ガンダムビルドダイバーズ 踏み出したスタートライン 作:プリン製造工場
勢いよく飛び出したミョルニルを頭部に受け粉々に粉砕されよろめくリーオーに52mmによる追撃で仕留め、背後からビームサーベルを抜いて迫って来ていたリーオの斬撃を盾で防ぎながら口のツォーンで頭部ごとコックピットを消し飛ばす。
そんなゼロストを見ながらパトリシアは随分と上達しましたわねと内心呟きながら此方に接近してきたリーオが握っているサーベルの腕ごと斬り落としシールドでコックピットを突き刺しそのまま落下しながら爆散して行った。
空中に《MISSION COMPLETE》の文字が浮かぶ。
「お嬢ーもうちょっと難しいミッションやろう」
ミッションが終わり休憩がけら寄ったカフェの中でパフェを突きながらそう言ったゼロストにパトリシアはキョトンとした顔をする、テッシュとのバトルの後二人で順当にミッションをこなしていたのだが、どうやら対人戦の後だと簡単なミッションだと物足りなくなってきたようだ。
パトリシア自体マスダイバーに復讐する為にはガンプラを組み上げてチュートリアルミッションを粗方やった後からほぼヴォルガに生息していた為ゼロストに丁度いいミッションと言うのが残念な事に分からない…がこう言う背伸びしたくなる初心者プレイヤーは大体やって来たミッションで苦戦した事が無いと言うのが定説で、つまる所苦戦して刺激のあるバトルがしたいのである。
だがいきなりゼロストに古巣の
このモードは各ガンダムシリーズの大規模戦闘を舞台にその戦闘に参加出て来ていて各陣営のNPDとダイバー50VS50の合計100人によるモードである、とは言え一部例外があり鉄血やOOには100人による協力モードがある……それに関しては夥しいほどのプルーマとMAの迎撃やELSの迎撃等鬼畜な物だったりする。
「これですわ!」
結局ストゼロのパフェを全部食べ睨まれながらパトリシアはこれを見せる…店員に追加のパフェを頼んだ後それを見た後目を輝かせる。
「私のパフェ全部食べた事に関してはこれで許してあげる」
「やっぱりゼロストは優しいですわね…どうします?今からやります?」
「んー私作りたいガンプラがあるからそれ作り終わってからで良い?」
届いたパフェを一口食べながらそう答えた、もう少し別のガンプラに乗りたいとう気持ちがゼロストには少なからずあった、レイダー自身良い機体で火力も申し分無いが……大規模戦に行くならそれよりも火力があるガンプラが欲しいと思ったからだ。
「勿論大丈夫ですわよ、私もHiνの改造したいですし」
「改造?あのガンプラじゃ駄目なの?」
ゼロストの記憶の中ではガンプラの製作はしてたが改造らしき事は全くしてないかった。
「あー…二年前位に作りかけてたガンプラがあってそれをやりたいのですわ…HiνにNTDとフルサイコフレームを付けたガンプラですわ!」
まだマスダイバーが跋扈してた時にパトリシアがウォータシップダウンの後続機としてHiνガンダムをベースにユニコーンのフルサイコフレームやF91のM.E.P.E.やファンネルラックを撤廃しV2ガンダムのミノフスキー・ドライヴを取り付けたガンプラを製作していた…のだがHiνにフルサイコフレームの取り付けの為フルスクラッチを余儀なくされ、ほぼ完成した頃には第一次有志連合戦が始まった為そのまま放置されていたのだ、GBNもまたやり始めてるしどうせならっと完成させようと考えていたのだった。
「何か強そうだね」
「絶対強いですわよ!」
自信満々にそう応えるパトリシアに見ながらパフェの最後の一口を放り込んだ。
「まさかそれを買うとは思わなかったですわ」
意外な顔をしながら神崎は椎名の手に持っているガンプラの束を見る、恐らく本命であろう『ブラウカラミティ』の他『カラミティガンダム』『レイダーガンダム』『フォビドゥンガンダム』が束の中にあった。
「それにしてもブラウカラミティだなんてまた随分マイナーMS選びましたわね、そのレイダーガンダムの部品を使って改造しますの?」
「マイナーなのこれ?レイダーだけじゃないよ、カラミティそしてフォビドゥンの良い所を寄せ集めて改造するの…名付けて『カクテル・ガンダム』‼︎」
恐らくドヤ顔をしているのだろうが生憎ガンプラが邪魔してそれが見えない、神崎は椎名の背中を押しながら無理矢理レジに押し付ける。
「それにしてもゼロストロングにしてもカクテル・ガンダムにしても酒由来の名前しか思い付かないのですかね?」
そう言ったが満更でもない表情をしていた。