機動戦士ガンダム ーRebuild Generationー 作:イング・ディライド
安物の円卓を囲む中年の男どもが寄ってたかって真剣な表情を浮かべている。そんな湿度の高い空間に何の説明もないまま放り出されたシェイルの心境はどのようなものか。無理やり連れてきた当のサディンさえもシェイルを気にかける様子はなく、部屋の片隅で身を縮める気分はまるで観葉植物かなにかだ。
デトロリトルへの入港手続きは滞りなく行われ、何の問題もなく堂々と正面から入ることができた――海賊のはずのアイオライトが。あらかじめ潜入していたメンバーの工作活動あってのものだが、それだけこのコロニーでの行政がガタガタになっているという証拠でもある。
「頼んでおいた補給物資、調達できたか? 」
「ええ、なんとか間に合わせました。補給とメンテナンス、合わせて2日頂ければ完璧に終わらせてみせますよ」
胸を張るスタッフの後ろでは、既にメカニックたちが船体に張り付いて作業を始めている。基本的に隠密行動で艦そのものを敵に晒すことはまずない運用上、外壁に目立った破損は見られないが、旧型を改装した艦体は想像以上にデリケートなものだ。メンテナンス以前にパーツの確保すら難しいものなのだとトルミーが話していた。
「アイオライトは任せるとして」
おもむろにシェイルに向き直ったサディンがうすら寒い笑みを浮かべる。その横には、いつ見ても仏頂面をしているアイオライトの副長、シャンティ・オルキュイが携帯端末に目を落とす。
「お前には用がある。一緒に来てもらうぞ」
反論も質問も一切許さない、硬く冷たい笑顔だった。
ともかく、そうして連れてこられた小汚いアパートの一室。いち学生には重たすぎる空気の圧に肩が凝るのを感じながら、なんとか状況についていこうと聞き耳を立てる。
「サイド3、月での活動は順調。ただ、CVのせいでフロンティア・サイドでの動きは鳴りを潜めてる。未だ熱狂的な民衆の支持があるから下手に手を出せん。・・・まあ、奴らの掲げるコスモ貴族主義とやらはクシャナの目指した世界には近いだろうが」
「あのやり方を認める訳にはいくまいよ、サイド6も似たようなものだがな。ラギッシュ派閥の影響力が日増しに拡大しちまってる。自治政府議会の8割は取り込まれたと見ていい」
「他は日和見の姿勢で通すだろうな。これまでろくに戦乱のなかったところばかりだ。あの女狐と狸が渦中に飛び込むとは思えん」
どうやら地球圏全体にネットワークが張り巡らされているらしい。政治に疎いシェイルにはほとんど理解できなかったが、いくつか聞き覚えのある名前はあった。
「ラギッシュ・・・ミンク・ラギッシュ」
そこでようやく、シェイルは存在を認知してもらえたらしい。互いの顔ばかりを睨んでいた男たちの視線が一斉に部屋の隅に向けられた。
「サディン、新入りを連れてくるたぁ珍しいな。今度はどこだ、オーガスタか、アクシズか」
「ケンロクエンだよ」
鬱陶しそうにサディンが答える。話の矛先が自分に向くことを察したシェイルは身震いした。とてつもなく居心地が悪い。
「この間穴が空いたっていうコロニーか。戦後民間に流れた奴か? 」
「そこら中に潜伏してるジオンだのティターンズだののシンパが隠してたんじゃないのか」
「初期型かそうじゃないかで差が出るぞ。実戦向きなタイプだといいが」
わっと室内が騒がしくなる。まるで付き合いたてのカップルを冷やかす中学生のような盛り上がりようをみせるなか、サディンだけがいら立たしげに体を揺すっている。
自己紹介くらいはやっておけ、と視線で促され、渋々口を開くシェイル。さらに熱を帯びる野次馬を制し、サディンは独り言のように言う。
「サイド6の現状は思ってたより深刻だ。“サイド共栄圏構想”衰退どころか“堕落の園”事件のことまで肯定的だ。危険度はコスモ貴族主義を遥かに上回る」
