鎧武者の神   作:仮面ライダー ダーク

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どうも皆様!仮面ライダーダークです!


今回は多数vs黑紅という事で平均文字数の倍になってしまいました。

まぁ次の話も同じ量かも知れないから怖い()

それでは!


番外編 其の弍 手合わせ

刀子に私の力と似た様な物を持っているという事で、直ぐに手合わせの準備をする様に頼んだ。

 

ジャンヌと刀子は理科の前に出て、三角形の様な配置に立つ。

理子は二丁拳銃、ジャンヌは剣を使うそうだが…刀子は何だろうか。

 

 

「ジャンヌちゃん、氷をお願い」

 

「あぁ」

 

ジャンヌが剣先から冷気を出し、刀子の前の地面に氷を貼った。

鏡みたいに綺麗に刀子を映していた。

刀子は懐から長方形の何か(カードデッキ)を取り出し、鏡の様な氷に映させてた。

 

すると、刀子の腹にベルト*1が装着された。

 

「……何だそれは」

 

「これは私の父が遺したものです。父は知らぬ人間からこれを受け取り、戦ってきたと言っていました。今は私が契約主という事になっています」

 

「契約…?」

 

「見てて下さい。私の変身」

 

そう言った刀子は、そのカードデッキをベルトに差し込む。

 

ベルトの上部の赤いランプが光り、音を鳴らす。

 

鎧の様な黒い影が重なり、気づけば刀子は黒い騎士の様な姿になっていた。

 

 

「……仮面ライダー龍牙(リュウガ)。それがこの姿の名前です」

 

 

頭に龍の顔の様なシンバルマーク。全身は黒に染まっていて、目に当たる部分は赤く光っている。全身は簡素なスーツで、左腕に龍の顔の様な装置がある。

「ほぉ……面白い」

 

戦極ドライバーを装着し、私も準備をする。

 

 

「変身」『ブラッドオレンジ!』

 

『ロック オン!』

 

ブラッドオレンジをセットし、ロックする。折角なので変身ポーズを付け加えよう。

 

右腕を天に向けて伸ばし、開いた手を拳に変える。ゆっくり拳のまま下に下ろして腕を交差し、両腕を広げる際に左手でブレードの上部を押し込む。

 

『ブラッドオレンジアームズ!

邪ノ道オンステージ!』

 

ブラッドオレンジアーマーが展開して、鎧へと変わり、果汁のエフェクトが飛び散る。

 

 

「なら私は仮面ライダー武神鎧武(ぶじんがいむ)、と言った所か」

 

右手に持つ大橙丸の峰を左手に添えて構える。

 

リュウガはベルトからカードを取り出し、左腕の装置(ブラックドラグバイザー)*2

に挿入してスライドする。

 

『ソードベント』

 

リュウガの上空の何も無い空間から剣が降ってきて、リュウガがそれをキャッチする。青竜刀に似た様な武器、ドラグセイバー*3を持って此方に刃を向ける。

 

「……はぁぁ!」

 

まず先に此方から動き、リュウガに斬りかかる。

ドラグセイバーでガードして、鍔迫り合いになる。互いに離し、ぶつける。弾かれて時計回り、反時計回りして互いの胴体に刃をぶつける。

火花が散って、互いに距離を取る。

 

「私達を忘れては困るな!」

 

リュウガの横から氷の塊が、後ろから銃弾が飛んで来た。大橙丸を傾けて銃弾を弾き、氷の塊は振り下ろして斬る。

 

「はぁぁ!」

 

ジャンヌが地面を蹴って此方に近づく。大橙丸でジャンヌの剣技をガードするが、大橙丸との大きさの差で此方が大きく弾かれてしまう。

 

「ちぃ…武器の相性が悪いか…」

 

「デュランダルを防ぐか。だが私の聖剣に切れぬものは無い!

お前の刀がいつまで持つか、私の聖剣の相手になるか試してやる!」

 

「はっ!其の自信を打ち砕かれない様にしろよ!!」

 

デュランダルからの猛撃を大橙丸でガードする。

相変わらず弾かれてばかりだが、いつまでもそういう訳ではない。

大きく持ち上げ振り下ろしてきたタイミングで大橙丸でガードの姿勢。

デュランダルなら斬れると思ったのかニッと口を歪めて振り下ろすジャンヌ。

 

デュランダルが大橙丸にぶつかり、割って私に届くと思わせた所で大橙丸を斜めに傾けて滑らせる。

デュランダルが床に突き刺さる。ハッとしたジャンヌだがもう遅い。

ジャンヌの体で唯一鎧で守られてる胸部に向けて蹴りをする。

 

 

