ガンダムビルドダイバーズ 踏み出したスタートライン 作:プリン製造工場
「ひっさしぶりに来ましたわね」
「ひさしぶりに来ましたわねじゃないよ馬鹿」
感情深く神崎…新たなダイバー名『パトリシア』は金髪の長い髪を手でなびかせながら呟いた…その直後に椎名…ダイバー名『ゼロストロング』にスパン!と頭を引っ叩かられた。
GBNのアカウントは第一次有志連合戦終了後に消した為こうして新しいアカウントを作ったのだが、アバターの外見設定に凝りに凝った為一時間ほど待たせてしまったのである…余談だがパトリシアを待っている間に、所謂迷惑ダイバーに絡まれたがフォース『アダムの林檎』のハイランカーであるマギーが助けてくれ、あまつさえパトリシアがログインする迄一緒に居てくれたのだ。
「ちょっとぉ貴女お友達を1時間も待たせる何て酷いじゃない!」
「ゲッ…マギーじゃないですの何でゼロストと一緒にいるんですの?」
パトリシアに詰め寄りながら軽めの注意するマギーに渋い顔をしながらそう言う、パトリシア自体マギーの事は嫌いでは無く好きな分類である…がこの様な時のマギーは別だったりする。
「あら?貴女と会った事あったかしら?確か初心者よね?」
「私ですわよマギー『アリシア』ですわ戻って来ましたわよ」
そう言えば教えてなかったですわねっと言うとガバッとマギーが抱きついて来た余りの唐突な事に驚きながらパトリシアは抗議しようとするが…マギーの表情を見てやめた。
「ひさしぶりね‼︎会いたかったわよぉ!」
感極まって泣きそうになっているマギーを取り敢えず引き剥がしながらゼロストも混ぜマギーがGBNの事を簡単に説明してくれた、そしてミッションを受けれる場所まで移動した所で何かを思い出した様にマギーが声を上げた。
「そうだったわ!パトリシアちゃんにゼロストロングちゃんお願いがあるのよ」
「名前長いんでゼロストで大丈夫です、お願いって言われてもお嬢はともかく私ここに来て数時間の赤ちゃんですし…」
「まぁマギーの事ですしそこまで変な話じゃないと思いますわよ?聞くだけ聞くのも悪くはないと思いますわよ?」
「お嬢がそう言う事なら…」
「勿論聞くだけでも大丈夫よ、お願いって言うのはゼロストちゃん達がログインする前に会った初心者ちゃん達と戦って欲しいのよ、何でもチュートリアルミッションで慣れたから同じ初心者同士と闘いたいらしのよね」
対人が出来るゲームならすぐに対人がしたいと言うプレーヤーも結構な人数が居たりするので可笑しな話でも無いだろうし、それにその初心者も恐らくはマギーに助けて貰ったついでにお願いしたのだろうとパトリシアは考えゼロストの方を見る、渋い顔をしながら考えていたがやっぱりまだ対人戦はキツいだろう…申し訳ないが断ろうと口を開こうとしたその時だった。
「マギーさん私それやりたいです」
「ゼロスト…大丈夫ですの?無理しなくていいのですのよ」
「大丈夫…あの動画見て私またGBNをガンプラバトルをやりたいって思ったの……だから大丈夫、それに何かあってもお嬢が助けてくれるんでしょ?」
にへっと頬を緩ませパトリシアの方に向け微笑むゼロストにそんな顔しながら言われたら断れないですわねっと呟きついでに頬に手を伸ばしクニュっとこねくり回しながらマギーに向け声を投げかけた。
「まぁそう言う訳ですわマギー私達は大丈夫ですわよ」
「良かったわぁ!あっ対戦相手なんだけど」
「マギーさんこの二人が俺達の対戦相手っすか‼︎」
「あら?今呼ぼうと思ったのに速いわね」
マギーが言葉を言い終わる前に若い男の声で遮られた、其処には三人の男女が立っていた。