まずは、続きをどうぞ。では物語スタートです!
あの……こちらは皇 雅人《すめらぎ まさと》です。今、私は飛翔中で背中に3人の美女が乗ってます。ミラルダとアミラさんと天羅さんと言います。実は私……って今更知ってます!?元は普通のサラリーマンをしていたおっさんで、モテた事など万に一つもなく、彼女のかの字も出なかった人間でした……。それが!モンスターハンターと言うゲームにハマり……そのゲームのし過ぎで、寝落ちして気付けば自身がモンハン世界に。しかもあろうことか、古龍種に転生するという。なんとクシャルダオラ……マジですか!?更に驚かされたのは、雪山で出会った女性ハンターに一目惚れされる……。後日、告白されて……。人生バラ色♪♪……いえ、古龍ですけど。
彼女まで出来ちゃった次第……。更に和の国では2人の美女に告白されてウハウハ……失礼しました。
でね、彼女と安息の地を求めて旅をしている所なのです。
数日前まで、和の国に滞在しておりまして、そこでの用事が終わり改めて場所を求めて出立したんです。これが長い距離でした。
色んなフィールドがあるなかで、彼女と話し合った結果新大陸……になったんです。
で、その方角に向かって飛翔したのは良いんですけど、遠い!!なんでしょうこの距離!私は渡り鳥じゃないんですから!……古龍ですけど。
でもまあ、移動途中で調査船にご挨拶したり、以前に助けたモンスター達に再会出来たり、いろんな意味で深みのある旅になっている訳です。
でも流石に疲れる、各フィールドを通過したあとは、ほとんどが海の上空。時たま小さい島があると、小休止……ありがたい……。
彼女達を気にしつつ、それを繰り返しながら移動していました。時折、貨物船でしょうか航行しているのを見つけては、ピースやVサインをして驚かしてました……。
「ねぇ、あれって大きい島……いえ、大陸じゃない?」
おおっ!やっと見えてきましたか新大陸。でも間違いないのかな?初にみるフィールドなのでちょっと不安。
でも、見たことがない生物が色々見えます。間違いはないか……。私はその中で、降りられそうな場所を探します。
そこは古代からの樹木でしょうか枯れた大樹に絡み合って新たな樹木が自然を育んでます。水分もあることから、動物達も住みやすいでしょうね。
その少し開けた川の流れる場所を見つけ、そこに降り立ちました。ミラルダ、アミラ、天羅も、背中から地面に降りて背伸びしてます。
(ようやく着いた感じかな?)
「そうね、初めてみる場所だから間違いなさそうよ。」
ここは自然が豊かですね 。まあ、後で聞いた話だと古代樹の森と名づけられたんだとか。川の水も澄んでいて、私はごくごくと水分補給。3人もクーラードリンクを飲みます。小モンスターもいますし、この辺は開拓はされてないのかな?
ゲームをする前に転生したので詳しくないんですけど、ここに調査をしに派遣されていたハンターさん達がいたはず……。第一期団から第五期団まで……。でも拠点らしき物は見えないし。再度上空から探してみましょうか。空からなら何かは見つかるでしょうし。
しかし、ここに来てまで運が悪いと言うか……。私たちの後ろから、凄まじい程の威圧感を放ってくる物が居たんです。
「なっ……!」
「凄い殺気だね……初めて会うモンスターだね。」
(僕も初めてみる龍だな……)
その小柄な岩山に降り立った龍は大きく太い2本の角を持ち、胸や腹、翼の内側以外は尻尾まで全体に大小の棘が生えてました。
(お前達、何処から来た、何故ハンターと一緒に居る!)
はは、ほぼ同種から同じことを聞かれますね。
(一緒に旅の途中だが、何か?)
(ふんっ、一緒にか……。まあいい、済まんが俺の糧になってもらうぞ。)
(どういう意味かな?)
(知れたこと、お前を喰らって力を手に入れるのだ!)
ノーモーションで岩山から岩を蹴って低空飛行で突進してきます!私もホバリングでその突進をやり過ごそうとしますが、相手もそれを読んでいて尻尾を振り上げて私の脚に引っ掛けてきました。
(なっ!!)
私もバランスを崩して落下します!
「マサトっ!!」
(大丈夫だ!くっこのっ!)
相手のモンスターが身体を反転させて目の前に走り込み、左前脚を振り上げ、私めがけて爪を振り下ろしてきます!!
(とどめだっ!!)
「はあぁぁぁ……鬼刃斬っ!!」
ミラルダっ!!彼女が太刀で技を繰り出し、相手の爪の攻撃を受け流します!ナイス、ミラルダ!!
「おおぉぉぉっ!!」
「アミラさんはその木の陰にっ!!」
「はいっ!!」
アミラさんが木の陰に隠れたことを確認すると、反対側から天羅さんっ!チャージアックスの剣と盾を組み合わせて大きなアックスに変形しながら身体を捻って回転させ、勢いよく上から振り下ろしていきます!ですが、間一髪のところを躱されます!天羅も舌打ちしながらも、剣と盾の状態に戻し、構えなおします。
(ちっ!小賢しいハンター共がっ!!)
私が起き上がるのと同時に相手がミラルダに攻撃を変え体勢を低くして突進し角で突き飛ばしてました。
(ミラルダっ!!大丈夫かっ!)
地面に転がる彼女に急いで傍によって確認します!
「大……丈夫……。なんて奴なの!?」
(お前!私を喰らうと言ってたな、どういう事だ!)
(ふんっ、古龍を喰らえばそれだけ力を得る事が出来るのさ。)
(それで私をか?)
(そうだ、まずはお前を喰らって力をつけ、あ奴を倒す!)
