体は剣で出来ている(ガチ   作:枝豆%

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なんか評価が右肩下がり……何故だ…。

匿名解除しました。
イラストくれたんだ、そりゃするさ!!
本当に嬉しかったんだよ、初めての経験だったから。

だからちょっと泣いちゃった。

この場を借りて【炭酸ジュース】様、この度は本当にありがとうございます。
宝にします。


いや、炭酸ジュースって、なんかシュールで締まらんな。
それもそれでいいや




脳無って……それマ?

 霧に飲み込まれました。

 

 ………以上です。

 いや、なんか戦闘強そうな2人が黒モヤに向かっていったんだけど、俺も巻き込まれた。完全に被害者だよね俺。

 しかもなんか周りにむっちゃチンピラいるし……。

 

 え、カツアゲ? しかもなんで俺? 

 流石に理解が追いつかないんだけど。

 

「くそ、俺らのとこは1人かよ。しかも男…ついてねぇ」

 360度見渡してチンピラしかいない、なにこれ何処の不良マンガ? 抗争に巻き込まれちゃった系? 

 ……うん、違うね。完全に対俺図だねコレ。

 

 え、嘘やん。初の実践が無双ゲーム並の人数差あるの? 

 こんなん聞いてないんだが……。

 

「………あ、お疲れ様です」

 

 なるべく自然にフェードアウトしよう。

 うん、こいつら脳みそまで筋肉だから何とか誤魔化せるだろ…。

 

「おい俺らがそんなもんで惑わせると思ってんのかよ!」

 やべぇ、なんか動物の鳴き声みたいな耳障りな声だな。死んでやり直せカス。

 

「いや、ワープの人に配置に送り直して貰ったんだよ」

「……お、そうか。なんか悪いな。そうだよなスーツ着てるヒーローなんて目立たねぇもんな。確かお前就職浪人でここに流れたんだっけ?」

 

 何その細かい設定。てか騙されちゃうのかよ。

 マジで脳みそまで筋肉でできてんじゃね? 

 

「お、おう(便乗しとこ」

 

「そうかー、大変だったな……って騙されるわけねぇだろボケェ!!」

 

 ですよね! 

 ちょっと行けるかもって思ったけども…。現に周り囲ってる何人か「え、嘘?」みたいな反応してるよ。

 

「よし、閃光玉! 君に決めた!」

 

 サポートアイテムをベルト付近のポーチから取り出して、ポケモントレーナーの様に勢いよく投げる。俺の最速は130キロ前半だァ!! 

 

 ピカっと光った、よし逃げよう。

 

「くそ、なんだこの光」

「目が! 目が痛てぇ!!」

「なんも見えねぇ!」

「お、お前良いケツしてんじゃ…」

「ちくわ大明神」

 

 おい、誰だ最後。

 

 それじゃあパパッと逃げましょうかね。

 ヒーローなのに敵前逃亡? 光ってて誰も見てないからいいんだよ。普通にやったら勝てるんじゃないのかって? 

 お前数の暴力舐めてるだろ。オールマイトでも1000人くらい相手にしたら………いや、勝つな。あいつ範囲攻撃持ってるから余裕で勝てるわ。

 なら俺は? 範囲攻撃なんてしてしまったら、完全にサイレントワルツになっちゃうから無理。

 なら鈍器でやればって? 俺ってスピードに全振りしてるからパワーはそんなになんだよね。綱手じゃなくて雷影みたいな感じ。

 

 だから俺は対一しか出来ないので、はい普通に数の暴力に負けます。

 閃光玉とか音爆弾とか完全に逃亡用だからな、あと飛んでる敵にたいして落とす感じ。

 

 よし、全力ホップダッシュ!! 

 緊急離脱みたいになるけど、うん俺しーらない。他の範囲攻撃持ってる個性のやつに頼もう。

 

 いや焦りすぎて飛びすぎた。

 てか広いなUSJ。マジで敷地そんくらいあるんじゃない!? さすが雄英! さすゆう!! 

 とりあえず生徒の方待ってるところに行った方がいいよな。

 あ、頭大仏野郎見つけた。まぁアイツも結構できるし行かなくても大丈夫だろう。

 姿勢貞子が居たから行かないわけじゃない、ないったらない。

 

 

 ………なに!? 

 あそこの金髪チャラ男が襲われてる状況なのにハーレム作ってやがる。男女女だと!? ……女だよなあれ。絶壁だからよくわからんし、なんか金髪チャラ男とペアルックみたいじゃないか? 

 

 爆ぜろリア充。

 ここは俺が颯爽と現れて! 爽やかスマイルで好感度アップ! そしてNTRルート突入!! 峰田から八百万を! 金髪チャラ男からはペアルック系少女を!! 

 

 べぇーわ、いくぜ!! 

