東方幻想無限連鎖   作:にけ・リューノ

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花見①

「花見だー」

「もう春だしな」

「結構満開ね」

 

 お酒の準備をする二人を置いて、バスケットを持ってはっしゃぐ

 

「嬉しそうだな」

「もちろん!」

 

 当たり前だ。霊夢が復活し、呪いも解除。異変も終了した上、花見だ

 嬉しくないはずがない(二重否定)

 

「そういえば、その子はどうするの?」

「もちろん連れていくけど?」

 

 バスケットから作っておいたサンドイッチを食べる人工竜を見る

 

「ふっきゅ!」

 

 無邪気な所がかわいい

 そしてつまいぐいするな

 

「そういうことじゃなくて、今のあんたにとってこの博霊神社は危険よ?人里に降りた方がいいし、逆に降りたとしてもその子が危険視させる。どうするの?」

 

 確かにそうだ

 博霊神社は別名《妖怪神社》とも呼ばれる

 妖精・鬼、狛犬(あうん)

 その上、妖怪が遊びにきたりする

 

「その前に防衛手段がないですね」

「霊力を使えば?」

「あぁーなるほど、無理ですね」

 

 実際、本と本棚をぶっ飛ばした程度だ

 

「適正、あるんじゃねーか?」

「元は魔力を使っていたじゃない」

 

 難しいものだ

 魔力の変わりに霊力を使う

 具体的に言えば、炊飯器が壊れたから釜を使うようなものだ(要するになれるまで時間がかかる)

 

「まぁ、とりあえず…」

 

 手の平に白い大弾を作る

 慣れてないため、意外と集中が必要だ

 そう考えるとみんな凄いな

 大量の弾幕を使ってスペルを放っているのだから

 

「というかみんな、どうやっているのだろう?」

 

 ポツン、と呟いてしまった

 答えなんて、無いはずなのに

 

「得意なものを見つけることじゃないか?」

「なるほど」

「まぁ、そんな感じね」

 

 『どうやって?』に『こと』はおかしい気がするが、若干納得した

 確かに霊夢は針や御札、陰陽弾を使用し、魔理沙は星形弾やレーザー弾を使う

 このようにみんな、得意なものを使う

 

「まぁ、そのうちできるさ」

「それならいいけど」

「何なら私が教えるわよ」

「それはめっちゃ助かる」

 

 さっきから無意識の内に私語が出る

 呪いが解けて気が緩んでいるのだろう

 

「とりあえず防衛手段(こっち)の問題は何とかなるが、その子(そっち)の問題はどうするんだ?」

「あぁーどうしよ」

 

 今の僕は弱い

 積極的に戦闘が起こる人里の外(ここ)では危険だ

 

「それなら、一石二鳥の手段があるわよ」

「「「(茨)華仙!いつから!?」」」

「何よ…クロノが『花見だー』って言った所からよ」

「「「最初から(では!?)(じゃない!)(じゃねーか!)」」」

「で、聞きたい?」

「「「うん!(当たり前でしょ!)(もちろんだぜ!)」」」

 

 華仙は一呼吸し、

 

「簡単よ、一度祭ればいいのよ」

 

 非常に納得だ

 実際、霊夢は原作で雷を防いだ木に住んでいたヤマネを祭っている

 それと同じように実績を作り、一度祭れば認めてもらえる

 霊夢が祭れば、博霊神社の評判も上がる

 華仙の言う通り、一石二鳥だ

 

「ありがとう、助かるよ」

「サンキューな」

「また今度ね」

 

 とりあえず今は……

 

「それより今はおもいっきり楽しもうじゃない」

「だな」

 

 桜はきれいだ

 今見ないでいつ見る

 

「あっ、そういえば、桜の下には死体があるっていう話」

「あるな」

「きれいだったよね」

「きれいだった?」

 

 まるで実際に見たようないい方だった

 死体がきれい?サイコか?

 

「石桜。地獄の怨霊達にとって、楽しみの一つだ」

 

 背後から聞き慣れた声が聞こえた

 

「エース、大丈夫だった?」

「おかげさまでな」

「「「誰?」」」

 

 だろうな。そりゃ皆知らないは

 

「雑に紹介すると、こいつはエース。怨霊。友達。以上」

「よろしく。あれ、そこの巫女さん、あいつを殺ったヤツか?」

「そうよ、何か?」

「礼だけ言っておこうと思ってな」

 

 エースの目付きからは、複数の感情が読み取られる

 

『なあ、全く話についていけないのだが』

 

 魔理沙が小声で聞いてくる

 

『要するに前の異変で登場。レミリアに敗北、霊夢と戦っていた怨霊に恨み。以上』

 

 小声で答える

 別に間違ったことは言っていない




「次回確定で花見で草」

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