(R15)古龍の私が惚れられました♪♪   作:麗紫 水晶

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 さりげな~く……更新させてください~~。いや、します。
 では13話スタートです。



執念深き竜……。

 マサトです……。雅人です……。masatoです……。失礼しました、皇  雅人《すめらぎ  まさと》です。

 クシャルダオラに転生いたしました。しかも進化付き♪でも、元の人間には戻れない……。いや、覚悟を決めて古龍としてここで生きると決めたのですから愛しのミラルダと……。て、照れますね。

 って事もあろうか天羅《あまら》さんと言うチャージアックス持ちの女性ハンターに惚れられるという、私にとっては前代未聞、何が起こったこの私!モテ期が今か~~!!ッガク……。

 しかも、好かれたのは女性ばかりにあらず……。

 

「ククク、我がライバルよ、待っておれ必ず剣を相まみえようぞ……。」

 

 なんか勝手にライバル視している男性ハンターが。こちらは姿をまだ見せないので、良く分かりませんがその内に私達の前に現れるという事でしょう。ま、そっちは全然気長でいいと思いますが。

 何か女性2人で言い争ってます。先程の天羅さんのキスが原因かと……。やれやれ……。

私は、二人の問答を無視してミラルダを抱き抱えて舌で彼女の口を塞ぎます。う゛~~っと、文句を言いたそうでしたが私が唇を離さず、愛しく優しくキスをするので彼女も徐々にキスにハマります。

横目で見ると、天羅さんが指をくわえて羨ましそうにこちらを見つめていました。この子本気で私の事を………。まあ、しばらく様子を見ましょうか。敵では無さそうですし、いざとなればね。ミラルダを見つめながらゆっくり舌を離します。彼女は頬を赤らめてウットリ。良かった、落ち着いてくれたようです。まずは、温泉から出ましょうか。さすがに、のぼせそう……。

でも、いきなり立ち上がれば波が立って彼女達がひっくり返っても困るのでゆっくりと身体を起こしてなるべく波が立たないように立ち上がります。ミラルダもタオルのような布を身体に巻いて、身体を拭きながら、1つずつ防具を身に着けていきます。天羅《あまら》さんはそのままで陸に上がり布で防具ごと拭いて行きます。よく見ると天羅さんも可愛い……コホッ……。

 まあ、何はともあれ私にとっては凄く幸せなひと時を、壊すがごとく兵士さん2人が慌てて駆け込んできまして。

 

「たっ!大変ですっ!!」

 

「捕えていた怨虎竜が急に暴れ出し、我らだけでは抑えきれず……、どうかお助け願いたい!!」

 

 な、なんだって!マジですか!?それはマズイな……、どのあたりで暴れているかは分かりませんが城下町や村が危ない!黒龍に抑えられただけでは収まらなかったんですか……。

 

(ミラルダ!!)

 

「ええ、行きましょう!国の人達を助けないと!!」

 

「勿論、あたしも行くよ!」

 

「あ、あなたね!」

 

(待った!話は後で。とにかく急ごう!)

 

「分かったわ。でも、後で優しくしてね、マサト♪」

 

(は、は~~~い♪)

 

くわぁ~~!この誘惑に勝てる人います!?私には無理!断言してもいい!でなきゃ後が恐い……。

 

「あ、あの……。」

 

天羅さんが不思議そうに私達を見つめてきました。

 

「ん!?どうしたの?」

 

「あなた達、会話が出来るの?」

 

あ、そういえばそうですね。地面に文字を書かずに彼女と話が出来るようになったのは、まだ誰にも話してないですね。そう言われるとこれも進化した!?と言うことなのかな?

 

「そうね、確かに直接彼と話が出来るようになったわね。」

 

「え~~~いいなぁ~~~、ずるい~~!」

 

いや、頬っぺたを膨らませて怒る顔も可愛い………ウォッホン………。こればっかりはですねぇ、簡単に私の血を飲ませる訳にもいかないし………あ、でも、ミラルダと会話していたように地面に文字を書いて会話をすれば何とかなるかな。私は即、地面に文字を書いて見せます。

 

(その事はまた後で。今は怨虎竜を止めないと!乗って!)

