吹よ、満ち満ちて彼の者の傷を癒し給え”
「助かったぜ辻っ」
「おおぉらぁぁ!!」
土術師の杖を魔法で浮かせた岩で囲って棍棒のようにした健太郎が叫ぶ。
威嚇するリノプロスの強固な頭蓋に岩の棍棒もどきの一撃が振り下ろされた。
怯んで後ろに一歩下がるリノプロスだが、致命傷には至らなかったようだ。
腕が痺れるのを感じて健太郎は再び杖に岩を纏わせようとするが――――――
「―――ッシ!」
暗殺者、浩介が気配遮断でリノプロスの真横から襲い掛かる。
手にした短剣で、リノプロスの頭蓋と首の付け根の間を突き刺す。
これまでの戦いで彼らはリノプロスの弱点部位が頭以外の殆どであると見抜いていた。
目を見開いて呻き声を上げながらリノプロスが膝から崩れ落ちる。
フゥと小さく息を吐いて浩介が振り返ると健太郎たちは驚いた様子で彼を見ていた。
例の如く味方からも影が薄いせいで認識されていなかったのだろう。
(なんかもう慣れちまったよ…とほほ…)
「た、助かったぜ浩介!」
「流石だな、お前を遊撃手にして正解だった!」
「凄いよ遠藤君!」
「ホントホント」
「……あぁ、うん…ありがと」
落ち込んでる浩介を見て慌てて四人は褒めるが、少し遅かった。
彼は口を覆う布当てを鼻先まで引っ張ってから暗闇の中に消えていく。
後ろで見守っていたメルドが満足そうに頷いて声をかける。
「よくやった!前衛と後衛の役割をキチンと果たしているな。浩介も、その特殊な体質と天職を活かした…見事な暗殺術だ!対人戦なら敵なしだろう!」
「「「「「ありがとう御座います、メルド団長」」」」」
「―――よぉし、ここから先は二十二階層だ、気合を入れていけ!」
お礼を言ってメルド団長と入れ替わるように隊列の中央へと移動する永山パーティー。
隊列は縦一列の使徒とメルド含む騎士六人の三組から成る。
メルドが常にいる前方で戦闘するパーティー。
前方と後方から異常があった際に伝達役を担い、咄嗟の支援を行う中央。
退路を確保しつつ奇襲を警戒する後方パーティー。
騎士は中央に一人、後方に四人が待機している状態だった。
「次は大介、お前達の出番だ!!」
メルドは振り返り、後方で勇者パーティーと入れ替わっているであろう小悪党四人に向かって声を掛けるが…返事が返ってこない。
彼は足を止めて嫌な予感を覚え、もう一度声を張り上げた。
「大介!聞こえているのか!!おい、返事をしろ―――!」
隊列の中央に向かっていた重吾達にもメルドの怒鳴り声は聞こえていた。
しかし彼らが見たのは後方に向かっていた筈の勇者パーティーが困惑している姿。
誰もが嫌な予感を覚える中、後方の確認にいち早く向かっていた雫が叫んだ。
「メルド団長!檜山君達が…檜山君達がいません!!」
「何ッ…!?騎士はどうした!?一緒にいた筈だ!!」
「それがっ…魔石の回収を忘れたから先に行ってくれって檜山君達に言われたとかで…」
「バッ―――馬鹿者ォォォ!!!!」
騎士の四人が怯える声がメルドの耳にも届いた。
後方が遅れたのであれば、それを隊列中央、前方に連絡するのが常識だ。
それに合わせて前方、中央は進行を止めて遅れた後方の到着を待つ。
そうしなければ隊列を組んだ意味がまるでない。
しかし騎士四人は元は只の兵士であり、こういった状況に全く慣れていなかった。
言ってしまえば死んだ部下の補填として入れられただけの戦闘要員でしかない。
彼らに連携や戦術、陣形といったものの常識や練度を求めるのは酷というものだろう。
余談だが生き残った騎士の一人アランは同行を拒否し、今は王都にいる。
メルドは奥歯を噛み締めながらすぐに冷静さを取り戻して指示を出す。
「くっ―――勇者パーティーは騎士四名と戻って大介達を捜索してくれ!」
「分かりました!メルドさん達は―――」
「俺と永山パーティーは第二十階層に戻る階段で待機している!そこで合流しよう!」
「よしっ、行くぞ龍太郎!」
「おぉっ!」
「ちょっと光輝、龍太郎も!勝手に二人で先走らないで!危険よ!!」
バタバタと忙しなく駆け出していく光輝と龍太郎を諫めながらついていく。
それに後衛の香織、鈴、恵理も疲労から回復して続いて行った。
メルドは嫌な予感が止まらず、ただ彼らの無事を祈るばかり。
*
怒鳴り声や数人分の足音が響き渡る第二十二階層で、それは目を覚ました。
白いブヨブヨとした皮を持ち、原始的な飛竜種の骨格を持つそれは壁に張り付いている。
本来であれば雪山や凍土の洞窟にしか存在しないそれが大迷宮にも棲息していた。
一日の多くを睡眠に費やすそれは、獲物が来たと感知して意識を覚醒させる。
表面の白い皮膚は真逆に、張り付けた体の内側は不気味な赤いひだ状になっていた。
―――ギィ、ギィィ
音がする、音がする、いつも食べてる四本足の固い頭を持つ餌と違う、足音がする。
日の当たるところで生きることをしなくなったそれは視覚が退化していた。
しかし常にひんやりと肌寒く薄暗い洞窟の中で生活を送るそれは、熱を察知する能力に長けており、縄張りの中で熱を持つもの=獲物と判断しているのだ。
それの足元で、泡状の卵塊からプシュッと音を立てて幼体が生まれる。
四肢も生えていない未成熟の幼体は卵塊から無尽蔵に生まれてくるが、その多くは成長の過程で過酷な環境に耐えられず死んでしまい、成体になれるのはほんの僅かであるという。
それはまだ縄張りに踏み込んだ獲物の正確な位置を捉えようとじっとしている。
しかし幼体は早く餌にありつきたいと言わんばかりに血の臭いを辿って地面を這う。
ギィギィ、ギィギィ…赤子がご飯を欲するように不気味な鳴き声を上げながら…
薄い本では似たようなやつ共々お世話になりました()
表のオルクス大迷宮は第二十一階層からクッソほど難易度が上がっています。
こんな酷い大迷宮を作った奴はいったいどんな悪い奴なんだ……
余談ですが作中で治癒師の辻さんが永山君に使用した恵命は魔力と傷を同時に回復出来る天恵より低位の治癒魔法、ゲーム風に例えるならヒールとかケアルみたいなものです。
それでも神の使徒規格なので一般人より効果は高いのですが…
原作では治癒師としてかなり能力が高いとされる白崎さんと同じ天恵を使ってノイントの怪我を治したフューレンの医師アランさん、実はそこそこ凄い人だったり。
同じ名前繋がりで騎士アランさん、死亡フラグを全力回避に成功。
…とは言ってもあくまでオルクス大迷宮では死なずに済んだだけですけどね…
感想、質問、ご指摘等お待ちしております。
初期で構成していたプロットより大幅に話数が増えてしまったので、本作を第一部として続編(2nd的な)を作り本作を完結させようか迷ってます。(それで投稿ペースが遅れる等はありません)
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続編にして
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このまま話数増やしてもいいんじゃね?
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打ち切りはヤメロォ!
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もっと周りの話補完して♡