 時代はNTRって、それ一番言われてるから! 童貞の無痛病って比喩笑って……うん、悲しくなった。

 

 くそ、いいんだよそんなことは! 

 いくぜ!! 

 

「『ばばばばぁばぁばば!!』」

 

 途端全身にとてつもない電流が流れました。

 うん、第3部~完~

 

 

 ーーーーー

 

 やばい電気ビリビリってギャグだから許されるわけであって、現実だと全然笑えない。金髪チャラ男が死なない程度に調節してくれたからか死んでないけど、これ普通に死ねるわ。

 普通に瀕死だし、体のあちこちが痺れてて動かそうものなら激痛みたいなので動けない。

 少し意識飛んでたし……普通にやばい。

 

 全身に軽い火傷っぽくなってるし、腕の一部が水膨れみたいなのできてる。雷って現実では最強じゃね? 

 個性ガチャでリセマラ終了はゴロゴロの実だったのか。

 

 くっそ痛てぇ。

 絶対あのチャラ男殴る。

 

 ………あれ? なんかピンチじゃね? 

 チャラ男が人質みたいになってるけど、あれ? なんで個性使わないの? ゼロ距離だから1番効くでしょ? 

 

 ……え、まさかキャパオーバー? 

 もーキャパオーバー!? 

 

 これ隠れて倒れてるフリすればチャラ男の救出の為に女子生徒2人の無慈悲な指示によるストリップショーが見れるんじゃないの? 

 そっち系だった場合は邪魔せずみとこかな……。

 

 

 いや、バレた時のこと考えるときついから助けに行くか。

 八百万には……まぁ、あれだ。負い目が……。

 

 

 では行きます! 聞いてください! 

 タイトル「フライングヤクザキック」!!! 

 

 あ、ヴィランの下敷きにチャラ男がなったから嬉しさ二倍。

 これには俺っちもニッコリ。

 

 さ! 合流しに行こうぜ! お嬢さん方!! 

 

 

 ーーーーー

 

 

 合流したら理不尽先生が理不尽されてた。

 何あの巨体、無理だ無理無理カタツムリ。絶対勝てないって、体格だけでもやべぇし人間じゃねぇ。

 

 あ、腕折り君こんにちは。

 おい、峰田。何女子の胸触ってんだ、そこ変われ。

 

 なんか全身手マンに俺らを移動させた黒モヤが近づいてなんか話してる。聞こえる峰田? 

 

「マジかよ、オイラたち助かる」

「帰ってくれんの?」

「ああ! あのヴィランが──」

 

 峰田がそう言った瞬間、目の前まで全身手マンが一瞬で距離を詰めてきた。

 こういうの見ると思うんだけど、わざわざ目の前で一回止まって溜め作るよりもすれ違いざまにした方がいいよね。いや、個性のなんかあるんか知らんけど。

 

 とりあえず手が触れたら何かしら発動する個性だと思うから触れる前に、腹にヤクザキック。

 

「──ッグ!」

 

 これを剣状態でやるとトリコのレッグナイフみたいになって即死案件。

 やっぱ殺傷能力高杉くん。

 

「っ痛ぇ──脳無!」

 

 いやあの巨体でこんな早く動けんの? それはせこくないかい!? 

 むっちゃ早いし絶対重い。打ち勝つとか絶対無理!! 

 

 ……だから逸らそう。

 初めて実践で使える! 絶対言うんだ! いくぜ!! 

 

「流水岩砕剣」

 

 正直バングが見せた時よりも弟子の方のガトリング全部逸らす時の方がカッコよかった。そのイメージが強すぎて俺の流水岩砕剣は完全に防御寄りなんだよな。防御からのカウンター。いや、武術に限らずカウンターって奥義っぽいけどね。

 

 こう死にかける攻撃が来ても、なんて言うかビームの方が怖いしどうにも出来ないっていう感じの理不尽さがあるから対応出来る。

 

 

「は?」

 

 黒巨人の重そうなラッシュを全部どうにかして、首トンしよう。

 因みに首トンは手刀じゃなくて、逆刃刀でいきます。気絶とかそんな生易しいのじゃなくて、首ゴキですかね。

 悪いけどこんなヤバいやつ殺さないだけありがたく思って欲しい。つか怖い。

 首の骨折って動けない体になってもらおう。

 

 

 ………だってコイツらヴィランだろ? 

 

 気分は調査兵団の巨人討伐。

 ラッシュを切り抜けて、うなじに向かって……。

 

 ──ゴギィ! 

 

 あ、結構やばめの音が鳴った。

 よしまぁいいや、俺気にしなーい。

 全身手マンがすごい形相で見てるけど、うんとりあえず君も首トンの刑──。

 

 途端、俺の横っ腹を軽トラに引かれたくらいの感覚が走った。

 

「──ッ!! ………あ、やばい俺死ぬ」

 

 ぶっ飛ばされたけど、手と足を剣に変えてブレーキに使う。

 口に異様なまでの鉄分を感じて……うん、内臓のどっかいったわ。

 

 

 

 

 ーーーーー

 

 いってぇ。痛すぎる。痛すぎてなんか笑えるわ……。

 人生で言ってみたいセリフとかまだ全部言えてないのに……。

 

 え、俺これで終わりですか? 

