コラボしておりますので、よろしくお願いします!
では、物語スタートです。
只今、飛翔中ではありますが……皇 雅人《すめらぎ まさと》ことマサトです。
古龍に転生して今を謳歌しているおっさんです。なんと3人の美女に惚れられる……超果報者ですよ。なんでお前だけがって?私にも分かりません。古龍なのにね?
でね、大団長さん達に助けてもらい、拠点に誘われまして一路、拠点へ向かおうと3人を乗せて飛んでいる所なんですよ。それが女性達が新大陸の植物、動物、食物!?に興味津々ではしゃいじゃってます。
その内の1人は最初からホットドリンク3本で惚れられて、そのあとすぐに告白されて、お付き合いが始まって今に至るハンターのミラルダと、和の国に滞在中に告白してきた2人がいまして、いきなり攻撃しておいて、お嫁さんにしてくれと言ってきたハンターの天羅。和の国を出る時に双子巫女の1人でアミラが一緒に行きたいと。もう、3人とも美人で可愛い……勿体ない位の……いえ、勿体なくないです……。
私にとっては大事な大事な女性たちなんです。
「あっ!あそこに珍しい植物が……。」
「あっ!アミラさんちょっと危ないっ!ああっ!」
「え、あ、なにやってんの!ちょっとっ!!」
(ア、アミラさんっ!おっ、落ち!落ち!落ちるっ!!)
うわあぁぁぁ!バランスがぁ!彼女達を辛うじて抱かえて落下しますが!バキバキ、バサバサと茂みに落ちた感が………………………………。
「イッタ~……ううっ、みんな無事~?」
「たくっ……、アミラが突然マサトの背中から身を乗り出すから……。」
「申し訳ありません……あんまり珍しい物が一杯で……。」
はは……分かる気もしますがね、新大陸ですから。で、私をも覆ってくれる大木ってどんだけ!?
え!?今のお腹の音……誰!?確かにお腹が空いてきたのも事実ですが……。へ、アミラさんの!?マジで?いや、確かに食べる時間的には大分過ぎてましたし、私もなんだかお腹が空いてきた。
「……へぇ、なかなかの食いしん坊なんだね。ミラルダ……食糧の残りはある?」
「ああ、えーと、残りはと……アレ?うそ………。」
あら~、残りの食料の袋が無いとか……。ミラルダが探してますけど……もしかしてほんとに無い!?
「え、ほんとに無いの!?この先どーすんの?何が食材になるか分かんないし。」
「……現地調達をしたくても、どれが食べられるか分からないね……。」
「困りましたねぇ……(ぐうぅぅぅぅぅ……)」
「「あなたがそれを言う!?」」
(いたた…はっはっは、いくらダイヤコートで補ったと言っても、結構キツいな。3人とも怪我はないかい?)
「うん大丈夫……アミラのお腹の虫さん以外はね」
「すいません、しばらく食べてかったものですから……。」
いや、確かにね、お腹が減るのは人それぞれ。私もなんとなく減ってきた感があります。でも、大きい音でしたね、それはそれで可愛いんですけど。さて困りましたね。
(これだけ分からないと探しようがないな……。)
「……と、とりあえず、場所を移動しましょ? ココ、凄く大きな木の上みたいだし……」
おお、確かに。ミラルダの言うとおりです、どのエリアに居るのかも分からないし、周りを見回しても大きな大木が生い茂り、通れそうな穴もありますが、枝やシダや蔦などが入り混じって生えていてジャングルですよ。マズイな……これ、方向音痴の私には……苦手な場所だったりします!?でも、動かないと始まらないか……。
まずは木から降りましょうか、モンスターも居なさそうですし。
取り合えず、地面に降り立ちます。ふぅ、3人とも無事で良かった。で、北側で見つけた古代樹の穴が私も通り抜けられそうだったので、そちらから見晴らしの良い場所へ移動したんです。でもね、後で聞いたらその場所“リオレウスの巣”と聞いてビックリ!知らない事とは言え、出くわしたら大変です。ここで野宿も……とチラリと頭によぎってましたから。いやぁ、バルファルクのように話で分かって貰えるかどうか……。実際、私の大きさでは穴を通る事が出来なくて、3人が私の道案内の為にジャンケンが繰り広げられて(嬉しいやら申し訳無いやらで)、リオレウスが飛来しない事をハラハラ祈りつつ、アミラが勝って背中に乗せて移動してました。
でもね、さすが私です。そこから東側へ回ればアステラが見えたらしいんですよ実は。後に話してくれました、現地の人は素晴らしい。私達は結局、逆の西側から回ったんですね、右も左も……いや、東西ですけどね、分からずじまいで全員迷子……。
「さっきの場所って……何であんな所にキャンプがあったんでしょうか?……」
「新大陸に入った、調査団達のキャンプじゃない? まあ……彼らと合流できれば、良いんだけどね……。」
「そうですね……問題は、彼等の居場所なのですが、どの辺りなのか……?」
いやぁ、逆方向です……。私含めて誰も気付いてません……。
新大陸では、飼い慣らされた小型飛竜を使って場所を移動するらしいんですが……便利ですよね。でも、大型飛竜の私と移動する彼女達って、ちょっぴり贅沢だったりします?狙われる確率もあがりますけど……。
(ん!? あれは……!?)
