(R15)古龍の私が惚れられました♪♪   作:麗紫 水晶

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久々でございましょうか、ご無沙汰をしております。只今、コラボしながらの投稿ですが、それぞれの作品の主人公達からの視点と言う形で描いております。それぞれの作品を読んで頂くと、あっちではこんなことが……こっちではこうなってたのかと、一段と楽しめるかと思いますので、両作品をよろしくお願いいたします。それでは物語りスタートです!


冰れる龍との遭遇……。

 お久しぶりでゴザイマス。皇 雅人《すめらぎ まさと》ことマサトです。古龍に転生していく月か……。

 3人の美人に告白され……元の世界ではあり得なかったモテ期……今はこの世界にいる方が幸せを感じてしまう今日この頃……。

 

 それで、今私はシオンさんと共に言霊の修行の末、会得してセリエナで合流し会話が通じると大喜びで……。ミラルダ達も武器や防具がリニューアルで、凄く良くなったとそっちも大喜び♪

 そんなところにアステラで異常事態が……と聞いた私達は一路アステラへと戻ったんです。

 

 戻ったアステラではシオンさんが異変に気付いたようで、

 

『……何でしょう、何か違和感が…………。』

 

 私には良く分かりません。まだ、土地的に慣れていない事もあって何がどう……とまでは把握できないでいます。

 

「シオンちゃんは、何か違うと思うところがあるの?」

 

『それが何なのかは分かりません、ですがこう……違和感を感じるんです。』

 

「ふ~ん、あたしらはこの森を見慣れてないからね……何が何だかさっぱりだよ。」

 

 確かに天羅の言う通りです、まだまだいろんなものがお初過ぎて馴染めても居ないし、地形を把握できても居ない……不利な事ばかりです。

 

 そこで、シオンさんがハンターさん達に変わった事が無いかと尋ねていました。”普通は……”と言う普段からあったり居たりしている物や動物、植物がいつもの生態とは違っているという事でした。

 

『一体、何が起こっているのでしょう……。』

 

「さあな……だが、このままじゃ食材の補給が出来ねぇ……この事態が続くんじゃメニューを見直す必要も出て来る。」

 

 料理長のディランさんがそこまで言うなんて、緊急事態じゃないですか!食問題は結構大変ですよ!最悪、拠点の存亡にも関わる事態……今は貯めている食材が残っているでしょうが、いつまで持つかは分かりません。まして追加で調達が出来なくなってくると限界が来る、かなり深刻だ……。

 

 で、ふと思ったんですけどさっきからレクスさんの姿が見えない……。顔を合わせた時にはお礼を……と思ってたんですけどね、何処に居るんだろ!?

 

『そういえば、レクスさんは?』

 

「数日前、例の黒いクシャルダオラが陸珊瑚の台地で目撃されてな……彼はその調査に向かわせている。」

 

え、アステラに居ない!?

 

『え、じゃあこの事は知らないんですか?』

 

「そうだ、奴の動向も気になったからな。そっちも重要事項と捉えて、レクスに一任した。だから敢えて呼び戻してはいないんだ。」

 

 あ、なるほど。確かに奴の言っていたことも気になるところですね。(今は挨拶代わり……その内分かる……)そう言っていたのを思い出しました。だけど、あの時奴は強かった……いくら歴戦のレクスさんといえど無事で居てくれることを祈りますよ……。

 

『そうですか……仕方ありませんね、エイデンさんに同行をお願いしましょう。』

 

 え!?エイデンさん!?誰?はあ、よく聞くとレクスさんと同じ5期団ののハンターさんで新大陸に来るまではなかなかの有名人だったそうで……。

 

「あ、私、名前を聞いた事がある!名の知れた強者ハンターさんだって……。」

 

 おうっ、ミラルダも知ってるんですね。

 

「あのシオンちゃんが、同行に俺をご指名とは……こりゃ、モテ期かな?」

 

「……馬鹿な事を言う暇があるなら、この荷物を運ぶのを手伝いなさい!」

 

「おお怖っ。」

 

『はは……仲が良いんですね♪』

 

「「どこがっ!」」

 

 怖っ!逆に私が突っ込まれました。こちらの女性は編募者のエリスさんですか……。

しかし、エイデンさんはおちゃらけていますけど、只者じゃない事は良く分かります。詳しい事は良く分かりませんが、装備が半端ない。強いと感じ取れます。新大陸に来る人ですからね、それだけでも強いでしょうね。

 

 それで、彼らが森の調査に赴くとなったので手伝わせて欲しいと名乗り出ました。言霊を教えてもらったし、何かの形でお礼したかったこともあるし……。

 快く了承してもらったので、私達も赴く準備……。

 

