東方幻想無限連鎖   作:にけ・リューノ

30 / 44
花見②

「花見だー(二回目)」

「もう春だしな(二回目)」

「結構満開ね(二回目)」

 

 ついでにエースは帰った

 変わりと言っては何だが、《人狼化》したフェルの背中に乗っているレミリアさんとフラン、咲夜さんが見える

 重くないのだろうか

 別にどうでもいいが…

 

「意外とうまいな」

「意外と……」

 

 絶妙に悲しい言葉

 経験がある人もいるのではないか

 

「にしても、さすがは春の風物詩ね~」

「そうね」

 

 和むのも分かる

 快晴の空、咲き誇る満開の桜、涼しさを感じさせる心地良い風

 あとついでに《意外と》美味しい弁当

 改めて言う、《意外と》!

 

「……」

「どうした?急に」

「……が…」

「ん?」

「会話のネタが…切れた……」

「あらま」

 

 まだ300字程度だと言うのに、あまり考えないで書き始めた為、会話のネタが切れた

 

「どうしよ…」

「お前も飲むか?」

「未成年ですが何か?」

 

 お酒の誘いを断る

 未成年飲酒、ダメ絶対

 幸い魔理沙は強要するタイプではない為、問題ない

 

「にしても、お前これからどうするつもりだ?」

 

 さっきの続きか

 

「とりあえず、人里に降りて暮らすのがいいんでしょ?」

「まあな。降りてからの話だ」

「あー」

 

 少し考える

 住居や職業の事だろう

 気が早すぎでは?

 

「昔、幻想郷にはなく、外の世界にある店で働いていました」

「何だ?」

「俗に言う《喫茶店》です」

「《喫茶店》?」

「ざっくり言うと、食事やお話をする所です」

「居酒屋では?」

 

 『違う!!』と突っ込みたくなったが、文化がない以上仕方ない

 

「軽く食べて、お茶したりする所です」

「だいたいわかった」

 

 それなら良かった

 

「んで、その費用はどうするつもりだ?」

「あっ……」

 

 忘れてた

 地道にコツコツ働くか……

 

「ちょっと任せてくれ、返済は時間をかけても大丈夫だから」

「……?ありがとう?」

 

 疑問符が立った

 

 ◇ ◇ ◇

 

 あれから一年が経った

 

「やっと返済終わったよ…」

「お疲れ様」

「ふっきゅ!」

 

 これから本格的に始めるつもりだ

 

「にしても、お前も幻想郷(ここ)に来てから一年か……」

「その言葉、一ヶ月前に言って欲しかったな」

 

 実際、僕が来たのは3月だ

 

「そういえばあの結晶、ありがとな」

「一ヶ月前に(以下略)」

 

 結晶とは、魔力を捨てる時に使った物だ

 いらなかったし、魔理沙にあげた

 本人は『マジックアイテムの材料になるぜ』と言ってもらってくれた

 ついでに霊力の修行は順調な方だ

 飛行とある程度の弾幕なら大丈夫だ(スペカは論外)

 返済に時間がかかった理由はある

 めんどいし、次回にするわ

 いいよな?




「いらなかったらしいね~☆」

「出番が……」
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。