鎧武の初戦闘とかバロンの初変身とか思い返せば当時の頃から面白かったですね。
今回は黑紅が陰から見守るだけの回です。
「……あの馬鹿、いつになったら気づくかねぇ…」
やぁ、武ノ神黑紅だ。
現在私は7:58発の一本前の武偵高行きバスに乗って学校に向かってる途中だ。
メール確認からネットサーフィンに走ったキンジを置いてきた。警護?今日は休みだ。アイツには奴の計画に乗ってもらわないと困るからな。
さて、無事に学校に着いた私は教室に入ってクラスメイトに視認してもらう。その後直ぐ教室を出て、誰も居ない事を確認してクラックを開ける。
結界に入ったらすぐさま閉めて、男子寮に繋ぐ道を開ける。
電話用インカムを耳に、ドライバーをセットしてロックシードを持ったら準備完了だ。
「さて、始めようか」
『ブラッドオレンジ!』
頭上に赤い光が何本も集まって、ブラッドオレンジアームズを形作る。
ドライバーにセットしてロックオン。カッティングブレードに左手を添える。
「変身」
『ブラッドオレンジアームズ!
邪ノ道オンステージ!』
歩きながら武神鎧武に変身し、結界から出てわざと監視カメラに映る様に歩く。
そしてキンジの自転車を探す様に彷徨き、見つけてサドルの裏に爆弾を仕掛け、
周りを見渡す。
時計を確認すると、7:55。
「キンジが出るのを待つか…」
寮の玄関の隅に移動して少し待つと、玄関から出て駐輪場に向かうキンジが現れた。
「黑紅の奴…バスに遅れる事くらい教えてくれれば良いのにいなくなりやがって…」
案の定自転車を持って寮を出て、自転車に乗り車道へ行く。
奴にキンジが動いたとメッセージを送ると、数分でUZIを乗せたセグウェイがキンジを追いかける為に走る。
それを見届けた私はロックビークル《サクラハリケーン》*1を取り出して解錠、バイクとなったそれに乗り、キンジに悟られない様に距離を空けてUZIの後ろを走る。
『ねーコー君、理子りんの作戦を見届ける必要あるのー?』
バイクを走らせて30秒程、電話用のインカムから
「言っただろう。私がこの世界に来たのは死者の削減だとな。
万が一…億が一にもキンジが死にそうになったら助けてやる。オルメスが救助するとは思うが念の為だ」
『むぅー。理子りんの作戦は完璧だよ!邪魔したらぷんぷんがおーだぞ!』
「そいつは勘弁だな」
そんな会話しながら周りを見渡す。万が一を考えて第二グラウンドに向かっている所を考えると、キンジなりによく考えてはいるがまだまだ甘いな。
人気のない所に行くという事は味方もいないという事。
被害者がいなくなると考えればそれもいいかも知れんが、武偵なのだから爆弾の一つや二つ解体するのも容易いだろう。
UZIは
『あ、助けを呼んだら爆発するって脅してるからガチでアリアしか来ないよー?』
「鬼か貴様は。……いや、呼べる状態にしたらオルメスの出番がなくなるか…」
『そゆことー』
そろそろオルメスがキンジを助けると思うが…どう助けるつもりなのかと考えてると
「……見つけた」
女子寮の屋上にピンクの髪色をしてるツインテール少女が柵に立ってる。
聞いた情報と写真からしてあれがオルメス…
「しかし一体何をするつもりだ?」
そう思った先、オルメスがフラッと落ちていった。武神鎧武の視覚センサー《パルプアイ》*6には、オルメスが虚空に落ちながらパラグライダーを広げた事が確認出来た。
「マジか」
そのままオルメスは銀と黒の大型拳銃でセグウェイを撃ち、銃座と車輪を破壊させた。
「…成る程。芸達者な奴だな」
そのままキンジの頭を踏みつけ、上昇をする。また急降下してUターン、逆さ吊りになってキンジへと近づいてる。
「……成る程。そう来たか」
そのままオルメスはキンジを救い出す。キンジの自転車は木っ端微塵に爆発した。
「少々火力過多じゃないのか?量も計算した結果か?」
『理子りんの計算はバッチグーなのです!心配事なんてー、ナッシング!』
電話の向こうでドヤ顔になっている理子が想像出来る。
「……まぁ良いか。この調子ならキンジもあの力が発揮されてるだろうよ。私は帰るとしよう」
『あいあーい!後は理子りんにまっかせてー!』
電話を切り、私はバイクを走らせて結界を開く。そのまま入ってバイクで突っ切る。後はバイクから飛び降りてロックビークルを回収し、学校の始業式に紛れ込む。
さて、奴らはちゃんと生きてるかねぇ?
如何でしたか?
黑紅さんはキンジの運とか理解して置いてきたので決して見捨てた訳ではありません(多分)。
さて、創作意欲のままに執筆しますので続きがいつになるのか分かりません。ですが待ってくれると嬉しいです。
武神鎧武と鎧武は同じパーツなので、センサー類も同じにしました。
脚注というシステムをで、今後活用していこうと思います。