(R15)古龍の私が惚れられました♪♪   作:麗紫 水晶

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 すいません。こそ~っと更新してもいいですか?ダメ?いや、更新がちょっと長引いたもので……。更新しちゃいますので、よろしくお願いします。
 では、8話目スタートです!!



和の国にて。

失礼いたします。クシャルダオラこと皇 雅人《すめらぎ まさと》です。転生したら古龍になり。彼女も出来て、七不思議に認定されてもおかしくないほど私自身がビックリで。周りから見れば変わった人に見られるかもしれませんが、私にとっては最愛の人………、い、言っちゃった………。恥ずかしい~!

 そんな1人とワタクシ1頭のお話でございます。

 

 こっちの世界に来てから人ではなくなったものの、その見返りになるのか全く彼女のかの字もない程に女性とお付き合いする事が遠縁……。いや、まず無かった私。そんな私がいきなりお付き合いしてくれる女性が現れた!?しかも美人!わたし好みのいい女……。失礼いたしました。そんな嬉しくなるほどに素晴らしい彼女に惚れられて、こうして一緒に過ごせる安住の地を求めて旅をしている所なんです。

 

 今回、筆頭リーダーからの直の依頼という事で和の国を守って欲しいと頼まれて、温泉付き!の誘惑にも負けてやってきた次第で。

 和の国の端の方にある村を何とか助け、将軍様が案内をしてくれてます。ってか、ミラルダは分かりますけど私って大丈夫なんですか?仮にも古龍ですよ?まあ、国を破壊するわけではないですけど。しても良い事ないし。

 ただ、いくら将軍様がついてるとは言え驚かれるでしょうね。でも、先の村の子供たちは大丈夫でしたね。

 可愛い子供たちです、たくましい。私なんかよりしっかりしてる……。で、色々考えながら歩いて行くと見えてきました。石や岩を使った門構えに石畳の階段。その先には大きな煉瓦屋根の五重の塔が……。その周りを同じ瓦屋根の家々が立ち並ぶ、ところどころに竹も生えている、お店も沢山並んだ活気のある城下町と言うべきでしょうか。その城下町の周りにいくつかの村があり、町に近い村と離れた先程の村とあったりします。でも、私たちはここから試練でしょうね。必ずしも全ての人々が受け入れてくれるとは限りません。

「ここで待っていてもらえるか?」

 

城下町の入り口で、将軍様が話を通して来るので、待っていてほしいと言ってきました。勿論強引に入って行くわけにはいかないので、返事をして待つことにします。清々しく晴れ渡る空のもと、彼女と待つことにしました。門には二人の門番がいて、私の事をもの珍しそうに話をしています。まぁ、当然そうなりますよね。ハンターと仲良しモンスターが尋ねて来たのですから。う~ん、将軍が城下町に入ってからしばらくたちますが、戻って来る感じがありません。中々にモンスター迄とは想定外でしょうね。気持ちは分からなくもないですが。

すると、それこそ将軍様が向かって行った方角から二人ほどやって来ます。ほぼ同じ服装で、飾りも似ています。黒髪のロングヘアも一緒で、姉妹なのか双子なのか分かりませんが、可愛いお二人さんが気難しそうな顔をして歩いて来ます。

んんん!?ま、まさかその後ろを付いてくる3人の男性ハンターは?

 

「え、えぇ!あれって………。」

 

さすがに彼女も分かったようです。でもなんでこんな所まで同じなんでしょ、奇遇過ぎませんか?

っと、それより私達より先に来ている事も気になりますけどね。

 

「あなた方ですか?父の助っ人と言うのは。」

 

巫女さんのように可愛いお嬢さんの一人が話しかけてきました。ですが、口調はとても単調で良い感じの話し口調ではないです。

 

「は、はい。そうですが?」

 

ミラルダも返事を返しながら、その雰囲気に驚いていました。

 

「父の無礼をお許し下さい。父が個人的に頼んだ様ですが、私どもはギルドを通して依頼しております。そして、3人のハンター様が派遣されました。ですので、折角お越しいただいたのですがお引き取り下さい。ここは私どもで百竜夜行を止めますので。」

 