 またまた童貞のまま死ぬんですか? 

 2回目になると童帝になれますか? 

 

 あははは、おもしろーい。

 

 おもしろいなぁ、なんで俺ってこんな目に遭うんだろう。

 変な奴に付きまとわれるわ、ボロ雑巾にされるわ。

 

 別に俺ヒーローになりたいわけじゃないんだよ。普通に怖いし、オールマイト初めて見た時安心より心配の方が勝ってたし。

 

 基本的に小心者なんだよ俺。

 それなのに、ちょっと力つけて調子乗っちゃったのかな? 超能力バトルしてたから胸踊っちゃったかな? 頭では分かってたさ、幼少の……前世の憧れを拗らせてたってこと…。

 

 それで強くなった気になって、理不尽な奴にボロ雑巾にされる運命なのかな? 

 

 あははははははははは。

 

 あぁ、そうだ。

 前世も、今世も……。

 超能力があっても、無くても…。

 

 世の中甘くないんだ、言葉を借りるなら【世界は残酷なんだ】

 美しさなんてほんの一欠片で、理不尽で溢れてる。

 指折りくんとか個性使えてなかったけど、指折るだけであのパワーだぞ? ちょっと使えるようになったら普通に俺とか抜かれるし。あの黒巨人とか普通にやって勝てるわけないし…。

 

 理不尽だよなぁ……。

 理不尽は嫌だよな……。

 

 指折り君の声が聞こえる。

 個性複数持ち? 改造人間? 

 

 なんだよそんなの二次元の中だけにしとけよ。

 

 ああ痛いな…。

 痛いから…。

 

 俺もヴィラン(そっち側)に行こうかなァ──。

 

 最初に超えるべきでないと引いた線を。

 逆刃刀で無くすということで……。

 

 

「……ふふふ、よしブチ殺そう」

 

 片足入ることにした。

 俺は今日、初めて命を摘む──。

 

 

 

 

 ーーーーー

 

 

 

 

 

【嗤う声が聞こえる】

 

 

 

 相澤消太ことイレイザーヘッドがグチャグチャに倒されて、先程飛び出した鞘無くんが吹き飛ばされた…。

 目の前で見ていた僕、緑谷出久は1歩も動くことが出来ないでいた。

 

 クラスメイトが吹き飛ばされたのに。

 飯田くんは僕達クラスメイトの為に走ってくれているのに。

 

 なにより、僕の力は皆を救う為にあるのに…。

 僕は1歩も……

 

 

【嗤う声が聞こえる】

 

「バカ緑谷! 足止めたら殺されるぞ!」

 峰田くんが状況を理解して逃げることを進めるが、峰田くんと蛙吹さんに目掛けて鞘無くんを殺──……吹き飛ばした脳無と呼ばれる改造人間が拳を振り上げて…。

 

「ダメだ峰田くん!!」

 

 峰田くんはモギモギに噛み付いて風船を膨らませるようにして、モギモギが巨大化する。

 そしてそれを脳無と峰田くんの間に置き。

 

「──蛙吹! オイラに捕まれ! モギモギには触れるな!!」

「け、ケロぉ」

 

 蛙吹さんは峰田くんに舌を使わずに手を使って張り付く様にする。

 その間にも脳無の拳は2人に迫り、その拳はモギモギと衝突した。

 

 しかし、モギモギに壁の様な役割がある訳ではなく。

 

「け! ケロぉぉぉ!!!」

 脳無の拳の力による推進力で、ロケットの発射のように峰田くんと蛙吹さんは飛んで行った。

 

「えぇ!!」

 あまりの速さにビックリして僕も声を上げてしまう。

 目で追い切れない脳無の拳をトランポリンのように使って、その速さのまま…いや、それ以上の速さで飛んで行ったのだ。

 

 あまりの吹き飛び、いや離脱といっても良いほどの…。

 どうなったかなんて今は考えている余裕が無い、この場にいるのは僕一人…。

 だから次に狙われるのは──。

 

「超高速ッ!!!」

 

 何処から声が聞こえた…。

 それはさっきまで聞いていた声、どこかに飛ばされたはずの…。つい数秒前までここにいた……。

 

「グレープインパクト!!」

 

 峰田くんが目にも止まらない速さで脳無に向かって蹴りを放った。

 それはまさに電光石火、脳無に放った蹴りはそのまま吹き飛ばずに峰田の蹴りは脳無から離れずに脳無の頭をブレーキ代わりに使っている。

 個性で飛び跳ね、いや普段から遊んでいないとこんなこと出来ない。

 

