万象黙示録を壊す歌   作:秋月玲

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アンケートはこの作品が完結まで募集する予定です。
完結まで後3〜5話くらいの予定です


第23話

「ガリィ! ファラ! レイア! ミカ!」

 

 

「ヒカル!!!」

 

 

キャロルの叫び声が聞こえ、オレは安堵する。無事だったんだと。

 

 

「あの女とやり合って生きているとは驚いた。まぁもう俺と戦う力はなさそうだが」

 

 

ツキカゲの言葉でキャロルの方を向く。そこで驚愕してしまう。目、鼻、口と体中から血を流すキャロルの姿に。

 

 

「キャロル………」

 

 

オレは自身に苛立ちを覚える。キャロルもガリィたちも生きてはいる。しかし、満身創痍なのは見て取れるし、なによりそうなってしまったのは、オレが決断を鈍らせているからだ。

 

 

「答えろ! お前たちはこんな奴1人に負けるのか!?」

 

 

キャロルの言葉に応えるようにガリィたちが立ち上がる。立つのが精一杯の体を無理矢理に。

 

 

「迷ってる暇なんてないんだ。わかっていたけど、ようやく決心がついた」

 

 

オレが左手の痣に触れようとしたときだ。オレの行動に気付いたのか、ツキカゲが手に持つ槍をオレに向けて突き刺してくる。

 

 

「このまま大人しく死んでいろ!」

 

 

咄嗟のことにオレは全く反応出来ずにいた。このまま貫かれて終わる。そう思っているがそれを防ぐようにオレとツキカゲの間にミカが立つ。当然オレの代わりにミカはツキカゲの槍で貫かれていた。

 

 

「どうして?」

 

 

「今はあの少女がアタシの主人なんだゾ。だったら主人が大切な人を守るのは当たり前なんだゾ」

 

 

ミカは言葉と同時に大量の血を吐き出す。貫かれた胸からも血が流れている。元々の大怪我もあって、その姿は早く治療しないと手遅れになると嫌でもわかってしまう。

 

 

「待ってろ。すぐに医者に連れて行くから!」

 

 

「アタシはいいんだゾ。ほんの少しでも自分のために生きれて、満足なんだゾ。みんなともっと色々してみたかったけど、これでいいんだゾ」

 

 

そう言って笑顔を見せるミカにかける言葉が見当たらない。

 

 

「ワタシも派手に行こうか。心配はいらない1人では行かせはしない」

 

 

レイアが隙をついてツキカゲにコインを飛ばす。

 

 

「甘いな」

 

 

ミカから引き抜いた槍を回転させ、コインを簡単に弾く。

 

 

「甘いのはそちらもでは?」

 

 

ツキカゲの背後からファラが剣を突き刺そうと襲いかかる。

 

 

「想定内だ」

 

 

槍を後方に振り下ろし、ファラの体が肩から裂ける。そのままレイアにも突き刺す。

 

 

「わたくしたちの役目はここまで」

 

 

「後は派手に頼む」

 

 

笑顔のまま地に倒れる2人。そして残る1人、ガリィが上空から降りてくる。両手に水を纏い。

 

 

「ガリィちゃんにお任せ」

 

 

ツキカゲへ大量の水を落ち下ろすが、飛んで避けるとガリィの腹部を切り裂いた。







そろそろこの物語も佳境になってきました。三部はF.I.Sでの話になります。そこでヒロインは誰だと読みたいですか?時系列はヒロインで変わる予定

  • 月読調一択に決まってる
  • マリア姉さんに春が訪れてもいいじゃない
  • 囚われ中の393
  • デース
  • あえてのフィーネ
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