今ツイッターで厨二病乙☆とかスレが80万ぐらいたった気がしたが、え~い黙れ黙れ!!
とりあえず、『ニライカナイ12体目ゲット☆』(パ○ドラ)というメールが来て部屋中に音が響くほど歯ぎしりしながらこの文章打ってます。
ああ……早くやりてえ……
キャンプという名のテンペスト
【5月初期 旧学院長室】
ゆり「ってわけで明日、キャンプをするわ!」
日向「相変わらず唐突だな!!」
藤巻「しかも、ってなんだよ!」
ゆり「明日から一泊二日だからちゃんと準備すること!」
日向「スルーっすか!?てか泊まり掛けかよ!!」
晶「何度でも言うが、ゆりに何言っても無駄だぞ。」
音無「それでメンバーは花見の時と同じか?」
ゆり「ええ、そうよ。」
音無「それなんだが、今回初音は無理だ。」
関根「社会科見学ですね?」
音無「ああ。」
ゆり「それじゃ仕方ないわね。となるとコテージは4つだから5、6人で1つ、寝る時はそこで。
料理は各自、自分で作ること、それじゃ解散!」
───────────────
晶「音無、組もうぜ。」
音無「ああ、いいぜ。」
ゆりの話が終わった後、俺は音無に声をかけた。
もちろん、キャンプのメンバーに誘うためだ。
晶「後3人か…」
姫野「ううん、後2人だよ。」
晶「ん?…ああ、そういうこと」
立華「よろしく。」
音無の横には、いつの間にか立華がいた。
やっぱり、まだこの環境に慣れないようだった。
晶「後2人か…」
音無「まあ、誰でもいいだろ。」
晶「そうだな……遊佐!」
部屋の隅で無線の調子を確認していた遊佐に声をかけた。
遊佐「なんでしょう?」
晶「俺達と組んでくれないか?まだ慣れていない立華がいるから、なんかあった時のためにすぐに
対処できるようにしときたいんだ、いいか?」
遊佐「はい、構いません。(長谷川さんと一緒……)」
遊佐は快く承諾してくれた。
基本あまり目立たない遊佐だが、こういう時は誰よりも役に立つ。
音無「さて、後一人は…」
姫野「みゆきさんを呼んでみたら?」
音無「みゆきさん?」
晶「ん?ああ、入江のことだよ。でも、そうだなぁ……呼んでいいか?」
音無「ああ、構わないぜ。」
晶「よし。入江は…いた!」
入江がちょうど部屋から出ていくのが見えた。
晶「おーい、入江!」
入江「ふぇ!?…は、はい!」
晶「入江は誰と組むか決まってるか?」
入江「い、いえ!まだ、決めてまんけど……」
晶「良かった。それじゃ、俺達と組まないか?」
入江「えっ!?晶さんとですか!?いいんですか!?」
晶「こっちから頼んでるだから、いいに決まってる。」
入江「そ、それじゃ!よ、よろしくお願いします!」
晶「ああ、こちらこそ。」
これでキャンプのメンバーが決まった。
───────────────
【翌日 キャンプ集合場所】
集合場所にきて待っている俺達の前には般若と化したゆりがいる。
遅れているのは日向だ。
只今、朝の5時50分。集合時間は5時20分。
30分も荷物を持ったまま待たされりゃ、誰だってイラつく。
そして、ゆりは…
ゆり「………」(ゴゴゴゴゴゴッッッ!!!!)
晶「(かなり殺気立ってるな。)」
音無「(仕方ないだろ。こんだけ待たされりゃ、ゆりじゃなくてもああなるさ。)」
晶「(そりゃそうか…)」
周りを見ると、皆も少なからずピリピリしている。
と、そこへ…
日向「わりー、遅れた!」
全員『いっぺん死ねぇぇぇ!!』
日向「ヘ!?いや!?ちょっ…」
バキッ!ゴキッ!ドカッ!
来た瞬間、全員が日向に突撃していった。
日向「な…なん…で…ぐふッ!?」
ゆり「一応聞いておくわ。なんで遅れたのかしら?」
顔は笑っているが目が全く笑っていない。
怒りを抑えているのがまるわかりの表情だ。
藤巻「こんだけ待たせたんだから、そりゃ大層な理由があるんだろうな?」
野田「貴様!!よくもゆりっぺを待たせたなッ!!」
松下「とりあえず落ち着け。」
高松「彼にも何か理由があったのでしょう。」
日向「いや、普通に寝坊した。」
スッ…ガチャ!
