では、6話目スタートです!
すみません。お邪魔します。クシャルダオラこと皇 雅人《すめらぎ まさと》です。転生したら古龍ってありがちですか?彼女が出来たのはありがちですか?
ミラルダと言う上位の女性ハンターなんですが。彼女は素直で素敵な女性で、ホットドリンク3本で私は好かれてしまったんですよ。
どうしましょう?いや、どうにもならないですけど。私には彼女が必要なんです。愛しい人……きゃっ!………。失礼しました。
それで今回、筆頭リーダーさんからの直接の頼まれ事を解決しようと私達。和の国に向かう準備をしておりました。
こんがり肉に生肉、こんがり肉にこんがり肉………。ってどんだけこんがり肉好きですか!
ミラルダさん、他に持って行くもの無いんですか?あ、いや、ホットドリンクにクーラードリンクも分かりますけど。他にも色々と道具が………。OKです………。思った私が馬鹿でした……。
「ね、向こうに着いたら温泉に入ろうね。そ、その………一緒に………。」
は、は、は、はい!?い、い、今、なんて!?意味深発言されました?ドキドキドキ…………。し、心臓が破裂しそう………。な、なんて大胆なんでしょ!オジサン一発KO!
言った本人も顔を赤面させてうつ向いてます。純情さが物凄く可愛い。私は顔を近づけて、彼女の頬に触れていました。彼女も頬擦りしてくれます。幸せのひととき………。
「準備の方はどうかな?ん!?」
筆頭リーダーさんが、いらっしゃいました。私達も慌てて離れましたが恥ずかしさは拭いきれず……。
「じゅ、準備OKです。」
「了解した。地図を渡しておくので、迷わないようにな。健闘を祈っている。よろしく頼む。」
リーダーが地図を渡してくれました。よし、何とかこれで方向音痴な私も着けそうです。私は肩を下げて彼女を乗せ、ホバリングをします。ある程度の高さまで上昇し、リーダーに手を振って飛翔しました。リーダーも手を上げて返事をしてくれます。
「ん!?なんだこの大きな気配は……。」
私達にはその時気付きませんでした。リーダーには気配を感じたようです。周りを見渡し、注視しますが見当たりません。
「む……、気配が消えた!?」
姿を現すことなく、その大きな気配は消え去りました。後々私達に関係してくるとは思いもよらず…………。
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雲の上を飛翔している私たちは意気揚々と地図通りに進んでいました。和の国に向かって。
「私達に止められるかな?」
私も頷いてみるものの、未知のモンスターです。強そうなのは名前からしても分かります。しかし、対峙してみない事には対策しようもありません。里の人達に少しでも情報を貰って、考えねばなりませんね。さてさてどんな場所なのか。温泉はあるのか、一緒に入る事が出来るのか………ご、ごほん!失礼。
だけど、私が転生したのと同じタイミングで百竜夜行とは……。何かの暗示でしょうか?それともたまたま?偶然?逆にそうであって欲しいと願う私………。
と、思っていたらお腹が減ってきた私です…少し雲の下に下がろうかな。ゆっくりと下降して行きます。雲の絨毯をくぐり、雲の下に出ます。お、ちょうど陸地が見えます。やや!?なんでしょうあれは?よく見ると、アブトノスの群れが怒涛の如く走っており、その前を走るドスマッカオ!?
あ~~~!!よくよく見ればあの時助けた親子が先頭切ってる!驚きました。随分と逞しくなっちゃって。ドスマッカオも逃げ出すってどんだけですか?もう少ししたらアブトノスの団体に下敷きにされますよあれ。ほら、言わんこっちゃない。沢山踏みつけられて、気絶しちゃった。ご苦労さまでした、合掌……。
でも、あの親子元気そうなので安心しました。また襲われて、どちらかが食べられたらと思うと切なくなります。ただ逞しくなっていたのは想定外でしたが。
私達は低空飛行で、親子の上を通過して行きます。周りのアブトノス達は、驚いて慌てて四方に散らばりましたが、親子には分かったようで立ち上がって喜んでいるようでした。私達も手を振って、返事を返し上昇していきます。下を見直すと、あの親子の周りにアブトノス達が集まって来てます。私達の事をなんて言っているかは分かりませんが、くしゃみが出ないので悪口までは言われてなさそうです。また会うときまで元気でね………。
私達は高めの岩山の上に降り立ちました。まあ、余程でない限り邪魔はされない場所だと思いますが。
(お腹減りませんか?)
地面に文字を書くと彼女も分かってくれました。
「そうだね、休憩しよ!」
彼女も背中から降りて、私に寄りかかるように座りました。彼女の温もり………心地良い………。
まだ生肉チャレンジしきれてなく、こんがり肉好きの古龍も珍しいと筆頭ガンナーのお姉さんにも言われましたが、元人間でしたので生肉……。慣れてません。急を要するときは否が応でも食べる時が来るのでしょうが。いずれはチャレンジ……。毎回同じことですが。ははは、切ない……。
彼女が焼いてくれるこんがり肉もジューシーで美味しいんですよ。どうやって肉汁を中に抑え込んでいるのか分かりませんが。
うん、美味しかった。地面にも同じことを書くと頬を赤くして喜んでくれてました。可愛いです。
ン!?あれは?飛竜種ですが、体躯や翼に黄緑色が入っている、トサカの角があって尻尾も棘がある……。
こんな所にも来ますかライゼクスさん。彼女を守らねば危ないですね。
(お前たち、うまそうな物を食ってるな。)
お、肉に気を取られてる?なら、その方がありがたいですね。彼女に被害が及ばなければ良きです。
(肉の事か?何なら分けてやろうか?)
