何気にいつも何かのアニメのタイトルにちなんでタイトルをつけてきただけあって、これは筆者にとってかなり悔しい……
というわけで、よっかったらこの回のタイトルを募集しますのでよろしくお願いします。
テスト勉強という名の(バカどもの)試験前闘争
【6月 A組教室 HR】
美杉「皆さん、いよいよ来週からテストが始まりま~す。」
藤巻「ギャーーーーーー!!」
高松「ついに来ましたね……」
立華「そんなに騒ぐことなの?」
音無「さぁ?」
美杉「皆さ~ん、知っているとおり赤点二つで先生、補習を見なければいけません。」
全員『そっちかよ!!』
美杉「先生の夏休みの為にも、皆さん頑張ってくださいね♪」
全員『おーーーーーーいっ!!』
美杉「それでは皆さん、さようなら~♪」
全員『まてーーーーっ!!(怒)』
日向「スゲェ……プロサッカー選手並みのスルースキルだ……」
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【放課後 ギルド本部】
ゆり「遂に来たわね……私達の最大の敵が……」
姫野「いや、只のテストだよ?」
音無「普通に勉強すればいいんじゃないか?」
ゆり「何が『じゃないか?』よ!私達はアホの集まりなの!
テストなんて出来るわけ無いじゃない!!」
晶「それ、自分で言ってて虚しくならないか……?」
音無「とりあえず、そこから俺とかを省け。」
学校で行われる定期テスト、その日がついにやってきたのだ。
知っての通り、SSSはアホの集まりである。
当然、テストなんてできるわけが無い……と言っても皆が皆、頭が悪いわけではなく、竹山や岩沢、入江、そして音無も頭が良い。
そして、一学期中間テストで首位を独占した晶と姫野と立華は言わずもがなである。
ゆり「このままじゃ、夏休みも補習で行かなくちゃいけなくなるわ。何とかしなければ……」
音無「大人しく勉強しろよ!」
関根「じゃあ皆で集まって勉強会しようよ!」
ゆり「それは良いわね!!場所は長谷川君の家で。」
晶「ちょっと待てっ!!」
入江「晶さんのお家で……」
岩沢「晶の家で……」
岩・入『ぜひやろう(やりましょう)!』
晶「ちょっ!岩沢と入江まで…姫野!」
姫野「いいんじゃないかな?皆でやれば楽しいし。」
最後の頼みの綱、崩壊。
ゆり「決定ね。明日の9時、長谷川君の家に集合。解散!」
晶「ああもうどうにでもなれ!」
────────────
【翌日9時 長谷川宅居間】
翌日、俺の家で勉強会が始まろうとしていた。
晶「とりあえず全員成績見せろ。」
全員には、昨日事前に各教科の小テストを持ってくるよう言ってある。
晶(まぁこれぐらいならなんとかなるか……)
小テストの成績は思った程は悪くはなく、ホッとしたのも束の間。
最後に4つの(それも原子爆弾級の)爆弾が投下された。
晶「野田と日向とユイ!お前等は壊滅的すぎだ!!なんだよ、全教科10点未満って!!
そしてTK!なんで英語が0点なんだよ!!」
野田「ふん!!勉強なんて将来使わん!!」
晶「今現在必要なんですけど!?」
日向「やろうと思っても、頭が働かなくてな……」
晶「お前の場合、頭すら働かそうとしてないだろ!!」
ユイ「私はほら、ガルデモの練習あるし~…」
晶「ユイは少し岩沢を見習え!!岩沢はユイと同じくギターやってるが成績良いだろ!!」
TK「……」
晶「黙って誤魔化すな!!」
大山「あのTKがダンスを止めらてる!?」
高松「余程、図星を的確につかれたようですね。」
晶「はぁ…入江、ユイと関根に教えてやってくれ。後は、俺と姫野、岩沢それと音無で教える。」
音無「俺は教える側なのか?」
晶「中3学年2位が何を言ってんの!?