寝坊、と聞いた瞬間、ゆりは足に隠していた拳銃(なぜ持ってる!?)を日向に向かって構えた。
ゆり「お前はここで死ねぇぇぇぇぇぇえええええ!!!!!」
晶「ちょ!?…皆ゆりを抑えろ!!キャンプ前に地獄に行っちまう!!」
藤巻「わ、わかった。」
松下「よし!」
TK「you are shoot♪」
椎名「あさはかなり!」
その後、何とかゆりを抑え込みキャンプ場へと出発することができた。
何人の犠牲者が出たかは想像にお任せしよう。
────────────
【天神駅 電車内】
ユイ「皆で旅行はやっぱりわくわくしますね。」
日向「目一杯遊ぶぜ!!」
藤巻「これで宿題がなかったら、後顧の憂い無く遊べるんだがな…」
関・ユ『遊ぶ時は宿題の事は忘れるべし!それが休日の生き様ッ!!!』
高松「辛い事から目を逸らすわけですか…」
岩沢「駄目だろ、それは。」
関根「後でちゃんとやるから大丈夫☆」
晶「ちなみに俺は宿題終わってたり。」
姫野「私も終わってるよ?」
音無「俺も終わってる。」
立華「私も。」
日・藤・関『写させて!!』バッ
大山「ちゃんとじゃない!?」
椎名「あさはかなり…」
とか言いながら、ちゃっかり終わっている椎名さんであった。
────────────
【40分後】
ひさ子「乗換駅で長く停車するみたいだな。」
藤巻「俺達は乗り換えないし、のんびりいこうぜ~。」
高松「目的地まで、後は乗っていればいいんだけですしね。」
音無「免許取ったら車ででも来てみたいけどな。」
晶「そうだな。」
岩沢「ん?晶、何処行くんだ?」
晶「ああ、ちょっと―――」
日向「決められたレールを外してくるんだろ?たまには自分で考えて動け、と。」
晶「大事故だな!!てか、飲み物買にいくだけだよ!」
────────────
晶「もうすぐ出発だな……入江は?」
竹山「さっき出かけましたよ。」
岩沢「売店に行ってまだ戻ってきてないな。」
ひさ子「携帯は―――」
ピロピローン♪ピロピローン♪
携帯は座席の上にあった。
関根「持ってないね……」
音無「捜した方がよくないか?」
姫野「化粧室かもしれないから、見てくるね?」
晶「ああ、頼む。」
関根「みんな大丈夫!!!」
ひさ子「な、なんだ?」
関根「みゆきちは皆の心の中に居るんだよ…」
日向「ああ、そうだな!」
晶「心には居ても此処には居ないぞ、こら。」
────────────
日向「お、入江帰還だ。」
入江「地方限定のお菓子買ってきゃいました。」
音無「ん?」
立華『居ない…』
コン、コン
音無「奏、入江戻ってき――」
『扉閉まりまーす』
プシューーーー
全員『え?』
立華「……」
ガタ…ン ゴト…ン
音無「っ!?晶ッ!!」
晶「はいよ!」
音無の声に応じて窓を開ける。
入江「た、立華さんが――!!」
大山「って、窓開けてどうするつも―――」
音無「後で合流な。」
そう言うやいなや、音無は走り出そうとしている電車の外に飛び出した。
入江「キャーーーーーーー!!」
日向「音無ーーーーーーっ!!」
ユイ「なんばしとっとーっ!!」
藤巻「なんで止めないんだ!!」
晶「まあ、落ち着け。知らない駅で女の子一人にする訳にはいかないでしょ。」
入江「あ…」
ひさ子「そんな事言われたら責められないじゃないかよ。」
遊佐「晶さんも音無さんも優しいんですね。」
姫野「で、でも……これって優しいのかな?」
椎名「あさはかなり…」
晶「何故ッ!?」
───────────────
【音無視点 乗換駅】
バッ!トッ!シュタッ!!