聖剣を手放して吹っ飛ぶジャンヌ。入れ替わる様にリュウガが前に出て、理子はジャンヌをキャッチする。

 

「やぁぁ!」

 

ドラグセイバーで斬りかかる所を大橙丸で腹部を斬る。

 

「うぅっ!」

 

後ろに転がり、膝立ち状態になるリュウガ。ドラグセイバーを左手に持ってベルトからカードを出す。

 

『ストライクベント』

 

リュウガの右手に龍の頭(ドラグクロー)*4が装備され、その口から黒い炎球が発射される。

 

「ぐっ…!ぬぁぁ!」

 

まともに炎を喰らい、吹っ飛ぶ。

 

「…やるな…。ならば!」

 

大橙丸を左手に持ち、無双セイバーの反対側に設置してあるロックシードホルダーからヨモツヘグリロックシードを取ろうとすると、後ろからヨモツヘグリを掠め取られる。同時に右手を攻撃された。

 

「なっ!?」

 

理子が後ろからヨモツヘグリを取り、リュウガの隣に立つ。

 

「駄目だよー!大事な武器なのに剥き出し保管してちゃ!直ぐ取られちゃうぞぉ!」

 

「…おのれ……峰理子…」

 

「理子りんはぁ、泥棒さんなのです!!

だからぁ、大事な物は漏れなく理子りんが盗んじゃいます!」

 

成る程。この3人の組み合わせは存外厄介な物だったか。

既にジャンヌは起き上がり、デュランダルを持ち直し、構えてる。

理子は何かの力で髪を動かし、2本のナイフを装備している。

リュウガはまたカードを取り出してスキャンしてる。

 

『アドベント』

 

氷の塊から黒い龍が現れ、私にぶつかった。

 

「ぐはっ!」

 

黒い龍はリュウガの周りに浮かんで、此方に牙を向ける。

 

「ドラグブラッカー。それがこの子の名前です」

 

「…ふははは!龍の使い手か!相手に取って不足なし!」

 

「そろそろ終わりにしよーよーコー君。

もう使える手がないんでしょ?」

 

お前が盗んだからだけどな。だがまだロックシードを作ってないから戦略が少ないのも事実。潜水艦だからフルーツを仕入れようと思っても上手くいかない。

 

「…あぁそうだな。終わりにしよう」

 

そう言いながら無双セイバーを抜刀し、大橙丸と合体させナギナタモードにする。

 

『ロックオフ』

 

戦極ドライバーからロックシードを外し、無双セイバーに取り付ける。

リュウガも切り札の様なカードを取り出してる。

ジャンヌは周りにダイヤモンドダストを作りながら、デュランダルを青白く発光させている。

 

 

 

ファイナルベント

 

『ロックオン!一!十!百!千!万!

 

 

 

リュウガが浮遊し、ドラグブラッカーが周りを飛び回りながら黒い炎を口から出そうとしている。

 

 

私はナギナタの無双セイバー側と大橙丸側の刃にエネルギーを溜めて構える。

 

 

ジャンヌはデュランダルを頭の上に掲げて、理子は此方に向かって走る準備をしている。

 

 

 

「銀氷となって散れ!

オルレアンの氷花(Fleur de la glace d'Orleans)』!!!」

 

 

「はぁぁぁっ!!!!!!」

 

 

 

「はぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

ブラッドオレンジチャージ!

 

 

 

 

ドラグブラッカーから放たれた黒い炎を全身に纏い、飛び蹴りの姿勢になって飛んでくるリュウガ。

 

デュランダルを左上から右下に振り下ろし、レーザービームの様な青白い光を此方に放つジャンヌ。

 

リュウガの横を少し遅れて走り、髪で掴んでるナイフを前に伸ばしながら両手の銃で乱射する理子。

 

 

 

だが私はその全てを断ち切る(・・・・)

 

 

 

右から左へナギナタを払い、前方のリュウガと後方のジャンヌの砲撃に無双セイバー側のと大橙丸側のエネルギー刃を飛ばす。

 

その勢いで後ろに向き、今度は前方になったジャンヌの砲撃と後方になったリュウガに2本のエネルギー刃を飛ばす。

 

今度は左から右に回り、デュランダルと理子の銃弾を弾き上げる様に2本のエネルギー刃を飛ばす。

 

ジャンヌの攻撃に3本、リュウガに2本、理子に1本。

一振りで前後に2本飛ばしている。

 

 

ズガァァァァァン!!!!ドガァァァァァン!!!!