 僕とは正反対だ。

 

 未熟な僕とでは。

 

「緑谷! 今のうちだ逃げちまえ!」

「そんな! なら峰田くんは!!」

 

「オイラも早く逃げてぇよ! さっきもそうだけどオイラは怖くてチビりそうなんだよー!!」

「それなら尚更!」

 

「オイラよりも弱いのに何言ってんだ! 先生達プロヒーローがやられたんだぞ!! 逃げ一択だろうがァ!」

 

 峰田くんの言葉は最もだ。

 それが正しいことで、戦うのが馬鹿なことだってわかってる…。

 でも、

 

 

「僕の力は……皆を守るためにあるんだ──だから」

「自惚れんな緑谷ぁ! さっさと逃げ──」

 

 そう言った峰田くんは足を脳無に掴まれて地面に叩きつけられた。

 あの巨大なモギモギでクッションを作ることも出来ずに、地面に叩きつけられてクッションもないのにバウンドする。

 

「──かぁっ!」

 

 あまりの衝撃に峰田くんの目が一瞬飛びそうになる。

 

「み、峰田くん!!」

 僕のせいだ。僕が話しかけなければ峰田くんはまんまと掴まれること無かった、峰田くん一人だけならもっと楽に逃げられた…。僕が、僕が不甲斐ないから……。

 

【嗤う声が聞こえる】

【嗤う声が聞こえる】

【嗤う声が聞こえる】

 

 大きい。

 ずっと大きくなった、どこかネジが外れて狂ってしまったような嗤い声。それに僕は背筋を凍らされる。

 いや、そんなものじゃない。引き抜かれて、それでも無理やり頭を持たれて立たされる。そんな立っているのが自分でも分からない恐怖がその声にはあった。

 

 怖い。

 初めて怖いと思った。

 

 かっちゃんも、1年前のヘドロも、怒ってきたプロヒーローも。そんなもの全て霞んでしまうような。

 

 僕は本物を目にする。

 だがそれは断じてヒーローでは無いだろう。

 

 この時、個性という名の暴力で訴えるヴィランとヒーロー。

 その境界線を引かなければいけないと僕は思い、嗤う彼を見てとある一節を思い出した。

 

 

 

 

 

 “Beware that, when fighting monsters, you yourself do not become a monster… for when you gaze long into the abyss. The abyss gazes also into you.”

 怪物と戦う者は、その過程で自分自身も怪物になることのないように気をつけなくてはならない。

 深淵をのぞく時、深淵もまたこちらをのぞいているのだ。

 

 僕はヒーローではない彼を……。

 ヴィランに上回る大きな悪を目撃した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 脳無は倒れている峰田くんにトドメを刺そうと大きな拳を振りかぶり。

 そして──

 

 

 ──ボト…。

 次に聞こえた音は、先程から何度も聞こえていた轟音ではなく筆を置いたようなゆったりとした音。

 

「993…986………979」

 

 飛ばされて…死んだと思った鞘無くんが頭から血を垂らして…。

 血が……。

 血が、剣のようになっている。

 出血の全てがあの剣になっているなら、あれは血を流し過ぎだ。すぐにでも止めない──。

 

 止めてどうするか? 

 それに彼は今…。

 

 脳無の腕を切り落としたのに。

 

「972……ハハッ! あははははははははは!!」

 

 頭のネジが外れてしまったように。

 今までで見たことないくらい口を大きく開けて、彼は嗤う。

 それに僕は吐きそうになる。だって彼はいま人の手を切り落としたのに。落とした筈なのに……なんでそんなに嬉しそうな顔をして笑っているんだ? 

 

「くっそヒーローにもサイコがいんのかよ、やれ脳無」

 この脳無はオールマイト用にカスタムされたもの。肉弾戦に強く、素手を前提に作られた改造人間。

 

 だが……。

 

「切っても切っても生えてくる……いい! っごいい〜!」

 

 生えては切り落とし、生えては切り落とし。

 鞘──彼は脳無から溢れ出す血潮を被るが気にもとめずに切り刻む。

 

「はは! ……って…おい、頑張れよ。もっと行けんだろ! 頑張れ!! 頑張れ!! 頑張れ!!」

 

 何故か脳無を応援しながら切り刻むその姿。

 異常だ……。異常なまでに………強い。

 

「鞘無、すまねぇ」

「ああ、大丈夫。全部あとは任せて。コイツは絶対殺すから」

 

 峰田くんとの会話を隙とみて脳無は一瞬止んだ攻撃を糧に鞘無くんに殴りかかろうとする。でも……。

 

「────」

 鞘無くんが何か言った後には、縦真っ二つに脳無は切られていた。

 

「は? 脳無だぞ……オールマイトを殺す兵器だぞ? それがこんなガキに? サイコ野郎に? 巫山戯んなアイツ、俺に嘘言ってたのかよ!」

 

 嗤う声が聞こえる。

 それは落胆を知ってしまった時の残響を耳に残す。知らぬが仏と言うけれども、彼のその嗤いにはその先を知りたかったような。

 そんなまだ──斬り足りない。

 斬りたくてうずうずしてしまう。そんな音を孕んでいる。

 

「黒いのは楽しめたけど、お前はどうなの? 手がいっぱいあるって事はさ……お前の手は斬ってもいいって事だよね? そうだよね? ああっ! それってとっても」

 

 

 ──かぁイイなぁ!! 