立華「…ッ!!結弦!?」
ぎりぎりだがなんとか無事に着地できた。
立華「何をしているの?飛び降りるなんて…」
音無「折角、皆でキャンプに来たのに、こんな所で一人になっちゃったら寂しいだろ?」
立華「気にしすぎよ…」
音無「だけど、奏はギリギリまで入江を捜してたよな?」
立華「……」
奏はそれきり何も責めなかった。
立華「それより、ゆり達は大丈夫かしら……」
音無「向こうは晶と姫野がいるし大丈夫だろ。」
立華「…もしかして結弦が来たのは、女の子を一人にしない為、というのもあるのかしら?」
音無「っ!?」
立華「…?」
音無「ま、まぁそうなんだけど、改めて言うのはなんか恥ずかしいな…」
立華「そう…」
俺も奏も顔を赤くしたまま、しばらく何も話さなかった。
───────────────
【晶視点 降車駅】
音無「お待たせ」
次の電車で音無と立華がやって来た。
入江「音無さん大丈夫ですか?」
高松「ホントに驚きました。」
遊佐「まったくです。」
立華「もうあんな事しちゃ駄目。」
音無「ああ。」
ゆり「まったく…見てるこっちが心配でどうにかなりそうだったわよ。」
晶「だな、俺も内心ちょっと焦ったし。」
遊佐「晶さんは間違いなくノリノリでした。」
藤巻「だな。」
大山「でしたね。」
椎名「あさはかなり。」
───────────────
【キャンプ場コテージ】
直井「音無さーーーーーん!!!」
サッ…
姿を見るなり満面の笑みで走ってきた直井を、音無は華麗に避ける。
そして、結果的に音無の後ろにいた日向に抱きつく形となり……
日・直『ぎゃーーーーーッ!!』
二人して絶叫する羽目になった。
で、何故直井が此処にいるのかと言うと、じゃんけんで日向に負けたため、先に行って4つある
コテージの掃除を言い渡されたのだ。
ゆり「二人とも何してるのよ!直井君、早くコテージに案内しなさい!」
直井「うるさい!!音無さーーーーーん!!」
今日の直井はかなりしつこい。
音無と会えなかったために禁断症状が出ているようだ。
サッ…
まぁ、結局避けられる訳だが。
バシッ!!
ゆり「いいから、さっさと案内する!」
そして、後ろのゆりに叩かれて無理やりコテージに案内させられていた。
───────────────
【晶グループ 第一コテージ】
音無「部屋割りはどーする?」
晶「ん~…そーだなぁ…」
遊佐「皆で雑魚寝しますか?」
立華「……」
入江「そそ、そそそそれは流石に恥ずかしいですっ!?」
姫野「私もそれはちょっとはずかしいかなぁ……」
入江「ちょ、ちょっと!?」
音無「男女別でよくないか?」
遊佐「入江さんと立華さんと姫野さんの寝顔をじっくりと堪能できますね。」
姫野「それは男の子が言うセリフなんじゃ……」
入江「な、なんだかこっちも恥ずかしいです…」
立華「…ちょっと恥ずかしい」
遊佐「それでは無害そうな晶さんと同じ部屋で寝ては?」(不本意ではありますが…)
入江「無理ですーーーーー!?」
立華「……結弦となら……」
音無「ん?どうした、奏?」
立華「…なんでもないわ。」
姫野「こらこら。」
────────────
晶「それじゃ、近くの川で食料調達しながら遊ぶか!」
音無「釣りか?」
立華「…私、釣りは初めてよ?」
入江「わ、私もです。」
遊佐「それは大丈夫です。ゆりっぺさんが釣りの達人を呼んでありますので。」
晶「ほう、ゆりにしては準備がいいな。」
遊佐「ゆりっぺさんに釣れなければ爆弾を投げ入れる、と言われましたので。」
姫野「ボンバー漁は犯罪だよ!?」
音無「あいつはホントにろくなことしないな。」
入江「こ、怖いです…」
立華「自然環境の破壊は駄目よ?」
晶「正論だな。」
────────────
【全員集合 川の畔】
ゆり「さーて釣るわよ!!」
日向「よっしゃーーーーっ!!」
藤巻「釣りまくってやる!!」
ひさ子「元気だな!」
斎籐「おーしお前らよく聞け!」
この斎籐さん、通称フィッシュ斎籐は名の通りゆりが呼んだ釣りの達人だ。
斎籐「まず、始めに川では――」
ゆり「どうでもいいから、さっさと餌付けて竿渡しなさい!」
大山「呼んだのにまさかの邪魔扱い!?」
高松「結局、只の荷物運びですね。」
岩沢「可哀想だな…。」
椎名「あさはかなり。」
結局、初心者には経験者が教える羽目になった。
入江「む、虫は嫌いですっ!!」
姫野「やっぱり擬似餌の方がいいんじゃない?」
入江「ぜ、ぜひっ!!」
立華「…こう?」
音無「うん、あってる。後はこう、狙った場所に投げ入れるればいいんだ。」
隣では音無が立華に教えている。
ああ見えて、飲み込みは早いようだ。
立華「…それ。」
立華が思いっきり竿を振りかぶり――
ガッ!!