あらら、薄々分かってはいましたがリアルに言われるとさすがにね。更に後ろの3人もほくそ笑んでるし。

参りましたね。私はどのみち中には入れないのでかまってませんが、彼女が城下町に入れないのはいただけない。なにもそこまで言わなくても……。

 

「それにいくら筆頭リーダー様の直に依頼があるにせよ、クエスト登録されている方々を呼んでまで助けていただこうとは思いません。私どもで食い止めますので、お引き取りを。」

 

う~ん、随分と嫌われたもんですねぇ。彼女も困ってしまいました。私もですが……。

 

「あー!ハンターのお姉ちゃんと龍さんだ~~!」

 

おおぅ!先の村の女の子じゃないですか、親御さんも一緒で。どうもどうも。私の鱗を大事に抱き締めてくれていた子です。ほんとにこの子が立派なハンターになるなんて……。ま、それはずっと先のお話しですが。私は顔を地面まで下げて女の子の目線に合わせました。ウィンクしてあげるとニコッと微笑んでくれます。

 

「龍さん、やっぱり優しい。」

 

私の顔を優しく撫でてくれる純粋な子……。

それを見て驚いているのは、2人のお嬢さんと、後ろの3人組。あ~あ、とうとうまとめて扱いにしちゃった。この3人、良いとこ取りだよね、なんでこんなに縁があるのかさっぱりですが。

 

「あ、危ないですよ!離れなさい!」

 

 事情を分かってないようで心配で声を掛けたようです。

 

「え、どうして!?お友達だし、村を助けてくれたんだよ。他の男の子も助けてくれた!遊んでもくれたし、凄く良い龍さんだよ。どうしてダメなの!?」

 

 驚いた顔をしてます。子供は素直です。私も子供は嫌いじゃないし、遊んであげて良かった。

 

「たっ!たっ!大変だ~~~!」

 

 門番が知らせに来た兵士から事情を聴いて大声を上げていました。

 

「どうしたのです!」

 

「は、はい!!隣の村にモンスターが出現!!騒ぎが起きていると通報が!!」

 

「な、なんですって!!」

 

 先の村ではなく、隣の村に……。先の村で見かけたモンスターでしょうか?もしそうだとしたら、追跡するべきだったか……。しかし、確認しなくてはそのモンスターかどうか分かりませんね。と言って、ここに正式なハンターさん達が3人いらっしゃるし……。

 んん!?あ、ちょ、ちょっと待って!どこ行くの!こら!女の子が急に走り出しました。親も止めますが、間に合いません!追いかけるしかない!

 

「あ、あの子はどこに向かったんですか!」

 

 さすがミラルダさん当然ですよね。私も直接会話が出来ればいいのですが……。

 

「隣村です!」

 

 お嬢さんのもう一人が答えてくれました。ならば余計に大変じゃないですか。ここは行かなければ!

 ミラルダさんの肩を軽くつついて、肩を降ろして乗るように促します。彼女も分かってすぐさま私の背に飛び乗ります。

 

「お待ちなさい!ここは、私達で向かいます!こ、こら!待ちなさい!!」

 

 お嬢さんが何を叫ぼうとも行きますよ。しかも、関係が無いと言われたんだからこっちは独断で動くまで。何を言われる筋合いはありません。幼い命が危ないというのに何にこだわっているのか私には分からない。逆に良かったです。言葉が喋れたとしたら怒鳴り散らしてます。でも、そんな余裕はありません。すぐに向かうとしましょう。ホバリングなどとせずに一気に飛翔していました。こんなふうに飛べたんだ!?と自分でも思いつつ、隣村まで急いだのです……。

 

 

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 

 

 まさに隣村はモンスターの襲撃にパニックを起こしていました。逃げ惑う村の人々、統率も取れていなく村長も動揺していて誘導すら出来ていません。村の端の方にある民家も何件か壊されていました。ゲーム上でもこんな事は聞いたことがありません。確かにシュレイド城は滅ぼされたという伝説があるのは知っていますが、何が目的なのか……。

 む、見えました!村が荒らされてます。折角の畑や民家が荒らされて、被害が出ています。止めなければ!しかし村の中です。でもやむ負えないのか……。それもありますが、あの子は一体どこに……。私も上空から必死に目を凝らします。いたっ!逃げ惑う村人たちの間をくぐって、逆行して走っていく子が!