 

 彼の無邪気な笑みが、僕の心を座喚かせる。

 知らぬ内に僕達の中に、一人だけ──。

 ヒーローの卵だと思っていたクラスメイトの中に一人だけ──。

 

 腕を狩り取ろうとした時、前と似たような展開になった。

 真っ二つにした脳無が横から鞘無くんに体当たり…。だが、前回とは違う。

 

「ねぇ、手の人。この刃の形どう思う?」

 すると彼は何時も使っている青色の剣ではなく、真っ黒な濡れ羽色の鋼を使い。

 死神の持つ鎌の様な形の剣を作り出した。

 

「は、刃? 知らねえよ死ねガキ」

 

 迫る脳無にその刃を合わせて、首を刈り取り。剥き出しになっている脳を刻む。早すぎてほとんど見えない。

 相澤先生を倒して、峰田くんを戦闘不能にした人造人間。

 それが今、なんも呆気ない幕引きで命を──。

 

「命を刈り()る形をしてるだろ」

 

 それを口にした時の鞘無くんの笑みは、より一層まして不気味で恐怖を掻き立てられた。

 

「でも大丈夫、あれは俺を殺そうとしたんだ。だから俺が殺しても仕方ない。だからあれを動かしてた手の人を俺が殺しても問題ない。大丈夫、痛いのは一瞬だ。考え事をしてたらすぐ終わるよ。……そうだな、ならこんなのはどうだい? 『1000-7=』は?」

 

 絶対に逃さない、その意思が──。

 

「──待ってください鞘無さん!」

 

 鞘無くんの覇気に押し負けずに声をかけたのは八百万さんだった。

 夢中になってたけど、よく見たるクラスの殆どの人が集まっている。なら、この惨劇を彼らも見てたってこと? 

 そんなことになれば鞘無くんは……。

 

「私たちはヒーローです! 殺人は絶対にしてはいけません!!」

「違うよ、俺たちは卵だよ」

 

「いいえ違います! 私たちはヒーローです! 訓練の時にオールマイト先生も言っていました! 『自覚しろ! 私たちは今日からヒーローなんだと!』」

「……それでヒーローだとして? このまま見逃すの? 先生達を半殺しにしたのに? 生徒を殺そうとしたのに? …それでなんもなしは、そりゃ都合のいい話じゃないの? ねぇ、手の人」

 

 癇癪を起こしているが、それでどうかなるなんて1人も思っていない。

 

「訓練の時もそうでした! 貴方はヒーローになりたいのですか!!? 胸を張ってヒーローになりたいと言えるのですか!?」

「あはは、じゃあ俺はヒーローに向いてないかもね。でもね八百万、お前こいつを取り逃したせいで人が死んだら、お前責任取れんの?」

「それには及びません! その人を今ここで殺さずに拘束すれば彼はタルタロスに搬送されます! そうすれば二度と出てくることはありません」

 

「……ふーん。そう、ならそうすれば?」

 

 

 

 ………

 ……

 …

 

 空気が凍った。

 この男は鞘無くんは今なんて言ったんだ? 

 

「あれ、やらないの?」

「や、やりますわ!」

 

「そ、頑張ってね」

 

 なんだこれ? 

 違和感というか、異質というか。

 僕は何を見させられているんだ? 

 

 殺人ショー? ドラマのワンシーン? 

 なんだこれは? 

 

 例えが見つからない。

 彼は………。

 ああ、そうか……。

 

 鞘無くんの中で、命の価値はとっても低いんだ。だから──

 

「1年A組飯田天哉───!!!」

 

 その時、飯田くんが先生達を連れてUSJに入ってきた。

 これで無事に……そう誰もが思った瞬間に。

 

「あ、そうそう八百万。多分まだ脳無ってのがいると思うから気を付けてね」

 

 そう八百万さんに聞こえるように言った鞘無くんは、僕に視認できるスピードの脳無に何もすることなく八百万へ攻撃するのをただ黙って見ていた。

 

 拘束しようと手錠やらロープやらを巻いていた八百万さんに新しい脳無は体当たりして大型トラックに引かれた時のように八百万さんは宙を舞った。

 

 その時の鞘無くんの表情を僕は覚えていない。

 ただ、そこには笑みでもなく悲しみでもなく。

 ただただ無表情でその光景を見届けていた。

 