「ちょっと待ってください」
喧騒の中のつぶやきを耳ざとく聞き付けたシェイルが声を上げる。
「サイド6の取ってる“完全独立主義”は間違ってるとは思いません。ミンク・ラギッシュが自治政府議会議長になってからサイド6の経済は良くなってるって聞きますし、サイド共栄圏構想には致命的な欠陥があるんでしょう? 」
「じゃあ、“堕落の園”事件はどう考えてる」
「サイド6の会社の社員がサイド1で仕事をしてる時に社員が暴行を受け、互いに反発が高まるなかで過激化したサイド1の暴徒がテロ組織と結託して爆発事件を起こした、って聞いてます。作業員が30人、事故後の混乱で民間人にも100人以上の犠牲が出たとか」
「まあ、こういうことだよ」
最後の言葉はシェイルではなく、机を囲む男たちに向けられたものだった。一気に静まった彼らが異様な雰囲気を放つのを感じ取り、シェイルは喋りすぎたのかと後悔する。
「感情をぶつけるのはやめろよワナリー。コイツを責めたって仕方ないだろう」
そう、『テロ組織と結託して』。“堕落の園”事件が起きたのは2年前。そしてサディンたちの様子を見る限り、彼らの戦歴は5年やそこらできくものではないだろう。
「まさか、あなたたちって・・・」
「やめろと言ったぞ、ワナリー!! 」
ぐしゃ、と肉がひしゃげる音が身体全体に響く。頬を殴られたのだと理解してその痛みが来る頃には、視界が床に覆われていた。
「サイド1の住民がどう思ってるか教えてやるよ・・・。“堕落の園”事件はまだ終わってない。サイド6の、ミンク・ラギッシュの基本方針が完全独立主義である限り、永遠に終わらない」
「拳を収めろ。元、とはいえ軍人の誇りがあるならな。気に入らないなら殴るなんてのはティターンズなんかと同レベルの野蛮な思考だぞ」
興奮冷めやらぬワナリーが震える拳を下げる。状況が理解できないシェイルを構うでもなく、サディンはふっと息を吐いた。
「人間の狭い視野じゃ、本当の正しさなんてわからない。俺たちが戦う理由だって褒められたものじゃない。でも、信じるものを見つけられたなら戦うべきなんだよ、自分を失わないために。・・・シェイル、悪いことをした。先にアイオライトに帰っていてくれないか。道はわかるな? 」
聞きたいことは山ほどあったし、言いたいこともたくさんあった。しかしやけに感情のこもったサディンの言葉は、単なる説教ではない何かをシェイルの胸に残した。何も言い返せるはずがない、おとなしく帰路につくほかなかった。
考えることは多い。サディンたちが何を目的としているのか、明らかに日銭を稼ぐための戦いなどではなく、もっと重要な到達点があるように感じた。そしてサディンのあの言葉、自分は無知なのだという事実を突きつけられた気がした。まずは自分が知っていることを整理しよう。そうやって建設的な思考を巡らせる程度には、シェイルの混乱も回復していた。
宇宙世紀が100年を迎えるのを耐えきれず戦争の火蓋を切ったジオン公国が滅びてから50年近くが経つ。形骸化した自治政府が立てられていたジオン共和国の崩壊も四半世紀以上前の話になる。それぞれが取るに足らない些事だった、ジオン残党が巻き起こす度重なる戦乱。それは徐々に地球連邦政府を傲慢にさせ、地球連邦軍を疲弊させた。
特にジオン共和国解体以降、その傾向は顕著である。
地球に不法居住する者らの排除、通称『人狩り』が流行し、連邦軍が悪しき過去とするティターンズの再来とも呼ばれた時代に現れた反地球連邦組織『マフティー』は優秀な現場の指揮官によって鎮圧された。火星に逃げ延びたジオンの残党が起こした反乱『オールズモビル戦役』も同様だ。マスコミは連邦軍を囃し立てる反面、日増しに増長する連邦政府を批判した。民間に支持される軍を危険視した連邦政府が軍縮に舵を切るのも当然の流れだ。
