モンスターハンター・トータス   作:綴れば名無し

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 最近やっと理想の女ハンター作成に成功した作者です。
MHW:IBで女性ハンターの重ね着オルムングβ頭、他を上位の重ね着キリンγで作者の性癖デパートがこの世に誕生しました。
色配分は頭装備が白寄りの青、他が黒一色です。
ルゥムとリンネの原形とも言える存在かもしれません。
興味のある方は是非MHW:IB本編でやってみて下さい。
(余談ですが、マルチでの重ね着オルムング頭装備率はかなり高いという)



村民会議

 ハジメの看病は夕方まで続き、シアは夕食を食べてからすぐに眠ってしまった。

戻ってきたアボクに「君も少し休みなさい」と言われて、今ハジメは暗い夜の道を歩いている。

 

(シアが言ってた私が見た未来。……どういう意味なんだ……?)

 

 ハジメはシアの言っていた言葉がずっと頭の中に引っかかっていた。

自分の恥ずかしい過去の話を聞いて、彼女は何が嬉しかったというのか。

額に指先を当てて、考え事をしながら歩いていたハジメに声が掛かる。

 

「おーいハジメ。今帰りか?」

「…おやっさん?」

 

 振り返った彼の後ろから、ヘファイが小走りに駆け寄ってきた。

ハジメが立ち止まると、ヘファイは息を整えて要件を伝える。

 

「さっきアゥータ野郎が帰ってきた。これから村長宅で村民会議を行うってよ」

「村民会議…ですか?」

 

「あぁ。――――んで、お前さんも参加してくれとさ」

 

 ヘファイはハジメが村民会議の事を知らないのだと思い出して、軽く説明する。

村民会議は文字通り、ゲブルト村の住民が生活する事に関わる重要な案件を、村の重役達が一同に集まって話し合い、村の方針を決めるものだ。

内容はなんとなく理解出来たが、ハジメは自分が参加していいものなのか疑問を持った。

するとヘファイは「あぁ?」と口をひん曲げて不思議そうな顔をして答える。

 

「お前とあの兎人族の嬢ちゃんが発端なんだから当然だろ。それに、村で3人しかいないハンターなんだ。アゥータの野郎は当然として、ルゥムの嬢ちゃんは絶対に喋らねえからな。新しい村の住人であり、若いお前の柔軟な思考があって、会議も上手く回るだろうって全員が納得しているさ」

 

「……成程……」

 

 しれっと村の一員に数えられてる事を指摘されて内心照れ臭そうにするハジメ。

確かに今回の村民会議は当事者である自分が居た方が良いのだろうと納得する。

シアの言っていた事も気になり、ハジメはそれを相談しようと考えた。

 

「了解です、おやっさん」

「よっしゃ。それじゃあついて来な」

 

 暗い夜道を引き返して、ハジメはヘファイと共に再び村長宅へと戻っていった。

 

 

「ハジメ君。すまないね、さっき帰したばかりで呼び戻してしまって」

「大丈夫ですよ、村長。――――それで……」

 

 村長宅の中には、アボク、ヘファイ、ニッカ、アイテム夫婦、アゥータ、ウマアジ、開拓作業でリーダーを務めている若い男の計7人+1匹が集まっていた。

若い男は開拓作業地域で、シアに上着を貸した人だった。

ハジメが席についたのを見届けて、アゥータが口を開く。

 

「今回の村民会議から、村の新たな住人であり期待の新米ハンター、おやっさんのお墨付き錬成師ハジメにも参加して貰う事になった。反対意見のある者はいるか?」

「――――――ッ」

 

 いつものお気楽な口調とは違い、真剣な表情でハジメ以外の者達に問いかけるアゥータ。

全員が沈黙を貫き、アゥータはそれを肯定と見なして言葉を続ける。

 

「今回の村民会議では”開拓作業の今後”と”あの兎人族の少女について”話し合う」

 