 

 

 ーーーーー

 

 

 

 

 

 本当に怖かった。

 人生で1番怖かったかもしれない。

 初めて命を脅かされた。

 

 パイセンもサイコパスもどこか自分よりも弱いから勝てるっていう心の余裕があったんだと思う。

 でも、今回は違った。

 普通に格上、個性の相性が良くなかったら終わってた。

 

 それに初めて人を斬った。

 俺の個性は体を剣にすること、だから斬った時の感覚をより鮮明に感じられる。包丁で切っただけでもそれ相応の感触があるのに。

 自分が刃になると感触だけでなく体温、それに血流。

 

 吐いた。

 

 気持ち悪い。

 気持ち悪くて、気持ち悪くて。

 

 仮面を被らないと発狂してしまいそうだった。

 いや、だいぶおかしかったと思う。

 気持ち悪くて気持ち悪くて、本当に変な感じで。

 まるで自分が自分じゃないみたいに。代わりの自分がやってくれたみたいに……。

 

 ……いや、違うってことは分かってる。

 心を傷つけないためのに作った人格、そんなものないのも分かってる。

 

 でもそうでもしないと、気持ち悪くて……。

 

 吐いた。

 人生で初めて人を殺した。

 

 手に感覚が残ってる。

 

 殺した。

 もう人じゃない? 既に死体のようなもの? 

 違う、あの体温は、あの温もりは、あの血流は……。

 生きた化け物だったんだ。

 

 トイレの水に映る自分を見る。

 

「どっちがバケモンだよ」

 

 

 

 幸い今日は臨時で休み。あんなことがあったからだろう。

 結局手の男と黒モヤは逃がしてしまい、主犯格を捉えることは出来なかった。

 

 人生で言ってみたいセリフ。

 そんなことを考えて言っていた自分が気持ち悪い。

 でも、そうでもしない限り? 正気を保てなかった。

 

 普段のようにおちゃらけて居ないと……。多分あの時に俺は完全に壊れてた。

 斬るのは初めてじゃない。肉とか魚とか切ったことがあるった。

 でも、人を……生きたものを斬るのは……。

 

 多分もう出来ない……。

 

 一日中トイレにしがみついてた。

 吐くものなんて何も無いのに、無理やり胃が何かを戻そうとして…。

 

「剣心くん」

 

 手を引かれた。

 誰かなんてわかってる…。

 顔を確認して、みっともなく泣いた。

 

「ねじれちゃん……」

 

 みっともなく縋った。

 手を彼女に回して抱きついた。

 

 気持ち悪い、気持ち悪くて、気持ち悪くて。

 

 ──手の感覚が。

 ──視界に入る血液が。

 ──先生の死にそうな姿が。

 

 そして──ヴィランを見るような目でクラスメイトに見られる光景が。

 

 頭から離れない。

 

「怖……かったんだ」

「うん」

 

 自然と涙が出てきた。

 

「俺、目の前で血を見て」

「うん」

 

 抱きしめる力が強まる。

 

「助けなきゃって、でも足がさ言う事聞かなくてさ」

「うん」

 

 泣き声はでない、ただ瞳から涙がこぼれるだけ。

 

「普通にしてたら発狂しそうでさ、いつもみたいにバカみたいな感じにしてさ」

「うん」

 

「俺、皆を守ろうとしてさ。でも怖くてさ」

「うん」

 

「終わったと思って足に力入らなくてさ、それで目の前で助けることも出来なくてさ」

「うん」

 

「初めて人を殺そうとしたんだ…いや、殺したんだよ」

「うん」

 

「俺、背負えないよ」

「うん」

 

「ごめんねじれちゃん、俺ヒーロー……雄英やめたい」

「……」

 

 馬鹿しないと前に進めない。

 道化みたいにしないと、もう……。

 でも現実を…リアルを知った。

 

 ヒーローなんて輝かしいように見えたおぞましいもの。

 

「ごめん………ごめん、いっぱい手伝ってもらったのに。でも……ごめん、怖いんだ。多分このまま行けば俺、人を殺すのになんの躊躇いも後悔もなくなると思う。それが一番……」

「ごめんね」

 

 

 

 

「ごめんね、剣心くん。剣心くんは多分最初からヒーローになりたくなかったよね。理由もお金持ちーとかモテたいーって言ってたけど。多分本気じゃないよね。私に合わせてくれてただけだよね」

「ち、違う」

「違わないよ、私もインターンで人の死を何回か見てきたから分かるよ。理想と現実のギャップ」

 

 俺を包む手が強くなる。

 

「私もねヒーロー辞めたいって何回か思った。ごめんね無理させちゃって。だから分かるんだー、その怖いって気持ち。剣心くんは良くない噂が流れてるから多分私のその時以上だよね」

 

