「すみません、強くなるにはどうすればいいですか?」
さっきの会話で気になった事をロウ様に聞く。正直、地道な訓練だと思いますけど
『そうか……』
少し考えているようです
やはり技術面の事なのでしょうか
『小娘よ、お主は先祖について知ってるか?』
「……?いえ、何も」
どうして先祖?
そういえば家系図を見たことがありまた
『大事な話だ。まず、我は一度死んでいる』
「!!」
ふあっ!?
全く関係ないじゃないですか!
『以前、黒月に殺された。お前の住んでいたあの山に侵入し、我が攻撃すると回避し、能力付きの素手でワンパンされた。あの時言われた「耐性ないのか…結局は負け犬なんだな」は腹が立った』
「……」
耐性?その能力の事でしょうか
そもそもロウ様をワンパンなんて……
『その後、お前の先祖によって蘇生された』
「!!」
『お前の先祖の能力は《ありとあらゆる物を保存する程度の能力》、保存した物を実現させれる事ができる。そして我はその能力で蘇生された』
あっ、長かったのでまとめます
私の先祖は娘が産まれ、能力が開花しなかった事に自分より子孫の事を優先しました
研究したのは能力の継承について
結果、大神家の人間が死亡した際に次代に能力を継承する機構が出来上がりました
誤算だった事は私のような個人で能力を持っている者。それも継承されているのです
そして私はその中の全員の能力を使えるようです。使い方はわかりませんが
私の先祖はロウ様に大神家を頼んだ後に継承のため、自殺しました
「小娘よ、お前はわざわざお前の先祖のようになる必要はない。だがあやつの遺した結果を、お前は大切にしてくれ」
ロウ様は古い友人を思い出すように言った
◇ ◇ ◇
「……」
「どうしたんだ?」
店に戻った僕は普通に営業している
「ふっきゅ♪」「わーかわいいー!」
親といっしょに来たお客さんが人工竜と遊びたいといっていたので許可を出した。せやろ、かわいいやろ
ついでに目の前に魔理沙がいる
「いや、そろそろメインメニューも増やそうかなって」
「別にいいだろ。だってここってお菓子が美味しいから来ている人ばっかだし、というか仕入れる野菜とかを増やした方が多分損するぞ」
確かにその通りだ。ここで人気なのはケーキやタルトやパフェやクレープのような文化の伝わっていない西洋風な物が多い
サラダなどは人気がなく、やはりスイーツが人気なようだ(パンはジャムの影響で売れているけど)
「チョコとかがあったらいいのに……」
そうしたらエクレアやケーキ等が作れるので入手したい
「チョコ?なんだそれ」
「茶色でドロッとした中毒者量産品」
「マジでなんだそれ」
「サブタイで前回ミスった俺を煽るな」