(いいのか?)
(いいよ。ほら!)
私は生肉の方を咥えて上に放り投げました。素早く動いてナイスキャッチ!さすがです。
(ありがとな。そうだ、お前たちこの先に向かうのか?)
ライゼクスが顔を向けた方向は確かに私たちの行く方向です。
(そうだが?)
(なら、気をつけな。これから先は嵐になるぞ。俺の雷がピリピリしてる……。天候が変わる予兆だ。)
なるほど。そんな予測も出来るんですか。感心してしまいました。
(すまない。気を付けるよ。)
(肉をくれた礼だ。じゃあな。)
ライゼクスは90°に方向を変えて飛び去って行きました。彼女も警戒はしていましたが、生肉を渡した事で話が通じていると私の傍で様子を見ていました。
私がライゼクスから聞いた、天気情報を地面に書くと驚いたようでした。ライゼクスがそんな感覚があるなど思ってなかったでしょう。私もですが……。
「どうしよう?どこか雨宿り出来る場所を探す?」
そうですね。私だけならともかく、彼女が居るので無理は出来ない。1度何処か場所を見つけて待機するしかないでしょう。私は頷ずいて彼女を背に乗せ、飛び立ちました。
和の国までは今しばらく距離があります。手分けして上空から良さそうな場所を探します。しかし、こういう時ってなかなか見つからない。で、全く気にしていない時に、あ~こんな所にあった……となる事がしばしば。
しかし、そうも言ってられません。分厚い雨雲が徐々に大きくなってこちらに向かってきます。いや、こっちが向かっているのか?少々、雷も見え隠れしています。まずいです、非常にまずい。このままでは、嵐に巻き込まれてしまう。ですが、4つの目を凝らして探しているのにいい場所が見当たらない!どこかないか、どこか……。
あ~、とうとう雨が降り出しました。しかも少し強めで。降水量が多いというやつです。風邪をひかせる訳にもいかない……。どうすれば……。どんどん雨が強くなってきました。うおっ!!あっぶなあ。稲光が横を通り過ぎました。彼女に当たらなかったのは幸い。このままでは危険ですね、稲光が私を狙ってます。
どこか避難しなければ……。む、あそこは……。
丁度いい岩穴があります。あそこで雨宿り出来そうです。私は方向転換をしてその岩穴へ向かいます。先客が居なければいいが……。そこも気にしつつ降り立ちました。意識を集中しますが、気配は感じられません。そう奥まである訳でもないようです。彼女が降りて、松明を点けてくれました。周りはほんとに大きな洞穴です。ほんの数メートルなんですけど、奥深く続く長い穴ではなく、私がちょっと奥目に入って丁度と言ったところでしょうか。何とか嵐は凌げると安堵した次第。
中央付近に彼女が焚き火を組みました。私も焚き火を囲むようにしゃがみ、彼女は私に寄りかかるように座りました。嵐はまだ収まりそうになく、雷雨が轟いてます。収まるまでは、ここで待機しようと彼女と話し、一晩野宿をする事に。
食事をして、楽しく会話が弾み、私には嬉しい限り。女性とこんなに楽しく話す事が出来るなんて、一生の内にあるかないか。こんなときであっても貴重なんです私には。
さすがに彼女も疲れたようで欠伸を始めたので、寝る事にしました。
焚き火が消えないように木々を追加し、私も片方の翼を広げてドーム状の形に上を囲って、簡易テントに。彼女もそれを見て感心していました。オジサン照れます。で、彼女も安心して寝息をたてていました。私も顎を地面につけて、休みます。深い眠りに落ちていきました。私も疲れていたんでしょう、次に目が覚めた時には大変な事になっているとも知らずに…………。
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ん!?なんだこの匂いは。焼け焦げたような焦げ臭い匂っ!?!?
目が覚めて首を持ち上げると、嵐は去って天気は良くなりましたが、遠目のところの森から煙が上がってます!燃え方が凄い。しかも、燃え移っている方向に村が見えます!
このままだと村が1つ地図から無くなってしまう。村人達も………。
彼女も異変に気付いて目を覚ましました。状況が飲み込めたのか、私に振り向き頷いて合図をしてきます。私も同意見と頷くと、彼女をサッと背中に乗せ、岩穴から飛び出します!そして、向かうは山火事が襲いかかろうとしている村の前。
間に合ってくれ!と願いつつ、猛スピードで飛翔するのでした………………。(バルファルクじゃないけどね。)
読了ありがとうございます。モンスターハンターRIZEが来年に、となって嬉しい限りで。プロモーションVTRしか見てないので、独断と偏見が飛び交うと思いますが、ヨロシクお願いいたします。では、次話にてお会いできる事を切に願って……。紅龍騎神でした……♪♪