竹山「え……?」
ヒュンッ!!
竹山「ぎゃーーーーーーっ!!」
なんの偶然か竹山の服に針がかかり、そのまま川へと―――
ボッチャーンッ!!
竹山「あばばばばばばばば!?」
ゆり「あはははははははは!!」
日向「わはははははははは!!」
晶「笑ってないで助けろ!!」
その後、立華に一本釣りでリターンされた。
人釣るって、どんな腕力してんだよ……
────────────
【2時間後―――】
しばらくすると、未経験者組もコツを掴めてきたのか、チラホラと釣れるようにはなった。
が、しかし……
藤巻「くっそー釣れねぇ!!」
野田「がーーーーっ!!!だから嫌いなんだ、こういうのは!!!」
ゆり「魚いないんじゃないの!」
そう、未経験の関根やユイだけでなく、釣りが得意な松下やTKを筆頭に、釣りの達人であるはず
のフィッシュ斎籐でさえ3匹しか釣れていないのである。
椎名「…ふっ!」ヒュン!
唯一、釣竿関係なしにバーベキュー用に持ってきた金串で魚を捕っている椎名だけは6匹7匹と
順調に数を伸ばしてはいるが、いつもの椎名にしては少ない。
さて、グダグダと今の現状をお伝えした訳だが、結果的にこの事態の原因は既に分かっている。
というか、分からずを得ない。
ばちゃ!ばちゃ!ばちゃ!ばちゃ!ばちゃ!ばちゃ!
なにせ、ある人物が垂らす糸の周りで一斉に逃げ惑う魚たがはっきりと見えているからである。
ついに、全員イライラに耐えかね、糸を垂らしている人物の方を見る。
全員『………』
ゆり「何?私に何か用?」
竹山「いえ…」
そう、魚から逃げ惑われていたのはゆりであった。
ついにこいつは山奥の小川で平和に生きていた淡水魚たちにさえ、恐れられる存在になったようで
ある。
おい、魚たちに何をした。
日向「これじゃ、釣れるもんも釣れねえよなあ……」
ひさ子「ゆりが糸を垂らすと魚が逃げてくからな……」
大山「ゆりっぺには言えないよ……」
高松「暴れられたら手に負えませんからね…」
ちなみに……
・現時点で捕れた魚数
ゆり班(ゆ・野・高・竹・TK) 1匹
藤巻班(藤・大・松・ひ・椎) 3匹+8匹(椎名にぶっ刺された憐れな魚たち)
日向班(日・ユ・岩・関・直) 2匹
晶班(晶・入・遊・音・立・姫) ?匹
…と、こんな感じだ。
一方、こちらは別の場所で釣っていて、つい今しがた戻ってきた晶班のメンバー。
大山「これじゃあ、夕飯用の魚も釣れないよ……」
姫野「ん?魚ならちゃんと釣れるよ?」
入江「そうですよね…?」
晶「ほら、大量だ。」
俺達は、音無と立華が別の場所に釣りに行ったため数は把握できないが、三人だけでも10匹は
釣れている。
日向「どんだけ釣れてんだよ!」
大山「(言いたい!!釣れないのはゆりっぺの行為だと!)」
日向「…!そうだ…!!」
日向「おーい、晶ーー!!」
晶「んー?」
日向「ちょっとコレ使ってみないか?」
晶「……何これ?串?」
日向が渡してきたのは椎名が使っているバーベキュー用の金串だった。
晶「コレどうすんだよ…」
日向「晶だったら、椎名みたいに投げて魚捕れそうと思ってな!!」
晶「こうか?」
ビシュッ!!
