では、物語スタートでやす。(私……どこの人!?)
突然ですが……番外編をまた一つ……。皇 雅人《すめらぎ まさと》ことマサトです。
サブタイトルにありますように新大陸に向かっている途中でのお話……。実際には着いちゃってますけどね。しかもしょっぱなからネルギガンテと戦ってるし……。続きはまたしますが、途中の小話です……。
古龍になってどれだけ経ったでしょうか……ってまだ1年にも満たないわ、あまりに出来事があり過ぎて、何年も経った気がしてます。モンスターと相対し……彼女が出来……モンスターと相対し……また彼女が出来……モンスターの仲間が出来て……和の国では絆が出来て……また彼女が出来て…………。
え、羨まし過ぎるって!?そりゃもう嬉しい限りです♪♪大変な時もありますけど、なんか充実してます……。
でね、3人の美女と野獣の……いや、古龍の私……で、新大陸に向かっていた時の事です。いろんなフィールドを跨ぐように、上空を通過している時に雪山も通りかかったんです。さすがに装備が寒さに耐えられるスキルは付いていないのでホットドリンクを……と考えましたが、本数が少ないうえに私は大丈夫ですが3人の美女たちには耐えられない。まして、山よりも高い上空を飛んで行くんですからホットドリンク1本の耐久時間もあまり続かないでしょう。
これは困ったと悩んでいた所、私が雪山山頂近くに村を発見!?あれってもしかしてポッケ村!?3人もそれを見て頷いてます。
おお、これは寄らない手は無い!是非是非助けてもらわねば……。で、私達は頷き合って、一路ポッケ村に寄る事にしたんです。ゆっくりと旋回しながら下降してポッケ村に近づいて行きます。あ、でも待って。いくら3人も美女を乗せてるからと言って古龍が降りて行ったらどうなるか……。
「ニ”ャ~~~っ!!りゅ、龍ニ”ャ~~~っ!!」
「お、おいっ!ハンターに知らせろっ!集まれる者全員非常招集だっ!!」
「ひいぃぃぃっお、お助け……。」
「み、店を閉めるぞっ!逃げる準備だ!!」
当然、大騒ぎになりますよね~やっぱりそうなりますか~。そうですよね~大型モンスターが襲来したら大騒ぎですよね~。襲う気は全くないんですけどね~、勘違いしますよね~普通。
「ま、待ってくださいっ!!」
ミラルダが地面に着地する手前で飛び降りていきました。天羅とアミラさんが続きます。集まったハンター達は飛び降りて来た3人の美女にビックリ!
「旅の途中で寄らせてもらいました。怪しいものではありません!」
い、いやミラルダ。そうは言っても怪しまれると思うんですけど。3人だけならいざ知らす、私が居ればねぇ。
「お前たちは、何者だ!かのライダーだと言うのか!?」
一人のハンターが、声を掛けて来ました。
「いえ、違います。一緒に共に旅をしてはいますが。」
「ならば何故ここに来た!」
「それは必要な道具や素材を買いたいと思った次第です。悪気はありません!」
「ここは、モンスターを連れて来るような場所じゃない。早々に出てってくれ。」
「そ、そんな……。」
う~ん、気持ちも分かりますけどちょっと冷たくありませんか!?私は元々冷たいかもしれませんけど。
「待ちなさいっ!」
「そ、村長……。」
その男性ハンターも村長さんの前ではさすがにひるんでました。当時ココット村の村長さんと組んで狩をしていたとか。私でも聞き及ぶお話です。良いおばあちゃんになってますが、威厳さは誰にも劣らない風格があります。
「そなた達、そこの古龍……クシャルダオラと共に旅をしておるじゃと?」
「はい、その通りです。」
「ライダー村の者ではないようですが……。」
ハンターさんが補足してますが。そうですね、その村もどこにあるかは分かりませんけど会えたらいいなとも思います。
「して、何処に向かおうとしておるのじゃ?」
「はい、新大陸に……。」
「私は和の国から来ました。アミラと言います。こちらは天羅《あまら》さん、そして古龍の彼と長く一緒にいる彼女がミラルダさんです。古龍の彼も会話が出来ます。」
アミラさんが補足してくれました。村長さん含め、ハンターや村の人達全員、目が真ん丸に大きく見開かれてます。直径15cmくらいでしょうか。
「な……なんじゃとっ!か、か、か、会話が出来るじゃとっ!!」
あ、そこですね。そりゃ驚きますよね。久々の驚きシーンを見た気がします。いつ以来だっけ!?
