ガンダムビルドダイバーズ 踏み出したスタートライン   作:プリン製造工場

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第6話 出戻りお嬢様ですわ!

カタパルトから射出され目に飛び込んで来たのはまるで現実世界と同じ様な世界が其処にあった、ゼロストには過去にも見た事があるこの景色だがそれでも充分言葉を失う位魅力的な景色ではあった、パトリシアの本来白い部分を黄色に青い部分を水色に塗装したHi-νガンダムの手を握りながらパトリシアと隣に来たアタリメから操作方法を受けていた、テッシュとミハイルは既に目的の場所に居るらしく、せっかちだよなぁと言うアタリメの言葉に同意しながら二人は笑いあった。

 

「取り敢えずそのレイダーガンダムには変形出来るのでやって見ると良いですわ、先程教えた通りにやって見ると良いですわ」

 

パトリシアはそう言いながらレイダーガンダムの手をそっと離す、直ぐにゼロストは辿々しく変形を完了させた、それを見てパトリシアとアタリメの称賛を嬉しそうに頬を緩ませ背中にHi-νガンダムを乗せアタリメのZプラス・ハードライダーと共に先に向かったテッシュ達が待つ場所まで急いだ。

 

 

 

「さて……と!漸く戦えるな!」

 

到着すれば早速戦おうぜとばかりにテッシュのドズル専用殺人機動型ザクは肩に大型ヒートホークを担ぎいつでも戦える様にしていた、レイダーガンダムにはトランスフェイズ装甲が搭載されている為、ザクバズーカやザクマシンガン等の実弾武装を外していた、対峙する様にゼロストの黄色と黒の缶酎ハイカラーに塗装したレイダーがMS形態に移行し着地した。

 

 

「私とアタリメさんが教えた通りにやれば何とかなりますわ」

 

「まぁ…やって見るけど」

 

「心配しなくていいですわよ、負けても悔しいだけですわ」

 

心配そうに呟きながら過去…紫のオーラを纏った複数のガンプラにパトリシア共々嬲られた事を思い出し吐きそうになるのを何とか抑える、そうだこれはタダのバトルで負けても悔しいだけで済む…そう言い聞かせながら、ミョルニルを頭上で勢いよく振り回す。

 

「やる気満々だな!てことは開始の合図とかいらねぇよな!行くぜぇ‼︎」

 

「…ッ!」

 

ゴゥ!とドズル専用殺人機動型ザク…大型ヒートホークを大上段で構えた機動型ザクは全てのスラスターを蒸しゼロストに向かって突撃していった、名前の通り殺人的な速度を誇る機動型ザクは大型ヒートホークを振り下ろす…咄嗟にスラスターで後ろに引き後退した為テッシュの攻撃で真っ二つにならずに済んだ事を喜びながら、衝撃で舞った土煙目掛け頭上で回しているミョルニルを叩き付けながら超高初速防盾砲に搭載している2連装52mmを連射する。

 

「やった……?」

 

「いいや!まだだね‼︎やるじゃねぇか次は俺の番だぁ‼︎」

 

土煙を払う様に真正面から左腕がもげ頭部も半分吹き飛ばされた機動型ザクとテッシュは尚も諦めずせめて一太刀入れようと吶喊した、その気迫に押されゼロストは小さく悲鳴を上げるが直ぐに歯を食いしばりながら、ミョルニルを引き戻しながらレイダーガンダムを機動型ザク目掛け突っ込ませた。

 

あの動画を見てGBNをやる勇気を持て今この様にガンプラバトルが出来ている、あの時とは違う悪意のある一方的な蹂躙ではなくガンプラが好きでGBNが好きな人とのバトル…パトリシア……神崎…ガンプラバトルってこんなに面白いんだねと内心感謝をする、ありがとう此処に連れてきてくれて。

 

ガキンと言う音と共にミョルニルが引き戻されそのまま既に目の前にいる機動型ザクのコックピットを殴り付けそのまま射出しダメ押しに砕こうとする。

 

勝った‼︎

 

この叫びは果たして誰の言葉だったのか…射出されたミョルニルがコックピットを砕くのと大型ヒートホークが頭頂部から真っ二つにしたのはほぼ同時だった。

 

 

 

 

「いやー良いバトルでしたわよお二人共GGですわ」

 

「じっジジイ?」

 

「GG…グッドゲームって事さ、にしても相討ちとは見せてくれるじゃねぇかよ!酒が進んだなぁパトリシアさん」

 

「えぇ久しぶりに旨い酒が飲めましたわ」

 

「このアル中共め」

 

ゼロストとテッシュがメインロビーに叩き戻されたのを見つけ、観戦してた三人はそう言った、あの二人ちゃっかり酒飲みやがってっと言うゼロストの睨みを無視しながらパトリシアは目の前まで行き、その後ろではミハイルがアタリメにバトルしろとズイズイと詰め寄っていた。

 

「どうでした初めてのガンプラバトルはGBNはまだやれます?」

 

 

 

あの後アタリメ達はミハイルにごねられ、またタイマンするらしくフレンド申請と再戦の約束をしたのちディメンションに向かって行った。

やる事のない二人はそのままログアウトし、神崎がνガンダムHWS購入した後赤い夕陽を見ながら歩いていた。

如何やら椎名はまだGBNをやる様だった、神崎にはそれがとても嬉しく何よりあの時嬉しそうにしていた椎名を見れた事だった。

 

「椎名椎名」

 

「どしたお嬢?」

 

嬉しそうにしながら此方の顔を見る神崎を不思議な顔をして見つめる椎名。

 

「今日は私と椎名のGBN復帰祝いで高い酒飲みましょう」

 

良いねと椎名は笑いつられる様に神崎も笑いながら帰路に着いた…漸く二人はスタート地点に立てたのかもしれない。

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