(R15)古龍の私が惚れられました♪♪   作:麗紫 水晶

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こ、交信…違う!更新します………。呆れずに読んでやってくださいね。では、11話スタートです。



これで決着!?百竜夜行……。

「おおっ!!マサト殿にミラルダ殿!!」

 

 将軍様達の前にゆっくりと降り立ちます。ミラルダさんも私の背中に立ち、太刀を抜いて身構えます。

 

(へえ、生きて戻って来るとはねぇ……。)

 

(なっ、すると夜叉蜘蛛様は…………。)

 

(倒されたと思って間違いないだろうな……。)

 

(ま、まさか……。)

 

(奴らがここに居るのが何よりの証拠だろう。)

 

(そんなっ…………!)

 

 彼等も想定外でかなり驚いてますね……。

 

 申し遅れました!私、ダイヤモンドダオラに進化させてもらった皇 雅人《すめらぎ まさと》です!モンスターハンターにハマったばっかりに転生し、あろうことかクシャルダオラに転生して直ぐに、彼女まで出来ちゃって……。

 人の時はおっさんで、彼女のかの字もない程恋人とは無縁……いや、皆無でした。こんな形で恋人なんて、何があったんでしょ?これはこれで嬉しいので良いんですけど。

 

(奴が、人間に味方する愚か者か……?)

 

(はい、あ奴らです。龍の方は少し姿が変わっているようですが……。)

 

(構わぬ。どんな形であろうと、人間に組する者は許すわけにはいかん!)

 

 う~ん、やっぱりマガドさんは戦う気満々ですか……。出来ればこのまま帰って欲しかったんですがねぇ……。ダメですか?ダメ?引かない?そうですか……。

 仕方ないんですかねぇ、じゃあ気合を入れましょうかね……。

 

「グルァァァァァァ…………!!!」

 

 い、いえ、私の咆哮ではありません!上空からこの国、この砦、いなこの近辺の大陸ごと、ビリビリと揺れる程の咆哮が響き渡ります!!

 この半端ない威圧感!圧倒的な殺意と畏怖がこもったこの気は……まさか……何でここに!?

 よりによって会いたくない人……じゃなかった古龍が飛来してきます。

 

「なっ、何故あの龍が……。かつてのシュレイド城のように、この国も滅ぼされるのか……!?」

 

 将軍様が絶望的になるのも無理ありませんね。伝説とも言われるかの古龍が飛来したのですから……。

 

「黒龍・ミラボレアス……………。」

 

 ミラルダも知ってましたか。知ってますよね、そうです祖龍と同等のパワーを持ち、炎のブレスはあらゆるものを焼き尽くす劫火……。

 その伝説の古龍が上空から私達……いや、全ての人間やモンスター達を見下ろしていました。

 人もモンスターもその畏怖と威圧感から耐えきれずに逃げ出していきます。残ったのはその威圧に耐えられる者のみ……。

 

(何だ奴は?)

 

 げっ!?マガドさん知らない!?!?!?マジですか!?それホントに言ってます!?

 なんという人……いや、モンスターでしょ!!黒龍を知らないモンスターって居たんだ……。

 え”っ!ちょ、ちょっと!向きを変えて黒龍に挑もうとしてます!?いや、辞めましょうよ!無謀ですって!ああっ!!

マガイマガドが軽快にジャンプして岩山を駈け上がり、前足を振りかざしてミラボレアスに向かって行きます!が、黒龍はその場でホバリングしたまま、微動だにせず片方の前足を持ち上げ、マガドが向かって来たところをその足を降り降ろします!

 

「ギャガァッッッ!!」

 

黒龍に叩き落とされる形となったマガドさんが地面に垂直に落下!勢いとその巨駆にクレーターが出来、その真ん中で悶絶してました。めちゃくちゃに強い……、いや強すぎる……。

あ~あ、だから辞めた方が………って言ってないって?あ、そうですね、てへっ!