しかし、昨今の連邦政府にはティターンズとは決定的な違いがある。地球圏全体から反連邦勢力を消し去ろうとするティターンズと違い、今の連邦政府は地球の上だけが綺麗であればそれで良しとする。つまり宇宙には無関心なのだ。だからクロスボーン・バンガードなどという勢力がのさばったりもする。
そんな現状を打破すべくサイド6自治政府議会議長ミンク・ラギッシュが掲げた政策が『完全独立主義』である。
「まあ、考えたって分かるわけないよな・・・」
シェイルは政治に興味はあってもそこまで詳しいわけではない。たまに気になったニュースをネットで漁る程度の、ごく普通の一般市民である。あの場にいた者らの総意かどうかはともかく、ワナリーという男は完全独立主義のことを危険思想のように言った。ケンカをしたくないなら野球と政治の話は避けろ、との言葉が示すように支持する派閥の違いによって生まれる対立は深く厚いものだ。そう、考えたって仕方ないのだ。
「しかし、そういうのとは違う気もした・・・」
うだうだと終わりのない思考をたどっているうちに、アイオライトが停泊する港ブロックに着いていた。またトルミーにフィジカルチェックで呼ばれるだろうか。少し憂鬱な気分を抱えながら、シェイルは受け付けの係員にサディン直筆の身分証明書を渡す。
サディンのものとあれば無条件で信用するらしい受け付けに礼を言って、アイオライトに接続されたタラップに足をかけて――。
ずん、と大地が揺れた。嫌な記憶が蘇る。慌ててブリッジまで駆け上がったシェイルに告げられたのは、予想通りの言葉だった。
「デトロリトルが攻撃されている」
艦長と副長が出払ったアイオライトの艦内が一気にぴりついた。
サイド1宙域に艦を進めたバックスは、アイオライトが停泊しているとの情報を得たコロニーをレーダー圏内に収めながらも手をこまねいていた。今のデトロリトルにJヒルトン自ら仕掛けることは危険だと十分理解しているからだ。“堕落の園”事件以降は管理体制が崩壊して危険分子の温床と成り果てた宇宙移民最初期のコロニーを叩けば、どんな蛇が出てくるか分かったものではない。できれば手持ちの戦力を使うのは避けたい。思索を巡らせるバックスのもとに朗報が届く。
「レーダーに感あり。3時の方向、距離2万。目視で部隊章を確認、サイド1解放戦線所属のサラミス改です」
棚からぼた餅、とはこの事か。腹の中で計算を始めながら、バックスはオペレーターに指示を飛ばす。
「通信回線を開け、音声だけでいい。私が直接交渉する」
サイド1の住民と確執を抱えているのは、ミンク・ラギッシュだけではないのだ。
「MSは出せるな? 全部出せ。コロニー内での戦闘になる、心得ておけ」
雑音だらけのスピーカーを通してサディンの声が飛んだ。戦闘配置に着いたオペレーターが表情を固くする。
「ガンダムはどうするんです」
あわただしく動くクルーの中にあって手持ち無沙汰なシェイルがサディンに噛みつく。驚いたような顔で自分を見つめる視線を背中に感じながら、シェイルは返答を待った。
「出せ。ただし、民間人の避難が最優先だ。敵との戦いは他に任せておけばいい」
最後まで聞く前に、MSデッキに向けて駆け出していた。
「アルドネさん、ガンダム出しますよ」
「おう、いつだって出せるさ」
もともと空いている数の方が多かったアイオライトのMSデッキでは、飛び入り参加のガンダムもハンガーに係留され整備を受けていた。ロンデニオン重工の社員がいるため、人手も十分すぎるほど足りている。
アポロニアスは今のところ、一見スタンダードなビームライフルの形をとっている。アルドネに言わせればどこの規格にも一致しないオンリーワンの代物らしいが。
