年明け最後の休みになって、作者が休みの間やってた事振り返りました。
飲酒2割、テレビ2割、ゲーム4割、小説投稿2割……うーん、この……。
しかもゲーム内比率が圧倒的MHW:IBのミラボレアスという。
前は20個くらいだった邪眼が40個に届きそうで使い道に困る作者でした。
「――――――成程な、話は分かった。よく冷静に判断出来たな、ハジメ」
村の男衆が帰って来た事で村は騒然とした。
シアは怪我の具合も良くなり、今は村長宅のベッドで横になっている。
村長宅の入り口でアボクと共にハジメから事情を聞いたアゥータが樹海に目を向ける。
「兎人族ってのは帝国の調べた限りじゃ亜人族の中でも温厚で争いを好まない種族だと聞いてる。以前は奴隷として人気の高い種族だってこともな。亜人特有の高い身体能力に加え、優れた聴覚を持っているから外敵に襲われても逃げるのは容易―――――――だからこそ引っかかるな」
「うむ……古くから樹海に生きる亜人が、モンスターに対応する術を持ってないとは考えにくい。帝国の奴隷制度も廃止された今、不用意に樹海へ足を踏み入れる者も居らんだろう」
2人の話を聞いて、ハジメは自分の判断が間違っていなかったことに安堵した。
しかしまだ安心は出来ない。険しい表情でこれからの話し合いを進める。
「俺は樹海に入って彼女を襲った奴を調査・追跡、モンスターであれば可能な限りこれを狩猟するつもりですが――――――村長、アゥータさん……どうします?」
「……そう簡単にはいかんじゃろうな……」
アボクの言葉にハジメは頷いて、訓練所で学んだ事を思い出す。
彼は訓練期間中、ハンターが一度は足を踏み入れた場所の名前や特徴を覚えているのだ。
帝国の森丘、ライセン大峡谷と周辺の荒野、王国南方の雪山、シュネー雪原、グリューエン火山、グリューエン大砂漠、アンカジの荒野、海上都市エリセン周辺の浮島、そしてハルツィナ樹海。
フィールドにはそれぞれ危険度のようなものが割り振られており、そこに生息するモンスターやその環境がハンターに与える影響などに応じて上がっていく。
ハンターズギルドが集計した過去の狩猟記録やハンターの探索記録から最高クラスの危険度と言われているフィールドは3つある。シュネー雪原とグリューエン火山、ハルツィナ樹海だ。
シュネー雪原の危険度が高い理由は単純に、魔人族の支配領域に最も近いという事に加えて、普通の人間ならあっという間に体力を奪われて凍死しかねない極寒の土地であるからだ。
それならば王国南方の雪山も該当するだろうと思われたが、意外にも雪山の危険度は高くない。シュネー雪原よりも過酷な環境の雪山は麓にこそ餌となる動植物は自生しているが、中腹を超えた辺りから餌になる動植物がなく、代わりにそこを縄張りとする強力なモンスターが住んでいる。
―――しかし実際にモンスターと遭遇する確率は雪原よりも低く、また雪山内部には洞窟などが幾つも点在している事から、仮に遭遇しても逃げる事が容易なのだ。
グリューエン火山は位置的にシュネー雪原とは真逆の魔人族の支配領域から最も離れているが、過酷な環境に適応するモンスターの強さが桁違いだからだ。
豊富な鉱物資源を孕んだ活火山は一般人や冒険者が立ち入る事の出来ない危険な場所とされており、ハンターでも中に入って探索する程の実力者は100人程度しかいない。
ハルツィナ樹海は距離だけで言えばシュネー雪原とグリューエン火山の丁度中間といっていい場所にある。気温や湿度は普通の生き物が住んでも快適に過ごせるくらいには穏やかなものだが、それだけ豊かな土地だからこそ棲息するモンスターの数が他に比べて圧倒的に多い。
未だ人族とは敵対関係にある亜人族が多く住んでいる事から襲われるというのも危険の1つだが、最も厄介なのは
「ハジメは樹海を包む霧を見たことはあるか?」
「――――いえ、話に聞いた程度で……」