晶「なーんて、できるわけないだろ。」
日向「だよなぁ…」
ぷかーー…
全員『オイオイオイオイ!?』
晶・日『わぁお…』
何事も挑戦する事が大切だと学んだ瞬間であった。
日向班・晶班 各4匹追加
と、そんな馬鹿らしいことをしていると……
入江「わ、わ、わ!!引っ張られてます!?」
晶「おっ!!」
ユイ「わぉ!!」
見ると、入江の竿が急激にしなっている。
それでも折れないところは、流石釣りの達人の竿と言うべきであろう。
関根「みゆきち、急いで釣り上げて!!」
入江「え、え!?これもう釣れちゃってるんすかっ!?
どどど、どうすればいいんでしょう!?」
藤巻「急がないと――――」
ユイ「急がないと――――」
悪乗りする二人が不穏な空気を纏いながら止めの一言。
藤・ユ『引きずり込まれるよ…』
入江「えぇぇぇぇぇぇぇぇ!?」
晶「一体何がかかったんだ!?」
音無「妖怪か!?」
ちなみに、入江が釣った魚は(あれだけの引きだったのにも関わらず)今日一番の『小物』だった
ためリリースとなった。
────────────
【さらに1時間後―――】
ゆり「一旦みんな集合よ。」
しばらくして音無達も帰ってきた頃、ゆりから集合がかかった。
野田「みんな揃ったようだな!」
日向「いや、なんでお前がしきってんだよ!」
野田「なんだと貴様!文句でもあるのか!!」
ゆり「はいはい、うるさい!!それでみんな、どれだけ釣れたか見せなさい!!」
・釣った魚数
ゆり班(ゆ・野・高・竹・TK) 4匹
(0+2+0+1+1)
藤巻班(藤・大・松・ひ・椎) 17匹
(2+0+2+0+4)+9(弱肉強食の概念無視の忍者に捕まえられた憐れな命)
日向班(日・ユ・岩・関・直) 11匹
(4+1+0+1+1)+4(挑戦することの大切さを教えてくれた尊き命w)
晶班(晶・入・遊・音・立・姫) 33匹
(8+2+3+4+7+5)+4(訳が分からず適当にやったら捕れてしまった報われない命)
まあ、ツッコミは置いといて。
晶「こんな感じだな。」
日向「お前らおかしいだろ!!」
松下「初心者二人いたはずだが……」
岩沢「入江が2匹も…」
晶「頑張ったもんな。」
入江「え、えへへ♪」
ゆり「奏ちゃん、ホントに初めてなの…?」
立華「…そうだけど?」
高松「とても初心者の腕とは思えませんね…」
椎名「あさはかなり…」
いや、あなたが一番捕ってますからね、椎名さん!?
ゆり「ねえ、あなた達…」
晶「なんだ?」
ゆり「少し分けなさい。」
晶「やだ。」
ゆり「なんでよ!?」
晶「それがものを頼む態度か?」
ゆり「わ、分かったわよ!わ、分けて、ください…」
晶「始めからそう言え、ほら。」
ゆり「あ、ありがと…」
日・藤『私めにもお分けくださいませ、晶様!!』
ひさ子「キモッ!!」
ユイ「キモいですね♪」
晶「なんか逆に分けたくないな……」
日・藤『なんでだよ!?』
晶「嘘だよ、ほら。」
日・藤『ありがたき幸せ!!』
松下「キモいな!」
竹山「キモいですね。」
直井「ふんっ!!これだから愚民は…」
日向よ、こいつには一匹たりともやるな!
日向「ぼちぼち昼だし、昼飯にしねえか?」
ゆり「そうね。それじゃ各班昼食をとった後、夜8時まで自由行動。各自解散!!」
全員『おう!!(はい!!)』
────────────
音無「さてと、俺達も魚焼くか。」
姫野「結構量あるね……」
遊佐「魚は誰がさばきますか?」
晶「俺やってくるよ。生臭さとか女の子は嫌だろうし。」
音無「それじゃ、俺は炭火と道具持って来るよ。」
入江「私達はお弁当用意しておきますね。」
晶「ん、よろしく。」
遊佐「時々思うのですが……」
入・立・姫『?』
遊佐「お二人の優しさに女の子の家庭的なアピールチャンスをほのぼのDEADされている気が
するのですが…」
立華「!?」
入江「あ、あはは……」
姫野「それがあの二人の良いところなんだから、ここは素直にお任せしましょ?」
遊佐「そうですね。」
姫野「(でも、時々は私たちも頼って欲しいな……)」
────────────
晶「出来たぞ~」
音無「お、出来たか。」
立華「美味しそうな匂い…」
姫野「うん、よくできてる。」
入江「美味しそうです――」
くぅーーーーー……
立華「……」
遊佐「……」
姫野「カワイイ音。」
入江「はぅううう―――っ!!」
晶「女の子らしいキュートな空腹音だったから恥ずかしがる事ないんじゃないか?」
入江「で、でもやっぱり恥ずかしいです!!」
日向「お取り込み中のところ悪いが―――」
音無「ん?どうした、日向。それに皆まで……」
って、大体想像できるけど!!どうせこう言うんでしょ!!