 マズイ!その方向はまさにモンスターが迫っている場所。一体どこに……ん!?その先に居るのは同じ年齢位の女の子!取り残されて泣きながらうずくまっています。その子を助ける気ですか!ミラルダも気付いたようです。

 

「私は村人を誘導します!あなたはあの子たちを!!」

 

 そう叫んで、高さをものともせず飛び降りていきました。ホントに素敵な女性です。改めて惚れ惚れします。

 と、浸ってる場合じゃない!間に合うか……!私は急降下でその子たちの所に……。

 

「亜紀ちゃん!!」

 

「さ、紗矢ちゃん!!」

 

 その蹲っていた女の子…亜紀ちゃんを庇うように両手を広げて息を切らしながらも仁王立ちでモンスターを見据えます……。紗矢ちゃんて言うんだね。名前を聞いてなかったので、今知りましたがオジサンが君達を守るぞ!!

 

 その紗矢ちゃんたちの目の前に余裕の顔で上から目線で見下ろしているのは大型1頭と小型2頭、マッカオやギアノス、ランポスの様に群れるのが好きなようで、2足歩行に顔は細く狐のような耳はウサギの耳か?尻尾は太めで長め……。背中に体毛があり、赤い目をしている……。初めて見るモンスターです。小型は若干の違いはありますが似ています。相対するのも初めてなので、どんな攻撃をしてくるか予想がつきませんが身体を張って守らなければ!

 その大型の方がその子たちの目の前で威嚇の咆哮を上げます。目を瞑りそうになりながらも必死に堪えている。

 突然3頭とも体躯を前中回転させて尻尾を鞭の様にしならせ上から振り下ろしてきました!リオレイアやリオレウスの尻尾の下からのサマーソルトの逆バージョン!その勢いのついたしなって来る尻尾が子供たちに襲い掛かります!さすがに紗矢ちゃんも目を閉じるっ!!

 

 ”バシーーーーーンッ!!!”

 

 激しく叩きつけられる音が響きます!ミラルダも誘導しながらその様子を見ていたようで。

 私は翼を広げて力を込めて盾のように固くし、その子の前で地面に突き立て攻撃を凌ぐことが出来ました!間に合った!!相手のモンスター達も突然の私の出現で驚いてます。更に攻撃を防がれた事で、インパクトが強かったようで。

 思い切り目を閉じていた紗矢ちゃんが攻撃を受けないのでゆっくりと目を開けると目の前に巨大な鋼鉄の盾が……。急にこっちを振り向き、パッと明るい顔が。

 

「龍~~さ~~ん!!」

 

 ほいよ~~!助けに来たよ~~!ウィンクすると嬉しそうに微笑んでいました。オジサンちょっと安心。でも、相手がまだ居る以上気は抜けません。後ろを見ると、ミラルダが誘導をある程度してこちらに向かってきます。子供たちを頼めそうですね。紗矢ちゃんもそれが分かってか、亜紀ちゃんの手を引いてミラルダの方へと走っていきます。亜紀ちゃんが私と紗矢ちゃんの仲良さに驚いていましたが、今はそれを説明している時ではありません。その場から少し離れたところまで避難します。それを見届けて改めて相手のモンスターに振り返りました。

 

(いったい何者だ!何故人間の味方をする!)

 

 大型の1頭が話しかけてきました。勿論竜語なので人が理解できる言語ではありません。ま、私も喋ると竜語なので人には通じませんけどね。

 

(ハンターにならいざ知らず、村人や子供たちまで手……いや、尻尾にかけようとはいただけないな。)

 

 翼を戻しながら返事を返していました。

 

(何者だと聞いている!!)

 

(いや、名乗れるほど有名じゃないんでね。古龍である事は間違いないんだけど。)

 

(フン!どちらにしても人間に味方するなど我らからすれば敵も同じ。大人しく去るか、それとも……。)

 

(う~ん、私としてはあんた達に帰ってもらう方が良いんだけどなぁ。)

 

(それは無理な注文だな。ならば黙らせるまで!)