 ──とある1年A組の生徒は嬉嬉としてヴィランを殺した。

 

 そんな噂が既に雄英では流れてる。

 出処も不明だけど…多分1年Aの生徒だろう。

 

 これから鞘無は後ろ指を指されて……。

 

「ぅヴェ」

 

 吐いた。

 

「大丈夫…大丈夫」

 

 ねじれちゃんが背中をさすってくれる。

 服が汚くなったのに、そんなの気にせずに……。

 

「俺さ峰田が殺されかけてさ、どうにかしなきゃって思ったんだ。俺峰田のこと友達だと思ってるし友達なら助けなきゃって…そしたらさ目の前が真っ白になってさ。気付いたら殺す気でヴィランと戦ってた。怖いんだ、今は自己防衛でって分かるけど、本当に別人格ができてさ。それが本当に殺しを楽しみ出すとさ……だからさ…もう」

 

 ヒーローはできない。

 

「剣心くん、私はね何時も取り繕ってる剣心くんが好き」

 

 …。

「いつも無理しておちゃらけて、なんでもない風にしてる剣心くんが好き」

 

「本当は寂しがり屋なのに人と距離を置いちゃうとこ。友達になろうとして近づくのに好意を持たれたら離れていっちゃうようなトコは良くないけどそれも剣心くんだなーって思えて私は好き」

 

「知ってるんだよー。ちゃんと見てるの」

 

「だって幼馴染だもん! ちっちゃい頃から知ってるんだよー。馬鹿やってるのも剣心くんだけど、ちょっとしたことに前に行けないのが剣心くんの本質でしょ」

 

「辞めたいなら私は止めないよ。誘ったのは私だけど、本当に嫌なら私は止めない。でも私はヒーローになるよ…剣心くんはどうする?」

 

 なんだか頭がグチャグチャになって。

 もうなんだか訳が分からなくなった。

 

「ねじれちゃん」

「なーに?」

 

「ごめん、それと大好き」

「うん、知ってるよー」

 

 

 

 

 

 

 ーーーーー

 

 

 少しだけ楽な気持ちになった。

 だから俺は携帯をとって、数少ない連絡帳にかける。

 

 

「みね……た。元気か?」

『おう! お前よりは元気だぜ!!』

 

 声が震えてた。

 俺への恐怖か、それとも昨日襲われたことへの恐怖か。

 

「なぁ……いや…あの」

『分かってる』

「え」

 

『お前は馬鹿で何しでかすか分からんし人間の屑だ』

「おい」

『でも鞘無はオイラの友達だ、だから分かってる』

「………おう。………おう」

 

 峰田に泣かされる日が来るなんて思って無かった。

 昼飯の時、ぼっち飯させてたことについては言及しないことにしよう。

 うん、おれ雰囲気、わかってる。

 

「なんか元気出てきたわ」

『おうそりゃ良かったぜ。悪かったな、オイラがあんな感じにならなかったらお前がこうならなかったのに』

「いや……まぁ…あれだ。友達が殺されかけてキレれ無かったら友達じゃないだろ」

『草』

「はいはい、草草」

 

 

 

 

 

 

『──辞めんのか?』

「………うん。ごめん」

 

『だよな、死にかけたし…そんでもって怖ぇし』

「うん」

 

『鞘無、弱りすぎだ……ってのは言わなくても分かるよな』

「うん」

 

『オイラは続けるけどよ、体育祭くらいは応援来てくれよな』

「……分かった」

 

『もちろんパイセンの後でいいからよ! それにミスコン今年出るんだろパイセン。楽しいこともまだまだあるしよ』

「うん」

『だからさ、だからさ! 鞘無。人生棒に振るんじゃねぇぞ!』

「……」

 

『死ぬなよ! 今どん底でも、それでもこれから楽しいこととか絶対あるからよォ! 絶対にはやまんじゃねぇぞ!』

「ありがとう…峰田」

 

 

 ーーーーー

 

 

 

 臨時休校の次の日。

 

「峰田さん、鞘無さんは…」

 被害者…と言うにはいささか自業自得感のある八百万が峰田に声をかける。

 何時もならもう学校に来てるはずの人物の机が埋まっていない。

 

「ああ辞めるって言ってた」

 

 峰田の言葉にクラスがざわめく。

 安心、安堵、心配。

 そんなどちらかと言えば辞めたと聞いてホッとしている人の方が多いことに苛立ちと……仕方ないという気持ちが出てしまう。

 

 鞘無はやり過ぎた。

 ヴィラン以上に生徒へ恐怖を与えた。

 

「そう……ですか。謝りたかったのですが」

「謝るって、何を謝るのさ。ヤオモモなんも悪いことしてないじゃん」

 

 そこに声を上げたのは耳郎響香だった。

 USJで同じ場所に飛ばされて一緒に行動したからこその発言。

 