(初めまして。戦うつもりはありませんので、ハンターさん達を開放してあげてください。)
私が地面に文字をいきなり書いたもんですから、それにもまたビックリ!村長さん硬直……。
「だ、大丈夫ですか?」
「お、おお、う、うむ大丈夫じゃ。皆の者、敵襲ではない!安心してよいぞっ!」
「ほ、ほんとですか村長!!」
「うむ!ここに古龍殿が書いた言は取った。3人のハンターもついて居るし、村への被害はなさそうじゃ。安心してよいじゃろう。」
ハンター達は渋々散らばっていきます。ここぞでクシャルダオラを討伐できたとあったら、自信が付くし名声も上がるでしょう。それが出来ないジレンマというやつでしょうか。ブツブツ小言を言いながら離れていきました。
スイマセンねぇ。こっちから喧嘩を売るつもりはないんで……売られたら買うかもですけど。でも幾らで買うかは別の話……。
「して、新大陸に向かっているとな?」
(はい、和の国で風神龍、雷神龍より預かって来た物があり、それを渡しに向かう事になったんです。その龍が新大陸に居るとの事で……。)
「ほうっ、ワシも言った事は無いがの。新天地に行くなら準備をするに越したことはないよ。ゆっくり準備していくと良いじゃろう。」
(ありがとうございます。これを……お近づきの印に……。)
私は鱗を1枚抜き取って村長さんに咥えて渡します。なんか、村長さんの眼鏡が光った気が……。
「これをくれるというのか、ワシに?」
(はい。)
「それは、絆石という訳ではありませんが……、友情を誓う証です。」
村長さんがミラルダの話を聞いて、顔を見上げました。私の方をじっと見つめます。私も真っ直ぐ見つめなおして頷きました。眼鏡をくいっと持ち上げて、ニカッと笑みをこぼしました。
「ワシが狩りをしておった頃は、こんな事はあり得んことじゃった……。この歳になっても貴重な体験をするんじゃな。長生きしてみるもんじゃわい♪」
(気に入ってもらえれば幸いです。)
「勿論じゃ!狩りをして剥ぎ取ったならともかく、好意的に渡されたんじゃぞ!これ程貴重な物があるもんかい!ワシの家宝じゃ!」
えぇっ!そこまで言います!?いや、確かに簡単に手に入る物ではないでしょうがそこまで思ってもらえるとは思わなかった……。
「よしっ!準備がてら家に泊まって行くがよい。なに、急いではおらんのじゃろ?」
「え、えぇ!?い、いいんですか?」
「マジで!?やった!」
「すみません、お邪魔ではないですか?」
「心配は要らん。部屋はあるし、あんたらの話しも聞きたいしの。サラや!?サラは居るかの!?」
「おばあちゃんどうしたの?」
え………いや、あの……可愛いい………、ってご、ごほんっ!!
すいません、美人のハンターさんには目がなくて………いや、ありますけど。
「この人達を家に案内しておくれ。準備も手伝ってあげるといいじゃろう。」
「うん、分かった!どうぞこちらに。ようこそポッケ村へ。」
村長さんの自宅に案内されていく3人。美女の四人の後ろ姿はそりゃ壮観ですよ!なんて悩ましいんでしょ!周りの男性達もすっかり見とれてます……。いや~良かった…古龍ですけど生きてて良かった!
あ、でもとり残されちゃった……。さて、どうしよう?周りはまだ警戒してるし、村長さんも行っちゃったし。
ん!?何だあれ?アイルーです…よ……ね!?わおっ!アフロヘアーに黒のサングラスしてMyダンスをしながらこっちに向かって来ます!あれってもしかしてゲームでもお世話になった、カリスマ美容師猫さんですか!?マジっ?おおっ!こんなとこで会うなんて!