 

 大型の1頭が再度戦いの咆哮を上げます!しかし、そのモーションに移るなと予測していた私は翼を畳んだ状態で、ノーモーションで突進!そのモンスターの目の前で翼を水平に広げながら横を通り過ぎます!不意を突かれたので反応が遅れ、見事私の翼に両後ろ足を引っ掛けられ空中で1回転してひっくり返ります!小型のモンスターも同じです。まとめて脚を引っ掛けたので同じようにひっくり返ってます。私は4本の脚で地面を蹴ってブレーキをかけ、反転して同じアタックを仕掛けていきます。やっと起き上がったところに同じ攻撃を喰らい、又もや空中で1回転。3頭とももがいていました。そして、村側を背にして仁王立ちになり、彼らを睨みつけます。次の攻撃が出来るよう、体勢を作りながら……。

 

「む、あれは鎌鼬竜”オサイズチ”!!」

 

 お、将軍様が来てくれましたか。”オサイズチ”というんですかこのモンスター。道理で初めてなわけだ。

 あら、お嬢さん達や3人組も来ましたか。戦いを見て驚いてますね。

 

(くっ!!一旦、引き上げだ!!)

 

 起き上がったオサイズチと手下は分が悪いと悟ったのでしょう、撤収していきました。まあ、将軍様やハンターが集まった事で多勢に無勢といったところでしょうか。一応撃退出来たんですよね?追い払ったんですよね?はぁ~~~緊張した~~~!!気が抜けて伏せの状態でその場に座り込んでました。ワールドの方じゃ縄張り等々で張り合ったり喧嘩したりしてるのはよく見かけましたが、私自身が直接その経験をするとは思いもよらなんだ……。

 いや~~ドキドキした。勝てなかったらどうなるんだろうとハラハラしつつ。

 

「龍~~さ~~ん!!」

 

 おお!紗矢ちゃんにそれと亜紀ちゃん。ミラルダさんも。良かった怪我はなさそうだし、笑顔が戻ってます。その顔が見られることが何より嬉しい。

 

「龍さん強~い!恰好良かったよ~~!」

 

 い、いやぁ~~、オジサン照れる~~、こんな力の抜けた龍にそう言われると恥ずかしい~~!でもちょぴっと嬉しい。

 

「この大バカ者がっ!!」

 

 おっと、私もミラルダも子供たちも驚いて声のする方へと振り向きました。将軍様がお嬢さん二人を叱りつけている。どうしましたか?

 

「お前たちは民の事を何だと思っている!こうして野菜や果物が満足に食べられるのは誰のお陰か!命より優先する物がどこにある!命を守らずに何が将軍家か!」

 

 お嬢さん2人もがっかりしちゃってます。将軍様の言う事ももっとも。私が言葉で怒鳴らなかった分、将軍様が代弁してくれているようで。でも、お嬢さん2人の気持ちも分かる気もして……。私って甘い!?

 私はミラルダにそのぐらいでと声を掛けてもらおうと、地面に文字を書きました。あ、この子達見てる……。もしかして字の読み書き出来るとか?

 

「りゅ、龍さん、字が書けるの!?」

 

 あちゃ~、バレちゃった。オジサン失敗。そうだよね~この子達が傍にいるのにすっかり心許してたよ~。でもまぁいいか、いずれはどこかでバレる事。遅かれ早かれ分かる事でしょうし。はは、やっぱりそこに反応する将軍様は凄い。

 

「い、今なんと言ったか?」

 

「うん、龍さんがここに字を書いてるの。」

 

 急ぎ足で、傍まで寄って来て地面をくいるように見ています。やがて顔を上げて私の顔を見て、ミラルダの方に振り向きました。

 

「ミラルダ殿、これは……。」

 

「は、はい。彼は人の言葉を理解しております。喋る事は出来ませんが、こうして字を書く事で私たちは会話をしているのです。そのお陰で私も助けられているのです。」

 

「な、なんと!」

 

 そりゃ、全員驚きますよね。竜語だけならともかく人語を理解しているなどと今までにない発見。でも私いつも言うようですが、転生しているので昔の事は分かりません。それこそ脱皮する前はどうしていたのか見当もつきません。ただ、今現在はこうして彼女が出来て一緒に旅が出来て危険だけど楽しい毎日……。こうして生きてます。

