《生け贄シリーズ》とは、部下を生け贄に捧げ、魔力・霊力・妖力などに変えるものだ
死んだ部下を妖力に使うエースのように、一発逆転の為に使われる
しかし、弱点もある
ものによっては回収効率が悪い
その上、事前に溜め込む必要がある
怨霊は、負の感情からできる
その上、純粋な妖力の塊であるため、回収効率も高い
怨霊の少女はその二つの弱点を補う事に成功し、コード1による広範囲攻撃を可能とする
◇ ◇ ◇
「霊符 夢想封印」
七色の弾幕が少女に向かう
『無駄だよ』
さっきまでのふざけたような話し方を止め、岩と岩の隙間から手を伸ばす
「そっちこそ」
手足に霊力を巻き、怨霊でできた手を浄化する
手に持った三本の針を投げる
針には宗教的な力が入っており、霊夢の霊力によって相当な威力だったはずだ
「今日、何の日か分かっている?」
その針は簡単に折れた
「三月三十日だったはず……まさか!!」
三月三十日は符清寿の日で願いが叶わない、不幸になる日である
『大した意味無いと思っていたけど、正直驚いたよ』
かれこれ一時間ほど戦い続けている彼女達はとある決定的な違いがあった
(消耗し過ぎたようね)
周りに生け贄があり、こちらは消耗し続ける一方、その上にこの状況を覆せる手段は
(やるしかないようね)
以前に使って『大人気ない』と思って使わずとっておいた最強のスペル。その力を解禁する
「夢想転生」
そのとたんに霊夢は透明になった
『どこ行った…っく……』
目の前に符ができ、対応に遅れたために直撃を受けた
(さっきより…強くなっている……)
『コッハッ……』
(いったい…何が……)
周囲から来る符や陰陽弾が彼女を襲う
これこそが霊夢の最大の切り札、夢想転生。
霊夢の能力、《空を飛ぶ程度の能力》
この能力は普段は空間から浮き、空を飛ぶために使っている
夢想転生は霊夢を世界から浮かせ、自動的に攻撃するスペルだ
光をすり抜け、空気をすり抜けて音を出さず、適当な攻撃もすり抜ける
(最後くらい、盛大にやろう)
『コード1:コード4以下の生け贄、コード1はコード2ーAに引き継ぐ』
コード2ーAはエースのことである
彼女は、最も信頼のある部下にコードを任せ、
『
効果は、とある封印の解除と自爆
生け贄によって集まる妖力を使った自爆で、コード1によって誰も防げない物だった
ほんの一瞬前までは……
◇ ◇ ◇
『コード1:コード4以下の生け贄、コード1はコード2ーAに引き継ぐ』
それは、希望になった
(レミリアにお礼言いたいし、どうしよ)
それは、上司の性格も分かっていた
(アイツ、自爆するのか!!)
(やるっきゃないな)
「コード1:全員、行動の完全停止」
エースは裏切った
◇ ◇ ◇
『何故だ!?妖力が……』
彼女は、自らの失敗に気付く
『アイツ、裏切ったな!』
自分の信頼する者に裏切られ、憎み、恨む
『コード1:コード4以下を生け贄とする』
しかし、無駄だった
『そんなこともあるのだな』
理由は、行動としてはお互い真逆だったからだ
分かりやすく言えば、一つのキャラを二つのコントローラで逆方向に動かすと動かなくなるようなものだ
『コフッ』
心臓にあるコード1を霊夢の針が貫いた
『負けた…か……』
「あんたもこれに懲りて、もう二度と悪さしないことね」
『そう…だな……』
少女は消滅した
「私も帰るかしら」
霊夢は消えた
その際、一言、
「いったいどこで道をふみ外したのかしら…」
「主犯死んだな、黒月だ」
「後書きで作者がクビになった、アリカです☆」
「いや、まじか」
「マジ☆」
「一つ聞きたかったのに」
「何?」
「作者の夢想転生についての考察」
「あ~☆」
「能力を使う、無敵くらいしか情報ないしな」
「透明は、人それぞれだしね~☆」
「まあいいや、じゃあな」
「それでは☆」