全員『魚さばいてくれ!!』
ほら来た!!
晶「全員できねぇのかよ!!」
音無「松下は料理出来たはずだよな?」
松下「肉と麺類はな。」
大山「何作ろうとしたのか一目瞭然の料理スキルだね!?」
晶「面倒だから、いっそのこと全員で食べるか。」
ゆり「そうね。」
姫野「お魚、さばくの手伝おうか?その量だし…」
入江「わ、私も手伝います!!」
晶「それじゃあ、ちょっと手伝ってもらおうかな。」
姫野「うん。」
入江「はい!」
────────────
晶「ほら、焼けたぞ!」
藤巻「腹へったーーー!!」
日向「うまそうーーー!!」
姫野「こっちも焼けたよ~!」
岩沢「お♪炙り焼き!」
ひさ子「美味そうな匂いだな♪」
関根「それでは、さっそく…」
全員『いただきます!!』
晶「ホイル焼きも作ってみたから食べたい人、どうぞ。」
ユイ「わ~い♪」
岩沢「(そんなモノまで…)」
ひさ子「(なんか、女として負けた気が…)」
立華「………(ハムハム)」
関根「(このままでは女の恥!!ならば、焼け具合ぐらい見抜く!!)」
関根「そろそろ食べ頃と見た!」
姫野「それ、まだ半生だよ?」
入江「もう少し焼かないと…」
関根「……」
立華「………(ハムハム)」
全員『……』
関根「笑わば笑え!!!」
全員(立華以外)『ッ!?』(ビクッ!!)
晶「そんな瞬発ギレされても…」
椎名「あさはか(パクッ)なり…」
大山「ついに食べながら!?」
姫野「汚いから、食べながら話さない。」
椎名「(ゴクッ)あさはかなり!!」
大山「リピートした!?」
立華「…美味しい(ハムハム)」
音無「奏は黙々と焼き魚食ってるな…」
────────────
【20:00 天神祭会場】
昼食を食べ終え、目一杯遊んだ俺たちは、コテージ近くの神社で行われる天神祭に来ている。
岩沢「おーい!」
関根「きたよー♪」
ゆり「これで全員揃ったわね!」
晶「皆、浴衣似合ってるね。」
音無「普段見ない姿って、なんか新鮮だな。」
日向「浴衣、グッジョブ!!」
関根「そんな普段とは違う私を見て、男の子に言って欲しい言葉があって…♪」
晶「ニヤってるぞ。(顔が)」
日向「ニヤってるな。(顔が)」
関根「欲しかった言葉と一文字違うっ!?」
ゆり「バカやってないで、早く行くわよ!!」
ちなみに、椎名はいつもの服装のまんまであった。
女子たちに無理やり着替えさせられようとしたところを逃げ出したらしい。
着ればいいのに。
椎名「…消す……」
ごめんなさい!!
―――――――
ゆり「何やろうかしら…」
藤巻「型抜きでもやるか。」
日向「お、懐かしいな!!」
高松「どうせですから、誰が一番うまく出来るか勝負してはいかがでしょう?」
全員『っ!?』
ゆり「面白そうね♪それじゃあ、一番下手だった人は全員分のたこ焼きを買うこと!」
全員『(やっぱり…!!)』
入江「か、型抜きは苦手です…」
松下「くっ…やるしかないのか」
野田「ふんっ!いいだろう、相手になってやる!!」
立華「面白そう……」
晶「とりあえず、やるか。」
音無「晶、ちょっと……」
晶「ん?」
―――――───────
ゆり「それじゃ、始め!!」
日向「くっ、やっぱ難しいな…」
大山「だ、駄目!割れちゃう!」
ひさ子「細かいのやるより簡単な奴の方がいいかもな…」
ユイ「ゆ、指痛い…」
椎名「あさはかなり」トンッ!
