(R15)古龍の私が惚れられました♪♪   作:麗紫 水晶

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ご無沙汰をしておりました。やっと、次話を書き上げれたので更新します。皆さん……私を忘れないでネ♪
では、物語りスタートです♪



忌まわしき古(いにしえ)の記憶……。

 いろんな事が起こり過ぎっ!! おじさん追いつけないっ!失礼しました、皇 雅人《すめらぎ まさと》ことマサトです。

 今、目の前に氷の像と化している恐暴竜君が虫の息で、動くことすら出来ずに居ます。周りの地形もろとも氷結するなんて、見事!としか言えません。敵としてでなかったのが凄く有り難かった……。

あの絶対零度には勝てる気がしません。ミラボレアスのファイヤーブレスもどうかな?と思う程。

マリナさんの私的な用事で、このエリアに来たとの事。でなきゃそうそう来ないですよ、ここにはね……。

来たことを嗅ぎ付けた黒鋼龍がしつこくイビル君を寄越してたそうで、大変迷惑!!だったそうです。

そりゃね、強引に勧誘すれば誰だって一歩下がりますわな。特に女性ならば……って古龍ですけど、雌ならば当然かな?雄でも、しつこ過ぎるのはちょっと……。

 て、事でまずはマリナさん達に付いて行き、エリア9からエリア3へと移動する事に。

 

『それにしても、あの黒鋼龍は……まだ私の事を諦めていませんのね……。さすがにもう我慢なりませんわ……!』

 

 え、マリナさん何処に!?まさか、アイツの所に行くつもりか……。

 

『ちょっと待って!マリナさん、あの黒鋼龍の居場所を知ってるのかい!?』

 

 私はマリナさんを慌てて引き止めます、そして居場所を確認したいと思いました……。私が……私が行かなければ……アイツを止めないと…………。

 

『知っているも何も、彼が来いと言ったのですわ……(俺の考えに賛同するならば来い、陸珊瑚の台地で待つ……)とね……。』

 

 なんだって!?一体仲間を募って何をする気だ……。まさか、和の国に居た“怨虎竜マガイマガド”と同じような考えじゃ………だとしたら止めないと……。

 

『……マリナさん、彼は僕が止める……止めなきゃいけない……。』

 

「マ、マサト……。」

 

ミラルダ達も心配してくれてます、ありがとう♪でも、なんとしても私が止めないといけない気がするんだ。なんとしても……。

 

『アナタは……奴の目的を知っていますの?奴の狙いは恐らくアナタの方ですわ……それを分かっていて、行くと言うの?』

 

その通りですよ、奴の狙いは私で間違いないでしょう。はっきり言って、勝てる自信なんてありません。どれだけ痛い思いをするのかと思うと、精神的ダメージが大きいことも否定しません。怖いと思う事は今までもいくらでもありましたから……。でも、それは私一人でならの話……今は私を慕ってくれている、3人の女性が居る……贅沢で申し訳ないが誰も離したくない!まして、和の国にいるあの女の子達や国の人達と会えなくなるなど、もっての他だ!人々も、モンスターも守りたい!!

私は自然と、3人の女性をそれぞれ見つめていました……。

 

『彼のやろうとしている事は間違っている……人と龍は、争う必要なんて無いんだ。少なくとも私は信じてるよ……「人と龍は共に歩める」とね……。』

 

わ!な、なんだ、地震か!?きゅ、急に地面が……。

 

「な、何が……!?」

 

「地震!?」

 

『いえ、この揺れは……。』

 

ぜ、全員がその場から動けない!な!?足元がっ!?

全員がそっくり巨大な黒い穴の中へと吸い込まれていきます!身体がゆうことを、き…か…な…い……………。

 

………………………………………。

 

そこに白き龍が居ました。上から見下ろす下の様子は非情なまでの惨劇………。

それは、人と言う生き物が自然の摂理を無理矢理ねじ曲げた禁忌の技術……竜を殺し、その骸を用いて竜に似せた龍殺しの兵器……。

それに激怒した龍達が、人に罰を与える為にと戦いを始めた……。

でも、高度な知識を持つ白龍が故に、滅ぼすことが解決となるのか……他の選択肢は無かったのか……と自問自答を繰り返している……。

その後も、その惨劇の光景を見ました……。

私は竜大戦という過去の噺があるとは転生前ですが聞いたことはありました。歴史上の設定として……。でも、詳しく見たのは私もこれが初めてです……。

 

「……人間は……こんな過去を持っていたと言うの?」

 

『……これは……こんな事が……私は、もう少しで過ちを犯す所でしたのね……。』

 

「何処の歴史書にも、こんな事なんか記されてないわ……隠された過去……忌むべき過ちと言う事ね、これは……!」

 

全員が、その光景に息を飲んで見ているしかありませんでした……誰も何も言えず……その恐ろしい光景を見ている事しか出来なかった……。やはり、2度とこんな惨劇を繰り返してはいけない!なんとしても奴を止めないと、全てが滅んでしまう……。

 

すると、その光景が急に無くなり真っ暗な闇に包まれました……何も見えず……何も聞こえず……すると突然、目の前に姿が縦に半分だけの女性が現れたんです……。

赤い髪のショートヘアで全体に赤と黒基調の防具で、口元はニヤリとしてましたが眼は鋭く殺意と憎悪が籠ってました……。

 

「やっと……やっと……見付けた……アランの……敵……。」

 

えっ!?敵!?何それ?あ、あの……恨まれる覚えが無いんですが……!?

