「一緒にやりましょう! 1位の人!!」
唐突に声をかけられた。
まさかの1000万ポイントという、いつの世代のクイズ番組だよ。と思っていたら、なんかタンクトップに声をかけられた。
あ、間違えた。タンクトップ着た人に声をかけられた……まさかこいつS級か!?
「えっと……いいのか? 俺狙われまくるぞ?」
「はい! 望むところです! その方が私のベイビーが輝くので!!」
「べ、ベイビー? 個性のこと?」
子供作る個性って……すごくエッチだ。
「いいえ! 私はサポート科ですので!」
「ああなるほど、だからベイビーか」
作ったやつなら……産みの母的な意味でベイビーか。まぁ発明者って基本的に変人の巣窟だし、変態じゃないと画期的な物って作れなさそう(小並感
「いいのか? 俺の噂とか…」
「噂? 知りませんし興味ありません!!」
なんだよこいつ、男前かよ。惚れちまいそうだったぞ。やばい泣けそう、姉御って呼んでいい?
後ろからはみ出し乳見ていい?
「あと二人か……知り合いっている?」
「いません! 私雄英に入ってから生徒と話したことありませんから!!」
まじかよ、こいつもボッチかよ。
なんでボッチなんだよ…。類は友を呼ぶって事か……。
いや、なんかこのパターンどっかで見たことあるぞ。
見た目良くて中身が変、何故か仲良くなって個性見せ合う。最終的には…………。
大丈夫だよな?
てかそれ以外に選択肢ないから断ることできないけど……大丈夫だよな!?
「え、えーー! 皆さん」
こうなったら最終手段だ。
誰でもいいから頭数揃えないと……。
「本戦に進みたい人、この指とまれ」
幼稚な行動と言われようが、パッと見で分かる方がよっぽどいい。
何人かこっちを見るが、近寄ってくる様子はない。
やはりこういうのは自分から誘わないとダメか?
峰田…と行きたいところだけど、本気で勝ちに行くなら俺が上になるのは絶対条件。下に峰田はキャラデザ出来に無理がある。
それにモギモギは上手くすればゲットできるから気負う必要はない。
問題は頭数……。
ちゃんと勝つ意思のあるやつ。
他人を蹴落としてでも勝とうとする野心。
「なぁ、お前……ってなんだこいつら」
ーーーーー
「洗脳系か、おい起きろ尻尾」
「おい!」
野心のある奴、それを探しているとチームを作っていた。それを全部捨ててまで選ばそうとしたのだが、尾白の様子がおかしい。
なんて言うか心ここに在らずって感じで、まるで洗脳されてるみたいだ。たったまま寝てる。
軽く衝撃を与えたら尾白は「───…は!?」となって起きた。それをしている時に心操には怒鳴られたが……上手く使えば。
他にも二人、青山とB組の奴を叩き起こす。
さぁ、これでもう……。
「──心操、俺と組もう」
「巫山戯んな! お前俺の! 俺の──!」
範囲や視覚系じゃない? でもある程度の痛みを与えれば解けるってことは。
「そうやってお前みたいな奴らが俺たちを押さえつけて登っていく! そんなことして楽しいかよ!」
「いや、そ─────返答がトリガーか」
「──な!?」
なんでだ!?
と心操が言うが、原理としては簡単だ。
衝撃で解けるなら、痛みでも解ける。それに目立たない人ならまだしも、1位突破。催眠したままにすれば催眠系の個性を持つ心操が疑われることになる。
時間ギリギリで解かれても、最悪発目の作った鉄クズを山にすればいい。
話しかける前から予め指を剣にして腕に刺していた。
元々の激痛、一瞬洗脳で飛んだが痛みで直ぐに自我を取り戻した。
「さて、お前の売りは初見殺し。断るなら情報をばら撒くが……どうだ? 俺と組まないか?」
全員を蹴り落とす。
それは何もチームメイトは含まれない、なんて曖昧なものじゃない。
──全員だ。
俺以外全員が───敵。
ーーーーー
「発目」
「フフフ」
「心操」
「……ち」
「芦戸」
「よっしゃ!」
「──勝つぞ」
発目の押し売り、心操の脅迫、芦戸のダメ押し。
何とか頭数は揃えられたが、まぁ悪くないチーム編成なんじゃないか?