後で立華と直井が合流するから、またその時に組合わせを変える。」
ゆり「とりあえず、それぞれ別れて始めましょ。」
晶「それもそうだな。」
と言っても、結果は見えてるけど。
──────────30分後……
それぞれ、4人ずつほどに別れ勉強を始めることになった。
晶のグループは日向、遊佐、椎名の3人だ。
晶達のグループはまず手頃な国語から始めたのだが………
日向「ふぎゃーーーーーー!!」
晶「早くも壊れたか…」
ほら、こうなった。
開始早々、一問目で日向がショート。
その隣で、遊佐と椎名は黙々と問題を解いている。
日向「全く意味が分からん!!」
晶「どこが分からないんだよ。」
日向「こことここだ。」
晶「えっと…こっちは言葉の意味よりも、なんでそれを問題にたかを、考えろ。」
日向「…………登場人物の心情を気にさせたいのか?」
晶「そ。で、こっちは書かれている文章の時系列をよく確認しろ。
この問題は過去と未来に起きたことが逆に書かれているから……」
日向「前からじゃなくて、後ろから探すのか!」
晶「後はもう分かるな?で、遊佐と椎名、 そのページできたら教えてくれ。
その間、俺は自分のやってるから。」
遊佐「はい、先生。」
晶「先生はやめろっての。」
遊佐(晶さんの教え方って厳しいというより、むしろ親切だし、『教えすぎない』し…)
晶「ん……、ふん、ええと……」
遊佐(その上で、合間合間にきちんと自分の勉強進めてくれますから、『邪魔してる』なんて
余計なことを、考えずに済んでいますし……)
晶「……なに?」
遊佐「あ、いえ、なんでもありません…」
晶「そ。それじゃまた分からない所があったら呼んで。」
遊佐「はい。」
それから、しばらく後……
ピンポーン♪
晶「ん?」
立華「来たわ。」
直井「来てやったぞ愚民ども!」
――――――
立華と直井が来たのでメンバーチェンジ。
今はゆりと松下を教えている。
いるのだが……
松下「晶、これは違うのか?」
晶「どれどれ……」
問:『どんより』を使って20文字以内の文を作りなさい。
答:うどんより蕎麦が好きだ。
晶「誰がトンチ効かせろって言った!?単語をそのまま使えばいいんだよ!」
ゆり「長谷川君、この問題なんだけど…」
晶「ん?」
問:登場人物Aの心情を30文字以内で答えなさい。
答:そんなもん知るか。
あー……なんというか……
晶「お前はバカ以前にその思考回路をどうにかしろ!!」
ゆり「登場人物の心情なんて、私が知る訳ないじゃない!!
知りたきゃ書いた奴に聞けってのよ!!」
晶「それを文から考え読み取る問題なんですけど!?」
ま、こんな調子である。
────────────
晶「ふう……次は数学か……」
入江「あの晶さん。ちょっと…」
晶「ん?どうした?」
入江に呼ばれて晶が見に行ってみると、ユイが頭から煙をあげていた。
晶「何があったんだ…?」
関根「みゆきちが教えてたら突然糸が切れたように……」
ついに、充電が切れたか……
晶「はぁ……一度休憩にするから休憩。」
するとアホ達は糸が切れたように一斉にその場に倒れ伏した。
晶は飲み物を取りにキッチンに向かう。
晶「コーヒー淹れたから、ミルクや砂糖は好みで入れてくれ。」
岩沢「晶は何も入れないんだな。」
姫野「毎回思うけど、苦くないの?」
晶「ああ。こっちの方が飲み慣れているからな。」
ひさ子「入江は何飲んでんだ?」
入江「………コ、ココア……」
ひさ子「なんでだ?」
晶「コーヒー、苦いからだとよ」
岩沢「ハハハッ!!」
入江「……//////」
関根「ま、みゆきちらしくっていいんじゃない?」
入江「し、しおりん!!それどういうこと!?」
関根「さぁねぇー♪」
晶「可愛いってことじゃない?」
入江「か、可愛……」シュボッ!
