太刀から大剣メインに切り替えている作者です。
最近の暇潰しはドラゴン装備一式でミラボ大剣背負ってミラボ野良マルチ参加。
溜め三回目の最高火力1600出して「ン"キ"モ"チ"ィ"!」とかやっていると、次の攻撃で一乙するのが作者クオリティー。
そろそろ邪眼が20個超えそうです……
そんなに要らない……大宝玉出して……
走るガーグァの荷車から飛び降りたハジメ。
昼過ぎの森丘。木々の上で小鳥が鳴き、近くを流れる川で小魚が跳ねる。
川沿いを野生のアプトノスが群れで歩き回り、草を食べていた。
チェーンブリッツを構えて”貫通弾Lv1”を予め装填しておく。
ハンター達が使用する共用のベースキャンプへと足を運んだハジメ。火を焚いた跡やキャンプ内のベッドが使われた形跡から、まだ森丘の何処かにハンターがいるのだろう。
(邪魔しないように、こっちの仕事を済ませるか……)
アイテムボックスの中を漁ると、中にはクエスト用と思われる森丘全体のマップが入っていた。
それを近くの丸太の上で開いて、ランポスが棲息しているエリアの数字に丸をつける。
群れで動くランポスの習性を考えたうえで、ハジメは六ケ所のエリアを順に回ろうと考えた。
アイテムポーチの中から干し肉を加工した”携帯食料”を取り出して頬張る。
噛み切れないゴムのような弾力に、口の中がパサパサと渇く味付けは、決して美味とは言えない。
だが食べればハンターにとって走ったり転がったりする際の”スタミナ”の回復が出来る他、原理はよく分からないが、走れる距離や転がる回数を増やす事が出来る。
「―――――――――よし、いくか」
チェーンブリッツを再び背負い直したハジメは、軽く手足を解して走り出す。
巨大な岩の隙間に身体を入り込ませて先へと進むと、陽の光が足元から徐々に照らしていく。
視界に陽の光が当たって目を細めたハジメの眼前に、壮大な森丘の光景が広がる。
(何度見ても、この雄大な自然に圧倒されるな……)
卒業試験の時はほんの僅かな時間しか見る事を許されなかった森丘の景色。
それを暫く目で見て、鼻で呼吸し、耳を澄ませることで堪能したハジメ。
眼下に広がる川沿いの草原で、アプトノスが3頭並んで昼寝をしている。
村や都で見かけるサイズのアプトノスより、二分の一ほどサイズが小さい個体がいる。
2頭の大きさから考えて、1頭の小型アプトノスが子供で、2頭は親なのではないだろうか?
そう考えたハジメは、親子で仲睦まじくしているモンスターの光景に頬が緩む。
なるべく3頭の憩いの時間を邪魔しないように、そっと雑草を掻き分けながらハジメは進んだ。
目指すのは草原の先にある上り坂の広場。
穏やかな光景に心和ませるハジメだが、当然聞こえる音や臭いの変化には敏感なまま。
一度ベースキャンプを出てしまえば、そこはもう危険な自然の縄張りなのだから……。
*
「――――流石に、すぐ見つかったりはしない……か……」
登坂の広場、その先に広がる崖上の分かれ道までやって来たハジメ。
マップに記された通りに地形が変化していなければ、彼がこの先進むエリアは木々が空を遮る森の中。天然自然の木のトンネルが続く場所だ。
そろそろ他のモンスターと遭遇するだろうなと思いつつ、出来る事なら無用な戦闘は避けて目的のランポスだけを狩りたいと彼は心の中で合掌する。
緩やかな坂道を歩いていくと、次第に周りを囲む岩壁が苔に覆われている。足元の雑草も踝までしかなかった長さが、脛の中心辺りまで伸びていた。
環境の変化と同時に、森の中の気配に気づいたのは彼の聴覚だった。
一度だけピタと足を止めて全神経を耳で音を拾う事に集中するハジメ。
草木の擦れる音、遠くで鳴く野鳥の声に混じる――――モンスターの咆哮と火薬の炸裂音。
それがハンターの使う武器のものと分かるや否や、ハジメは駆けだしていた。
次に嗅覚が捉えたのは、青臭い森の中に漂う微かな獣臭さ。
少し前にも同じような臭いを嗅いだことがあったから、すぐに何のモンスターか分かった。
奇怪な鳴き声と羽ばたく音、時折生じる爆発音は火の玉の着弾時に発せられるもの。
「――――――イャンクックか…!」
坂道を駆け下りて、少し開けた木々のトンネル前に到着したハジメ。
戦闘の音は明瞭に聞こえており、同じエリアの奥で行われている事が分かる。
チェーンブリッツを構えて壁際まで移動したハジメは、姿勢を低くして忍び足で進む。
バシュッ!―――ヒュン!
―――グエエェッ!!