パキン!!
椎名が画鋲で型を叩いた瞬間、キレイな風見鶏が出来上がった。
竹山「み、見事…」
遊佐「さすが椎名さん、侮れませんね…」
岩沢「なあ晶、どうすれば――」
晶「………」とん…パキィィ!!
晶「出来た。」
岩沢「なっ!?」
大山「バ、バイオリニスト!?」
藤巻「なんでそれがたったひと突きでできんだよ!!」
音無「俺も出来たぞ。」
ひさ子「こっちは双子の仔猫か」
立華「可愛い……」
日向「ほう…浸透する衝撃を調整して型を抜いたわけか。二人ともやるな!!」
関根「どういうわけ!?」
日向「だがっ!!」
晶「ん?」
日向「勝負の最中に見せるんじゃなかったな!!その技――――」
晶「いやソレ、見よう見まねでやっても…」
日向「使わせてもらうぜ!!」
メコッ…ち~ん……
この瞬間、日向20人分のたこ焼き購入決定♪
ゴチになります!!(代金2000円也!)
――――――──────
日向「いざ!!金魚すくいで勝負だ!!」
全員『……』
音無「日向……」
日向「ん?」
音無「勝負で負けまくってるからって、自棄になるな。」
日向「うるせぇーーーーーーーーーーーー!!!!!!!」
そうなのだ。
型抜きで負けてからというもの、ヨーヨーすくい、ストライクアウト、輪投げ、パター、フリー
シュート…ほか全ての屋台で勝負をし、結果9戦0勝8負1引き分けと惨敗してしまい自棄に
なっている。
日向「やるのかやらないのかどっちだ!!」
晶「やるなら止めんが…」
大山「また惨敗するのが目に見えてるね。」
ゆり「バカね。」
ひさ子「バカたれだな。」
高松「アホですね。」
ユイ「アンポンタンのクズムシ野郎ですね♪」
日向「テメェは言い過ぎだ!!」
ゆり「はいはい、始めるわよ!それじゃ、よーい…スタート!!」
日向「うりゃりゃりゃりゃ!!」
日向はスタートした瞬間、屋台のおじさんもビックリのものすごい勢いで金魚をすくい始めた。
その手にはコイが4つ。
日向「負ーーけーーるーーかーーーーーーーーーーーっ!!!!!」
遊佐「コイを4つ使ってでも勝ちたいようですね。」
関根「うわぁ……意地汚い…」
岩沢「駄目なおっさんの典型的な姿だな…」
晶「ともあれ、俺もや―――」
ぱしゃ ベリッ ぽちゃん…
全員『は?』
姫野「金魚が自分から…」
そう言っている間にも――――
ぱしゃ ぽちゃん ぱしゃ ぽちゃん ぱしゃ ぽちゃん ぱしゃ ぽちゃん
日向「金魚すくいの概念壊すなーーーーーーーーーっ!!」
晶「俺の意図じゃないんだが…」
そして、だめ押しに――――――
ぱちゃ ぽちゃん ぱちゃ ぽちゃん
日向がすくった金魚が俺の入れ物に飛び込んできた、一匹残らず。
日向「のおぉぉぉぉぉぉっ!!」
遊佐「惨敗街道激走中ですね。」
椎名「あさはかなり……」
◆金魚すくい結果
日向 0匹により、りんご飴(1個200円)二十人分購入決定。
これまで日向が使った料金、しめて11600円也。
これだけ使えば、屋台のオヤジさんもウハウハであろう。
日向「俺のお小遣いがーーーーーーーーーーーーッ!!!!!」
ご愁傷様です。
────────────
日向「………」
ゆり「さて日向君が静かになったところで、射的やりましょうか。」
藤巻「射的か、いいな!」
ユイ「やりたいです!!」
晶「じゃ、皆でやろうか?」
竹山「ここの射的は、様々な種類の銃が用意されているようですね。」
晶「ハンドガンにライフルとパチンコか…」
音無「色々選べるのは面白いな。」
ゆり「バズーカとかはないのかしら…」
日向「散るわ!!」
姫野「あ、復活した。」
立華「何が?」
音無「たぶんコルクか屋台だろ。」
入江「でも、可愛いぬいぐるみだとなんだか撃ち辛いですね…」
ひさ子「そうだな。」
関根「君の為なら撃てる!」
岩沢「責任転嫁!?」
高松「かっこよく言っても内容は酷いですね。」
日向「俺の為なら撃てる!」
大山「清々しいっ!」
藤巻「ただの自己中だろ。」
晶・音『俺に構わず撃て』
全員『ッ!!』
関根「なんか好きかも!」
姫野「(ほんと、ワザとなのかな……)」
岩沢「(ちょ、ちょっとかっこよかった……)」
立華「……」
入江「(かっこよかったかも…)」
関根「ま、これは置いといて……ここで躊躇いがちなみゆきちにアドバイス☆」
岩沢「アドバイス?」
入江「ホ、ホントですか!?」
関根「まずあの可愛いぬいぐるみに銃口を向けてよく狙う。」
入江「は、はい!」
関根「後は躊躇わずに手にした銃の引き金を引く……」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……!!