遠距離には発目のベイビーを投げればいいし、芦戸のローション床で敵の騎馬は早くは動けないし、ここ一番って所では心操の強制催眠がある。
それに──
『「実質1000万の奪い合いだぁ!!」』
「おいどうすんだ鞘無! 迫ってきてるぞ!!」
「は? 奪うに決まってんだろ」
遠距離というほどの力がある訳じゃない。
でも、この会場の…それまた騎馬戦という足が不安定な状況で中距離を自由に動かせる俺の触手剣は……。
「なんだこれ!? 糸!?」
「ぎゃ! ぎゃー! なんか絡まった!」
奪いに来ていたB組の鉄っぽい人と、上半身マッパの葉隠。
あ、やばい糸の感触的にフォルムが………(鼻血
「お、おい大丈夫かよ!?」
「問題ない、いいパンチ貰ったがな」
「大丈夫かよ!?」
意外とこいつ明るいな。
心操といい緑谷といい、切り替えが早い。心操の場合は何がなんでもアピールしないといけないというのもあると思うが。裏切りはしない……と思いたい。
こういうのが渦中にいる方がいい、常にイェスマンがいるよりはこういう存在の方が大事な時もある。
「血渦網羅」
心操の催眠を解くために傷つけた切り傷から血を極薄で糸状にして操作する。あまり多すぎたら貧血で倒れてしまうが、今回使う血量はせいぜいコップ一杯分あるかないか。衛生上良くないと言われてしまうが、この量なら戻しても捨てても問題ないと思う。
いや、検査とかしたことないから知らんけどさ。
自身から約10mくらいのサークルを作って、血の糸を自由に動かす。突っ込んできた鉄と真っ裸を糸でバランスを崩させて、ハチマキを刺して取る。
長時間の維持はキツいが、これを一番最初に見せるということで、これが奥の手じゃないということを植え付ける。
実際はこれが騎馬戦じゃ1番使えるけど。
爆豪、青山、上鳴、轟には効果ないだろうな。効くかは賭けだったけど、何とかなって良かった。
自分の所持ポイントに鉄と真っ裸の分が上乗せされる。
二人ともリーチで勝てないと踏んで、距離を開ける。
よし、これなら……
戦える。
そう思った時──
「待たせたなぁ! 鞘無ぃい!!!」
後ろからモギモギボールが投げられて、頭に当たった。
「ってねぇな、何しやがる」
「今日こそはお前を負かしてビービー泣かしてやる! 前の電話の時みたいに!」
「バカお前やめろ!」
そんな軽口を言ってボールが来た後ろを振り向くと……。
「おい障子、それは反則だろ」
「何も問題は無い、先生から許可は貰った」
「流石に身軽すぎる!! 芦戸、後ろに撒き散らせ!!」
「了解!」
「1位の人! 私のベイビーは!?」
「今はまだ待て、普通の騎馬ならまだしも、障子単体なら絶対よけられる。企業アピールで欠点つかれるのは良くないだろ!」
「なるほど、分かりました!!」
「とりあえず逃げるぞ、モギモギぶつけ続けられりゃ負けるのは俺らだ」
糸でモギモギを絡めとるのもありなのだが、こんな序盤で血の糸を捨てるのは早すぎる。せめて中盤くらいまではもっててもらいたい。
「逃がさないわよ」
すると障子の腕の中から長い舌がこちらに向かってきた。
「っぶね」
反射で斬りそうになったが、何とか堪えて。
しかしそのせいで回避が遅れて、なんともギリギリの所で避けることになった。
「鞘無ちゃん、貰うわね」
舌をこれでもかと動かして、俺の首に巻かれてある1000万を取ろうとするが。
──逆刃刀
ココ最近使っておらず、敢えて1度普通のを作ってから逆刃刀に変身させた。
それを蛙吹の舌にぶっ当てて、軌道を逸らす。
「障子! ホントに反則じゃないのかそれ!?」
「…………ああ」
なんだその間は…。
自分でも反則ギリギリって分かってるのか。
にしてもその方法があったなら、俺もそっちに……って、今は敵だそういう考えは辞めだ。
「発目! ジェットブーツで移動! 芦戸移動先にローション!」
「ローションじゃなくて溶解液!!」
「あいあいさー!」
本来なら飛ぶために使うジョットブーツを移動に使う。
しかし、それでは3人も運ぶことは出来ず芦戸のローションを使って摩擦を減らす。
前に心操、後ろに残り2人。
心操は最後まで取っておくとして、ここ2人はかなり有能だ。