関根「わわわ!!みゆきちが真っ赤に!?」
高松「晶さん、やり手ですね…」
日向「いやアイツは―――」
晶「お、おいっ!?なんでいきなり真っ赤になってんだ!?」
日向「ただの天然の唐変木だよ。」
全員『あー…………』
晶「な、なんだよみんなして…」
遊佐「いえ別に…」
椎名「あさはかなり。」
──────────
あれから9時間、昼食や小休憩を挟みながらも全教科の勉強を終わらせた。
もう夕方の6時30分。今日は日が暮れるまで、テスト勉強に励んだ。
晶「………ふむ」
全員のノートを見ると、晶は鼻から息をつく。
晶「なんだかんだで、みんなできるようになってるな……。
これならそれなりの点数取れるだろ。」
姫野「みんな、頑張ったからね~。」
日向「もう……無理……」
ユイ「今までで一番頭使った…」
藤巻「いやーまじで助かった!」
松下「それよりも腹が減った…」
ゆり「長谷川君……ご飯」
この女は、家を食堂か何かと勘違いしているのではないだろうか。
晶「分かったから、座ってろ。」
姫野「長谷川くん、手伝うよ。」
入江「私も手伝いますね。」
晶「悪いな。それじゃ、二人とも野菜切ってくれ。」
姫野「何を作るの?」
晶「カレーだ。」
入江「どうしてですか?」
晶「あぁ、それはな――」
晶は倒れ伏している奴等を指し…
晶「早くしないと、いつ暴走するか分からんからだ。」
入・姫『あぁ…確かに……』
二人とも納得したようだ。
――――――30分後………
晶「出来たぞー」
ゆ・松『ハヤククワセロ…!!』
猛獣か貴様らは!!
晶「分かったから落ち着けって!カレーは無くなったりしないから!!」
入江「熱いので気をつけてくださいね。」
姫野「ちなみに種類はチキンカ───」
ゆ・松『おかわり!!!』
全員『早っ!!』
晶「…て言うか、お前らは少しぐらい遠慮しようとかいう気は無いのか?」
無いだろうな……見れば分かる、目が完全に血走ってる。
岩沢「お前も大変だな……」
晶「まぁ、でも俺はこっちの方が好きだけど。
俺が産まれた後も、すぐにおばあちゃんに預けられたし、こんな言い方したらおばあちゃんに
悪いけど、あんな田舎だと大人数で食事する機会なんてなかったからな…」
岩沢「そっか……ま、今はそれよりもテストだけどな。」
晶「みんなしっかりやったんだ。後はそれぞれの努力次第ってとこかな。」
岩沢「お互い頑張ろうな。」
晶「ああ。」
─────────
【二日後 期末試験1日目】
いよいよ、期末試験が始まった。
俺達一年生にとっては、二度目になる天上学院での学力考査。
未だ慣れないことの多いこの環境で生徒として試される二度目の機会だ。
藤巻「っっかあっ、マジムズいって!おい晶、お前最後の問題できたか?」
晶「やりはしたけど……どうだろうなぁ…」
大山「あの問題はオニだったよ…でも、あれ以外はなんとかなったよね。」
岩沢「ほら、終わったのを悔やんでるより、次のやつを見直したらどうだ?」
─────────
直井「絶対貴様みたいな奴より、私の方が出来ている!」
ゆり「そればっかりは、答案が返ってこないとなんとも言えないわね。」
日向「こういう話で盛り上がってると、なんかいかにも出来ない奴らっぽいよな……」
直井「黙れ愚民っ!!」
ひさ子「ユイは静かだな。」
ユイ「私は…もうだめ…です…さようなら……ガクリ…」
ゆり「下がいるってホッとするわね……」
日向「ありがとう、ユイ……君のことは忘れない……」
ユイ「私ホントに死ぬみたいですねっ!?