 

「え、凄い!文字が書けるの!?ほんとに!?」

 

彼女もミラルダと同じリアクションです。珍しいどころか奇跡に近いんでしょうね。 私はミラルダを乗せ、彼女にも乗るように促します。

 

「え、いいの!?やった!」

 

彼女も好奇心が旺盛のようで。喜んで背中に乗ります。ミラルダも呆れて笑い出しました。

 

「な、なによ!」

 

「クスクス……私の時もそうだったけど、あなたも驚くでしょうね♪」

 

「え、どゆこと!?」

 

と、会話をしているうちに私は翼を広げてホバリングを開始します。

 

「これから向かいます!将軍様にそうお伝え下さい!!」

 

「分かりました!頼みます!!」

 

私達が、ゆっくり上昇していくなか兵士さん二人は急ぎ戻って行きました。

 

………………………。

 

「すっ!すご~~~い!!」

 

あぁ~なるほど、ミラルダの言いたかったことはこの事ですか。あまりに360度のパノラマ景色ですもんね。確かに見応え十分か、彼女が想定していた動きになったもんだから、笑ってたんですね。天羅さんもそれを気にせずに周りの景色に見とれてます。まあ、ライダーでもない限り古龍の背中に乗って景色を見渡す……なんてことはまず無いことでしょうから、貴重かもしれませんね。おっと、こうしゃいられないすぐに向かわねば。うん!?奴の気配は………こっちか!私はその気配の方向へと飛翔しました。

間に合ってくれ……そう、祈りながら………。

 

 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 

 

「グルオァァァ!!」(おのれ、小癪な人間共がぁ!!)

 

気が付いたマガイマガドが簡単に切れないはずの、かなり丈夫な鎖を何本も断ち切り暴れだしてました。そこは素材や必要性のアイテム等を採取する場所で、城の近くにあり、城下町とは反対側にありました。しかし、その稀少な施設はマガドが暴れたことにより破壊されてしまい、機能しなくなっていました。マガドの気持ちはまだ収まらず、城下町の方へと進撃しだしたのです!目の前のありとあらゆるものを破壊しながら………。

 

「何としても抑えるんだ!これ以上町に近づけさせてはならんっ!!」

 

「「「はっ!!!」」」

 

 しかし、相手はあの怨虎竜です。そう簡単には抑える事が出来ないですよね。何人かのハンターさん達が、取り押さえるか討伐せんと戦ってますが怒りモードに入っているマガドを抑えるのは容易ではないようです。それでも、進撃を止めようと傷を負いながら必死に戦ってます。その思いたるや見事です!

 

「見えたっ!!」

 

 私も見えました!周りの草木や民家等々を破壊しつつ城下町に向かって進んでます。かなりの暴れ方です。

 

「これは酷いね。ふるさとをこれ以上台無しにされたくない……。」

 

 天羅さんも静かに気持ちが入っているのが分かります。

 

「私も同感。こんな綺麗な町と人々をめちゃくちゃにされてたまるもんですか。」

 

「あ、気が合ったね。」

 

「そうね、思いは一緒の様ね。」

 

「なら、戦闘開始と行きますか!」

 

「行きましょう!マサトもいい?」

 

(勿論!アイツを止めるっ!!)

 

 私も2人を乗せたまま一気に下降していきます!

 

「ゴオアァァァァ!!」(止まれ~~!!)

 

 マガドに向かって咆哮を上げます。そのまま体当たりをしようと突進していきます!マガドも気付いて後ろを振り向きますが遅い!!2人は手前で横に飛び降ります。私はマガドに体当たりしました!お互いに絡み合いながら噛みついてやろうと、脚で抑えようともがきます!片足でマガドの顔を思い切り押さえますが、振り払われ逆に強烈な張り手のようなでも爪付きで引っかかれます!身体を反射的に反らせましたが、胸の部分を傷つけられました!つっ、ダイヤモンドコートなのにそのコートに爪痕が付くなんて。コートしてなければ皮膚をえぐられてるところです。なんつう固い爪だ……。

 

(貴様ぁ!!人間に組するとはモンスターの面汚しがっ!!)

 

(あんたこそ、わざわざ人間たちの恨みを増やしてどうするつもりだ!!)

 

(そんな事になる前に、人間どもを根絶やしにしてくれるわ!我らの世界を創るのだ!!)

 

(そう言う事態の時は黒龍や祖龍が動くと思うが。あんた、それでなくとも黒龍にKOだっただろ。)

 

(ぬかせ!奴らが動かずとも我が成し遂げて見せるわ!!邪魔する貴様も許しはせん!!)