「Eガンダム、シェイル・テストラータ。出ますよ」
アイオライトは港の中にいるため、カタパルトではなく通常歩行での発艦だ。前回の件で強力なGがかかることに少し恐怖を感じるシェイルとしては、嬉しいイレギュラーだった。
ガ・ゾウム、マリーネ・ズール、ヅダの発艦を待って港を離れる。
「ガ・ゾウムとヅダで始末する。ショウ、新入りと一緒に避難活動を手伝え」
コロニーの中心を通るメインシャフトの作業用通路から機体を出すと、眼下の大地で5機のMSが暴れていた。ギラ・ドーガ4、バウ1。
「散会」
サディンがいないMS隊においてリーダー格となるヅダのパイロット、トリニト・クリフレッドが号令をかけると同時に、ガ・ゾウムとマリーネ・ズールはスラスターを吹かしていた。慌ててマリーネの後ろを追いかける。急速に地面が近づいてきて、機体がガタガタと大きく揺れる。空気循環のために吹く風は存外強いもので、ガンダムをおそるおそる動かすシェイルにとっては大きな敵となった。
「シュミレーション通りにやればいい、落ち着けば失敗することはない。敵機と戦うわけじゃないんだ、気楽にいけよ」
軽々とマリーネを着地させたショウのアドバイスを実践すべく、大きく息を吸って、吐いて・・・。
「無理ですよぉ!! 」
自分でも驚くくらい情けない声が出た。シュミレーションをやったのは目が覚めてからのたった5時間、テスト前の一夜漬け並みに無茶なスケジュールなのだ。基本的な操作を一通りこなしただけ、教習所なら仮免だって貰えない。
「まどろっこしいな、もっと思い切りよくやれってんだよ」
その一言で何かが吹っ切れた。「どうなっても知りませんよ!! 」一声叫んで固く握りしめていた手を離した。V字型のアンテナが青々とした芝生に激突する寸前、フッと短く息を吐いて思い切りアームレイカーを手前に引っ張りこむ。ガンダムが巻き起こした暴風で芝が薙ぎ倒される風景、無機質なコンクリートのビルが並ぶ風景、続けて真っ青な空が見えて、一回転したのだと分かった時にはガンダムの両足が地面をしっかりと踏みしめていた。
「着地動作は機体のコンピュータに入ってるんだ、オートでやってくれるんだよ」
とんでもないGでうまく回らない頭の中に、ショウのからかう声が響く。要するに、手動操作はいらなかった訳だ。むしろ余計なことをした。
「まあそのくらいやっときゃ、怖いモンもなくなるだろ」
軽く言ってくれるマリーネの背中に殺意を覚えたのもつかの間、シェイルは目の前に広がる景色に圧倒された。
ギラ・ドーガの放つマシンガンの弾がアスファルトを、芝生を、コンクリートをえぐる。排出される空薬莢がごとんごとんと地面を叩き、逃げ惑う民衆のパニックを加速させてゆく。ヅダとガ・ゾウムに気づいた彼らがスラスターを吹かして飛び上がった後に残されたのは、まさに混沌、阿鼻叫喚。
「なんですか、これ・・・」
戦争。ニュースの中の世界。死者、重軽傷者、行方不明者。モビルスーツ。
戦うための道具の手綱を握るのは、自分。
「ん、コロニーに穴が空いてるな。・・・まああんなのがご丁寧に港から入ってくることもないか。新入り、とりあえず穴塞ぐぞ。トリモチの使い方は分かるな? 」
不穏なワードが脳裏に浮かぶのを振り払って、ショウのマリーネの後を追う。コンソールを叩いてトリモチ・ランチャーを呼び出す一連の作業を終わらせると、いくらか気持ちが落ち着いた。
穴は直径10メートルに及ぶ巨大なものだった。マリーネとガンダムのトリモチで手早く塞ぐと、頭上で展開するMS戦の状況を見ながら避難の誘導に移る。流石に“堕落の園”を経験したデトロリトルの住民は動きが速く、どうやらシェイルたちの出る幕はないようだった。