「調子乗ってんじゃねぇぞ! プリン野郎!!!」
逃げたと思ったが、一人勝利へ貪欲なやつが上からやってきた。
「マジかよ!? そんなのあり!?」
「ありだ死ねェェエエ工!!」
爆破の瞬間に剣から普通の手に一気に戻す。
この個性で1番の強みは耐久やら攻撃性だが、それに負けずとも劣らないのが形成スピード。地味で一見目立たないが、これは殆ど目に追えるものじゃない。
当てる対象を失い爆破が空振るが、爆破の余波だけで騎馬が崩れそうになる。
あれがテクニカルでありなら──。
『おおっと!? 爆豪に倣って、鞘無も騎馬から飛んだァァ!!』
でも俺の個性は爆豪みたいに空は飛べない。
心操の頭を踏んで爆豪の腕を握る。
落下する前に何かしら爪痕を残しておこう。
爆豪は自分が攻撃されていると悟ると直ぐに応戦。
しかし、空中でバランスを崩され上手く爆破を発動できない。仮に上向きに発動してしまえば地面へ急直下。1人ならまだしも、掴まれてる状態なら賭けの要素がちと厳しい。
なので爆破を使わずに爆豪は俺のハチマキを取ろうとする───が。
「あぁん!?」
上手く掴めずにとることが出来ない。
しかも奪おうとした時、その時が1番隙を晒すことがある。
そこを……。
「とったどー! ……じゃあな爆豪、あでゅー」
ハチマキを取り、爆豪に向かって発目から渡された捕縛銃を発砲。
動きが俊敏とか、反射速度が獣とかゼロ距離ならば関係ない。
「っそが!? 後でぶっ殺す!!」
地面スレスレ。
爆豪は落ちることを何より危惧し、捕縛網で固まった手を下に向けて爆破。それで何とか落ちることなく上空に再度上昇。1発の爆破で捕縛網はほとんど焼け落ちた。
だが問題は飛行能力のない鞘無。
と思われたが、使った捕縛銃を地面に投げて足と地面の踏み台にする。そこから大きくジャンプして騎馬に戻る。
「ああ! 私のベイビー!!」
「耐久力が課題だな」
踏みつけた張本人とは言えないセリフに、発目は後にこう語った。「あの人クレイジーです!!」と。
「頭が……お前いつか殴る」
「はは……」
頭を踏まれた心操は鞘無のことを恨めしそうに、芦戸は急展開に着いていけずに笑っている。
「おいおい、マジで休ましてくんないの?」
目の前には爆豪と同じく、クラスで勝利に貪欲な目をしていた一人。轟がたっていた。
でも……。
「お前、個性的に上じゃなくて下だろ。血迷ったの?」
「関係ねぇ」
轟は八百万から創造された棒を手にして。
「こうすりゃ関係ねぇ」
轟の氷が前から勢いよく飛んできた。
「芦戸! お前あれ対抗できるか!?」
「絶対無理!!」
「なら地面に強めの溶解液!」
「だからローション! ……じゃなかった間違えた!」
お前ら余裕か! と心操からお叱りを受け真面目にする。
芦戸が下に溶解液の膜を張れたのを確認して、逆刃刀のまま攻撃に対抗する。
「いくぞ、【必殺・秘剣シリーズ】」
流水岩砕剣ではなく、数多の流派を見てきて俺が作った所謂俺だけの為の……俺による、俺のための、俺だけの流派。
人は我流と言うけど、なんかかっこいい方がいい!
「【壱の太刀《一閃》】」
轟の氷を真っ二つに砕く。
発信源まで砕くように切り込んだので、轟の棒まで砕く。
地面に触れさえしなければ、驚異にはならない。
「やっぱ防がれたか……だが、お前らは」
「凍ってて動けないだろ? 悪いけどそう簡単には行かさせんよ」
再度心操の頭を蹴って、空中に飛び立つ。
どっかからか「死ねカス」と聞こえてきたが、恐らく爆豪だろう。うん、間違いない。
砕いた轟の氷を足場にして進む。
上手く空中で足場っぽくなっているので、非常に助かる。
轟の方に向かっている間に、帰りのために何個かは更に上へと上げて使わない分は轟へ牽制として打って狙う。
しかし、これに八百万が反応。
ご飯の杓文字みたいなのを前に出して防ぐ。
──悪手だ。
自分より早い相手に、視界を塞いだら。
「馬鹿! 八百万!!」
自分の視界から消えた事で轟が声を上げる。
やってから八百万もしまったという顔をしており、杓文字の上に到達。
轟は俺を確認して掴んで直接凍らそうとするが…。
接近戦はそこまで強くないのか?