ていうか、恋人に対して何すかその言い草はっ!!」
日向「戦いは常に非情なのさ!」
ユイ「見捨てられたっ!?」
立華「うるさい……(怒)」
音無「あんまり騒ぐと、覚えたこと忘れるぞ。」
ユイ「まさかの追い打ち!?」
─────────
【試験日二日目 中学3年C組】
関根「さすがテスト期間。みんな生き生きした顔をしてるね♪」
女生A「いや、死んだ魚って感じだから。」
入江「悪いんですか?」
女生A「良くはない。」
女生B「すごい…何故か自信たっぷりに答えてるよ……」
女生A「何があろうと悪あがきはしない。」
入江「割り切ってますね……」
女生A「私、山を当てるの得意だし。今回も当たったし。」
関根「当たってんの!?」
女生A「バッチリ」
入・女B『(凄いのか凄くないのか分からない……)』
─────────
【期末試験三日目 高校1年A組】
――そんな風に。
美杉「はい、ではこれにて終了です。」
全員『お疲れ様でしたーーっ!』
3日間は厳しくも賑やかな調子であっという間に過ぎ去った。
─────────
ゆり「それでは―――」
全員『お疲れ様でしたっ!!』
試験が終わり、食堂で打ち上げの乾杯。
自動販売機のジュースだし、紙コップだから合わせても景気のいい音はしないが、そこは気分とい
うやつだ。
関根「いや~終わったねぇ♪」
晶「で、肝心の手応えは、どうだったんだ?」
ユイ「うっ……………」
日向「それを言われると……」
野田「知らん!」
晶「すまん、お前等に聞いた俺がバカだった。」
姫野「あはは……私はいつも通りだったよ。」
音無「俺もいつも通りだな。」
立華「私も……」
ゆり「私はおかげさまで、よかったんじゃないかしら。」
松下「うむ!」
直井「不本意ではあるが、私も思っていた以上に手応えがあった。」
高松「さすが天上のテストだけあって、難しくはありましたが。」
それぞれに、一仕事終えた顔を交わす。
ひさ子「でも今回は、いつもよりリラックスしてできた感じはするな。」
遊佐「それはありますね。」
入江「いつもはもっと、ピリピリした空気が立ち込めてたからね…」
関根「岩沢さんなんか、いつもだったら『近づいたら殺す』みたいなオーラが出てましたし~♪」
岩沢「ほ、ほっとけ!」
晶「ふぅん……」
遊佐「もしかしたら、戦線メンバーが来たからかもしれませんね。」
竹山「つまり『戦線メンバーは緊緊張感がない』と。」
立華「無いの?」
音無「いやいやいや!」
岩沢「無いのは晶だけだ。」
晶「うわ、そう来る!」
みんな笑う。
みんなで、笑う。
だから、嬉しくて俺も笑う。
晶「まあでも……こっちはいつもより、いい意味で緊張できたよ。」
岩沢「もっと緊張した方がいい」
関根「岩沢さんは緩みまくりでしたけどね♪」
岩沢「ひさ子、関根連れてくぞ」
ひさ子「了解♪」
関根「へ、え、あれ?なんで?」
入江「さぁ……?」
岩沢「さて、みんな練習するぞ。
関根は私がみっちり、きっちり、厳しく指導してやるから、楽しみにしてろ?」
関根「……私に拒否権は?」
岩沢「あるわけないだろ?」
いつぞやゆりが見せた、顔は笑っているが目が笑っていない、いわゆる般若の顔を覗かせる恐ろし
い笑みを岩沢は浮かべていた。
関根「あのー…誰か?……」
関根がすがるような目で見てきたが無視。
あの顔をしている奴には近づかないと決めているのだ。
関わってもろくなことがない。
『君子危うきに近寄らず』、だ。
関根「ちょっ!?誰かぁぁぁーーーーーーーーーーー!!」
よって、関根はガルデモの練習室に強制連行となったのであった。
ちなみに、勉強会をした甲斐があり全員補習には掛からなかった。