 

(マ、マガド様!?)

 

(な、なんという事だ!あのマガド様を軽くあしらうとは。どれだけ強いというのだあの龍は!)

 

い、いや……半端ないです……。身の程を知るのも大事かと。G級の更に上を行くハンターさん達の異常さが、古龍になって分かった気がします。ゲームとしてプレイしていた時は、私もミラシリーズのクエストにも行ってましたけど、古龍になってみて改めて最強種に挑むハンターさん達って、今の私からすると怖い……。仲良くなってくれないかな?おじさんより切に願います。

 

でね、敵わないと悟った周りのモンスター達が、マガドさんを置き去りにしてさっさと逃げ出して行きました。倒されたモンスターだけが、現状が分からぬままに横たわってます。しかし、将軍様達にとってはそうはいかない。モンスターが居なくなった迄は良いですが、上空に残っている超古龍に喜べないわ、気が抜けないわで、将軍様も青ざめちゃってます。

私も同じ気分ですが、顔には出ないし、困った……。

 

ところがです!!その最強種さんはホバリングしながら降下してくるではありませんか!!はいっ!?一体どういう事なんでしょう?確かにここに現れた理由も知りたい気もしますが……。でも何で!? 地面に降り立ち、翼をたたみますが攻撃やブレスを仕掛けてくる様子がありません。まじ!?しかも歩いてこちらに向かって来るではありませんか!私もいっぱいいっぱいです!!ああああぁ、こ、強面が目の前に………。

 

(お前……この娘に血を分けたな……?)

 

へ、なんでそれを……。

 

(は、はい、大事な人を助けたく……。)

 

(我らの力を得て反旗を翻すやもしれんぞ。)

 

(彼女も私もお互いに愛しておりますので大丈夫かと。万が一にも、そうなった時には私の命に替えてそれを止めます!)

 

私も黒龍の顔を見返します。暫く顔を見あってから、黒龍がミラルダに話し掛けてきました。

 

(娘……聞こえているな……。)

 

「は、はい!分かります。」

 

(彼氏はこう言ってるが、お前はどうだ?)

 

「はい、私も…、彼から命というものを頂きました。大恩人です。ですから今の私は彼のモノです。私も彼の事を愛してます。もし、私が馬鹿げた事をしようとした時は、彼の手で私を葬って欲しいと思います!」

 

(ミ、ミラルダ……。)

 

改めて彼女の気持ちを知った気がしました。本気で私を命懸けで愛してくれている……。私も当然そうです!これからもずっと一緒に居たくて、血を分けてなどと危険を侵してでも、命を助けたかったんですから。

見つめあう私とミラルダを見て、黒龍も納得してくれたようで……。

 

(ならば見定めよう!お前達の行く末をな……。)

 

そう私達に告げると、身を翻して飛び立ちました。

 

(近くに来たときは寄るがよい。大したもてなしは出来んかも知れんが。)

 

そう言って黒龍が去った後は、空が晴れ、いつも通りの砦に戻ります。

将軍様も緊張から解放されて、安心したようで腰を抜かして尻餅をついてます。よく分かりますよその気持ち。

 

すると急に私にミラルダがハグして来ました。私も目を瞑って彼女の感触を確かめます。

 

チュッ………………。私の上唇に柔らかくて、濃厚で、甘~~い感触が……。慌てて目を開けると、彼女が顔を真っ赤にしてうつ向いてました………。わ、わ、私……キスした!?キスされた!?は……ははは………やっぱり生きてて良かったなぁ!例え人の姿でなくとも……嬉しいです!!

私も舌の先をそっと彼女の唇に……。彼女もそれに応えてくれました。

私の初キッス……忘れられない甘い思い出です…………。

 

(おっと、危険は回避されたと将軍様に伝えないとね。)

 

「あ、そ、そうだね。私話してくるね。」

 

そう言って、降りて行きました。ほんとに可愛い人です。いつまでも一緒に居られる事を切に願います……。

 

改めて彼女から危険が去った事を聞いて、砦にいたハンターや兵士達は、総出で万歳をしていました。無事に守り切ったと。マガドを捕らえ、他の倒したモンスターも回収していざ凱旋です!!