「ヘイ、My、brother、乗ってるかいBaybe。」
おおっ!ノリノリな言葉ですね。私もそれに習いますかね♪
(oh!サンキュウbrother!今日もそのアフロが光ってるぜ、Baybe。)
「良いノリだぜbrother、嬉しい事言ってくれるぜ、そこいらのファッキンとは違うぜBaybe。」
腰を横に降りながら、ラッパーのように話し掛けて来ます。ここまで徹底すると凄さを感じますね。
「実はユーに頼みたいことがあるのさBaybe、聞いちゃくれないかMybrother?」
ほ!?私に頼みごと?なんでしょうね一体。ま、聞くだけ聞きましょうか。急ぎ旅ではないので、解決してあげれば良いかなと。
(分かった、brother相談に乗るぜBaybe。)
「おおっ!聞いてくれるかMybrother!さすがそこいらのファッキンとは違うぜBaybe。」
その相談て誰にしたんでしょうね?
(Mybrother、相談の内容はなんだい?Baybe。)
「今から話すぜBaybe。実はあるモンスターの毛を貰いたいのさBaybe。」
(モンスターの毛が欲しいって!?brother。)
「そうさ、brother俺にとっちゃそれがないと死活問題さBaybe。」
(マジかいファッキン!そこまで悩むモンスター、一体誰なんだBaybe。)
「金獅子さBaybe。あの金髪が欲しいのさ、Mybrother。」
あ………あはははは………。無理っしょ!あの金髪状態は彼の怒りモードですよ!秒殺どころか、瞬殺でしょ!どれだけ、ゲームで悔し涙を流した事か……。いや、今は古龍ですけどね!それでも、大変です。どうするか?捕獲!?私からすると奇跡に近いな。参ったな、さすがにこれはどうしたものか……………。
あ………、もしかしたら………イケるかもしれない!おしっ!ダメ元で、あの場所に行ってみるか。
(分かったぜ、Mybrother!上手くいくかは分からないが、やるだけやってみるぜBaybe。)
「やってくれるか!Mybrother!やっぱりそこいらのファッキンな奴等とは違うぜBaybe。さすがは、俺の見込んだ男だbrother!」
(いやいや、それはクリア出来た時に聞くよ、Mybrother。)
「分かったぜファッキン、よろしく頼むぜBaybe。」
と、戻って行きました。無理難題を置いて………。でも、宛が無いわけじゃないので……明日にみんなであの場所に行ってみますか!
私も少し休みますかね、明日の体力を温存しないと。私は身体を丸めて、眠りに着きました。彼女達は村長さんも含めて女子会!?のように、深夜までテンションアゲアゲで話し込んでいたようで次の日は、女性5人とも目が充血して腫れてました……ご苦労様♪
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で、次の日です。3人に内容を話してラージャンさんがいるかもしれないあの場所へ行ってみることに。
「ね、あんた達どんだけ顔広いの!?ラージャンと知り合いなんて半信半疑だし。」
「そんなに凄いモンスターなんですか?」
(確かに戦ったらこっちもかなり苦戦するか、猫タク行きだね。)
「そんなに!?」
「そうなの。だからあの時は戦う意思が無い事を分かって貰うのに、お土産をね……♪♪」
「「!?!?!?」」
二人が不思議がってます。そりゃ好物をあげればね、向こうも悪い気はしないし。
「あそこはひさしぶりだね♪」
(そうだね、出会って間もない頃だしね。まだ居るかどうかも分からないよ。)
「そうだね、まずは行ってみてからだね。」
孤島に行く途中の、小高い丘の岩場の上……。果たして居ますかね!?彼と離れてから久しいし……。
まずは、降り立ちます。ミラルダも果物を採りに行きました。天羅とアミラも続きます。
私は、そこで待つことに。翼を休めようとしたら、近づいて来る物が……。
(ん!?先客……お前は……。)
(おおっ!この前の!)
(ほうっ!生きてたのか。しばらく会わんから他のモンスター達に倒されたかと思ったぞ。)
(いやぁ、ごもっともだね。ホントに倒されかけた事もあるから嘘でもないよ。)
(そういや、一緒に居た嬢ちゃんはどうした!?)
(ああ、ほら、今戻って来た。)
「こんにちは。お久ぶりですね。」
(!?!?!?)
ラージャンが驚いてます。珍しい!そうか、あの時はまだミラルダとも文字を書いて会話してた頃ですから、直接話が出来るなんてビックリしますよね。
(彼女とは会話が出来るようになったんだ。色々あってね。)
(そうか……久しぶりだな嬢ちゃん、この前の果物は助かった礼を言う。)
「いえ、大したことは……。でも、今回もお願いがあってこれを持ってきました。」
(おおっ!そんなにか!?)