下の方を見た時に、リオレウスではありません……影が見えたんです……。う~ん、嫌な予感しかしない………。
でも、ここに居てもいずれリオレウスが戻ってくる可能性があるし、移動しない事には拠点にはたどり着けないので、まずは移動しましょうか。
(まずは、この空洞から下に降りて行こう。移動しないとどちらにしても拠点セリエナを探さないとならないし。)
「そうね、そうしましょう。道やモンスターに気を付けながら進みましょう。」
と、進んでいきます。マップ上ではエリア15から14の方に移動していたそうで……。
「この森は広い上に迷路みたいだね……複雑に入り組んでるから分かりずらいし。」
「マップでもあれば、まだ分かるんだけど……」
(取り敢えず、下に進もう……さっきのキャンプ状況からして、下にもあると思う……そこに地図でもあれば、迷う心配もなくなると思うし)
ま、食料でも少し残っていれば御の字ですけどね。空からと言っても、食料が何か分からない状態で探したとしても体力が持たない。まして、3人の女性たちにすれば尚更だと思うので。でも、その時は私もさっきの嫌な影の事を忘れてたんです……。後で後悔ってやつですが……。
「……植生は、密林に近いわね……水場も多いし。ガノトトス元気かな……。」
まあ、あれだけのパフォーマンスが出来るなら大丈夫でしょう。ってどっから出るんでしょうねこの自信……。
「里の近くにある大社跡にも似ていますね……。」
「ランポス系かな? あの黄色いヤツは……。」
時々見掛ける黄色い四足歩行のトカゲ……ジャグラスという名前だそうですが、確かに集団性がありそうです。 ジャグラス達を尻目に、森の中を慎重に進んで行きます。まあね、女性3人はともかく私が一緒に移動していたらさすがに隠れようと右往左往してますよ。大型なら威嚇して来ようものですが、勝てないと自然と把握してるんでしょうね。逃げ隠れる事に必死になってますから。
しかし!新大陸ですよ!まあ、私達が見るもの全てにおいて新しい!どうしましょうこれ。みんながみんな心なしかウキウキしてます。ホントに勉強させられてばかり……。
更に進んで行くと一番下……つまり最下層のエリアについたようで、後でエリア8と聞きました。
「アプトノスが居るわ!」
天羅の指す先には、アプトノスが3頭……ゆったりと草を食べてました……ううう、ダメですねお腹が言う事を聞いてくれない……。
「「「(おっお肉~~~!!)」」」
ごめんなさい全員で叫んでました……。アミラ以外が生肉を求めてアプトノスに突撃します!……当然、アプトノスは驚いて逃げようとするんですが、私達も必死……。
私が逃げられない様にブレスで竜巻を作り出して、まわり込み一番体格の良さそうなアプトノスを足止めして……ミラルダと天羅が左右に回り込んでそれぞれの一撃、仕留めておりました。
「……お見事ですわ。」
弓を構えて狙いつつ、動きを冷静に見ていたアミラも素敵ですが。
良かったこれで何とか食料にありつける……。ゴメンね、そしてありがとうアプトノス……大切に頂くね……。
「グゥルルルルッ……!!」(血の匂いだ……。)
森の奥深くから……漂う血の匂いに誘われて、1体の竜が森を歩いて来ます……。
それは筋肉質で巨大な緑色の体躯と、強靭な後ろ脚……2足歩行で、黄色の瞳に異様に発達した顎……そしてそこから生える無数の牙の如き棘……まさにその物は、果てる事のない強欲を秘めた狂暴な竜でした……。
「グウゥルオォォォォォォッ!!!」(貴様らぁっ!それを寄こせ~~~っ!!)
!?!?!?!?!?
マジか!?しまった!…………さっき見かけた影が近くに……。生肉の匂いにつられて来たな!ミラルダ達も流石にその威圧感と畏怖感は危険と感じたようで、武器を構え直して声の方向に身構えます。私もやって来る物を見据えます。そして現れたのは危険指定されている個体……。
「なっ!? そんな…………イビルジョー!?」
「何なのですか!? あのドヤ顔みたいな生き物!?」
「やばいね、この雰囲気……もしかして怒りモード……!?」
(まずいね……私も聞いた事がある……。)
「そうね、たぶん特殊個体でクエストにも指定されている……
いち早く気付いた天羅はその名を口にします。初めて見るんですね、アミラがドヤ顔なというぐらいですから……そして異常な気配に気付いたミラルダと私がその答えを導き出します……。
怒り喰らうイビルジョー……。
クエストにも指定されているやばい奴……。通常個体ですら怒り状態になると手練れのハンターでも無事では済まない程で猫タクチケット推奨される狂暴な竜なんですけど、この特殊個体の場合は”常に怒り状態”なんですよね。
……つまり常時、危険度MAX状態……遥かに狂暴でかな~りヤバい!半端ない強さです!!