国中大騒ぎです!拍手が鳴り止むことがなく、喜んで泣き出す者……、はしゃぎまくっている子供達……、良かった、国が人々が無事で。

お、沙耶ちゃんと亜紀ちゃんが来ました。私は地面に文字を書きます。

 

(ただいま。無事に終わったよ。)

 

「おかえりなさい、龍さんとお姉ちゃんハンターさんが無事で良かったぁうぇ~ん。」

 

あ、あらあらあら、泣いちゃいました。そうでしたか、心配してくれたんですね。ありがとう。君の祈りが通じましたよ♪彼女と共に戻って来れました。

 

「お疲れ様でした。無事に戻られて何よりです。」

 

おぉ、アミラさんにサクヤさん。

 

(只今戻りました。)

 

「御二人にお礼を言わせて下さい、国を守って下さってありがとうございます。」

 

(い、いや、私は全然お役に立ててません。私より、3人のハンターさんの方がよっぽど活躍していたと思いますが……?)

 

「勿論あの方達もです。今回の報酬や素材の受け取りに大層喜んでおられました。やり甲斐があったと。」

 

(そうでしたか、彼等らしいですね。)

 

「そう思います。」

 

「おぉ、ここに居られたか。城下町を案内したい、案ずる事はない。今回は英雄の帰還だ、誰にも文句は言わせん!」

 

私は彼女と顔を見合わせて吹き出してしまいました。前の事をよっぽど気にしてたんでしょう。その気持ちが嬉しくてね、将軍様にお任せすることにしました。と言って、私が入って行けば建物倒壊の大惨事になります。そこで、アミラさんや沙耶ちゃん達にお願いしてミラルダを連れて行って欲しいと頼みました。彼女もハンターの前に一人の女性です。そんな楽しみがあっても良いと思います。私は、遠くからでも彼女の笑顔が見れれば一先ず満足です。

私は、城下町の外から彼女達を目で追っていました。賑やかで華やいでます。ほんとに良い国です。守る事が出来て良かった、と言って私は、大した事をしてないと思いますがね。

 

おぉ、あそこにあるのは、マグロ?ですか。でかいです、それをアイルー2匹で引っ張るだなんて、無謀だけど見てるとお茶目な感じで可愛い。あら、次は舞台の上でウサギならぬアイルーが2匹で餅つきをしてます。傍でメモを持ったお姉ちゃんが注目を集める為に頑張ってるようですが。お、お餅が出来たようです。なんと、団子三兄弟じゃないですか。美味しそう……。

お、飾りのお店ですね。女の子同士なので、きゃっきゃと盛り上がってます。彼女も楽しそうで良かった。

んんっ!あれ、モンスターを似せて造った練習用の模型ですか!考えますね、これなら模擬戦が出来るので実戦で効果が出るでしょうね。おぉ、武具屋さんも繁盛してますね。でも私を襲わないで下さい、お願いします!

綺麗な城下町です。あちこちに桜が満開で……。

彼女達が戻って来ました。あ、先程の団子三兄弟を買って来てくれたようで、嬉しい。

「はい、あ~んして。」

 

う、うそっ!良いの?食べさせてくれるなんて、おじさん感激!早速頂きます!…………美味しい……。格別です!こっちでも食べられるなんて。しかも、彼女に食べさせて貰えるなんて、幸せです!いつまでも続きますように…………。では♪

 




読了ありがとうございます。かける虫や、操竜が登場していなくてもの足りんという方はごめんなさい。まだまだ彼等の旅は続きますのでよろしくお願いいたします! 紅龍騎神でした……♪♪
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