(あ奴だと!?)
(そうだ、ゾラ・マグダラオス……。あ奴も喰らって俺は更に強くなる……。)
マジか!?まだ他の古龍を喰らおうって言うんですか。
「狂ってる…………。」
「こんな竜が居るんだ……。」
私もそう思いますよ、まだまだ私より強大で強力な古龍たちが居るというのに……。
その古龍達をなめてかかっている……。なんか腹が立ってきました、他の龍を喰らって力を手に入れようなんて良い気がしませんね。
(ククッ、俺の血肉になるんだ光栄に思う事だな。)
(私も簡単に喰らわせてやるほど、お人好し……いや、龍じゃなくてねっ!)
(笑わせるっ!俺を止められるか!)
(止めて見せるさっ!)
相手は再度走り込んで前脚を振り上げて襲い掛かってきました!私は口を閉じて左右の口元だけを開けブレスを射出します!ダイヤモンドの両刃を創りそれを咥えて対抗します。
斜め下から刃を振り上げ相手の前脚と激突します!!
鈍い音と共に刃と爪がぶつかり合って力比べに……。
(それで止めたつもりか?)
(なにっ!)
(おおぉぉぉっ!!)
ぐっ力が増した!?お、押し返されるっ!!相手にそのまま振り下ろされこちらの刃が斜めの状態で、地面に突き刺さります!
(これで武器は使えまい!)
(し、しまった!)
が、その時です!走り込んで来る者が!
「はあぁぁぁっ……!!」
彼女が私の刃と相手の脚を駆け上がり、ジャンプして太刀を振り下ろしたんです!!
「ガァァッ!!」(ガハアッッ!!)
首筋・胴体・脚と斬りつけられ、激痛と驚きでひっくり返ってました。
「マサトっ!大丈夫!?」
(ありがとうミラルダ!助かった!さすがは私の愛しい人!!)
「もうっ……バカ……♪♪」
あ、顔を赤くして可愛い……って、なにか言ってるこっちも照れますね♪
(グゥゥッ!舐めた真似をっ!!)
おお、スタミナある~。さすがに古龍を食べようとするだけあって強いですね。相手が起き上がってノーモーションで突進してこようとしたその時です!
「おおぉぉ………!!」
「どうりゃあぁぁぁ……!!」
「……!?グギャァァッッ!!」
(!?!?!?)
「なっ!?」
「だっ誰あれ!!」
な、なんと!!2人のハンターさんがっ!しかも1人は竜人族に見えます。もう1人は筋骨隆々の金髪のマッチョなハンターさん……。でも、その体さばきは2人とも場慣れした動きで……ベテランさんですね。隙が無い、横からの不意打ちも想定しての攻撃でしょう。竜人族のハンターさんはジャンプして、愛用の操虫棍を振り下ろし角を一本叩き折ってました。もう1人のマッチョの方は大剣で相手の腹部に溜め斬りで傷を負わせてました。なんつう人達……。相手のモンスターも再度ダウンしてもがいてます、凄い……。
「あ、あの人達は……!?」
私の記憶が正しければ第1期団の方たちかなと。今第5!?第6!?期団まで派遣されてるとか。
その金髪のダンディなマッチョなお方は大団長さん、竜人族のハンターさんで操虫棍使いの……名前は分かりませんがお二人ともかなりの手練れなのは分かります。だって、めっちゃ強い……。
ほう、分が悪いと思ったんでしょうね。起き上がってホバリングを始めました。
(次は必ず……お前を喰らう!!)
そう言い残して飛び去って行きました。ひとまずは助かった。
「あ、あの……ありがとうございます。」
「良かったな、怪我は無いか?」
「はい、助かりました。今のモンスターは?」
「うむ、“滅尽龍”ネルギガンテだ。」
「ネルギガンテ!?」
「そうだ、古龍を喰らう古龍と言われている。」
「そんなモンスターが……。」
私達はそんなモンスターも居るのだと改めて知らされました。まだまだお初のモンスターが生息している事も……。
「どうやらあんた達は遠征に来たハンター達とは違うようだな。」
「その様だ、クシャルダオラと共にするハンターは居ない。」
「一緒にいると言うことは、あんたもこの龍と会話が出来るのか?」
え、今なんて!?あんたもって言いました!?
「あ、はい、そうです。彼は文字も書けます。」
二人はお互いに頷きあってます。確認し合うように。
「あの……どうして驚かれないんですか?」
私も同意見です。先程から驚く所か動揺すらしていない、なんで!?
「それなら、一緒に来てくれないか。我らの拠点“アステラ”に。」
「え、拠点ですか!?」
「そうだ、そこで会わせたい者達もいる。俺はグラン、そこの大団長をしている。」
「私はデュークだ、ヨロシク。」
「私はミラルダです。彼は…。」
(マサトと言います。)
私が文字を書いて挨拶すると、二人は感心していました。
「私はアミラと言います。」
「あたしは天羅《あまら》。」
「了解した、それじゃ一足先に拠点で待つ。気を付けて来てくれ。」
二人が去った後、3人と1頭が頷き合って拠点へ向かう事にしました。
乗った事を確認すると、ホバリングを開始します。ある程度上空まで上昇して、飛翔します。あ、どっちだろ?私、空では方向音痴です。あ、良かった指を指してくれました。その方向ですか、了解です。私は、飛翔して拠点に向かって飛翔していました。このあと私達は運命的出会いが待ち受けて居たんです…………………。
読了ありがとうございます!マサト達が、新大陸でどうなるのか、睦月透火さんの作品共々お楽しみに!
紅龍騎神でした……♪♪