東方幻想無限連鎖   作:にけ・リューノ

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分かりやすい絶望

「第二ラウンドの始まりだ」

 

「無理やりだな」

 

 おい、格好つけた結果コレはひどい

 いくら腐っても主人公なのに…

 エースひどい、バカ、空気読め

 

『フェル、送信どうも』

 

『当たり前です』

 

 フェルから送信が来る

 

「コード1:動くな!!」

 

 一瞬だけ止まった

 その間に鎖、結界銃を放つ

 相手は怨霊

 しかし威圧が違った

 黒い球体に怨霊らしいドクロマークの姿

 一見すると弱そうだが、強いのは明確だ

 

 ◇ ◇ ◇

 

 怨霊について

 

 ある日、虐待していた義理の息子に妻が殺された

 気が付けば自分は縛られ、両腕が切り落とされ、目を潰されて放置された

 横では、悲鳴をあげる実の息子が…

 

「次は君だよ、罪を数えろ、偽りのとーさん」

 

 その一言が怖かった

 逆恨みだと分かっていても怒りは込み上げて来るものだ

 復讐してやる、そうとしか考えられなかった

 能力でできる限りの事はした

 そして死に、怨霊となった

 この体はいい。能力とも相性がよい

 この体で、あいつを(クロノを)……

 

 ◇ ◇ ◇

 

「強かったな~」

 

 私は無限に強くなるこいつに苦戦した

 私は後に怨霊の少女と呼ばれる

 封印してコード1で《何もするな》と唱えている

 

「そういえば、こいつが言ってた《クロノ》って誰だろう?」

 

 (どうでもいいか~)

 少女にとっては本当にどうでもいい事だった

 

 ◇ ◇ ◇

 

『フェル!』『はい!』

 

 《人狼化》したフェルに鎖で道を作る

 理由は簡単、地面がもうこいつの支配圏内だからだ

 

「コード1:マジックキャンセル」

 

 エースのコードは効かなかった

 

「っ!!」

 

『やっぱりこいつ、どんどん強くなっている』

 

『『そうだな(そうですね)』』

 

 相手は強い

 実際、こちらの攻撃が通らなくなっている

 

『なら、強くなりすぎる前に』

 

『『とどめを刺す』』

 

 全員の意見が一致した

 すがすがしい気分になったのは僕だけだろうか

 今も、放たれる妖力弾の数が増えている

 しかも壁に当たって爆発が起き、視界が悪くなる一方だ

 

『今!!』『『了解!!』』

 

「コード─」

 

「フェル!!」

 

 あの怨霊は、先読みしたのだろう

 そして最も簡単に殺せ、連携の要であったフェルを狙った

 フェルの胸の辺りに小さな穴が開いている

 

「エース、時間を稼ぐ。フェルを安全な所へ」

 

「分かった。任せたクロノ」

 

 エースは瞬間移動(ワープ)でフェルを連れて行く

 

『クロノと…言ったか…』

 

「!!」

 

 エースが行った瞬間、怨霊がそう言った

 あいつの雰囲気がかわる

 まるで、長年恨み続けた復讐相手を見つけたように

 

「そうだが、何だ」

 

 警戒を一段階上げる

 もともと、時間を稼ぐ事が目標だ。最もノーリスクな会話なら都合が良い

 

『私は昔…お前と同じ名前のヤツに…殺されてな…』

 

「それは災難だな」

 

 こいつ多分、話すのに慣れてないな

 

『だから…』

 

「くっ!!」

 

 フェルに撃ち込まれた小さな妖力弾

 勿論、能力を起動して防いでいる

 

「待たせた、コード1:動くな!!」

 

「《無限連鎖》、《天翔閃》」

 

 自らの最大の切り札を切る

 

「妖術 覇霊連弾」

 

 十三発の妖力弾。あいつの放った物とは比べ物にならないような火力が出る

 追撃の《無限連鎖》と《天翔閃》

 

「やったか?」

 

「エース、それフラグや」

 

「……」

 

 積んだ

 生きていた

 エースのあほぉぉぉぉぉぉ!!

 しかし、向こうはボロボロだ

 

「火力『最大』範囲『ソルスの周り』《天翔閃》」

 

「はぁっ!!」

 

 空色の大剣、ソルスが輝く

 とどめを差す

 この時、これだけが希望だった

 しかし、簡単に絶望に変わった

 

「そんな……」

 

 ソルスが砕けた

 

「マジかよ」

 

 光の強化があっても、耐久力が足りなかった

 

「かっはっ……」

 

 捕まり、拘束された

 肺の中にあった空気が一気に出された

 

「エース、一回僕を置いて逃げろ。一回暴れる」

 

「すまん」

 

 エースは行った

 

「オーバーバーサーク」

 

 僕にとって最後の切り札(希望)を使用する

 

『諦めてめ…ろ』

 

 体を上半身と下半身で千切られた

 

 ◇ ◇ ◇

 

「全く、あいつはいつも…まあいいか」

 

「そうやって、足掻き続けろ」

 

 最強(・・)は行動を開始した

 

 ◇ ◇ ◇

 

『すみません』

 

『小娘よ、よくやった。後は我に任せよ』

 

『ありがとうございます』

 

 ◇ ◇ ◇

 

 ぐぅぅぅぅ

 

「お腹…空いた……」

 

 ちょうど横におにぎりの笹が置いてあった

 

「へぇ、クロノが外出か~珍しい」

 

 笹の裏に書いてあった事を理解する

 

「いつ帰って来るかな?」

 

 少女はそう言った




「もう一度言う、タイトルで今後が予測できる件について、黒月だ」

「最後の温度差、アリカだよ~☆」

「というか今回、東方キャラが少なかったな」

「次回もそうらしい☆」

「二次創作とは?」

「本当にね~☆」

「次会ったときにあいつ殴るは」

「それでは☆」

「じゃあな」

「というか、《クロノ》って…紛らわしい事言うな」
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