 ゆっくりとしかし確実に全員私を見つめている……きゃっ♪……失礼しました。

 

「ならば今までの行動も合点がいきますぞ。あなた方が仲が良い事も。こうして人々を助けてくれることも。」

 

 い、いや、そんな大層な事はしてませんて。人や子供が襲われるのを見ていられなかっただけです……。ま、まずは村も甚大な被害にならずに済んで良かった。あれだけ逃げ惑っていた村人が最小限のケガ人だけで済んだのもミラルダのお陰でしょうか。後は、村の再生は村の人や将軍様にお任せしてお暇しましょうかね。

 

(ミラルダさん、行きましょう。私達はよそ者なので……。)

 

 そう地面に文字を書くとミラルダさんは頷きましたが、将軍様は慌ててます。

 

「ま、待ってくれ!ワシはそなたたちを部外者にした覚えはない。それに娘たちが何を言ったかは分からんが、依頼しているのはこのワシだ。先の村を助けてもらった恩もあるし、今も子供たちや村人を手早く非難させ、救ってくれた。その功労を見越しての事。どうか、50年前の悲劇を繰り返さぬ為にも尽力願いたい!お願いできぬだろうか?頼む!!」

 

 い、いや、頭を上げてもらえます?将軍様が土下座など、そんな事をさせるような身分でもないですし。

 

「わ、分かりました。手伝いますので、顔を上げてください。」

 

 彼女も同じ気持ちだったようで、ここまでされてはこっちにもそれ以上の理由がありません。何も城下町でなくとも近くに居れば飛んで助けに行けるでしょうし。百竜夜行を阻止するまで、居ましょうかね。そうだ、紗矢ちゃんの村で待機すれば相手が動き出せばいち早く分かるでしょうし。それ、いいかもしれない。

 

(紗矢ちゃんの村で待機しませんか?その方が全体を見て警戒する事も出来るし、対応も早くなる。どうですか?)

 

「やった~~!!龍さん来るの?」

 

 紗矢ちゃん文字を見て大喜び。ミラルダさんも分かってくれたようです。

 

「将軍様。私達は紗矢ちゃんの居る村で待機します。その方が私達も動きやすいですし、連絡をもらえればすぐにでも駆け付けます。よろしいでしょうか?」

 

「あなた方がそういう事ならばそうしよう。ならば、こちらから出向いて村の方で食事会をしようではないか♪」

 

 ほう!食事会ですか、良いですね。城下町に入れなかった手前、ミラルダさんが不憫に思えたりしたのでありがたいです。

 

(分かりました。よろしくお願いします。)

 

 私も地面に書いて返事していました。ミラルダさんも安心したようです。

 

(紗矢ちゃんともう一人の子も連れて行きたいんだけどいいかな?)

 

 そう文字を書くと更に紗矢ちゃんの顔が明るくなります。

 

「亜紀ちゃん!!一緒に連れてってくれるって!一緒に行こ!!」

 

「で、でも……。」

 

 そうだよね、不安になるよね。よし、オジサンが乗っけて連れてってあげる。2人の前に顔を降ろし、ウィンクしてあげます。すると、亜紀ちゃんも安心したのか顔が明るくなりました。オジサンも一安心。

 

(背中に乗せて行ってあげる。)

 

「ほ、ホントに!!」

 

「凄いね!乗せてくれるんだ!」

 

 勿論!!私は肩を降ろして、子供たちが登りやすいような体勢になります。ミラルダさんの方を見ると良い笑顔で微笑んでくれました。ほんっとに素敵な女性です……。そして、ミラルダさんも乗せてゆっくりと村に向かって歩き出します。夕方にまた会おうと将軍様が戻って行きました。紗矢ちゃんの親御さんは荷物を納めてから戻ると言うので先に私達は歩いて話をしながら、村へと向かうのでした…………。でもいつになったら温泉に入れるんだろう…………。ま、後で聞いてみますか。なるようになれです。   では。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




 読了ありがとうございます。気に入ってくれた方々、評価をくれた方々、読んでくれている方々に感謝申し上げます。ってまだ完結じゃないですからね!引き続きのご愛読の程よろしくお願いいたします。
 では、次話にてお会い出来ることを切に願って……。紅龍騎神でした……♪♪
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