手に触れないように避けてから、顎に向かってアッパーカット。
気絶はしないと思うが、数分は頭がグワングワン揺れて最悪の気分になるはず。
次に首に巻いてるハチマキを取ってメガネを踏んで離脱。
八百万に杓文字を投げられて攻撃されたが、ちょうど足場になってラッキー。
「轟さん! 取り返しましょう!!」
八百万は張り切って詰めようとするが……。
「まて八百万くん、轟くん大丈夫か」
「…クソ、悪ぃ。視界がまだ安定しねぇ」
「あいつやべぇって! 1人だけサーカスみたいになってる!」
上鳴がそういい、飯田もそうだなと思う。
身のこなし、近接戦において恐らくクラス最強。
分かっていても、今まで本気を出してなかった。
いや今でも本気ではないのかもしれない。
飯田は笑みをこぼす。
「超えがいのある壁ばかりじゃないか……!」
緑谷、鞘無、轟、爆豪。
飯田の中で静かに闘志が燃え上がる。
ーーーーー
「2位3位からポイント奪って、随分と調子に乗ってるみたいじゃないかA組──」
「発目、ジェットパック起動」
「やっと出番ですね! これ私の一番の力作なんですよ!」
発目が背負っているジェットパックからかなりの熱量が出てくる。
それを──
「わり、借りるわ」
発目の肩のジェットパックを背負う部位を切って、起動しているジェットパックを声のした金髪の方へと投げる。
「……べ、……ベイビぃぃいいいいい!!!!」
血の剣を作って、熱量の高い場所へと投げナイフのように刺す。
途端──。
──BOOM!!!
『あいつヒデェな、仲間も敵も同時に攻撃したぞ。てかなんで物間攻撃されたんだよ』
『知るか、本能だろ』
あれはB組の勝利を見据える目をしていた奴。
どんな個性が知らないけど、心操みたいに声をかけて来たってことは…。多分絡め手系の個性。
早めに潰すに限る。
──しかし。
「危ないじゃないか!? A組は声をかけられただけで危険物を投げるのかい!?」
「危険物じゃありません! 私の可愛いベイビーです!」
「お前自爆機能の精度もっと上げとけよ、断空で防がれたじゃねぇか」
「無慈悲!?」
空気の壁みたいなものに爆発を防がれて倒すことは出来なかった。
恐らく下のやつの個性、上の金髪の個性じゃない。
「同じ剣の個性同士斬り合おうじゃないか!」
金髪は腕から剣のようなものを出して。
「くっそ。完全に質量保存の法則無視してる!」
特大のブレードを出して攻撃してくる。
大きさだけでいえば、完全にこっちが負けている。
「没個性お疲れ様、身体能力で誤魔化してるみたいだけど。どう考えても君じゃ僕に勝てない」
次に振り下ろされた時。
逃げるでも立ち向かうでもなく、俺は──。
「【弐の太刀《流》】」
攻撃を完全に逸らした。
剣先で軌道を掌握して、騎馬に負荷のかからないよう地面に落とさせる。
「刺さった、抜けない!」
「お前この個性あんまり使ってないだろ、せっかく強い個性なんだから──」
「ああごめん、これじゃないんだ」
すると物間は息を吐く。
なんだ? と思うも、その答えは直ぐに返ってきた。
──ガン!
逆刃刀が空中で止まる。
「……は?」
個性複数持ち………?
