わたしは目の前の敵。先史文明の巫女を相手に手を抜くつもりはなく、四大元素(アリストテレス)の力をぶつけた。しかし、この巫女の前に突如現れた完全聖遺物によってそれは弾かれる。
「チッ。厄介なモノを」
現れた完全聖遺物、ネフシュタンの鎧を見て呟く。わたしは早くこいつを倒して、ヒカルたちの手伝いに向かわなければならないのにだ。
「錬金術をそこまで扱える者がいるとは驚きだが、私には届かん」
ネフシュタンの鎧には傷1つなく、こいつが厄介なことは間違いない。多少なりとも傷をつけられると思っていたが、想像以上に硬い代物らしい。
「私とて、遊んでいる暇はない」
ネフシュタンの鎧が巫女の体に装着される。
「完全聖遺物を纏うか」
これでこの巫女に攻撃を与えることが難しくなったことを思い知る。
「私は永遠を生きる巫女フィーネなのだ」
肩についている鞭のようなモノを飛ばしてくるが、これはなんとか障壁を展開させて防ぐ。しかし、一撃がとても重いことがわかり、このままではマズいとわかる。
「なにか手はないのか」
「私を相手によそ見とは」
いつの間にかわたしの後ろにいたフィーネの蹴りをまともにくらう。扉を壊し、家の中にまで吹き飛ばされた。幸い体はまだ動く。
「それにしても」
廊下を挟んで両方に扉がある。やつが来る前にどちらかに入ってみるか?
「チッ! 鍵がかかっているか」
当然のように開くことはなかった。
「逃げられるとでも思うたか?」
言葉と同時にあの鞭が再び襲ってくる。わたしはあえて障壁を展開せず、その鞭をくらう。衝撃で吹き飛ばされたわたしは上手く扉を壊し中へと転がることに成功した。
「やはり思った通りだ。ここは聖遺物を保管する部屋か」
辺りを見渡せば、聖遺物やその欠片と思われるものがゴロゴロしている。ゆっくり観察したいところだが、目的のモノ『ダウルダブラ』を探すが、見当たらない。
「ここではなかったのか?」
そこへフィーネの足音が聞こえる。もう時間がないようだ。聖遺物ならとりあえずファーストローブとして纏えるはずだろう。そう判断したわたしは1番近場にあった完全聖遺物を手に取る。
「この槍はアレか? こんなものまであるとは」
フィーネが来る前にこの部屋から飛び出す。そして手にした槍を掲げる。
「ここからが本番だ。行くぞ。『ガングニール』のファーストローブ」
ガングニールがわたしの体を覆う。その姿にフィーネも驚いているようだ。完全聖遺物同士。これでわたしが負ける道理はない。
そろそろこの物語も佳境になってきました。三部はF.I.Sでの話になります。そこでヒロインは誰だと読みたいですか?時系列はヒロインで変わる予定
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月読調一択に決まってる
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マリア姉さんに春が訪れてもいいじゃない
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囚われ中の393
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デース
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あえてのフィーネ