「おい失踪!」
チャオ
昔昔(たぶんひらがなですね)あるところに二人の子供が生まれました
二人は同じ日に生まれましたが、環境は全く違いました(当たり前ですね)
一人は人間に生まれ、幸せに生き、もう一人は鬼と竜の間に生まれ、二種が戦争中だった当時は粗末に扱われました(かわいそう)
二人の五歳の誕生日、二人の人生は変わります
なんと、どちらも両親が亡くなってしまったのです(人間の方は特にかわいそうです)
二人とも義理の両親に預けられますが、生活は逆転しました
人間の子供は義理の家族に暴力を振るわれ、苦しみました。逆に鬼と竜の子供は義理の家族に我が子のように可愛がられ、才能を認められてものづくりに励みます(……)
鬼と竜の子供は神様に才能を認められ、創造の神となりました
人間の子供は狂い、ありとあらゆる物を破壊しました
そして、人間の子供は世界を壊してしまいました
人間の子供は破壊の神になってしまいました
彼らは戦いました
永遠に戦い続け、二人ともが力尽きました
創造の神も破壊の神も眷属を遺し、姿を消しました
◇ ◇ ◇
「とりあえず一通り読み終わりました」
メイド長に任された仕事、妹様の遊び相手
過ぎてしまった事はもうどうしようもない、という内容だったと考えます
渡された物でも、さすがに今の絵本を妹様に読み聞かせするべきでしょうか
「フェル!もう一回お願い!!」
どうやら意味が分かっていないようです。純粋と言えばいいのでしょうか
「すみません妹様、これから買い出しがあります」「えー」
◇ ◇ ◇
「久しぶりに寄り道しませんでしたが、意外と早く終わるものですね」
買い出しの品はパチュリー様にいただいた袋に入っています
《空間拡張》って便利ですね
「!!」
咄嗟に隠れました。人里の外のはずなのに人がいたからです
とりあえず《擬人化》をONにします
「人里の外に出るなんて、あなた死にたいのですか?」
「嬢ちゃん、人の事言えてないぞ。まぁ、俺は死ににいっているだけだがな」
ぐぅ、返す言葉はありません
「どうしてですか?」
「嬢ちゃんみたいな年のヤツに分かる話じゃないさ、矛盾だらけだが聞くか?」
失敬な!これでも16ですよ!!
「自殺に矛盾があるなら止めた方がいいですよ」
「はっはっは、正論だな!でもこれは覚悟の結果だ。今から守屋神社に向かう」
守屋神社って少し苦手なんですよね
「妖怪の山を登るならロープウェイを使うべきです」
「嬢ちゃんはどこに向かうんだ?」
スルーしないで下さい
「……友達(主人、よって嘘)に会おうと…ふもとまでならついて行きますよ」
「そりゃ心強いな、それまでちょっと雑談でもしようか」
ついでにちょっと間後書きなしだよ
「失踪につい……」
全力で書きだめとかす