「やっぱりお前だったか!」
暴走し、記憶が復活した原因
『きゅ?』
「懐かしいな」
人工竜。しかし、メカニックな見た目ではなく、黒く、西洋風ドラゴンといった見た目だ
『ふっきゅ~!』
嬉しそうに近づいて来る
アリカから全てを聞いた
記憶を消したのはアリカ自身によるものということ
クロノを作った破壊神がいること
精神世界の全て、存在について
そして、この人工竜についてだ
「とりあえず、帰ろうか」
『ふっきゅ!』
主のペットで名前は無い、人工竜
その頭を撫でながら、そう言うのだった
◇ ◇ ◇
「ただいま~」
「お帰─ってどうした!?」
「いろいろあって…」
元の色が消えかけるほどに血で赤く染まり、切断された形跡があり、ボロボロになった服
または、頭に乗っている竜
そのどちらかだろう
「あら、お帰り。その子は?」
「ただいま霊夢…って霊夢!?」
「何よ…幽霊を見たような顔して……」
たぶんそれよりもっと衝撃的だと思う
「魔理沙、霊夢起きたし、宴会しない?」
「いいな」
「異変終了したし……」
「ん?今何て?」
ごまかそ
「それと、
「「?」」
◇ ◇ ◇
『アリカ、この鎖について教えてくれないか?』
『いいよ☆』
今からすることに、邪魔になる物がある
それは鎖だ
『正式名称:無限連鎖 製作者:鬼龍 効果:魔力の大幅上昇・無限射程・再生能力etr…… 種類:羽 製作者からの一言:《呪い》から逃れる為には五つの力を生かせ』
『なるほど』
◇ ◇ ◇
《呪い》は魔力と魂が一定以上あるとメリットもデメリットも発動する
では、条件の一つである魔力を無くせば?
簡単だ、発動しない
恐らく、魔力の大幅上昇とは、条件の量を超しているだろう
だからこそ、消す
黒月さんの力を借り、消滅させる
魔力はどうするか?
魔力結晶に封印する
「魔理沙、結晶が光った瞬間に全部使って」
「ああ!!」
能力、起動!!
「あれ?」
消えなかった
「何で?」
何度繰り返しても消えなかった
「全てを生かせ、でしょ?」
「華仙…」
「どういう事だ?」
華仙はやれやれっといった雰囲気だ
「あなたの考えた《五つ》は、技術・仲間・道具・能力・順番でしょう?」
「うん」
「仙人である私とは、少し違う」
「どういう事?」
「魔理沙、使わないでいい。クロノ、全部結晶に送って」
「「
「私なら…」
華仙は鎖…もとい無限連鎖を引っこ抜いた
「「!?」」
「能力のところを力にするけどね」
脳筋だー怖…
呪いが解け、魔力も失った
ここからは危険と隣り合わせだ
ただの人間だ
昔、誓ったことがある
『今を生きる、ただそれだけでいい』
僕は生きる為に作られた
製作者の優しさなのかもしれない
おかげで今、この瞬間がある
製作者は、魔力という幻想を見せてくれたのだろう
「どうした?」
「何でもない、ちょっと嬉しかっただけ」
「そうか」
幻想が終わった
「どうしたの?嬉しそうだけど☆」
「鬼龍が作った物が壊れる瞬間が爽快」
「そうかい☆」
「しょーもな」
「良かったの?」
「何が?」
「タイトル的に最終回では?」
「いいんじゃね」
「次回もあるけど☆」
「今後もお願いします」
「それでは☆」
「帰ったか…」
「息子同等の存在が独り立ちしたら嬉しいだろ」