『古龍の気配が微かにします、二手に分かれましょう……マサトさん達は海岸沿いの方をお願いします、私達は古代樹の周辺から。』

 

『分かった、気を付けて。』

 

「ええ、そちらも……危険を感じたら、スリンガーで救難信号を……すぐに向かうわ。」

 

「美人さん達の頼みなら、何を置いても駆けつ『ドゴッ』ガフッ……!」

 

 いや、大丈夫かなこの人!?良い音がしましたけど?慣れっこだったり?やっぱり仲が良いんじゃ………やめとこ。

 それから、それぞれに分かれて調査を開始したんです……。

 

 私達は予定通りに海岸沿いの方にあるキャンプ地に降り立ちました。ミラルダ達も警戒しながら背中から降りて周囲を見渡します。ん!?何か聞こえる……。

 

「奥の方で何か聞こえるね。」

 

「何の音でしょうか?」

 

 木々や葉っぱに反射してくるので聞き取りにくくなってます。これは、確認した方が良いか……。

 

『とりあえず行ってみようか、ここで模索しても始まらないし。』

 

「そうね、どのみち調査が前提だし進まなきゃ始まらないわ。」

 

「だね、行こうか。」

 

 全員で顔を見合わせて頷き、エリア1へと進んで行ったんです……。さすがにあの状態は想定外でしたが……。

 

エリア1に来たんですけど、目の前には大変な光景が……。2頭のモンスターが、争ってます。1頭は2足歩行で翼はなく、その代わり尻尾が鋭い刃になっている炎弾ブレスも吐く群青色の体躯をしている……ディノバルド……………。

もう1頭は、全体に黒い体躯で、両前足に刃のような翼があり、尻尾の先には棘も。猫に似た顔つきをしていて愛くるしい顔でいて、狂暴さも持っている………ナルガクルガ………。

その2頭がよりによって、ここで縄張り争いしてるってどゆこと!?

私達が目に入らないのか、2頭は真剣に争ってます。ディノバルドが、自身の口に尻尾をくわえ、牙で尻尾を研ぎ澄まします!ナルガクルガは、間合いを取るべく低い体勢で回り込んでいきます!先に仕掛けたのはディノバルド!勢いをつけて身体全体を捻り、鞭のように尻尾をナルガへ向けて降り下ろしていきます!ナルガはそれを反射的に避けて隙を与えずに尻尾を振り回して、棘をディノバルドに向けて飛ばしてきます!ディノバルドも後方へバックジャンプで棘をかわし、にらみ合いになってました。

「まずいところに来ちゃったわね……。」

 

『確かにね……。』

 

 うわっ危ない!後方へ!私はみんなを後方へと誘導します。でも、私が下がった時後ろ脚が大きい事をこの時だけは嘆きました……。光虫を何匹か潰してしまったんです!瞬く間に眩しい光に包まれそのエリア全体を覆いつくします!それが、ディノバルドとナルガクルガにも及んでいて2体とも更に怒りモードに突入してしまいました。2頭とも暴れ出してしまい、収集が付かなくなってます!

 お互いに傷つけあってスタミナを消耗しつつも、尚も攻撃を辞めないのでどちらかが倒れるまで終わらないのか……?と思っていたら、閃光の光が無くなっていき視界が開けていきます……。

 完全に視力が回復した時に2頭が同時に私を見つめていました……。あ……まずい……よね!?

 

「ちょ……やばっ!!」

 

 天羅が慌てて動くも、既に遅く……。

 

『『てめぇのしわざかァァァァァ!!』』

 

2頭が揃ってこっちに向かって来ます!

 

「全く!縄張り争いの真っただ中に出るとかマジであり得ないわっ!どんな確率よ!?」

 

『 いやぁ、照れるなぁ♪』

 

「「「褒めてないしっ!!」」」

 

キャンプ地まで大慌てで引き返します!ミラルダ達を守る為に後ろからついていく形で。

ぎりぎりセーフ!でキャンプ地内に……。

 

(ゴルァっ!出てこいやぁ!)

 

(捻り倒してやるぁぁ!)

 

わ………外で、ひっきりなしに吠えまくってますね。さすがに詰め寄られた感じですが、このままじゃ何も出来ずに終わってしまう。

 

私達は身動きがとれなくなってました。

 

「困ったわね、これじゃ調査どころじゃないわ。」

 

『ごめん……。』

 

「あ、いや、マサトを責めてる訳じゃないわ。エリア1で縄張り争いしてる方もどうかと思うし。」

 

「でも、これじゃここから出られませんね。」

 

確かにそうなんですが……。

ん!?そう言えば叫びの咆哮が無くなってる!?なんでだろ?

