万象黙示録を壊す歌   作:秋月玲

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第14話

「知り合いか?」

 

 

「以前、この街にあるカジノでディーラー兼用心棒をしていました。しかし、トラブルも多く解雇されています。そこからは消息不明でしたが」

 

 

キャロルの問いにレイアから目を逸らさず答えるファラ。

 

 

「人の過去を派手にベラベラと!」

 

 

コインを飛ばして来るが、キャロルの展開する障壁の前に全て弾かれる。

 

 

「以前は一緒に自衛隊に所属していた身。そんなあなたと戦うのは気が引けるので、大人しく通してくれると助かりますが?」

 

 

 

「ワタシに主を売れと言うか。そんな安い女ではない」

 

 

レイアとファラのやりとりを黙って見つめていたキャロルが動く。

 

 

「ならば、わたしが主となってやろう。わたしにはやらなければならない命題がある。父親から託された命題が」

 

 

キャロルの言葉にオレも含めた全員が驚く。キャロルがそんなことを言うなんて思っていなかったからだ。

 

 

「そこまでして生きる目的。それがお前にはあるのだろう?」

 

 

「ワタシには親はいない。だから、その命題とやらがどれほど大切かはわからない。だからその提案を受け入れることは地味に難しい」

 

 

キャロルの提案を断るレイア。それほどまでにここの主に尽くす理由があるのだろうか? 噂ほどの人物ではないのだろうか?

 

 

そんな中、爆発音が鳴り響く。レイアの真後ろから。

 

 

「危ない」

 

 

咄嗟に吹き飛んできたレイアを受け止める。他の皆はキャロルの展開する障壁のおかげで、無事なようだ。

 

 

「いつまで遊んでいるつもりだ? そんな連中くらいさっさと処分してしまわんか。なんのためにお前を用心棒として雇っていると思う」

 

 

体型も丸く、豪華な衣装やアクセサリーを身につけ、いかにもな貴族と言った格好の中年男性がそう吐き捨てる。

 

 

「こいつがここの館の主か。とんだ小物だな」

 

 

キャロルの言葉に苛ついたのか、その貴族は睨みつけている。

 

 

「わからないなら、教えてやる。こいつとわたしでは実力差がありすぎる。それをわかっていながらもこいつは、お前への忠誠を選んだ。それがどれほど勇気のいる決断か。やはりこいつの主にお前はもったいない」

 

 

キャロルは再びレイアに向き合うと言葉を続ける。

 

 

「父親から託された命題はあくまで、わたしの命題だ。お前はお前の命題を見つければいい。目的がないなら見つかるまで、一緒に探してやる。だから、わたしと共に来い」

 

 

そう言って差し出したキャロルの手を今度は、レイアは拒否せず握り返す。

 

 

「派手に言ってくれる。地獄の果てでもついて行ってみせよう」

 

 

レイアの答えに微笑むキャロル。







オートスコアラーたちは全員出す予定です。オートスコアラー以外で出してほしいキャラなどいますか?

  • 装者が誰も出ないなんて嫌だ
  • フィーネとキャロルの対決を見てみたい
  • 統制局長は出るよね
  • いらないからキャロルの出番を増やして
  • その他(オリキャラ等)
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