って、しかもアランて誰でしょう!?

そして、一体君は誰なんだ?私が敵だなんてどういう事だ!教えてくれ!

 

「待っていろ………必ず……お前を……狩ってやる……必ず………。」

 

そう言い残し、その女性は暗闇に消えて行きます。

 

ま、待ってくれ!一体君は誰なんだ!おいっ!待て!待ってくれぇっ!!…………。

 

『ハッッ!?』

 

そこで私は初めて気が付き目が覚めました。周りを見ると、私の顔に寄り添う3人の女性が……。ミラルダ達が心配そうにこちらを見ていました。

良かった……私は、生きてミラルダ達に逢えたんだ。ホッとして、改めて目を瞑ります。安心したせいか、涙がポロリ……。

 

「マサト……泣いてるの?」

 

『え、う、うん。3人が可愛いから嬉しくてさ………』

 

「え!?……もう!」

 

「驚かせないでよ、全く……クスッ。」

 

「でも、嬉しいです♪♪」

 

絶対にこの幸せだけは譲れない!こうしてお互いに共存の道を進むことも可能なのだから……。

必ずこの幸せは守ってみせる!!

 でもあれは何だったんだろう……。あの女性のハンターは、私を狩りに来ると……半分しか見えなかったけど姿がリアルすぎるし……。

 そして、アランの敵!?……………………一体誰でしょう!?その人とは会った事がありません。いや、私の転生前に会った事があるとか……。

 

(いや、その人間には会った事は無い……。)

 

 わあっ!!突然ビックリするでしょ!!って久しぶりだね、1つになってから話してないね?

 クシャルダオラ自身です。今は1つになったんで、会話は出来なくなってるものと思ってました。

 

(久しいな……と言ってもいつも一緒だがな……。)

 

 ごもっとも。で、どう思う?こうして私が来てからは全くあったことが無いし、人的被害を与えた事は無いと思うけど。

 

(我はハンターと戦った事は少なからずあるが……だが、その中にアランと言うハンターが居たかどうかは分かりえぬ事……。)

 

 う~ん、本当に私の事なのか……勘違いなのか……はたまた、本当に私を狩りに来るのか……。

 

(誤解ならばそれを解くしかあるまい、事実を確かめてだが……。)

 

 まあね、話せる相手だと良いんだけど……。

 

(来れば分かる……。)

 

 だね、それ以上は考えても埒が明かないね。いやあ久々に声が聞けて新鮮だったよ。

 

(我もな……だが、そいつが来た時は教えてくれ……、ではな。)

 

 あ、ああ、分かった相談する!

 …………………………何か気になる事があるのかそう言い残して話は終わりました……。まだ、しばらくはハッキリするまで私の中にしまっておこう、あの夢は私しか見ていないようだし……。

 

 気付くと、”古代竜人”さんやら”溟龍ネロミェールのスレイン”さんやらが来ていたようで私達が目覚めた時には既に居なくなってました。会ってみたかったけどまたその内会えるでしょ。

 シオンさんに何かを伝えたようで、私には分かりませんでしたが……でも、凄く大事な事にも思えて……。

 

 全員が目覚めて改めて一度アステラへと戻ったんですが、でも待ち構えていたのはそんな事すら忘れるかのような事実が……。

 

「……レクスが、陸珊瑚の台地で消息を絶った。」

 

『……ッ……!?』

 

 彼女が明らかに動揺してます。一緒に戦った仲だからか、そのショックは大きいようで彼女が向きを変えて向かおうとしてます!これはマズイ……。

 

『シオン!?何処へ……!?』

 

『……レクスは……彼は死んでない……きっと生きてます!……でないと私がッ!!』

 

 今にも飛び立ちそうです!私は慌ててそれを止めました!

 

『心配で焦る気持ちも分かる!だけどその疲れた身体でアイツに襲われれば間違いなく倒されて無事じゃ済まなくなる!』

 

『私はどうなっても良い!!彼が……彼が居なきゃ……うっ!?』

 

 ホバリングで飛びかけていた所をボウガンの弾が命中し、失速してそのまま地面に気を失うように眠ってしまいました。

 

「……やれやれだぜ、あの大人しいシオンがこうも焦るなんてなぁ……。」

 

 エイデンさんのヘヴィボウガン……睡眠弾レベル2との事で、強制的に眠らせた状態です。

 

『ありがとうございます、助かりました……。』

 

「ね、ねえ、レクスさんとシオンちゃんの間に何かあったの!?」

 

 ミラルダも気になってクリスさんに問いかけてました。

 

「いえ、私にはさっぱり……2人の仲は普通に良いですし、特別に何かあったという事は……一度も……。」

 

「そ、そう?」

 

 クリスさんにも分からないシオンさんの様子……。何故そこまで彼に拘るのか、分からずにいる私達でありました…………………………………………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 




読了ありがとうございます。心の広い相方に深謝しつつ、次の物語りを執筆しております。相方の作品、私の作品共々にヨロシクお願い致します!
ではまた次話にてお会い出来る事を切に願って。紅龍騎神でした……♪♪
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