「グゥオォォォァァァァッ!!」(喰らってやるぁっ!!)
私達と生肉を見たドヤ顔さんこと狂暴竜イビルジョーさんの取る行動は一つ……。
エリア全体を震わせる程の咆哮を上げ、突進しようと動き出した直後……。
『それはさせませんッ!!』
なっ!頭の中に声がっ!!わずかに遅れて爆発音にも似た轟音が響き、極太の極光がそのイビルジョーの横っ腹を焼いてました!な、何この光……凄い……。
「ギャアォォォアァァァッ!?」(あ”、熱いっ!ぐわぁぁぁぁっ!!)
不意打ちでまともに想定外のダメージを喰らい、更に続けざまに浴びせられて、イビルジョーも踏ん張ることが出来ずにひっくり返ります!!
「……な、何ですか今の光……!?」
私もお初にお目にかかります。生物のものではないと思える程の極光の攻撃……その極光はイビルジョーの転倒と同時に途切れて、私はすぐさま振り返ってその方向に向きます……。
そこに居たのは、1人のハンターさんとオトモアイルーが居て……体躯こそ私よりも小さいですけど、全身は白銀一色、4本の脚に翼……そして、身体のあちこちに揺らめく幽膜…………一体誰!?
ハンターさんと一緒という事は……大団長さんが言っていた事って……。
「なに………新種の古龍?」
「怨虎竜”おんこりゅう”マガイマガドとは違いますね……この幽は、まるで幽世”かくりよ”の様な……」
「あの光は、この龍の攻撃ブレス……だったの!?」
私もそれは驚きです、全員初めて見る龍ですから驚きも格別ですよ。
後で挨拶がありましたけど、油断なくイビルジョーを警戒しつつ此方へと歩み寄って来るのは指折りのハンターさんで新大陸調査団5期団のレクスさん……揺らめく光の残滓を纏って、前の男性ハンターさんの後を歩いて来る冥灯龍ゼノ・ジーヴァで未知の古龍のシオンさん……。
「アンタ等か、外から入り込んだ古龍とハンターってのは……」
既存の装備とは大分細かいところが違うようですね、リオレウスの装備でEXレウスシリーズに身を包んだ男性ハンターさんがマスクを上げて私達の方へ歩み寄って来ました。
『……ホントにクシャルダオラとハンターさんが……』
あら、また頭に響いてきました、まだ幼さの残る様な少女の声ですが……これって全員に聞こえてます!?私とミラルダだけならば古龍繋がりで……とか説明が付くでしょうけど、どうやるんだろ?これだったら、3人とも話が通じますよね。後で聞いてみようかな。
「だ、誰なの? この声……」
でしょうね、そうですよね、古龍の声を直接聴くのは初ですよね、天羅が困惑してます勿論アミラもですが。
『……あ~、やっぱり初対面だと戸惑いますよね? 私です、目の前の銀色の……』
「グルルルゥォォォォォッ!!」(お~の~れ~~~っ!!)
シオンさんが右の前足を持ち上げて、手を振るように合図をしてくれようとしたんですけど……それを遮る咆哮を上げてイビルジョーさんが体勢を立て直してきました。
「チッ、もう少し大人しくしてろよな……!」
レクスさんが忌々しげに声に出しながら武器を構えて走り出しました。それを見て、ミラルダ達も動きます!
「レクスさんっ援護します、天羅さんっ!」
「了解っ!食事の邪魔をする奴はアックスに殴られて倒れてなっ!!」
あの……、それ私には止めてくださいね。切なすぎる……。
「私も御供致します!」
ミラルダ、天羅、アミラ3人がそれぞれの武器を構えて、レクスさんの後に続きます。
「ニャー!ハンターが4人も揃えば楽勝ニャ!」
可愛い……いや、思わず……相変わらずアイルー族も可愛いですね。しかも、サポートは助かりますし。さて、私も……。
『私も……行きますッ!!』
オトモアイルーのタマさんが、オトモ道具『はげましの楽器』を演奏してハンター達を応援してくれます、それに合わせる形で私とシオンさんも戦闘態勢を取ります!
このエリア内で”怒り喰らうイビルジョー vs. ハンター4人&オトモアイルー+古龍2体”
という特殊なデスマッチが始まったんです……何としても食い止めないと……………………。
読了ありがとうございます。引き続き次話をご覧下さい。紅龍騎神でした……♪♪