独特な音、それはハンターが使う飛び道具”弓”の弦を瞬間的に引いて放つ際の音だ。
本来ならモンスターの鱗も貫ける鋭利で太い矢を用いて距離を取りつつ狩りをするのが弓の定石だが、最近の技術革新で弓を使うハンターが接近戦に持ち込んだ際に優位を取れる”剛射”というものが追加されてから敢えてモンスターとの間合いを詰めて弓を放つハンターというのが増えている。
ハジメの前の方で、モンスターに当たらなかった剛射の弾が地面に無数の穴を穿つ。
自分が当たらなかったことにホッとしながら、ハジメは木の陰から先の様子を窺う。
そこにいた2人のハンターを見て、ハジメは驚愕で目を大きく見開いた。
「アッシュ、牽制任せるよ!」
「応さ!――――ぬおりゃああぁっ!」
弓を使っていたハンターは女、ハジメの同期である”リーナ”だった。
彼女もハジメ同様にレザーライト防具一式に身を包み”ハンターボウⅠ”に”接撃ビン”を仕込み、傍らの男ハンターに指示を出している。
男ハンターもハジメの同期。
”アッシュ”は無精ひげを生やした三十代半ばの男だ。
手にした武器は一撃の威力に特化した武器”大剣”の”バスターソードⅡ”
リーナの指示に合わせてイャンクックの前に飛び出したアッシュはバスターソードⅡを顔面目掛けて振り下ろした。
イャンクックは後ろへ2歩、3歩下がったが、鼻先をバスターソードⅡの切っ先が掠める。
既に長時間2人と戦っていたのか、イャンクックは怒りに身を震わせて、その場で地団駄を踏む。
アッシュは次の行動を先読みして、バスターソードⅡの平面をイャンクックへと向けて斜に構える大剣の”ガード姿勢”を取った。
―――グギェエッ!
「ふんぬぅっ!」
イャンクックが放った火の玉を、バスターソードⅡで受け切ったアッシュ。
ズササッ!とガード姿勢を崩さないまま、後ろへと下がった彼と入れ替わるように武器を一度しまったリーナが駆け出す。
(思わず2人の戦いぶりを眺めていたが―――――少し手を出させて貰うか!)
木の陰から眺めていたハジメは避けて通れない戦闘を早々に終わらせるため、木の陰から飛び出して背を向けるイャンクックに向かって叫ぶと同時に引き金を引いた。
「こっち向け鳥野郎ッ!」
ズドォン!
―――グエエッ!?
チェーンブリッツから発射された貫通弾Lv1はイャンクックの尻尾を掠め、右の翼と胴体を繋ぐ境目を撃ちぬいた。背後からの奇襲にイャンクックの注意が一瞬逸れたのを好機と捉えたリーナが笑みを浮かべ、弓を構えながら地面をスライディングして距離を詰めた。
「―――――獲った!」
バシュッ!!
―――ギエェェッ!!
剛射が扇状の耳をズタボロに引き裂いて、イャンクックは悲鳴を上げる。
追撃で腰の矢筒から矢を一本手に取ったリーナが、それを突き立てようと一歩を踏み出す。
しかしイャンクックの方が行動は速かった。
多勢に無勢、この場では勝ち目がないと逃げの一手に転じたイャンクックが両翼を羽ばたかせて空高く飛翔する。その風圧で3人は大きく後ろへと仰け反った。
土煙が晴れて、飛翔の際に翼に当たって折れた木の枝や木の葉が3人の頭上に落とされる頃には、イャンクックはいなくなっていた。
「うわぁ……逃げられたー!」
「……あの傷じゃ、遠くまではいけねえだろうがな」
「隣の飛竜の巣か、北の水飲み場だろうさ」
武器をしまいながら悔しいと地団駄を踏むリーナ。弾の再装填を行うハジメが冷静にイャンクックの状態が瀕死に近いことを口にして、アッシュが行き先の予想を告げる。
ようやく落ち着いたリーナとアッシュが、揃ってハジメを見て呆けた顔になった。
「――――そういえば自然と援護してくれてたけど、ハジメ君だね?」
「援護は助かったが……何でお前此処にいるんだ……?」
「話せば長いような何というか……探索ついでの小型モンスター狩りだ」
事情を一々言う必要がないと判断したハジメは、目的だけを口にする。
それを聞いてリーナが「私達は手ごろな報酬のクエストで腕試し中だよ~」と返す。
アッシュは少し訝しむような眼を向けていたが、すぐに笑みを浮かべた。
「まぁお互いに目的は別で、此処で会ったのは偶然って事で―――」
「そうだな――――俺は南側の森に行く」
「ん、そだね――――また会えたら頼むね!」
軽く手をあげて別れを済ませた2人はハジメの来た道、緩やかな坂を駆け上っていく。
それを見送ったハジメはチェーンブリッツを背負い直し、森の中を進んでいった。
残り十数人の同期ハンターの名前も考えようとか考えている作者。
そんな事やってるから本編が無駄に進まないんだよ!と心が叫ぶ。
感想、質問、ご指摘など待ってます。
初期で構成していたプロットより大幅に話数が増えてしまったので、本作を第一部として続編(2nd的な)を作り本作を完結させようか迷ってます。(それで投稿ペースが遅れる等はありません)
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続編にして
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このまま話数増やしてもいいんじゃね?
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打ち切りはヤメロォ!
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もっと周りの話補完して♡