よく見ると、ミラルダがバナナのような果実を50房程、天羅が30房程のブドウのような果実を、アミラがメロンに似た果実を5個ほど。3人で短期間で良くそこまで集めましたね。素晴らしい♪♪
「全部、差し上げますので一つお願いを聞いて欲しいのです。」
(で、何だお願いと言うのは?)
「はい、貴方の金髪を少し分けてもらえないかと……。」
(何!?おれの金髪!?)
その場の空気が一転して静まり返り緊張感がひしひしと伝わってきます。まずい!触れちゃいけない所に触れたか!?おおお、茶色かった体躯が金髪の体毛に変化していきます!こんな目の前で怒りモードで攻撃されたら、私もただじゃ済まない!3人も危ないっ!回避させないとっ!
(ミラルダ!ここは、一旦離れ……へ!?)
なんと!!ラージャンさん攻撃するどころか、手招いて来るじゃあ~りませんか!!
(これで良いか?)
おおっ!お願いしているこっちがビックリしてます!金髪を分けてくれるというのです!こんな奇跡なことがありますか?
ミラルダ達がラージャンさんの金髪部分をナイフで、一部切り取ってます。他から見たら、異様な光景でしょうね。ラージャンさんが大人しく金髪を切られてるんですから。
「ありがとうございます。」
(ごめんなさい、助かります。)
(なに、礼には及ばん。これだけ貰ったらな。)
沢山果実を貰ってご機嫌だったようで、先に果実を見せておいて良かった。被害に遭わずに済んだようです。
(貰ってくぞ。)
(勿論!持って行って食べてくれ。また、会えるかな?)
(お互いにハンターに倒されなければな♪)
(それは確かにね。)
ラージャンさんは果実を全部背中に背負って、ゆっくりと去って行きました。私達は顔を見合わせて、小さくガッツポーズを。
それから3人を乗せて、ポッケ村へと戻ったんです……。
「おおおっ!おおっ!すげぇぜ、ファッキン、他のハンターに頼んでも達成出来た奴は居なかったんだぜBaybe。一体どうやったんだいMybrother!話を聞かせちゃくれないか?Baybe。」
金獅子の金髪なんて、超レアでしょう。それを捕獲や討伐で剥ぎ取った物じゃないとなったら、そりゃ誰もが知りたがりますよねぇ。サングラスとアフロヘアーが、一層光ってます。
(その内ゆっくり語ろう、Mybrother!それで金髪アフロを作るんだろう?Baybe。)
「どうして分かったMybrother」
カリスマ猫さんにまたまた驚かれてます。
(金髪でも作って見たかったんだよねアフロ。そうだろう、Mybrother?)
「かなわないぜbrother。その通りだからなBaybe。」
「ええっ!金獅子の毛でアフロヘアーを作る気だったの!?」
はい、天羅さんその通りです。
「そんな……金獅子を怒らせないようにとどれだけ気を使ったか……。」
ミラルダもゴメンね、付き合わせて。
「そんなファッキンな猫さんは初めてです。」
ん!?私も、天羅も、ミラルダも、アミラに注目します。い、意外に乗ってくる子なんですね。ちょっとビックリ。2人もその様でイメージが先行している分、そんな喋りをしてくるとは思ってもみなかった事で……。
アミラもみんなに注目されて照れてしまいました。可愛い……。コホッ。
「すまないbrother、恩に着るぜBaybe。」
と、皆に頭を下げてきました。で!なんとっ!!
「「「(カリスマ猫さんがサングラスを外した~~~っ!!!)」」」
もう、ぶっとびです!あのカリスマ猫さんが……あの猫さんが……サングラスを外すなんて……。
ホントに天変地異起きませんか!?大丈夫!?と言ってもどこに避難しても無理っぽいですが……。
つぶらな瞳……いや、カッコイイ♪♪素顔が見られるなんて、大変貴重で大変ラッキー!!この思い出は一生の宝物……。絶対忘れてなるものか!
そんな感じで、ちょっぴりドタバタしましたが、準備を整えて再度新大陸へと私達は向かいました。陰で私とまた約束しつつ……。
(今度は新大陸のモンスターの毛を頼むぜMybrother。)
「「「こらっ!!」」」
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読了ありがとうござんした。(ホントに私誰!?)
次話からは本編に戻りますので、引き続きお付き合いください。
紅龍騎神でした……♪♪