質問をしたアゥータが苦笑いして樹海の奥を指差す。
一般人より視力の良いハンターであるハジメは言われて指さす方角を見た。
そこには背の高い樹々が聳え立っているが、樹の根本から先の枝分かれした太い幹を、真っ白な霧が包み込んで、先の視界を遮っている。
「あれが……?」
「そう、ハルツィナ樹海を包む謎の霧さ。――――――こうして村から見える範囲で現れるのは稀なんだがな……運が良いんだか、悪いんだか……。あの霧の中じゃ、幾ら鍛え抜かれたハンターであっても方向感覚を狂わされてお終いだ。食料を自力で確保出来るから餓死って事ぁないだろうが、どの道モンスター以外に襲われたら機敏に対処するのは至難の業だろうよ」
「それは―――――」
「2人もですか?」と聞きそうになったハジメは慌てて口を噤んだ。
今迄お世話になったうえ、立場的に上の人である2人に対してそれは失礼というものだろう。
しかしハジメが言わんとしていた事を目線で読み取ったのか、アゥータはニヤリと笑った。
「――――――ま、俺ならちょいと本気を出して生還くらい出来らぁな。――――――ルゥムの奴に関しちゃあ……うん、あれだな……。散歩感覚で探索にいったかと思えば、変種を土産物みたいに狩って来たからな……あいつは基準に入れなくていい」
(……あれってそんなにヤバい事だったんだな……そういえば……)
ハジメが村に来たばかりの頃、彼を迎える宴の席に遅れてやってきたルゥムが変種のヒプノックを捕獲してきた事を思い出して戦慄する。
変種、剛種、上位種―――これらは今のハジメが手の出せない強力な個体のモンスターの事。
一度村を襲ったリオレウスですら、下位の雑魚だったとアゥータは後に語った。
そんな中、丁度クエストを終えたルゥムが村に帰って来た。
彼女は村の男衆が昼間から村にいる事が不思議でキョトンと首を傾げる。
そして村長宅の前で話し合うハジメ達3人を見つけて、トトト…と小走りで駆け寄った。
「おう、噂をすりゃあ何とやらか?お疲れさんルゥム」
「クエスト達成、お疲れ様ですルゥムさん!」
「………?」
「あぁ、ちょいと厄介ごとになってな。開拓作業は一時中断してるんだ」
「作業現場で何かに襲われた亜人の子を保護したんです。……今は村長の家で寝てますよ」
――――――とルゥムに2人が説明をしていると、後ろで家の戸が開いた。
振り返った4人の前に現れたのは、今度はちゃんとした女物の衣服に身を包んだシアだった。
視線を集めたことでビクッ!と驚いた様子のシアだが、軽く深呼吸をしてから頭を下げる。
「目が覚めたか。―――流石は亜人族は丈夫だねえ……」
「――――怪我はもういいのか?」
「は、はい……。あの――――改めてお礼を……見ず知らずの私を助けて頂いた上に、着るものや食べるものまで……本当にありがとう御座います!」
「礼には及ばんさ、我々は我々に出来る事をしただけ。―――――むしろ服に関しては緊急時とはいえ修復不可能になるまで切ってしまった事を謝らなければ………」
アボクの言葉にアゥータがジト目でハジメを見て、ハジメは申し訳なさそうに目を伏せる。
シアはそんな彼らの様子を見てぱちくりと瞬き、慌てて首を横に振った。
「とんでもない!私を助けて頂いたハジメさんから謝罪なんて――――」
恐れ多いといった様子でわたわたするシア。
首を横に振っているだけなのだが、うさ耳がぴょこぴょこ揺れて、その度に首から下で豊満な胸がぽよんぽよんと揺れる。
ここぞとばかりにアゥータがハジメの肩に手を回して笑みを深めた。
「おうおう先輩を差し置いて可愛い子ちゃんに
「……茶化さないで下さい……。―――本当にすまない。服の分は必ず弁償を」
今すぐにでもとハジメは着ている防具の内側を弄る。
狩りの最中は不要だが、何かあった際に使えると思ってトレイシーから貰った金貨の2,3枚を懐に入れておいたのだ。ちなみに残りは家に隠している。