──やばい、変なもの思い出す。
やばいせっかく集中してたのに…。
やばいやばいやばい。
──逃げ……逃げないと……。
真下から剣が生えるように攻撃される
「こいつぁ! 俺の個性だ!!」
下からの攻撃に為す術なく食らう。
痛てぇ。
そうだ、ハチマキ…。
横から思いっきり殴られる。
「はは! エリートってのは案外壊れやすいって本当だったんだね!!」
頭にすげぇ衝撃が走る。
上鳴にUSJで受けたくらいの衝撃だ……。
「ファイア」
殴られた場所に再度衝撃が走る。
しかもさっきのより断然強い……くそ、釘パンチみたいなもんか。
「じゃあ貰ってくよ、えっと……誰だっけまぁいいや」
──ツル。
ハチマキを取ろうとしたが、掴もうとすればサラサラとしたものが邪魔して掴むことが出来ない。
「ん? 取りづらいな、なんだか粘ついて──グッ!?」
頭に3回目の振動。
ビビって損した、多分こいつのは個性複数じゃない。
2回目の衝撃で理解して、3回目の衝撃で頭がサーと冷えていく。
「頭突き…くそ、野蛮だなA組は」
「痛てぇのはこっちだよ、このチートが。コピーとかせこ過ぎだろ」
「せこいはコッチのセリフだ! お前ハチマキになんかつけてるじゃないか!!」
爆豪の時も、今回も。
完全に取られている場面はあった、だが取れてない。取られていない。
それを1番油断していた時に触った物間は確信して詰め寄る。
「はぁ? ハチマキに個性で攻撃したらダメだなんて言われてませんけどぉ? なぁ芦戸!」
「そ、そうだねー」
芦戸は口笛を吹いて視線をどこかへと持っていく。私しーらないとでも言いそうな反応に物間は怒る。
「それだけじゃない! ハチマキの止めるところに何か付いてるだろ!」
その物間の答えに「あちゃ、バレたか」と頭をかくが、全然焦ってなどいない。
「峰田の攻撃がたまたまハチマキの留め具の所に当たって、たまたま固定しただけだろ? 何がイカサマだよ、文句があるなら現在進行形でモギモギ投げまくってるアイツに言え」
「小癪な…流石A組なだけある…しかも君は筆頭だろ? 鉄哲から聞いたけど、その騎馬の生徒を殴って脅したらしいじゃないか? それに………ヴィランを殺して笑ってたなんて──そんなヒーローらしからぬ所、まさにヴィランじゃないか!」
物間の声はやけに響いた。
それもそうだ、わざと大きな声で言っている。
しかもその時たまたま爆豪の攻撃は止んでおり、観客席にまで聞こえたはずだ。
──プロヒーローの元にまで。
(さっきから癇に障るとこばっかりついてきやがる)
「おい心操、なんか言い返してやれ。口でお前に勝てるやつなんて居ねぇよ」
「黙れカス」
「ひでぇ」
(本当に……ひでぇな。これじゃあ俺の体育祭が………ダイナシダ!)
真剣、逆刃刀──。
「
100%の集中状態。
悟りの領域。
何も考えない、考えたくない。
目の前の害悪を──斬る。
指定は服。
「───」
………
「よし、逃げるぞ。なんか言われる前に」
「……お、お前今度は何したんだよ! 流石に退場させられるぞ!」
「早く行け、あの場にいたら視線が痛いぞ! 経験者からのアドバイスだ」
「だからお前、何したんだよ!」
心操の髪の毛を引っ張って移動させる。
色々と言わせたけど、今回は気にしないことにする。
うん、やり返したし……今回はチャラ。
なんならやりすぎたかも、ごめんね。
「逃がすな、泡瀬追え!」
「了か──ってえぇ!!!」
「うるさいな! 早く追ってくれ泡瀬」
「お、お前服!」
「服?」
物間の服は途端に細切れになり、ジャージ、下着そしてハチマキ諸共粉々になった。
「な!?」
『やべ! カメラ止めろ! 全国放送だぞ!?』
『あいつ…』
全国放送だが一瞬ブツが写ってしまった。
そしてテレビで雄英体育祭を見ていた人達はこう口を揃えた。
「戻った時は、もう騎馬戦終わってた」……と。
ーーーーー
結果
1位、鞘無チーム
鞘無
心操
発目
芦戸
2位、爆豪チーム
爆豪
瀬呂
切島
砂藤
3位、轟チーム
轟
八百万
上鳴
飯田
4位、緑谷チーム
緑谷
麗日
常闇
尾白
カメラを止めるな!ってことですね。このあとの轟と爆豪と鞘無の三すくみのバトルは熱かったんですが、テレビ勢の皆さんは見れません。(無慈悲
え、いくつか疑問が残ると思われるので答えていきます。
まず主人公の我流に名前あったの?ですね。
結論からいえばあります。数多の剣から作った【八千流】か迷いましたが、【秘剣】にしました。
呼吸にしようとしましたが、呼吸関係ないやんと思い断念。
言ってもやったことは攻撃をずらすのと、めいっぱいの攻撃だけなので秘剣にする必要ない?と思われますが、かっこいいからつけます
次に轟のところであったやつですね。
メインの氷塊を主人公が叩き割りましたが、地面を凍らす技も轟君は使ってました。
しかし芦戸の強めの溶解液で凍りにくくさせました。
溶ける溶解液だから、それくらいできるくない?と思いしました。完全にオリ設定ですが、問題ないかな?
あとはまーあれですよ。
空中を氷塊を足場にしましたけど、あれって現実じゃ無理だよ?(煽り
ってなりますけど、残念ながらヒロアカ時空です。できます
これくらいですかね。
次くらいで一旦設定を載っけたいです