藤巻「何言ってんだ…」
松下「というか、何かへんなオーラが……」
関根「それだけで――――」
日向「ぬいぐるみに風穴が開く……」
入江「ふぇえーーーーーっ!?」
晶「開かねぇよ」ターン…
バシッ
日向「イテッ!」
見事にコルクがバカの額に命中。
命拾いしたな。弾がコルクだったことに感謝するがいい!!
晶「入江、コルクで風穴は開かないから、安心しろ。」
入江「は、はい…」
入江「大丈夫、大丈夫、大丈夫、大丈夫、大丈夫、大丈夫……」
野田「あいつは何をやっているんだ…?」
晶「ああ、ちょっとな…」
大丈夫だと言われてもやっぱり怖いのか、ぬいぐるみから目を反らし完全に腰が退けている。
岩沢「なんか逆に不気味だな…」
ひさ子「そ、そうだな…」
入江「うぅぅうううう……」
姫野「いやみゆきさん、大丈夫だから落ち着いて。」
入江「ううぅぅううううう!!」
そして………
パーン……バシッ
入江の撃った弾はぬいぐるみのお腹に当り跳ね返った。
入江「や、やりました!風穴開きませんでした。」
全員『いやいやいや!!』
関根「取れなかったんだから、そこは―――」
音無「いや、まだ揺れてる。」
入江「えっ……?」
見ると確かにまだ揺れていた。
ユラユラユラユラ……ポト!
入江「と、取れました!!」
全員『えぇーーーーーーっ!!』
姫野「よかったね、みゆきさん!」
入江「はい!!」
入江、初弾一発でぬいぐるみ獲得☆
─────────
ターン……パシッ
タターン……パシッパシッ
藤巻「くそっ!」
ひさ子「全然倒れねぇ!!」
二人は中央に置いてある、でかい猫のぬいぐるみを狙ってるらしいが、一向に落ちる気配がない。
野田「ふん!あんなもの俺様にかかれば!!」
タタタターン……ポフッ
野田「なぜだぁあああああ!!」
晶「無駄撃ちも甚だしいな。」
ゆり「そういう長谷川君は落とせるのかしら、あれを。」
晶「無駄だな。それ以前にあれを一人でやるってのが間違ってる。」
高松「どういう事ですか?」
晶「音無、合わせてくれ。」
音無「ん?ああ。」
松下「いったい何を…」
晶「いいから、見てろ。」
……………
『ターン』…『パシッ』
……………ポトッ!
藤巻「な、なんだとぉ!」
岩沢「じゅ、銃声が一つに!?」
晶「こういうのは協力撃ちでいける。サンキュー音無。」
音無「おう。」
晶「はい、入江。」
取れたぬいぐるみを入江に渡す。
入江「え!?いいんですか?」
晶「ああ。このぬいぐるみ、欲しそうだったからさ。」
入江「あうぅう……」
晶「それに入江が嬉しそうにしてくれたらそれでいいから。」
入江「……//////(カァァァァ!)」
関根「クリティカルヒット音が聞こえましたな。」
日向「見事に狙撃されたな。」
遊・岩『………』
姫野「(次は私も頼んでみようかしら…)」
ちなみに、その頃の直井はというと――――
直井「くそっ!!なぜ神たるこの私が留守番などしなければならんのだ!!」
これまたコテージの番を頼まれて(というか押し付けられた)、一人ぶつぶつと小言を言い続ける
のであった。
てか今回、直井の扱いがひどいな……