「じゃあ先輩方の援護にまわろうか。分かってるだろうが新入り、お前は手を出すなよ」
「分かってますよ」
指示を無視したらサディンに何を言われるか分かったものではない。それに着地も満足にできない素人が戦えるはずがないと、シェイルは冷静に考える。
幾筋もの曳光弾が尾を引く上空に参戦するマリーネを見送って、シェイルは彼らの戦いを見極めることに専念した。ベテランパイロットの実戦での動き、テクニック。自分でMSを操縦するようになった今なら分かる、繰り広げられている戦いは生半可なものではないのだと。
敵のギラ・ドーガは隊列を縦横無尽に変えながらヅダとガ・ゾウムを翻弄する。隙を突いてビームを射かけていたバウにマリーネが食いかかって、数の上では3対5。パイロットの技量には甲乙つけがたく、数で勝る敵が優勢に見えた。が、転機は予測できないものだ。
ガ・ゾウムのミサイルが弾幕を張る。距離を取るギラ・ドーガのうち最も足の遅い1機が、爆炎の中から現れたヅダのビームサーベルに沈んだ。浮き足立った敵が2機、3機と墜落する。コロニー内戦闘の鉄則として「核融合炉を破壊しない」とよく言われるが、その難しさはサディンから少しだけ聞いていた。ショウたちの戦いには、MSの爆発を怖れる素振りが全くない。それだけ己の技量に自信があるのだろう。やはり積み重ねられた経験は大きい力なのだと、シェイルは思った。
最後に残されたバウが分離する。最後のあがきもあっという間、前部をヅダのライフルが、後部をガ・ゾウムのミサイルが破壊して戦闘は終わった。時間にして10分足らず。
「他愛ない」
ふん、と鼻を鳴らすトリニト。ガンダムを含めた全機が港のアイオライトへときびすを返した時だった。
「まあ、待てや」
無線通信に割り込む声。途端にレーダーが多数の機影を捉えて警報を鳴らすがもう遅かった。辺りに20機以上のMSが展開している。
「オレらのコロニーの中で好き放題やってくれたもんだな。人質を痛め付けられたくなきゃあ、黙ってついてこいや」
画面に映し出されたのは、椅子に縛りつけられたサディンとヴォルトンだった。
Jヒルトンのブリッジに押し掛けたのは同じ位置に同じ紋章を抱く3人の男たち。トリニトたちが屠ったギラ・ドーガやバウのパイロットたちの仲間だ。
「援護してくれるっていうから情報を渡したんだ。うちのMS隊を見殺しにしやがって、どういうつもりだ」
彼らが殺気立つのも無理はない。理由は男の言葉通り、バックスの契約不履行である。男たちの援護を行うことを条件にサイド1、特にデトロリトル内の勢力図を知ったバックスは、悪びれもせずに言う。
「今回の目的はコロニー内に潜伏したサディン・キャディンの一派を炙り出すことにあった。それさえ成功すれば“ザーン・ブラザース”だの“スペースタイガー”だの味方する勢力はあるだろう。ああも派手にやらなければ、無駄な損失もなかったさ」
「貴様・・・ッ」
要するに始めから手を出すつもりはなかったのだ。煮え湯を飲まされた男が言葉に詰まる。そこへ、男たちの母艦から通信が入った。
「デュークレイ艦長、ベルネス・トラング帰還しました」
コロニーに潜入したMS隊の一員、バウのパイロットだった。
「MS隊は私を除いて全員が死亡。作戦目標は達成、現在サディン・キャディンを捕らえているのは“ビアンノ・ファミリー”一派です」
「現場のパイロットの方が、よほど状況を理解している」
デュークレイが答えるより先に、バックスが口を挟んだ。
「しばらく静観だ。面白いものが見られるかもしれん」
改題(たぶんもうしない)、そしていくつか編集。
U.C.0135 より話が進みます。整合性の取れてない箇所は修正したつもりですが、どこか漏れてるかも。
っていうか135年にもなって連邦はジェガンなんて使ってるのだろうか・・・?