「ありがとうございました、後は任せて下さい」
「ありがとうございます」
千切りになり、穴があき、融解し、破壊された紅魔館
言うまでもなくひどい光景
(今はいいか)
もともとここには用事で来たからだ
「今日はよろしくお願いします」
「いえ、こちらこそ」
レミリアさんは既に小悪魔さんに伝えていたようだ
「聖属性の棚はこちらです」
「ありがとうございます」
「それでは、私は」
(これ、聖属性だけで何冊あるんだろう)
本棚は高く、ずらりと並んでいる
(めんど~)
(一冊一冊探すか…)
◇ ◇ ◇
一時間後……
Infinite chain
ここのタイトルそっくりな名前の本があった
(これ…悪意だろ……)
にけ・リューノ
作者の名前だ
聖属性とは?呪いの一種だろ
(あいつ、後書きクビになったからってこんな所に出てくんな)
(同じくクビになった僕の気持ちも考えてくれ)
(…読むか)
◇ ◇ ◇
『ヤッホークロノ、元気してる?』
バタン
これが借り物じゃなかったら、今すぐ燃やしただろう
『まあまあ、ここからが本題。転生の術式、教えるから』
くそやろう!!
『詳しくは《銀のオオカミ少女》、後書きで!!』
宣伝するな
本を元の場所にしまう
「地震か」
地面が揺れる
本棚から一冊の本が落ちる
「あっ……」
結構重めだったみたいで、簡単に意識を刈り取られた
◇ ◇ ◇
「痛いな……」
暗い、多分本棚の下敷きになっているのだろう
よくよく考えれば本によってこの状況……
(フェル<本)
なるほど!!
状況をまとめよう。魔力なし力は足りず、そもそも上下感覚がない…どうしよ
(これがいわゆる『ペンは剣よりも強し』、か)
意味は全く違うだろうがどうでもいい
(そういえば…)
霊夢や早苗、妖夢は霊力を使う
霊力は人間範疇生物なら使える
「はぁっ!!」
頭の中で何かが解けた気がした
「成功だ~、やった~」
これで自分が人間範疇生物だと証明された~
「大丈夫ですか?」
小悪魔さんが来る
倒れた本棚は僕の所だけだった
(運わっる)
◇ ◇ ◇
「なんか…誤解されてね?」
咲夜が行った後、エースがようやく気付いた
「あのねぇ」
若干文句を言おうと思ったが、諦めた
「本題に戻す。あいつが封印を解きやがった。行動を開始するのは何時くらいだ?」
エースや咲夜から聞いた。霊夢を呪い、異変の元凶である怨霊。そいつより強いらしい
「六日後、ね」
運命がそう告げている
「六日か……」
そういえば、とエースは言い、
「大分昔あいつが言っていたけど、
「『消えろ』は効かなかったけど、『動くな』なら一瞬だけ…」「なんだ…」
一安心した
「そんじゃ、そろそろ帰るは」
「そういえば、どこ住んでいるの?」
少し気になっていた質問をする
「旧地獄だ」
レミリアは若干納得した
「運が悪いのも主人公補正、黒月だ」
「次回のネタを考え中、アリカだよ~☆」
「まぁ、大まかな内容は決まっているのだが」
「次回こそ出演したい☆」
「問題:今から俺が言いたい事を答えなさい」
「今回は逃げるな☆」
「正解、おいコラ待て」