「いいえ、私が弱かったから鞘無さんに言われのない誹謗中傷が増えてしまいました。殺そうとした鞘無さんを止めたことに私後悔はありません。ですが私が重傷を負った故に鞘無さんが目の前で助けなかった…などと言われています。だから、その謝罪を」

 

「なんで!? あの脳無ってやつ圧倒してたんでしょ!? ならそれが襲ってきても助けられたはずじゃん! それを助けなかったのは鞘無なんでしょ! なんでヤオモモが!」

 

「いいえ耳郎さん、ヒーローが助けてくれなかったなんて口が裂けても言えません。確かに鞘無さんなら私を助けられたのかも知れません。ですが──」

 

 

「──チャイムが鳴ったら席につけ」

 

 八百万の言葉の途中に相澤先生が入ってきた。

 寝袋に包帯。

 完全に現代のミイラ。

 

 皆の心がひとつになっただろう。

 

 相澤先生復帰はやッ!! 

 

 

「あのさ……先生。鞘無は…」

 それを発したのは意外にも食ってかかってた耳郎だった。

 ヤオモモの味方ではあるのだが、だからといって鞘無を心配していない訳じゃない。

 

「ああ、あいつは」

 

 

 

 

 

 

「──電車の遅延だ、そろそろ来る」

 

 

 ……………

 …………

 ………

 ……

 …

 

 沈黙が教室を支配した。

 

「は…え!? ちょっ、峰田!?」

「…………」

 

 しみじみとした雰囲気だったのに、まさかの遅延。

 そして一番……。

 

 

 

「…おはようございまーす。あ、先生これ遅延証明書です」

「ああ、受け取った」

 

 何も無かったかのように張本人が教室に入ってくる。

 凍りついてる教室であると理解して、それでも尚踏み込んで入ってきた。

 

「おっす峰田、なんかシケた面してんな。うんこでも漏らしたか? 俺なんて昨日から下痢っぽいのが上から下からって大変で喉潰れちまったよ」

 

 嘘は何一つ言ってない。

 一日中トイレに篭って吐いて、ねじ……パイセンにも迷惑かけて。

 それで峰田に電話して。

 

 

 

 それで相澤先生に電話して……。

 校長と話して。

 

「峰田、俺はヒーローになるよ。何言われてももう曲がらん、悪かったな心配かけて」

 

 峰田は正気に戻って目元を擦り。

 

「死ねぇぇぇぇええええ!!!!」

 

 全力で殴りかかってきた。

 うん、仕方ない………受けと…。

 

 

 

「グゲフェァォ!!?」

 

 うん、受け止めない。

 顔面殴ろうとしてきた拳をキャッチしてハンマー投げの容量で後ろの黒板にダイブ。

 

「よし!」

 

『(よし! じゃねぇ!)』

 

「なんか大変そうだけど、みんなこれからもよろしくクレメンス」

 

 馬鹿やってる時の俺も──

 コミュ障の時の俺も──

 武術にひたむきの時の俺も──

 人斬って怖がってた時の俺も──

 人斬って楽しかった時の俺も──

 

 全部俺だ。

 何一つ偽物なんてない。

 

 そう思うだけで、なんだかとても楽になれた。

 




いや長っ!
よく書いたな

峰田(必殺技)モギモギ風船ーー自分を弾くクッション、攻撃力ゼロのバランスボール(反発強め)引っ付くのは1回だけ。萎んでひっつく力は直ぐに無くなる。イメージはコナンのサッカーボール


えー、この作品は7割のギャグ、2割のバトル(恋愛含む)1割のシリアスで作ろうと考えていました。
しかもシリアスはエリちゃんまで使わない予定でした。
しかし、どシリアスになってしまい誠に申し訳ない。

笑うために読んでた読者はかなり焦ったと思います。
以前リボーンのRTAで作者の暴走により大バッシングを食らったこともあるのですが。それでも作者の好きなように書いたので後悔はないです。
ただ、低評価つけられすぎたら落ち込みます。泣きます、非公開にします。

……えー、真面目な話で。
好き嫌いで別れるのは仕方ないと考えます。作者的には最高の〆だと思っていても、「は?何それおもんな」みたいになるのは仕方ないものです。
なので、ただの「おもんな」だけでなく「〜〜だからおもんない」としてくれると嬉しいです。おもんなだけなら低評価付けてメッセージでディスってブラウザバックでおなしゃす。感想にはなしでよろしく。

……はい。
色々いいましたが、何が言いたいかと言うと。

低評価は心が痛い……。
それと、今回の話結構面白いと思うんだけど……変か?いやまぁ変なんだけどさ。

トガちゃんと初めて会った時の陰キャムーブとかここの為。
ジャックザリッパーのルーティンも投影の為。

結構伏線……というか壊してもいい理由付けはあったはず。

なんか最終回みたいになったけど……。

やるぞ、雄英体育祭!!
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