「だ、大丈夫ですよ!そんな弁償だなんて―――」
「いや、後になって考えれば服を切る必要はなかったかもしれないし……」
「私にとって貴方は命の恩人なんです!だから何も気にしないで下さい!」
「――――そうは言ってもな……」
「お願いですぅ!」
「うっ……」
涙目でシアに詰め寄られたハジメがたじろぐ。
それを見ていたアゥータが「若いっていいねえ~……なぁ?ジジイよ」とアボクに同意を求めた。
アボクは「お主も若いじゃろうて……何を言っとるのやら」と呆れている。
するとそこへ、ハジメの背後から一歩進み出たルゥムがシアの前に立つ。
「………ルゥムさん?」
「……(じぃー)」
「……あ、あの……何か……?」
「……(じぃー)」
「………あぅ……」
まだ自己紹介もしていない2人の間で長い沈黙の間が流れる。
ハジメは何を言おうとすれば良いのか考えを巡らせて目が泳いでいた。
アゥータはアゥータで「面白ぇ事になりそうだ」と見物している。
そして不意に、ルゥムはシアの頭に手を伸ばして――――そのうさ耳を掴んだ。
「………(ふにふに)」
「ヒャゥ!?あ、あの―――急に耳を触られるのは、ァンッ!だ、ダメですぅ、んぅっ!」
「ちょ、ちょちょちょルゥムさん何をしてはるんですか!?」
「何だハジメ、女同士の絡み合いに童貞みたいな反応しやがって」
「アゥータさんはちょっと黙ってて貰っていいですかね!!?」
「―――珍しい事も、あるものだな。彼女がこういった行動をするとは」
「いや村長、止めましょうよ村長」
「………んん……」
「何で咳払いして黙ってるんですかね村長ぉーっ!?」
「………(ふにゅふにゅにゅー)」
「あぁ、んッ――――だ、め……ですぅ!そこ、敏感、ひぃん!?―――ふ、あぁぁぁ!」
突然のルゥムの奇行、シアは抵抗したくても寝起きで力が入らずなすが儘。
少女の艶やかな声と憧れの先輩の可愛らしい一面にハジメは動揺して、そんな彼をアゥータがからかって、アボクは沈黙を貫いてしまう。
暫くの間、シアのうさ耳を弄っていたルゥムが――――
「………♪」
「ぬおっ!?…ルゥムの奴が笑うところなんざ初めて見たぜ……」
「……ふむ……改めて言われれば、確かにのう……」
「あ、あの―――んんっ!た、助けて―――ひぃんっ」
「………無理………」
いつも無表情のルゥムが初めて見せた笑顔、その
事情を知らないシアだけが喘ぎながら、近くにいたハジメへと手を伸ばして助けを求める。
しかし――――ハジメは内股気味で片手をポケットに突っ込み、もう片方の手でツンとした痛みの走る鼻を抑えながら赤面して俯くばかりだった。
ハジメがモフモフを堪能するより先に手を出す先輩ハンター。
男の人は男の人同士、女の人は女の人同士で絡み合うのがいいと思うの(腐)
―――あれ、それだとハジメさんがアゥータ兄貴と……んほぉ……。
さぁて―――――と、兎人族を100人~50人と仮定して、ダイスロールしますか。
感想、質問、ご指摘など待ってまーす!
初期で構成していたプロットより大幅に話数が増えてしまったので、本作を第一部として続編(2nd的な)を作り本作を完結させようか迷ってます。(それで投稿ペースが遅れる等はありません)
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続編にして
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このまま話数増やしてもいいんじゃね?
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打ち切りはヤメロォ!
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もっと周りの話補完して♡