 

 

ジャンヌの砲撃とリュウガのライダーキックとエネルギー刃がぶつかり、大きな爆発となった。

 

 

「ぁあぁっ!!」

 

「ぬぁっ!?」

 

「うぁっ!?」

 

「ぬぅぅ!!」

 

 

爆風がこの場にいる全員に襲いかかる。爆煙が晴れる途中で、

 

ドサッ!カランカラン!パキン!カラン!

 

 

 

リュウガがライダーキックに失敗し床に落ちる音。

理子の銃弾とナイフ(・・・)が落ちる音。

デュランダルの剣先が割れ、地面に落ちる音。

 

 

 

そう、彼女達全員の攻撃を防ぐ事に成功したのだ。

 

 

「うぅぅっ……」

 

リュウガが強制変身解除され、刀子に戻る。

 

「…私の……聖剣が……」

 

剣先とは言え、割れてしまったデュランダルを見るジャンヌ。

 

「……くそ…!化け物かよ…!!」

 

ナイフを装備していたツインテールを斬られて、低い声で憤怒する理子。

 

 

 

だが当然無事である訳ではなく。

 

バキィィィン!!!!

 

と派手な音を立てて、無双セイバーナギナタモードは両方の刃が盛大に折れてしまった。

一振りで2本エネルギー刃を飛ばす技を連続3回やったから、刃が耐えられなかったのだろう。

 

持ち手の部分は無事だったので、ブラッドオレンジロックシードを外し、回収する。

 

『ロック オフ』

 

ドライバーにセットし、フルーツ部分を閉じて変身解除する。

 

 

「…いやはや。これはどう勝敗を付けようか」

 

 

そう、潜水艦に穴を開けそうな程白熱していた訳だが、これは手合わせである。勝敗はどちらになるのか。

 

 

「……私は負けでいいよ。銃弾だけでなくジャンヌのあの砲撃を斬れる奴がいてたまるかよ」

 

「…私も負けでいい。斬れる物は無いと言われた聖剣デュランダルがお前の剣を斬れずに、更に破壊されるとなれば勝ったとは言い難い」

 

理子とジャンヌは直ぐ答え、負けを認めた。

刀子は床に落ちた後、返事が無い。

 

「…刀子。お前はどうする。私の勝ちで良いのか?」

 

「……ライダーの必殺技がぶつかり合う場合、先に強制変身解除された方が負けなのです…」

 

「そうなのか?」

 

「はい。…なので」

 

刀子は上半身を起き上げ、此方に顔を向ける。

 

「…完敗です。勝利は貴方の物です。黑紅()

 

 

どうやら私の勝ちで宜しいとの事だ。まぁ全員が納得しているならそれでいいが……ん?

 

 

「……今何と?」

 

「だから黑紅様の勝利ですと」

 

「待て待て待て。待て。お前始まる前まで黑紅さん(・・)だっただろ?」

 

「はい。間違いありません黑紅様」

 

「…えぇ…??」

 

いきなり様付けに変わってしまった…。どういう事だ??

考えられる要因を思い出して探していると、刀子が立ち上がり真っ直ぐに此方に近づいて至近距離で顔を覗いてきた。

 

「私は気付きました…。此度の手合わせ…いえ、教授を倒されたあの日から、貴方様に惚れていました!!!どうか!この刀子を貰ってください!!」

 

 

 

突然、愛の告白をしてきた!

 

 

「……えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ?!?!?!?!」

 

 

 

 

 

武ノ神黑紅 

所持ロックシード

 

ブラッドオレンジ ヨモツヘグリ

*1
【Vバックル】変身者が自身の姿が映る鏡面の前に立ち、カードデッキをかざすことで鏡面の中から実体化して腰に装着される。

*2
仮面ライダーリュウガの左腕に装着されている、ガントレット型の召喚機で、契約モンスターのドラグブラッカーをイメージする漆黒の外見となっている。上部カバーを開くと現れるカードスロットに、カードデッキから取り出したアドベントカードを装填し読み込ませることで、アドベントカードに応じた能力を発動できる。

*3
ドラグブラッカーの尻尾の形をした剣型の武器。攻撃力を表す数値、APは3000。

*4
ドラグブラッカーの頭部の形をした手甲型の打撃武器。ブラックドラグバイザーのカードスロットにストライクベント(リュウガ)を装填し読み込ませると召喚され、リュウガの右腕に装着される。攻撃力を表す数値、APは3000。ドラグクローを標的に向けて構えることで、召喚されたドラグブラッカーが火球を浴びせる必殺技「ドラグクローファイヤー」を発動できる。




刀子は強い男に惚れてしまいました()!!

いいな黑紅、お前に祝福を
(↑自分のキャラに爆発しろとか言わないタイプの作者)



次回はお待たせ!原作突入です!
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