 

(そうか……。分かった。なら本気であんたを倒しに行く!)

 

(なめるなよ、小童がぁ!!)

 

 私はマガドの顔面目掛けて目の前でブレスを放射!しかし咄嗟に反応されて後ろ足で腹を蹴り上げられます!ブレスは顔を逸れていきます!それを狙ってマガドもブレスを放射!私も翼を羽ばたかせて上体を反らせてギリ躱します!顔の右側を通過して行きました!あっぶなぁ!やってくれますね!でも動きが早い!起き上がってジャンプして飛び掛かってきました!くっ、このっ!

 

「グルオァァァ!」(小わっぱぁぁ!)

 

「ガァァァァ!!」(マガド~~!!)

 

 絡み合いながら上昇し、そしてお互いに地面に相手を叩きつけようと急降下していきます!きりもみ状態で

マガドの上を取った!マガドの脚や胴体を押さえつけそのまま地面へ!と思った瞬間……!マガドが尻尾から怨気の籠った弾を3発射出!バランスを崩され、体勢がひっくり返りマガドが上に!そのまま地面に激突!!

 

「ガァァァッ!!」(ぐわぁ~~っ!!)

 

「マ、マサト~~~っ!!」

 

 私の全身が地面にめり込みます!ぐっ……左の翼の付け根が……。咄嗟にダイヤモンドコートを厚めにして凌ぎましたが翼が潰れずに済んだ……。しかし痛みと共に上から顔を足で押さえつけられ、起き上がる事が出来ません。

 

(ふんっ!貴様ごときに遅れは取らんわ!)

 

 マガドが更に足に力を込めてきます。あ、頭が……。

 

「グゥゥゥゥ……。」

 

 私は声にならず必死に耐えるしかありません。その時です……。

 

「はぁぁぁぁぁっ!!」

 

「おぉぉぉぉぉっ!!」

 

 2人の女性ハンターがアックス状態と太刀でジャンプして真上から振り下ろし、マガト目掛けて攻撃を仕掛けます!その姿が私の視界に入りました!

 

(ミラルダ!天羅さん!)

 

 しかし、それを見透かしたかのように、上を見上げてニヤリと笑い尻尾を振り上げて円形に振り回します!

 

「きゃぁっ!!」

 

「ぐうっ!!」

 

(天羅!ミラルダァァァッ!!)

 

 2人とも攻撃どころか逆に尻尾に突き飛ばされ、ミラルダも天羅も民家の壁に激突し壁ごと崩れ落ちます!!

 なんて事だ……死ぬなっ!!死なないでくれ2人とも!!もうあんな悲しくて辛い思いは沢山だ……!

 待っててくれ……今助けるっ!!おっさんパワーをなめんじゃねぇ!!

 

(むっ!!)

 

「グォォォォ…………!!」(おぉぉぉぉ……………!!)

 

 必死に痛みを堪えつつ、いやそれよりも2人を助けたい一心で痛みを忘れてマガドを押し返して立ち上がってました。

 

「ガガァッ!!」(きっ貴様っ………!!)

 

 不意を突かれてひっくり返るマガド………。逆に今度は私が上から見下ろす形になりました。ゆっくりとミラルダの元へ。瓦礫を取り除き、気を失ってしまっている彼女を咥えて助けます。良かった、息はある……。早めに治療しないと。そのまま天羅さんの元に。同じように瓦礫を除き、抱きかかえます。こっちも息はある良かった2人とも無事で……。

 

「グウルオァァァ!!」(き~さ~ま~っ!!)

 

 マガドが起き上がったようです。私は2人を草原のある場所に寝かせ、立ち上がります。

 

「おおっ!ミラルダ殿!なっお主天羅か!?」

 

 将軍様が来てくれました。良かった助かります。

 

(2人をお願いします!)

 

 私は文字を書いて将軍様に頼みます。

 

「うむ、分かった!おいっ!誰か、手を貸してくれ!!」

 

「「「「はっ!!」」」」

 

 4人の兵士が担架を用意してくれました。丁重に運んでくれたので、感謝です。私はそれを見届けて、そして全身を怒りに震わせゆっくりとマガドの方へと向き直ります。

 

(なっ…………!!)

