早速三件のお気に入りをもらいました!ありがとうございます!
今回はオリジナル展開を入れました。
お気づきだと思いますが、修正、再編集が激しいです。話数はこれで続けるつもりです。
第零話は転生前の黑紅の話にします!お楽しみに!
風車しかない小さな島から抜け出した私は、街中へ移動しまず図書館へ向かった。あのブラドの言っていたマツギというのが気になるし、この世界の現時点知識を得るなら本が1番だろう。新聞も確保すれば大きな事件を知らないなんていう問題が起きずに済む。
まぁ、この世界に来て直ぐだから金が無いだけなんだが。この体の持ち物もあの屋敷でヒルダという娘に片付けられてもう無いだろうし。
図書館に着いた私は、先ずこの図書館に残ってる新聞全てを拝見出来るか交渉した。奇異な目で見られない様マントはちゃんと外してるぞ。
司書は「今直ぐ出せる物は7年分くらい」との事でそれを任せた。その後辞典や興味を引くものを棚から引っ張り出し、長机で3人分の席を陣取りながら全て読んでいった。気づけば閉館時間になっていた事に驚いた。
新聞を読んで分かった事は、この世界は2007年で今私が居るこの世界には東京の東京湾に
ある程度情報を収集したので、付近の街を歩く事にした。
ショッピングモール、ゲームセンターなど若者が好みそうな場所から居酒屋、古本屋など自分が好きになりそうな店を見て回る。
この街は犯罪率はやや多めだが、死亡率を考慮したら大分平和な場所だ。なのにこの世界に派遣されて『人類の救済』を命じられるという事は…戦争でも起きるのだろうか…。
街にある店の場所を大体覚えた所で、誰も来ることの無い空き地島の入り口へ向かう。さて、
「さっさと出て来たらどうだ?私が図書館から出てきた時から尾行していただろう」
まるで監視されてるかの様な視線があると思いウロウロと色んな場所を寄り道していたが、悪意というより興味アリの目線だった為こうして人気の無い空き地島まで歩いたのだ。悪意があったら?学園島に忍び込んでた。
「何処の誰かは知らないが、今なら穏便に話をしてやる。さっさと姿を現すか用件を言え」
術で腰と肩のマントを出現させ、殺気を少し出してみる。
これで何も反応無かったら悲しいな。
「そんなに警戒しなくて結構です。私は貴方の事を殺しに来た訳では有りませんので」
返ってきたのは優しげで、しかし凜とした女性らしい可憐な声だった。
声のする方に顔を向けると、黒いぼろ布でその身を全て隠している人間がいた。
「ヒルダさんから連絡があったのです。ブラドさんの体を真っ二つに斬り落とし、地に伏せさせた奴がいるから一刻も探して欲しいと」
「あぁ……成る程」
あの小娘本当に俺の血をブラドにあげるまで追いかける気か?
「吸血鬼と友人か…お前も人間でないのか?」
「いいえ。私は人外で無ければ超能力も無い人間です」
良かった。吸血鬼みたいにプライドの高い人外とかだったらうんざりして斬り捨てるところだった。
「それで?私をヒルダに差し出すのか?言っておくが簡単には従わんぞ」
肩マントの内側に手を伸ばし、ある物を掴む。いざという時はこれを使うか…。
「いいえ。私はそこまで仲良しさんでは無いので、貴方の四肢を斬り落としてまで連れて行くつもりはありません。その代わりと言ってはなんですが、お願いを一つ聞いてくれませんか?」
「ほぉ?」
まぁ常識はある方だと確認は出来た。肩マントから手を出し、何もするつもりはない事を示す為に腕を組む。
「良いだろう。願いを聞いてやろう」
「では……
私のいる組織、イ・ウーに入って貰えませんか?」
この女性の正体は一体何なんですかねぇ?
次の話はもしかしたら明日、明後日に上げるかもしれません。
楽しみにしていてください!