 

………………………。

 

(チョッ………ト……イイ……カ……ナ……。)

 

その怒りを私にぶつけるべく叫んでいた、ディノバルドとナルガクルガの背後から声を掛けられ、ビクッ!!っとしてゆっくり2頭は振り向きます。すると目の前に少しずつ姿を現す物が………。

 

(おお、オオナズチ……さん!?)

 

(あ、あんたか。どうしてここに!?)

 

(チョッ……ト……ネ……カ……レラ……ヲ……ユ……ルシ……テ……ヤッ……テ……クレ……ナ……イカ……)

 

2頭とも顔を見合わせて首を傾げてました。

 

(あんたの知り合いか?)

 

(ソウ……シ……ンユ……ウ……ダヨ……。)

 

((え゛、親友!?))

 

何がどうだと言うのか、2頭が青ざめてます。あ、顔には出ないか。

 

(そ、それ早く言ってくれよ!なぁ!)

 

(お、おぅ。そうですよ、それを知ってればここまでは……。)

 

(ジャ……ア……イイ……カ……イ……!?)

 

オオナズチが2頭を交互に見渡しました。2頭も動揺したように小刻みに頷いて、それぞれ反対方向に去って行きました。

 

(ク……スッ………イ……ツモ……タ……ノ……シマ……セ……テク……レル……ネ……キ……ミタ……チ……ハ……。)

 

そのオオナズチもまたゆっくり姿を消して去って行きました。まさかナズっちゃんが助けてくれていたとは露知らず……。これ幸いと、調査を再開しようとしたとき、拠点に帰還せよの信号弾が上がり戻ることになりました。

スイマセン……何も役に立ててない……。ガクッ……。でもまずは戻らないと。驚愕な事が起きていましたから……。

 

戻るとシオンさん達も戻っていました。そちらはしっかりと痕跡等見付けて来たようで、ですがセリエナでとんでもないものが、見付かったそうで直ぐにシオンさん達とセリエナへと戻りました。

 

そこで目にしたものとは、ガチガチに全身が凍っているアンジャナフの死体……。って名前は教えて貰いましたが。

 

「ああ、お前達か……見てくれ……あのアンジャナフが完全に凍結しちまってる……しかも、皮膚片や細胞組織の状態から、凍結した直後までは生きていたらしい。」

 

『そんな……!?』

 

『嘘でしょ!?』

 

私にしても信じられない現象です!この巨躯を芯まで瞬時に凍結するなんて……。しかも、この土地でも十分にアンジャナフは活動していたようですし、生きたまま凍結するなんてことは通常ではあり得ないとの事でした。

 

「……もしかして、これが今回の現象の大元……!?」

 

 ミラルダも何か気付いたようです……アステラや周りのフィールドの異常現象、それにシオンさん達が掴んできた痕跡……。

 

「成る程……確かにこれが、仮に生物の仕業だとすれば、移動しているのは納得だが……。」

 

『そんな生物が、存在しているのでしょうか……?』

 

「兎に角だ……元凶が古龍なら、捜索方針を一部変えなくちゃならない……エイデンはシオンを連れて、古龍の目撃情報が多い龍結晶の地を調査してくれ……。ミラルダさん……貴女達が部外者であるのは承知の上だが、今一度協力をお願いしたい。」

 

「良いですよ、ここまで付き合った訳だし、最後まで見届けたいわ。」

 

 一緒に同行する事になった私達は龍結晶の地へ向かうために準備を進めるのでした……。同じ頃に別の場所で移動している物が………………。

 

 その龍結晶の地に1頭の生物が舞い降りていました……。全身が白い体躯で氷を纏い、4本の四肢があり氷の結晶のような翼を持ち、頭部から後ろにかけて棘が生えている私よりも一回り大きいサイズ……。

 その古龍の降り立った周りは霜柱や氷柱が出来、大気温度もどんどん下がっていました……。

 

『……彼の龍は、一体何を画策しているのでしょうか……もし、わたくしの妨げになるのでしたら……覚悟して頂きますわ……!』

 

 何やら決意と気迫が籠ってますね。彼の龍とはいったい……。

 

 それで私達はというとセリエナで、ある人物に会ってました……。1期団のフィールドマスター”カルラ”さんです。

 

「アンタが噂のクシャルダオラ……マサトって言うんだっけ? アタシはカルラ、調査団の1期メンバーでフィールドマスターをやってるわ。」

 

『え、あ……どうもです、クシャルダオラしてますマサトです。』

 

 驚きましたよ、ずっと調査に出ているのでなかなかお会いする事が出来ないとか……。

 

「アンタ達は確か、この地に居るっていう古龍に会いに来たって言ってたわね?」

 

『ええ、確か……イヴェルカーナって……。』

 

 え、凄く真顔になって私の前に来ましたよ。何か私気に障ること言ったかな!?