 

 マガドが私を見てたじろぎました。完全に私怒ってます!!シャガラクの時もそうでしたけど自分の理想を押し付ける……協力し合うならまだ分かりそうなものですが、一方的は許せない!まして人間を滅ぼそうなどと……。

 

(貴様がどんなに怒ろうとも我には勝てぬ!!)

 

 ……もはやマガドの声は私には届いてません……。

 

「ガオァァァ……!!」(再度、ひれ伏してくれるわ!!)

 

 マガドが立ち上がって前足を振りかざし、私に向かって爪を振り下ろしてきました!!私は逆に体躯を低くし、顔を下げマガドの懐に……。顔を横に向けて口元を開き、ブレスを放出します!瞬時に両側にダイヤの刃が生成されます!

 

 ザグッ!!……。

 

「ガッカフッ!!」(なっ貴様っ!!)

 

 マガドの腹部から背中へとダイヤの刃が突き抜けていました。そう、シャガラクの時にも作りましたが、クナイのような両刃を生成したんです。その片刃が下から上へマガドの身体を貫いていました。

 

(お……おのれ……またいつか……蘇って無念を晴らしてくれようぞ……………。)

 

 私はその両刃から口を離します。それをつっかえ棒のようにした形でその場に崩れ落ち、目を閉じました………。

 

(済まないけど、こっちも長生きな生き物なんでね、蘇っても私が止めるよ。)

 

 聞こえているのかいないのか……。身動きせずにそこにうずくまってました……。私とは相性が悪いのかもしれません。少しはおっさんの話を聞いてくれればね……。

 くっ、今になって翼の痛みが……。ミ、ミラルダの所に行かなくちゃ………………………………………………。

 

「…………………!?」

 

 わ、私は……気を失ってしまったようで。

 

「……さんっ……。」

 

 ………………。

 

「……マサトさんっ!!」

 

 そ、その声は……ミラルダ!……どこに……。私は目を凝らして見まわすと涙目いっぱいで私の事を見つめる女性が……。

 

「良かった!気が付いて……。」

 

(ミラルダ……無事で良かった。)

 

「私は大丈夫。それよりあなたの方が心配で……。」

 

 ミラルダは優しく私にハグしてきました。

 

「ずっと離れずにあんたが気付くまで看病してたんだよ。」

 

 おおっ天羅さんも無事で良かった。

 

「絶対に傍に居ると聞かなくてな。」

 

 将軍様……おかげで助かりましたよ。

 

(ありがとうございます。助けていただいて。)

 

「いや、こちらこそ礼を言わねばならん、国が城下町が救われたのだ。ありがとう。」

 

 ははっ全然守った気がしませんけどね。周りを見ると丁度城下町の入り口手前に急きょ作られた場所の様で囲いややぐら、松明等を設置されてます。

 いや、人的被害が及ばなかったのが救いですが……。私もまだまだ弱いですね。これからも彼女を守って行かなければならないというのにね。ガンバロ……。

 前足でミラルダを優しく抱きしめます。彼女も嬉しそうに私に頬を寄せていました。

 ん!?ああ、左の翼を治療してくれたんですね。大きな長い布を包帯代わりに巻かれてます。おかげで痛みは大分和らいでいますが、これじゃあすぐには飛ぶ事が難しいですね。

 

「マサト殿、翼が治るまで国に居てもらえんか?民もそなた達を大層気に入っての。ゆっくりして欲しいと多数の嘆願が来ておるのだ。恩人だとな。どうだろうか?」

 

 え、いや、何にもしてませんて。出来たかどうかも分からないのに。でも嬉しいですね、翼が治るまでは大きな動きも出来なさそうですし、しばらく御厄介になりますか。ミラルダがOKであればですが……。

 

(ミラルダ、どうする?)

 

「私は良いわよ。マサトに無理させる訳にもいかないし。」

 

(なら決まりだね。)

 

 私は将軍様に返事を地面に書きます。

 

(お言葉に甘えて、しばらく厄介になります。よろしくお願いします。)

 

 それを見て将軍様だけじゃなく、周りの人々も沸き立ちました。

 

 こんなに人から喜ばれるって……良いですね…………………………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




 読了ありがとうございます。マガドファンの方はごめんなさい。物語の都合上こうなりました。今しばらくは和の国でのお話になるかと思います。RIZEでのモンスターも登場するかもです、お楽しみに。        紅龍騎神でした……♪♪
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