「今回から参加するハジメにも分かりやすいよう簡単に経緯を説明するとだ。前回の村民会議があった数か月前、ガハルド皇帝からこの村に対して、亜人族の国フェアベルゲンまで続く道を拓くための作業計画が命じられた。――――ここまではいいか?」

 

 ハジメは帝国首都に居た時、トレイシーからその話を詳しくは聞かされてはいなかった。

更に以前まで記憶を遡れば、王国の図書館で知る限りの歴史では、人族は亜人を忌み嫌い、奴隷にする等の酷い扱いをしてきた事を知っている。

 

 そんな人と亜人の良くない関係があって、彼らがひっそり暮らす樹海の中まで道を拓くというのはあまりにも危険なのではないかと思っていた。

黙って聞いているだけではあまり役に立たないと思ったハジメは、即座に手をあげて発言した。

 

「一つ質問をしても良いですか?」

「あぁ」

 

「何故、ガハルド皇帝はそんな命令を…?」

 

「―――表向きは ()()()()()()()()()()()()()()() 。亜人族は以前から人族に迫害されていたが、奴隷化するよう仕向けたのは何代も前の皇帝だった。ガハルド皇帝は、亜人族が積年の恨みを晴らすべく、魔人族と一時的な同盟関係を築いてしまうのではないかと危惧している」

 

「魔人族……」

 

 ハジメはまだトータスに来てから一度も魔人族の姿を見た事がない。

魔力やその他のステータスが高く、他の種族を見下す高圧的な態度の者達が大半を占めている。

―――と、それも王国の図書館で知り得た知識だから、真実なのかわからないが……。

 

「兎に角、不安の種はなるべく早めに処理しておきたい。そう考えた皇帝は、俺とルゥムを村での開拓作業を円滑に進めるための護衛として送り付けた。―――予定通りに開拓作業が進んだなら、帝国からフェアベルゲンに使者を送って話し合いの場を設けようと考えていたんだが―――」

 

 アゥータは此処で、懐からある物を取り出して机の上に転がした。

それを見たハジメを除くアボク達は驚愕で目を見開いて動揺する。

ウマアジに至っては「シャーッ!」と鳴いて毛を逆立てていた。

ある物とは、アゥータがドスファンゴの胃袋から取り出した魔石だった。

 

「……アゥータさん、それは……?」

「見るのは初めてか?……これは魔人族が使う魔石だ。簡単に説明するなら、モンスターの身体にこれを埋め込んで、魔人族はモンスターを操ってるのさ。―――支配種については知ってるな?」

 

「訓練の座学で、一応は…」

 

 家の中に置かれた蝋燭の灯りに照らされた魔石が仄かに光を発する。

それを見ていたハジメは妙に胸の奥がつっかえる不快感を覚えて目を逸らした。

 

「これはつい数時間前、俺がライセン大峡谷付近で狩猟したドスファンゴから出てきた」

「……っ。もしかして……!」

 

 先ほどまでの話を照合して、ハジメが想像する中で最も最悪の展開を思いついてしまった。

()()()()()()()()()()()()。それを聞こうとハジメが口を開いた瞬間―――

奥の部屋から絹を裂くような少女の、シアの悲鳴が響き渡る。 





 シアに一体何があったのでしょうか?
1.天職の技能で最悪な未来を視てしまった
2.原作にあったお漏らし癖でつい寝小便をしてしまった
3.この場にいなかったルゥムがベッドに忍び込んでギシアン♡
4.話の中にあった魔人族が襲ってきた
5.作者の更新ペースが徐々に遅くなり、失踪を恐れた
6.耳の中にゴキブリが入っていた

感想、質問、ご指摘などお待ちしております!

初期で構成していたプロットより大幅に話数が増えてしまったので、本作を第一部として続編(2nd的な)を作り本作を完結させようか迷ってます。(それで投稿ペースが遅れる等はありません)

  • 続編にして
  • このまま話数増やしてもいいんじゃね?
  • 打ち切りはヤメロォ!
  • もっと周りの話補完して♡
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