 

「そいつは口伝にのみ残る伝説の古龍よ、その名はどこで知ったの?」

 

『え、いや、それは、あの……和の国に居る神龍で……ナルハタタヒメとイブシマキヒコという古龍ですけど……。』

 

「……知恵ある古龍達はお互いを認識し合い、秩序の輪を描く……あの人の言っていた通りね……!」

 

 え、いや、あの……何かつぶやきながら1人考え込んでますよ。あの人って……!?

 

「アタシも同行するわ……アンタ達だけじゃ、イヴェルカーナを探すのは骨が折れるわよ?」

 

『ええっ!?本気ですか!?』

 

 驚きです!カルラさんが一緒に行ってくれるというんです。居場所に宛があるんでしょうか?じゃないと一緒に行ってくれるとまでは言わないでしょうね。

 

『カルラさんも来るんですか?』

 

シオンさんも驚きますよね。急に一緒に行くって言い出すし、引き止めるも何も背中に調査に向かうための荷物を背負ってしまってるし……行く気が満々です。

 

『……分かりました、カルラさんはクリスと私の背中に……マサトさん?』

 

『あ……アハハハ……怖くてあの間に入れない……。』

 

ミラルダ達はマジ顔でジャンケンをしてました。3人共、乗せて行きますよ。今それをここでする!?え、死活問題!?そこまで拘っちゃうの!?…………。

 

 

と、何とか3人を無事に乗せて龍結晶のあるキャンプエリアに降り立ちました。でもね、シオンさんもそうでしたが、私も感じていました。

 

『シオン……あの先だ、かなり強い気配がする。』

 

『はい、私もしっかりと感じています……間違いなく古龍ですね。』

 

それは地下へ降りる洞窟の入り口から、威圧感が半端なく伝わって来ます!ミラルダ達は私の様子に気付き、アイテムを確認しだしました。

そして、全員で地下へと降りて行きます。エリア8に……。

 

「これは……。」

 

「前に来た時より、随分と涼しいわね……。」

 

「おばさま、ここにも例の痕跡が!」

 

その痕跡は完全に凍った植物と、それを踏みつけて残った足跡でした……。

 

「……この痕跡、どこかで……。」

 

カルラさんとクリスさんエリスさんは、考察に。ミラルダ達とエイデンさんは周囲の警戒、私達も周囲に気を向けます。

 

そこに突然、ヒヤリとした風が吹き込んで来ました。いや、かなり冷たいか……。

 

『……っ!?皆さん警戒を、来ます!!』

 

シオンさんが叫んだ方に振り向きます!次のエリアに続く通路側から真っ白な物が直線状に通過し、壁面を一瞬にして巨大な氷の塊を造ってました……。

 

「……構えろ!奴が突っ込んで来たぞ!」

 

咆哮と共に飛翔しながら私に向かって来ます!私はホバリングで上昇しながら竜巻で応戦します!しかし、あまり効いてはいないようです。

 

『随分なご挨拶だね、短気なのは損だよ♪』

 

『マサトさん、油断しないで!あの白いのは……!』

 

なっ……竜巻の中から、あの白いものを放った!?シオンさんの足元に氷の塊が!?

なんて奴だ!私のダイヤ生成より早いか!?

 

『あのブレスは絶対に避けて!恐らく当たったら即死は免れない……!』

 

それはまずいな、私がダイヤの壁を作ったにしても、瞬間凍結で簡単に破壊されてしまうでしょう。こうなれば、全員で凍らされる前に倒すしか……。

 

「俺が援護する、美人さん達は無理しない様に……深追いせずに一撃離脱で構わないから!」

 

「了解!」

 

「初めて見る相手だけど……、久々に腕がなるわ!」

 

「私も二方向から攻め立てます!!」

 

アミラの矢の攻撃を始めとして、一斉に動き出します!クリスさんとエリスさん、カルラさんの3人はフィールドの入り口まで下がります!私も風球のブレスを放って、奴のブレスの軌道をずらしたりと、援護しながらダメージを与える方法を模索して戦ってました。シオンさんも援護に加わろうとした時です!

 

「待ちなさいアンタ達!ソイツこそが口伝に残る伝説の古龍……アンタ達の探してた“イヴェルカーナ”よ!!」

 

はいっ!?カルラさんっ!い、今なんと!?物凄く意味深発言しませんでした!?!?

私とミラルダ達と、唖然としたのは言うまでもなく………………。

 

 




読了ありがとうございます。一体、イヴェルカーナとはどうなってしまうのか、次回をお楽しみに。紅龍騎神でした……♪♪
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